日米の木材貿易とトランプ関税
トランプ関税が、いよいよ木製品にもかかることになった。
• 針葉樹の丸太及び製材品に10%、特定の布張り家具(椅子、ソファなど)に25% 、キッチンキャビネット及び洗面化粧台並びにその部品に25%の分野別関税を課し、10月14日東部夏時間午前0時1分以降の輸入に適用する。
• 2026年1月1日以降は、国家安全保障上の脅威を取り除く合意がされなければ、特定の布張り家具は30%、キッチンキャビネット及び洗面化粧台は50%に引き上げ。
• 上記にかかわらず、日本及びEUに対しては、本大統領令による分野別関税と通常の関税(MFN)の合計を上限で15%とする。
• 今回の措置である通商拡大法232条関税の対象とならない品目については、原則として相互関税の対象となる。
詳しくは、モクレポ10月号へ。7ページである。
そこで示される昨年のアメリカとの木材貿易の状況。
輸出額は56億円にすぎないが、その約半分はスギ製材で主にフェンス材なのだ。これまでは無税で輸出できていたが、10月14日から10%が課税されるようになった。また、残りの木製品などにも、相互関税の対象として15%が課税される。
こんな少額、関税をかけて何を求めているのか。アメリカの木材自給率アップ?
一方で輸入額は1435億円である。木質ペレットは燃料、チップは製紙原料か。丸太が意外とまだあるのだな、という点と、樽が3%、42億円もある。木樽(洋酒の貯蔵用だろう)だけで、日本の輸出額に近い。
ちなみに輸出品目の中に、さねはぎ材とか木製食器が入っている。さねはぎは、板など製材を接合する凹凸の加工した材のことだろう。日本製の木製食器とは何かよくわからない。また木製家具も14%とそこそこ。
木製家具の輸出額は全体で約81億円(24年度)だから、1割がアメリカということになる。着実に伸びている。
つまんないこと、やっているねえ。
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