朝ドラ『風、薫る』の舞台は旧黒羽藩
朝ドラ『風、薫る』がスタートした。
明治時代の看護師創成期がシチュエーションだが、主人公の一人が一ノ瀬りん。下野(現・栃木県)の旧黒羽藩筆頭家老の一ノ瀬家に生まれた娘という設定だ。実際、モデルとする大関和も、黒羽藩国家老の大関家出身である。
ただ、私にとって黒羽藩と言えば『興野家文書』である。黒羽藩重臣の興野家5代目興野隆雄が残した林政書『太山の左知』は、林業遺産の指定も受けた。その点については、以前にも記した。
興野隆雄が生きたのは幕末であるから、時代的には大関家が明治維新で帰農する時期と重なる。家老とともに黒羽藩を支えていたはずだ。
ま、今回の朝ドラで黒羽藩の林政・林業について登場する可能性は皆無だが(^^;)、ちょっと背景を考えると面白い。
また看護師になっていく点からすると、私には新島八重が欠かせない。まさに会津落城から京都に渡った八重は、新島襄と出会って結婚するも、襄が亡くなってからは様々な分野を手がける。その中の一つが看護師だ。篤志看護師として、日清、日露戦争で活躍した。八重は専門的な看護技術を習得していたわけではないが、何より会津戦争の現場で戦闘の真っ只中を過ごして戦傷、戦病者に対応したはずで、肝が据わっていただろう。おそらく現場で大関和とも絡んだのではないか。
この時代の人を一人取り上げると、何かとほかの有為な人々と交錯してくるのである。
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