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2025/09/16

Wedge ONLINEに『全国に広がる子どもたちへの「木育」』を書いた裏事情

Wedge ONLINEに『全国に広がる子どもたちへの「木育」、こんな教育で木や森が身近になるのか?』を執筆しました。

※Yahoo!ニュースにも転載されています。

全国に広がる子どもたちへの「木育」、こんな教育で木や森が身近になるのか?

木育、広がっています。タイトルは、なんとなく腐しているように読めるけど……。

実は、もっと問題点を書きたかったのだが、抑えたのでした(⌒ー⌒)。

どうせなら「絶望の木育」としたかった(笑)。まあ、裏取りできたエビデンスがない、自分の感覚だけで腐すのも、というのが筆を抑えた最大の理由だが、木のオモチャで遊ばしておけば木育だろ、という雰囲気は世間に漂っていて、それに対する反発はある。

もちろん木のオモチャで遊ぶこと自体は悪くはない。ただ、大層な効果は見込めないよ、というのが本音だ。プラスチックの遊具でも同じ効果があるかもしれないし、情操の育成にはまったく別の要素が絡むのかもしれない。すでに木育は、言葉だけが踊り、木がなくてもいいレベルなのだ。児童の情操教育の一つのアイテムにすぎない。

いっそ、木育広場の横で「木造住宅展示会」「リフォーム相談会)も開けばよいのかもしれない。児童の保護者はちょうど「自分の家」を欲しがる年代である。そこを狙い撃ちする。木のオモチャ販売コーナーも設けたら、少しは売れる。そうすればビジネス的な効果が見込めるのではなかろうか。

 

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コメント

すみません。コメントするのも申し訳ないんですが、一言。
木育が広がって、いろんな人、団体が参加して、林業界隈では例えば教科にすべき、なんていう考えも出てくるわけですが、教科という教育プラットフォームとして現在の木育が相応しいかというと、そんなこともない。木材利用のため、森林の持続性のため、地域経済のため、そういう目的で進められるほとんどは、子供に向けた願い、または脅しです。子供の力を伸ばす、豊かな心を育む、現代の諸課題を学ぶなど、例えば教科としての性格を持たせたいというなら、木育を林業からもう少し解き放つ必要があります。森林のため、木材のための木育から、子供の学びのための木育に変えていく努力が必要だろうと思います。また、そういう認識が木育実践者に求められていると思っています。

木育を「教科」! 強化ではなくて……。
アホな発想ですね。そんなことをしたら木を嫌いになる子供が増える(笑)。

そもそも林業から入ってきた人たちは、木を好きになって木材が売れたらよいのであるのに対し、児童教育・保育の関係者は子供の情操によければよい(木が売れなくてもよい)。
目的からして相反していますね。

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