この価格は!『山の富豪の資本主義』
たまたま目に止まった本の案内。これから出る本である。5月15日発行とある。
なんか、タイトルからそそる(笑)。
で、序章はこんな具合の目次。
序 章 近代日本の林業と鉱業
はじめに ―― 山の資源利用と近代日本
1 林業地の形成と展開
2 近代日本の主要林業家
3 近代日本の主要鉱業家
4 主要林業家・主要鉱業家の経営展開事例
5 本書の構成
土倉家が出てくるかどうかは別として、林業資本が明治以降の日本の近代化に果たした役割という点で気になる。実は、私も明治時代のGDP:GNPと林業の生産額から当時の日本にとっての林業経済力を知ろうとしたことがあったのだが、調べきれなかった。そもそも統計として当時の国内総生産額が出ているのかどうかもわからない。林業も農業と一緒になって8割を超えていた、という数字は見つけたのだが。
ただ、この本の目次を追うと、その後は鉱山や汽船、ガス、水力発電などの事業も取り上げている。森林経営だけに絞った財産ではなく、山からの資産を広く経済界の事業に広げた例を取り上げているらしい。全国の林業資本家の中では、吉野では永田家が取り上げられている模様。最近、永田文書が注目されているからね。
もしかしたら永年の私の疑問というか、林業が日本経済に果たした役割を読み解けるのではないか。
ぜひ資料としてほしい本……と思って予約しようかとクリックしかけたのだが、価格を見ると…… (@_@)
こ、これは、なんということでしょう。いやはや(泣)。
内容を確認しないと決断できないよ。。。。。と、そっと手をマウスから離す(笑)。
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