世界の森林関連企業団体ISFC
王子製紙(ホールディングス)がISFCの主導するプロジェクトに加わるというニュースを目にした。
国際的な森林団体とある。ISFC? これ何?
と思って調べてみた。なんでも世界の森林関連企業によって設立された団体「International SustainableForestry Coalition」なのだそうである国際持続的林業連合……? 実は王子製紙だけでなく日本製紙、住友林業、三井物産なども加盟しているらしい。いずれも大面積森林所有起業である。
説明によると「ISFCは、2023年に設立された国際的な団体であり、森林所有者や森林投資事業者など、世界各地の企業17社によって構成されています。加盟企業が管理する森林は、6大陸37か国にわたり、その総面積は約1,600万ヘクタールにのぼります。
この団体は、持続可能な森林管理を基盤としつつ、森林セクターの意見を集約・発信することにより、気候変動、生物多様性の損失、森林面積の減少といった国際的課題への対応を目的としています。さらに、森林の価値の最大化を目指し、自然資本会計基準の整備にも貢献していきます。」
そして王子ホールディングスは、森林や土壌といった経済的な価値を会計に取り入れる「自然資本会計」の基準作りに参加すると発表した。共通の評価基準を確立し、開示する仕組みを作る。自然資本では、森林や土壌、水、生物資源などを含んで会計に反映させる仕組みだ。王子は、24年に国内で保有する森林の経済価値が年間約5500億円に上るとの試算を公表している。
こちらの「自然資本会計」も興味深いのだが、また改めて。もう一つの国際団体「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」もあるから、今後は自然環境を無視して投資を受けられなくなるのだろう。自然資本の価値の見える化が大切なのだ。
いずれにしろ、こうした基準で公開される情報は、投資家らが企業を評価する指標になっているから、無視しては将来的に危ないのである。一方で算定方法が難しいため、評価方法が十分に練られていないとも言われるが……。
結局は大企業ばかりなのだが。……しかし、日本の森林所有者も、こうした情報公開の動きをもっと注目した方がよい。時代後れの化石経営と言われたくなければ、ね。
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