バイオマス白書2025を読んで考える
バイオマス白書(主にバイオマス発電)が発行された。そのサイト版は、こちら。
毎年出されているが、年々暗くなるような気がする。当初は、まだバイオマス発電への希望も触れていた気がするんだけどなあ。
私も、数多くのバイオマス発電の記事を書いてきたが、暖簾に腕推しではないが、むなしくなる。なんと我が地元生駒市にも完成したのだ。
以前より計画があるのは知っていたが、コロナ禍もあって工事が進んでいる様子は見えなかった。何よりマスコミも市の広報もまったく取り上げなかった。私が情報提供したこともあったのだが、新聞社も動かないのだ。
メガソーラーなどは景観の問題もあって、反対の声が高まっているのだが、バイオマス発電に関してはあまり市民も関心を持たない。
一つは発電所自体は小さく、それほど目立たないこともある。一つ工場が建ったね、ぐらいの感想なのだ。ソーラーや風力のように目に大きく映る代物ではない。その背景に広大な森林が伐られるのだけど。
同時に、環境に悪いイメージが伝わらない。あれが動くためには、年間10万立方メートルの木材を燃やすんだよ、と言ってもわからない。
どれだけはげ山が増えるのか、あるいは海外からの輸入なら海の向こうで何が起きているのか伝わらない。林業とつながることでもあるが、林業そのものに関心を持たれない(-_-;)。
とまあ、私自身の忸怩たる思いもあるが、この白書では、カナダ、ベトナム、そして今度はインドネシアへと広がる木質ペレット問題を取り上げている。
また、国際、故国内の動きも取り上げているので、有り難い。バイオプラスチック利用予想なんてのも出ている。
矢野経済研究所は、2030年のバイオプラスチック国内販売量(国内製造、輸入)は約8万tと予測している(図7)【*41】。大手石油精製メーカー各社が廃食油を原料とするSAF製造プラントを稼働する予定だが、副産物のバイオマスナフサがバイオマスプラスチック市場の成長要因となると指摘している。また同研究所では、木粉、デンプン、セルロース繊維、貝殻、卵殻など、バイオマス由来の原料(バイオマスフィラー)を、カーボンニュートラルやバイオエコノミーへの注目から、日用品や玩具、雑貨類などを中心に、従来使用していたプラスチックに高配合し、化石資源由来プラスチックの使用量を削減するという取り組みが進展しているとしている
どうだかなあ。可能性と実現性の乖離が甚だしい。
ともあれ、じっくり読んで脳内の情報をアップデートしたい。
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