木造住宅の木材出所
林野庁長官の講演資料を見ていると、こんな図表があった。
木造住宅で使われる木材の内訳だ。これが、個別部材別に見ていると、なかなか興味深い。
柱材は、57%が国産材だが、48%は集成材。
横架材(梁など)は90%が輸入材。
土台は国産材が75%。羽柄(筋交いなど)材が64%で、面材は81%。
これで国産材の使われ方の特徴が見えてくる。ボリュームの大きい横架材は、輸入材が圧倒的に多いのだ。もう一つのボリュームのある筋交い(羽柄材)はそこそこ国産材が使われているが、下地に隠れ、目立たないし細い材からつくられるから価格も高くはない。面材も、ほとんど合板ではないか。
ちなみに内装に使われる木材は登場しない。
ただし、このデータ元は比較的規模の大きな住宅供給会社とあるのがミソだ。ようするにハウスメーカーだろう。ちゃんとデータを持っているのは、ハウスメーカーぐらいではないのか。中小の町の工務店、ビルダーではない。
こうした割合を見て、何を考えるかは、各人の自由にしておこう。
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コメント
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興野です。
太山の左知の植え方の150年の森が残っています。
お見せしたいです。
投稿: 興野喜宣 | 2026/03/16 09:48
残っていましたか。以前お邪魔したときは、全部伐ってしまったと聞いていますが。
ぜひ機械があれば見たいですね。
投稿: 田中淳夫 | 2026/03/18 11:26