住宅が建たなくなる日
以前より、住宅着工件数が減少している、今後も続くだろうという警告はなされていたのだが……。
今月の林野庁モクレポ。
改めてグラフで見ると恐ろしいことになっていた。
数字で見ると、新規着工件数は、2021年が85・6万戸、22年86・0万戸、23年82・0万戸、24年79・2万戸。そして今年1~5月は30・6万戸だ。前年比94・2%。単純に考えれば25年の1年間では74・5万戸ぐらいになるか。つまり5年間で10万戸ぐらい減っていく。あと、数十年でゼロになるかもなあ(゜ロ゜)
木造率もよく似た比率で落ち続けている。
そして着工床面積。
こちらも見事に右肩下がり。その傾斜は件数よりきついみたい。それだけ家が小さくなっているのか。
今後は木造の非住宅建設を増やすんだ、と林野庁はせっせとハッパをかけて、モクレポでも「建築物木材利用促進協定」制度を紹介しているが……。
まあ、そんな簡単には増えない。いや、増えたとしても、そもそものパイが大きくない。せいぜい減少速度を少し抑える程度だろう。やっぱり人口減と高齢化が、ズシンと響いているんだなあ、と感じる。木造住宅が今後増えるという要素が見当たらない。言い換えると、木材の利用量は増えない。減る一方だ。どこで底を打つか。近く50万戸を切るのは間違いないだろう。
こんなこと、まるっとお見通しだと思うのだが、根本的な対策も見当たらない。
お手上げ宣言を出したらどうだ。いや、起死回生の策がある。
私の思うに、木材量で測るのではなく、木材取引金額で統計をやればいいと思う。そうすれば木材の使用量が減っても物価高もあって高く売れば膨れる。金額が増えるということは、それに関わる人々の収入も増えるということだ。だから林業関係者が豊かになりました!と自慢できる。実際は取引金額と純益は違うし、建築業者と林業、木材産業も取り分が公平になるとは限らないのだが。
それでも、白書で自慢できたらいいではないか。林業統計の単位を変えれば、なんとなく「林業を成長産業に」できたような気持ちを味わえると思うよ。
また伐る木を減らすことは人手不足の中で助かるし、環境にもよろしい。我ながら明暗、じゃない、名案\(^o^)/。
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