割り箸新潮流
いきなり割り箸の取材を受けた。
某番組で、割り箸を取り上げることになったというのだが、3、4人のスタッフで調べたところ、割り箸について語っているのは私だけらしいのだ(´_`)。そしてみんなして見つけたのが、この記事。
私が割り箸の本を出版していることも知らずに、Yahoo!ニュースがトバ口になるのだ。
しかし、この記事も2年前だしな。この内容を今に当てても問題ある。というのは、このところ国内の割り箸事情に関しては暗いニュースしかない。廃業や部門閉鎖、トップの死去……海外ではそこそこ評価されてきたのだが、肝心の日本では地盤沈下。
それでもしゃべりましたよ。番組づくりに協力することになりました。割り箸評論家の看板は下ろせない(笑)。
それでも、事前に調べてきたこともあり、私もよく知らないことを説明された。
一つは、北海道に比較的大きな割り箸メーカーがあること。北海道の割り箸会社って、全滅していたと思っていたが……。調べると溝端紙工印刷だった。ここなら知っている。和歌山の会社で箸袋の印刷からスタートして、割り箸づくりまでたどり着いたところだ。私のところに会いに来てくれたこともある。ただ年間3000万膳を生産しているというから、まあまあ大手だ。日本では。
もう一つ。高知に竹割り箸のメーカーがあるということ。あれ、日本の竹割り箸メーカーも全滅したと思っていたが。
こちらは竹製品会社の一部門として割り箸製造に乗りだしたよう。竹虎という。
しかも、この竹箸特有の片方の先が四角くつっついた状態の箸を「双生」という名がついているのだそうだ。これも知らなかったなあ。
そこで私も、割り箸新潮流を紹介する。今の売れ筋は「らんちゅう」であること。割り箸が使い捨てでなくなりつつあること。海外では脱プラの潮流に載ってプラスチックのフォークやナイフより人気であること……。が、興味を示さない(> <;)。
と、ともあれ、ほとんど消えかけていたように見えた割り箸生産も、挑戦する人が現れるのだね。そして新たな動きも出てくる。息をつなげば、いつか花咲くこともある。
さて、どんな番組になりますやら。
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