クズ対策ハンドブック
『新クズ対策ハンドブック』をいただいた。
発行元は、NPO法人緑地雑草科学研究所。気になる方は、リンク先を見てほしい。監修者は、伊藤操子・京大名誉教授。
| ≪目次概要≫ | |||
| 序 章 | 葛がクズになった歴史 | ||
| 第Ⅰ部 クズ対策の基礎知識 | |||
| 第1章 | クズとはどんな植物か | ||
| 第2章 | クズを制御するには | ||
| 第3章 | 有害雑草被害認定の必要性とクズ問題 | ||
| 第Ⅱ部 クズの場面別問題と対策 | |||
| 第4章 | 耕作放棄地のクズと獣害との関係 | ||
| :回避に向けた家畜の放牧 | |||
| 第5章 | 鉄道敷におけるクズ問題の現状と対策 | ||
| 第6章 | 河川におけるクズ問題と対策の現状 | ||
| 第7章 | 道路におけるクズ問題と対策の現状 | ||
| 第8章 | 太陽光発電施設におけるクズ問題と対策の現状 | ||
| 第9章 | クズの雑草化と戦った日本の林業史 | ||
| 資料編 | |||
| クズを適用雑草とする除草剤一覧 | |||
| クズに関わる文献のリスト | |||
クズは、日本在来ながら世界の危険草本の一つとして知られている。日本の野山などで野外活動する際に、クズに触れないことはまずないだろう。それは雑草としてだ。
実は、クズは古来よりクズでんぷんを取り出して食用にするほか,繊維で布や籠などを編むことまで、実に幅広く利用されてきた植物だ。それが近年になって雑草として嫌われるようになる。とくに皆伐後の林業現場では、クズ対策抜きで再造林もむずかしいだろう。対策といっても、もはや除草剤を使うしかないが。
またクズの栄養たっぷりの根を餌とするイノシシなどの獣害にも広がっている。
このハンドブックでは、クズと日本人の歴史もふれてあり、なかなかクズ愛(^^;)に満ちている。
先日のNHKの「サイエンスゼロ」でもクズは取り上げられていた。こちらはクズを利用してバイオマス燃料にする……研究とかが紹介されていたが。もっとクズの遺伝子を使って成長力のある植物を作れたらいいのに、と思ってしまった。
気になる方は、リンク先から手に入れてほしい。
« センスオブワンダー~南大東島の大洞窟で思い出す | トップページ | 山地山林地帯に都市を移そう »
「書評・番組評・反響」カテゴリの記事
- 偏愛博物館の『木組み博物館』(2026.04.04)
- 朝ドラ『風、薫る』の舞台は旧黒羽藩(2026.03.30)
- 『ばけばけ』のヘブン視点(2026.03.27)
- 『本を読めなくなった人たち』から連想する総選挙(2026.02.17)
- マハティールよ(2026.01.25)
































宮脇理論とクズ
岡山県のイオンまわりにも宮脇理論での森林がありますがとくにクズの害はないようです。密植はクズをはいりこませないのでしょうか?
投稿: 岡本哲 | 2025/08/27 18:16
いやあ、単に種子が入っていないからではないですか。宮脇「森づくり」の際に山から土を入れたと思うんですが、その土の中に種子がなかった。
あるいは生え始めの際に手入れで芽吹きが除かれた、からでしょう。
投稿: 田中淳夫 | 2025/08/28 09:37