大阪万博の木質パビリオン
「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というサイトに、大阪万博の海外パビリオンで木造およびそれに近いものを紹介していた。
こうして見ると、そこそこ木造が多かったことを感じる。(実はプレジデントオンラインにも、最初そうした記事を書くつもりが、大屋根リングの後始末記事になったのだった。)
そこで私も、気になったパビリオンの素材を。
アラブ首長国連邦。これつくっているのはナツメヤシの茎だ。ナツメヤシは実だけでなく、葉も茎も全部使える!という展示で、面白かった。一方でIT産業の発達も示していたが、こういう展示はいいね。
マレーシア館。こちらは竹で外装している。竹、竹、竹の展示なのである。竹の巨大インスタレーションも面白かった。
マレーシアは、そんなに竹を強調するような国ではない。もちろん竹林はあるのだが、熱帯雨林の国である。それに今や情報産業の発達がすごい。日本より進んでいる面もあるのに、あえて竹なのである(笑)。私はマレーシアにも思い入れがあるので、中に漂うマレー料理の匂いで、「またマレーシアに行くぞ!」と決意したほどであった。やっぱりボルネオかな。
こんな展示というか、各国の主張を知るのは、万博本来の意義だろう。残念ながら、そうではないパビリオンも多かったのだが……。
« 交尾中?のモンキチョウ | トップページ | 那覇の書店、そして新聞 »
「木製品・木造建築」カテゴリの記事
- ベトナムの林業はエネルギー産業か(2025.07.01)
- 杭はいつ、どこから腐る?(2025.06.30)
- 万博リングの行く末(2025.06.24)
- 「昔ながらの樽丸づくり」展(2025.06.21)
- 大阪万博の木質パビリオン(2025.06.16)
コメント