「箸の日」に知った割り箸統計の誤算
8月4日は箸の日である。単に語呂合わせなんだが……割り箸発祥の地と言える奈良県吉野郡下市町には杉箸神社があって、そこで箸祭りが開かれる。割り箸への感謝をする日である。
そこに私は列席させていただいた。なんと玉串まで奉納し、お焚き上げ(製品にならなかった割り箸の供養)まで行った。
これは感謝感激なのだが、その後現在の割り箸事情を聞いていて、大変な問題を知る。
今の割り箸の需要は、年間140億膳ぐらいとされている。これはコロナ禍で減ったときのものだが、それから回復したとしても150億、160億膳ぐらいじゃないか……と思われた。もちろん大半が輸入品である。しかも、竹箸が増えているという。
大雑把に木の割り箸の輸入は94億膳。それに竹割り箸が44億膳ぐらい。そこに国産割り箸がせいぜい1億膳。全部足したら140億膳に届くかな……というわけだ。
これだけでもショッキングなことだが、さらに重大なことがわかった。実は、隠れた輸入箸があったのだ。
それは竹の一本箸。既に割ってある1本の竹の箸を2本合わせて袋詰めした箸だ。これが増えている。なんと、56億膳ぐらい。

なぜ、これが統計に現れなかったか。実は、一本箸は割り箸に分類されずに「スティック」扱いになる。すると関税が安くなるのだ。
そのため割り箸カテゴリーに大きな差異が出てしまっている。
全部足したら200億膳に達する可能性が高い。さらにプラスチック箸もこの10年で爆発的に普及したから、もしかしたら外食産業の箸は、300億膳ぐらいに達しているかも? というのだ。
関税の差による統計の読み誤り。ちょっと恐ろしいことになる。
まだ資料を精査している最中なので、詳しくは改めて。
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