世界の国を人工林率で見ると
林野庁は、毎月、「森林・林業・木材産業の現状と課題」を公表している。
それに目を通してみた。基本的な項目と政策を俯瞰するのによろしい。その中でも面白く思ったのは。
各国の森林率は見飽きているが、右側は各国の人工林面積と人工林率で示している。意外と珍しいように思う。
上位の中国、アメリカ、ロシア、カナダといった大陸国家は人工林面積こそ多いが、その広さから比べると驚くほど少ない。ロシアが日本の2倍もない。中国は、近年急伸しているが、人工林面積8470万ヘクタールというのは、日本の8倍程度なのだ。インド、ブラジルといった亜大陸国家も、面積は日本とたいして変わらない。
人工林率では、ドイツとスウェーデンが約50%もある。日本は40・8%。むしろ中国の38・5%に近い。フィンランドが32・9%と意外と低い。
せっかくだからほかの項目も。
今後の林業のあり方だが、ひたすら低コスト化による終始プラス化をめざすらしい。木材価格は変わらない。木材の価値向上による利益拡大という発想はないらしい。木材なんて、加工次第で値段は何倍にも変わるのに。
そして違法木材対策。
まあ、クリーンウッド法だからなあ(´Д`)。どうせなら罰則つけろよ。登録業者が盗伐やっている現状を抑える要素がない。
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日本には1千万haの植林山があると言われますが、地形等を考えるとその内の50%程度しか搬出の採算が合わない気がします。難しいでしょうが、世界の利用可能森林率がわかれば面白いですね。
物価高による林業機械や燃料、油脂の高騰…過酷な保育作業…コストカットしか知らない現場経験のない者が作る目標です。こんな者達が林業政策のトップにいると考えると笑けてしまいます。
奈良県の方が総理大臣になられたら、政策を考える大企業役員や学者が占める◯◯委員会とか…現場重視の総入れ替えにした方が良いでしょう。
投稿: 山のオヤジ | 2025/09/21 23:10
利用可能森林率も、木材の価格が上がれば広がるでしょう。もっとも生産コストも上がってしまうと、減る。石油の採掘可能量と一緒。
だから木材価格を上げることに注力すべきなんだけど、役人にそうした発想はないんでしょうね。ひたすら倹約で財政危機を建て直そうとした、松平定信と一緒。
投稿: 田中淳夫 | 2025/09/22 09:11
松平定信とは旬な人が出てきましたね。
日本の建築が、歩留まりの悪い集成材やCLT…そして既存の建築用材サイズに縛られている以上原木は安く買われ、木材振興が進めど林業振興にならないと思われます。木材生産林から環境林への転換が必要ですが、その作業費をどこで捻出しましょうか(笑)
投稿: 山のオヤジ | 2025/09/22 18:25