書店との相性
書店とも相性がある。入って、ぶらぶら書棚を眺めて、すぐに自分の興味を引く本があるか。あるいは並ぶ書籍や雑誌は多いのに、全然見つからないか。
近年は書店危機が叫ばれている。恐るべき勢いで書店が減っていく。本は、やはり手に取って、中を眺めて買いたい、それにリアルだからこそ、知らなかった本を発見できるのだ……という声は多いが、実際のところリアル書店は減っているし、売り上げも落ちている。手に取って……と言いつつも購入はネット書店にしている人が多いのだろう。
私も、書店を見かけたらフラリと入って何か掘り出し物がないかと探すのだが……。その点、新刊書店は不利だ。当然ながら新刊を表に並べるわけだが、だいたいどこも同じようになる。
やはり一期一会の本と出会いを求めるのなら、古書店が有利だ。何が並ぶか予測できない。もっとも、ブックオフなどでは、あまり変わらなくなっている。それに本は減少傾向でゲームやフィギアばかりのコーナーが増えている。
そんなとき、たまたま大阪で見つけた古書店。ここがすごい。たいして広くないのに、どのコーナーを眺めても、目を見張るような「私好み」の本が並んでいるのだ。つい買いすぎる。専門書ばかりの棚に見えて、そこに光る本がある。
私が興味を持っている分野の本は、当然ながらすでに出版状況をそれなりに把握しているつもりだし、私の書棚にも多くが並ぶのだが、まったく知らなかった本がその店にはある。一度行ったら尽きるかと思ったが、1か月後に再び行くと、またもやすごい本が並んでいる。
しかも、安い。(まあ9000円の本が4000円だったら安いのだが、すぐに買うかどうかは悩むところだが……)それでも古書は一期一会である。今買わないと、次はあるかどうかわからない。
今回購入したのは、こちら。
木工を歴史的に研究している。実は、まだ読んでいない(^^;)が、ページを開くと、日本最初の伐採の絵画……なんてのが出てくる。発掘された切り株とか伐採道具、さらに古代の製材とか木工道具なんてのもある。石器時代から縄文、弥生、古墳時代まで。
伐採と製材の絵画
こんな研究から日本の林業の誕生、あるいは木材の加工の始まりを考えてみると面白い。いつか林業・木工業の歴史についての本でも書こうかな……。
まあ、これは仕事にも役立ちそうな本という一例にすぎず、たいてい見つけるのは趣味の分野なんだけど(^^;)。
こうした本屋があることは大切だなあ。
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