またまた延期?EUDR
昨年より延期され、今年12月発効も、何かと揉めていたEUのEUDR(森林破壊防止規則)だが、先月、なんとか決着がつく見込みだあると紹介した。
EUDR延期問題、決着
森林破壊防止規制は当初の計画通り2025年12月31日に発効するが、延期はココア、コーヒー、木材、パーム油、家畜、ゴムなどの製品を扱う中小零細事業者にのみ適用される。
これらの小規模事業者にとっては、規制の施行は2026年12月まで延期される可能性がある。
私は、これを「ギリギリの攻防で、全面延期にならずに済んだ。ただし、まだ最終決着したわけではない。」と記したが……本当にまたもや巻き返しにあって延期になりそうだ。
今年末に予定していた森林破壊防止規則(EUDR)の適用について、さらに1年延期することを模索している。ロイターが11日に閲覧した10日付の交渉草案で明らかになった。
草案によると、大手企業への適用を来年2026年12月30日に、中小企業を27年6月30日に、それぞれ延期する可能性がある。
EU欧州委員会は先月、中小企業などに関する順守基準緩和を提案したが、適用時期の延期には踏み込んでいなかった。
EUDRの柱は、ココア、パームオイルなど森林破壊と結び付く一次産品の輸入を禁止すること。一部の産業や国からは禁止措置について、コストが高い上、物流の観点から実施が難しいとの声が上がっている。
なかなか、反対派のロビー活動は強力なようだ。「小規模事業者のみを延期」のはずが、大企業も1年延期、小規模事業者は1年半延期というさらなる後退の提案が出てきたのだ。
私の持論だが、森林破壊にかぎらず「人類は予測して引き返すことは苦手で行き詰まってから引き返す」ことを歴史上繰り返している。今回も、地球上の森林破壊を進めて、気候変動対策も有名無実化して、荒れ狂う気候の中で、ようやく森林破壊禁止を議決するのかもしれない。
日本も、はげ山をつくってからでなければ禁伐はしないのである。
EUも、建て前は森林破壊防止でも、実際に自らの利権に関わると、そう簡単に妥結しない。今回も「ギリギリの攻防が続く。まだ最終決着したわけではない。」という言葉を残しておこう。この続編は、12月末ぐらいに書くことになるかな?
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