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2026/02/27

マザーツリーの恩恵

もっとも古い神社と言えば奈良県桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)を思い浮かべる人もいるかもしれない。本当に最古かどうかはともかく、本殿がなく、ご神体は三輪山という自然信仰が原初の神道だからだ。天皇だとか、先祖ではないのである。

そうした自然そのものをご神体とする神社はほかにもあり、先日訪れたのが三重県大台町の大杉神社。

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まさに大きなスギがご神体だ。これ、直径1・5~2メートルはある。樹齢も1200年とも2000年とも言われている。
ここは大杉谷の入り口辺りで、かつては伊勢神宮の遷宮のための木を出していたらしい。多くのヒノキが伐られて供出されたが、このスギは生き残りなのだろう。この周辺には、ツガやモミなどの大木も多くあった。

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私はペタペタ触ってきた(^o^)。いいのだよ。神社総代が「木は触らないとわからん」と言ったのだから。

まさにマザーツリーとも言える代物である。そして、マザーツリーであることを証明するものが拝殿内にあった。

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これは切り株なのか、自然に折れたのかわからないが、ようするに根っこ部分だけ。しかし、よく見てほしい。辺材部分が盛り上がっている。

もちろんこの株に、枝葉などない。地病1メートルくらいのところで折れて(伐られて)いるのだから。しかし、生きている。芯部は枯れて腐朽しているが、生きて成長しているのだ。

おそらくマザーツリーから養分をもらっているのだろう。根っこが絡み合体しているのか、菌類の菌糸でつながれているのかわからないが、巨木から養分をもらっているから生きていられる。おそらく数十年以上経っている。

実は、この株のほんのすぐ横、拝殿の外にも切り株がある(1枚目の写真の左端)のだが、それは枯れて腐朽が進み、崩れつつある。その株にはマザーツリーは養分を送れなかった。マザーツリーの恩恵は限られたものに与えられるのである。

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コメント

うちの近所のモミでも同じ現象が観察できます。
山主さんも同じように伐られた木を廻りの木が助けているとおっしゃっていました。
しかし見方を変えれば、根を共有していたので通り道である切り口を塞ごうとしている、とも捉えられます。
つまり伐られた木は死んで根だけ利用している、という事。
生きていればヒコバエ出すと思うので。

根っこの部分でつながって栄養分を融通し合っているんですね。
モミはヒコバエを出すかどうか記憶にないのですが、やがてマザーツリーに吸収、いや一体化されていくでしょう。

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