林業公社の「闇」
まさか、アノ話題?の兵庫県知事が、こんなことを言い出すなんて。
斎藤兵庫知事、林業公社の債務整理で特例要望 26都県で債務8000億円超か
【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=資料)は23日、青森市で開催した全国知事会議で多くの自治体で「隠れ借金」になっていることが懸念される林業について、国の森林環境譲与税を投入して公費で運営できるよう林野庁に求めた。加えて、減債管理基金を取り崩して林業公社の債務整理を実施した場合に、実質公債費比率などの財政指標が悪化しないよう特例として扱うことも総務省に要望したいと述べた。
林業公社ほかの「分収造林事業」に関する問題点は、これまで幾度も指摘してきた。
拙文を探すと、2018年の論座に書いている。ただし、web論座はもう店じまいをしており、現在はかろうじて論座アーカイブスに残されているだけである。今後消されることも考えられるので、私の記事をここに張り付けておく。
ほかにも、Yahoo!ニュースにも書いていた。
こちらの記事は、わりと反響があって、アクセスは伸びないけど(^^;)、当の原告や、各地の弁護士からの問い合わせもあった。同じようなケースが全国にあって、裁判も起こされている中、判例が注目されたのだろう。
ここで兵庫県の例にもどると、実質的に破綻状態にあったのは、県の外郭団体「ひょうご農林機構」。分収造林事業の債務整理費用は、試算によると700億円以上だが、それに加えて産業・住宅用地整備事業で2023~38年度に償還が必要な企業債の総額は768億円に上っていたのだ。合わせると1500億円近く。
ひょうご農林機構の債務超過については、金融機関からの借り入れが難しくなった15年3月に、県債管理基金の国債416億円をメガバンクに預け担保にした形で融資を受ける「消費寄託」を実施していた。だが、この手法は「迂回融資」の可能性があり、違法だ。
……ま、そんなこんなで、極めてヤバイ状態にあるのだが、兵庫県は債務を2025年度中に整理し、事業を終了する計画だ。しかし債務処理に、森林環境税を使わせてくれとは……。
同じ問題を抱えている自治体はたくさんあるのだから、むしろ早く処理した方かも。斎藤知事は、「26都県で総額8000億円を超える債務が隠れている」と指摘している。
さあ、ほかの都県(この書き方だと、北海道と大阪、京都は入っていない)の知事はいかなる返答をしたのかな。
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