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森と林業と動物の本

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2025/12/26

50年先なんて誰が見る

 今週12月22日の朝日新聞連載の「百年未来の歴史」の第2回に「50年後の森 まなざしの先に」が掲載された。1面左肩から2面全面へと続く大型記事だ。(リンク張っておくが、こーゆー記事ぐらい無料公開すればいいのに。)

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日本の森と林業を取り上げていて、吉野にも取材に来たらしい。こんな記述がある。

20251225_160129

ここは読めてもいいだろう。土倉庄三郎が登場するよ。

この記事では内山節さんの『日本人はなぜきつねにだまされなくなったのか』とか、瀬田勝哉さんの『戦争が巨木を伐った』や松根油の採取などを紹介しつつ、木桶などを取り上げている。だいたい私も知っている本や事象だし、知っている人も登場するが、拙著『山林王』は紹介していない(笑)。いえ、それを恨んでいるわけではないよ(⌒ー⌒)。

ともあれ、長期の視点を見つめた森林政策に期待しているのだろう。「山で生きてきた人は、50年先の森の姿を思って、きょうの仕事を決めている」なんて言葉(内山節)も取り上げている。

少し前なら、私も「我が意を得たり!」と言いたくなったのだろうが……今では、はて? と思ってしまう。

あまりにそうでないケースが多い。50年先なんてありえない、と思ってしまう。とくに『盗伐 林業現場からの警鐘』を出版してからは、いかに現場がひどいのかを“告発”する(いや、諦めと嘲笑に近い)感想が寄せられている。この記事も森と人の関係をきれいに描きすぎていて。。。。
そうした現実を知ってか知らずか、きれいごとの「林業振興」の旗を振る人も多いが、おかげで苦い憤怒が喉元に込み上げ、吐きそうだ。

実は、日本だけではなくて、世界中に醜い森の扱い方をしている事例が頻発している。ベトナム、インドネシアなどアジアだけではない。カナダにアメリカ、そして日本がモデルにしたがっていた北欧諸国も。『盗伐』を書いてから、そうした事案を取材してくれと申し込まれることも増えたのだけど、知れば知るほど気分が悪くなり、目を背けたくなる。

残る人生、汚物を見て過ごすのは辛すぎるよ……。

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森林学・モノローグ」カテゴリの記事

コメント

日本の森林にとって最大の脅威は林業とメガソーラーで間違いないです。この業界にもっとガツンと言ってやって下さい。

以前は、森林を真っ当に管理するためにも林業を、と言っていたのですが、そんなことを言えるレベルではないですね。もはや「破壊者」です。
再造林だって、グリーンウォッシュでしょう。環境破壊を緑で覆い隠しているだけ。

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