グラント松、ブッシュ槙
東京へ講演に出かけたと記したが、その際に寄ったのは東京地裁だけではない。増上寺にも足を延ばした。
そこで見たのは……グランド松とブッシュ槙。
アメリカのグランド大統領が植えた「グランド松」。1879年7月に来日して記念植樹したのである。
もっとも松とあるが、樹種はヒマラヤスギである。マツ科ではあるが……。現在は、もっぱら庭木や公園木なと園芸植物扱いだが……なぜ、この木を植えたのか。
そもそもヒマラヤスギが日本に入ってきたのは、1879年、つまり同年だというのだ。ただし、グラント大統領が持ち込んだわけではないようだ。
・ヒマラヤスギが日本に渡来したのは1879年(明治12年)頃のこと。横浜に住んでいた英国人ジャーナリスト、ヘンリー・ブルック氏がインドから種子を取り寄せたのを起源とし、横浜植木という会社が学校等に無償配布したことで普及したという(諸説あり)。
増上寺に植えたのが最初という説もある。ようするに、当時日本では全然知られていなかったこの木を、なぜ植樹したのだろうか。ブルック氏が推薦したのかもしれない。ちなみに記念植樹というのが持ち込まれたのも、この時代だ。
よく育って樹齢150年に達しようとしている。
一方のブッシュ槙。こちらは1982年に来日したアメリカの41代目のブッシュ大統領(父ブッシュ)が副大統領時代に来日した際に植樹したもの。それがコウヤマキなのである。なぜ?
なぜコウヤマキを選んだのだろうか。コウヤマキは日本固有種である。高野山を持ちだすまでもなく、真言系の仏教宗派ではなじみがあるかもしれないが、増上寺は浄土宗なんだけど。こちらは、まだ樹齢50年程度。
植樹事情もさることながら、樹種選定の理由が知りたい。
ちなみに増上寺は、本堂などは鉄筋コンクリート製であってある。そろそろ、これらの木を伐って、木造に……(^^;)\(-_-メ;)
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