「重伝建」地区どうする?どうなる?
奈良県には、重要伝統的建造物群保存地区、いわゆる重伝建地区が3つある。橿原市今井町、宇陀市松山、そして五條市の新町。
実は指定を受けていない古い街並みはほかにも数多くある。時代も江戸時代ばかりでなく、明治、大正、そして昭和30年代まで。ちなみに観光地となった「ならまち」は、奈良時代ではなく江戸時代の街並みだ。
そこで訪れたのは、五條市の五條新町通り。
以前は訪れてもすすけた町だったののが、近年になってレトロな観光地として整備するところが増えた。空き家に若者などが新たな店をオープンしている。歯科医の診療所がチョコレートの店だったり、ゲストハウスになったり、ちょっとお洒落な和食の店にバーだったり。
ただし、なんと水曜日は休日らしい。ほとんどの店が閉じている(> <;)。そりゃ休日は必要だろうが、よりによって訪ねた日とは。
電柱が目立つが、和服姿の女性が歩くと様になる。
それでも木造の町家を見学するのは楽しい。路地も多くて、迷路のようになっているからカタッバシから歩いてみた。
写真の餅屋も、看板が映えるので人気スポットだったが、閉店した。そこに入った人が開いた店は、プリンなどのカフェなのだが、驚いたことに無人。全部自分で金を払って飲み物やプリンを取り出して食べる。これでも食い逃げはそう出ないらしい。この手があったか。これなら人手は最低限だ。休日もあまりいらない。
もしかしたら食い逃げ被害もあるかもしれないが、個人で開店していたら体が持たない。人を雇ったら、その人件費で破綻する。そうした損害も折り込み済みで無人カフェなのかもしれない。「食い逃げされてもバイトは雇うな」とかいうタイトルの本もあったな。
もっとも、私は、男一人で無人の店内でプリンを食べてもなあ、と遠慮してしまった。
「まちや館」は、明治の政治家の実家を開放したもので見学できるが、そこに残された蔵がトイレに改造されていた。細心の便器と蔵だった名残の天井の太い梁がミスマッチ(^^;)。
今後、重伝建をどうするのか大変だろうな。奈良は重伝建が多すぎる(笑)。お洒落に変えて観光客が来るようになっても、それでやって行ける店は「ならまち」ぐらいではないか。むしろ副業、小商い気分で趣味の店増やすのがよいのかもしれない。
全国の重伝建がどうなっていくのか気になるところである。
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