Wedgeに「日本の法律は穴だらけ」を執筆した裏事情
Wedge ONLINEに「日本の法律は穴だらけ!野放図に拡大する違法伐採、森林破壊を食い止める手立てはあるのか?」を執筆しました。
内容は、主にクリーンウッド法。その問題点や役立たず(笑)さを記した。
別に意図したわけではないが、先週の弁護士会での盗伐問題の講演と重なっている。付け加えれば、『盗伐 林業現場からの警鐘』の書評が「林業経済」誌に今年6月だったかに掲載されたこともある。出版して1年以上経っての書評だったが、おかげで自分も忘れていた(オイオイ)ことを思い出した。それで改めてクリーンウッド法について復習したのである。
実は弁護士センセイとの懇談で、日本の裁判の現実についても話した。簡単に言えば、検察は面倒くさい案件は取り上げない。たいてい放置されて、デスクに積み上げておく。たまに新人が来たら、「これ、やらない?」と勧める程度。
そして裁判官は難しい訴状、証拠は読まない。原告などが難しい理数科学的な検証をして矛盾を突いても、読まない。面倒くさいから、いや理解できないから。さらに行政訴訟の場合は、行政の無謬性、つまり「行政は誤りを犯さない」という前提で考える。
たとえば原告が問題点を論理的に説明しても、「行政が許可出したんだから間違いない」という判決を出してしまう。
裁判官も公務員なので、同じ公務員の行政職員の味方をするわけだ。多分、自分の判決も「無謬」だと信じているのだろう。
脱線したが、クリーンウッド法が問題というより、運用が絶望的。この法律を使って盗伐を取り締まるつもりは毛頭なく、何をやっても合法と無理くりの解釈をする。だから絶望的なのである。
« グラント松、ブッシュ槙 | トップページ | 日米の木材貿易とトランプ関税 »
「取材・執筆・講演」カテゴリの記事
- Wedge ONLINEに「庭にいつの間にか増えた外来種」を書いた裏事情(2026.04.28)
- Y!ニュース「スギこそ、地球温暖化対策の…」を書いた裏事情(2026.04.24)
- 現代ビジネスに「第2のウッドショック……」を書いた裏事情(2026.04.18)
- 『クレーン船解体新書』のまえがき(2026.04.07)
- Wedge ONLINEに「奈良のシカが大阪に出没?」を書いた裏事情(2026.03.31)
「政策・行政関係」カテゴリの記事
- 林野庁の里山広葉樹プラットフォーム(2026.04.29)
- 林野庁、再び分収造林に挑戦!(2026.04.16)
- CLT普及ロードマップver.4の悪文(2026.04.13)
- 農水省HPに中近東情勢ポータル(2026.04.06)
- メガソーラー用の森林開発基準(2026.04.05)






























コメント