万博脳のリング「投げ売り」の記事
産経新聞に、万博の大屋根リングの今を紹介している。
万博リング、解体木材を新品の10分の1価格で〝投げ売り〟 保存どころかレガシーの危機
全部読めないけど、ようするに解体されても引き取り手がないということだ。
大阪・関西万博の象徴とされた大屋根リングの解体作業が本格化している。日本国際博覧会協会はリングを万博のレガシー(遺産)と位置づけたものの、明らかになっている木材の具体的な再利用策は能登半島地震の復興住宅など一部にとどまる。協会は再利用の対象となる木材の出品単価を新品の10分の1程度の廉価に設定し、解体費用も負担している。「世界一の木造建築物」に使用された木材は2万7千立法㍍もあり、十分な引き取り手がなければ燃料用のチップなどになる可能性もある。
リングの解体は今月から本格的に始まった。建設を手掛けた大林組、竹中工務店、清水建設の大手ゼネコンを中心とした3つの共同企業体が解体も担当し、2027年8月までに完了予定だ。
現在までに示されている木材の具体的な活用策は、能登半島地震で被災した石川県珠洲(すず)市の復興公営住宅や、27年に横浜市で開催される国際園芸博覧会のタワーの資材など、ごく一部となっている。
いまさら……とは言ってはいけないが、最初からわかっていたことだねえ。
再利用はごく一部だし、その売価も10分の1らしい。多分、大部分はバイオマス燃料に回されるとして、トン価格は100分の1くらいになるのではないか。
林野庁の「森の国、木の街づくり」宣言では、木造建築は炭素を貯蔵するとの売り文句なのだが、この世界最大の木造建築物であったリングは、すぐ大気中に放散されるわけだ。せっせと貯蓄したのに放蕩息子が財産をパッと費やしてしまうみたい(TОT)。
私自身は、この炭素の貯蔵に関しては、最初から期待していなかったのだが、何より50年100年育ってきた森が伐られて、たった半年の使用で消え去っててしまうことが悲しい。
感情的な自然保護運動とは一線を画したいが、それでもこのリングに関しては、万博関係者に「森林愛」がないことを痛感する。真に森の価値、木材の価値を考えていたら、建設費に1、2割増額して対腐朽措置を施して恒久的なリングにすることができただろうに。(恒久的と言っても、メンテナンスは必要だけどね。)
きっとリングは万博の開催期間だけ保てたらいい、後のことは考えない、“万博のためなら地球環境を破壊したっていい”という万博脳になっていたのだろう。
























































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