首相指名投票の楽しみ方
マーフィーの法則ではないが、「予想した中でもっとも望まない結果が現実となる」。首相指名投票結果を見て、そう感じた(笑)。
ただ高市早苗氏が日本のトップになるのは世界の潮流から見れば必然だろう。右傾化と女性リーダーという流れから。私は右翼思想はそれなりに理解するのだが、ネトウヨには生理的嫌悪感を抱く。だが、世界はネトウヨ化を進行させている。さすが、マーフィー。
おかげでニュースも見たくなくなる。デジタルデトックスするか。
それでも、私が首相指名投票の中で注目したのは、二つのこと。
まず参議院では「チームみらい」の安野貴博氏が2票だったこと。チームみらいの議員は一人しかいないのに……。どうやら無所属の泉房穂氏が安野氏に入れたようだ。なかなか面白い選択なので、ここだけ楽しめた。
もう一つは、同じ参議院の決選投票で、参政党が高市候補に入れなかったこと。日本保守党系は入れていた。高市側からは参政党に投票をお願いしたとの報道だったが、与しなかったということか。
参政党は高市氏の主張に近いと言われているが、私から見れば、若干肌合いが違う。むしろ維新の会の方が近い。だから両者が組んで連立与党となるのは、私には想定しやすかった。(アホウなのは、首相になるチャンスを自分で潰した国民民主党の玉木氏だ。)
私の見立ては、参政党とは、高校の部活動オカルト研究会のような存在。いわばオタクの集合体である。生真面目な文系生徒なのだ。一部の部員はカルト的にハマって「宇宙人はいる」「超能力は存在する」と叫んでいるが、全体としてはふんわりした夢想を楽しむ部員が多い。
日本維新の会は、逆に応援団のような脳味噌が筋肉でできているメンバーばかり。「推忍!」「気合だぁ~」「おらおらおら!」と叫ぶヤンキー気質の体育会系的イメージ。
そして高市氏を応援する一派は、体育会系なのだよ(笑)。
今回、参政党は体育会系ノリに同調することに警戒して「我々は、まだ勉強が足りないから」と自制したのだろう。
オマケとして、社民党の投票も楽しめた。もともと立憲民主党と歩調を合わせる予定で党首は野田氏に入れたのに、1票は福島氏に入っていた。ラサール石井氏のようだが、野田氏に入れるのをヨシとしなかったわけだ。
こうした点でしか、楽しめなかった首相指名なのであった。
「予想した中でもっとも望まない結果」と冒頭に記したが、ネガティブ・ケイパビリティを発揮するよい舞台が登場したと考えたい。消極的受容力と訳すが、より詳しく言えば「明確な答や解決策を求めるのではなく、不確実性を受け入れ、柔軟に対応する能力」である。
もともと心理学用語だが、具体的には、自分自身と向き合い深く考える時間を持つこと。好き、嫌い、ではなく、性急な解答を求めるのでもなく、今ある状態を俯瞰しつつ、答の出ない事態に対応すること。
実は、すべての政治家に備えておいてほしい能力かもしれない。
« 日米の木材貿易とトランプ関税 | トップページ | 新月伐採再び~林野庁の愚 »
「森林学・モノローグ」カテゴリの記事
- 「古代文明」から考えるグローバル化(2025.12.08)
- ウナギ規制報道における日本の体たらく(2025.12.05)
- トラベラーズチェックの両替(2025.11.20)
- 毎日難儀なことばかり♪(2025.11.14)
- ニホンオオカミが生態系の頂点?(2025.11.12)































コメント