テレビ出演 の裏側
先日、テレビに出演した。と言ってもZoomであり、まだ放送されていないから内容は言えない。ただ、愚痴を言いたくなった(笑)。
私は、テレビなど放送系の出演はそんなに好きではない。書く方が本分だと思っているし、放送というのは多くの人が絡むので、それぞれの意向が混ざり合って私の思いが届きにくいと思っている。
最近はスタジオに呼んでくれることはめっきり減って、たいていZoomなどのオンライン出演になった。おそらく経費削減の影響なんだろう。しかし、このオンライン出演も基本的に嫌いだ。スタジオでみんなで話している中に割り込んで話すのはストレスが大きいし、現場感覚がつかめないから。
ただ出演そのものでは、ほとんど緊張しない。なんだろう、放送を舐めているのだろうな(笑)。だから、さほど苦ではない。依頼されて内容に大きな異論がなければ出ることにしている。
そんな状況なのだが、今回はげっそりしたのだよ。
何がって、台本があるのだ。台本の内容は事前に打ち合わせて、不満はあっても譲れるところまで押し戻したからヨシとするのだが、Zoom出演で台本通り発言しなければならない。それがどうにも苦痛。内容に間違いはなくても自分の声ではなくなる。
最初は、なるべく話し言葉にかみ砕いて、抑揚もつけていたのだが、そうすると、私の体が揺れるそうだ。Zoomだと、カメラからの距離が変わると、画面が途切れることがあるから困るのだという。さらに視線が動くのも困るらしい。アチコチ見ながら話せば視線は動くが、するとテレビ画面から語りかけているようにならないという。最初に台本の位置を固定して、そこから視線をずらすな、というわけである。おかげで何度も何度もやり直させられる。
しかも、収録時に台本の前後の発言はないのだ。それは後に(プロが語るのを)収録して合わせるという。つまり私のセリフとされた部分だけを発言する。さらに時間内に納めないといけない。その場で思いついたことを付け加えることもできない。
何度もやっているうちに、どんどん棒読みになる。台本の文字を追うだけになる。気持ちなんか、ぜ~んぜん入らない。しかも子供向きの番組だからと、台本の言葉が私の話し言葉とかけ離れている。それらのセリフが何を説明しているのかわからなくなっていく。
私なりに、取り上げる内容を世間に広める役に立てば、という思いで出演をOKしたのだが、もうどうでもよくなった。通常の番組でコメントするのなら、よどみなく話す自信はあるのだが、もはやド素人の棒読みコメントである。
それに事前打ち合わせで、事実と違う内容を伝えることはないようにしたとはいえ、私がキモだと思っている部分については、ほとんど触れられていない。間違いではないけど、本当のことは伝えない番組だ。
今後、台本のある番組、それをそのまま読まされる番組は断ることにするわ。
« 相続山林の賠償責任 | トップページ | アメリカの森林政策と権威主義 »
「取材・執筆・講演」カテゴリの記事
- NHK福岡の番組に出演(2026.01.16)
- Wedge ONLINEに「…火の生態学」書いた裏事情(2026.01.15)
- 週刊プレイボーイにアーバンベア記事(2026.01.08)
- Wedge ONLINE「ハンターは減っている?」書いた裏事情(2025.12.15)
- 料亭の紅葉写真、その裏事情(2025.11.30)































コメント