格安のジンを飲んで
イオン系列のお店で見つけたジン。
これが格安の880円。
ジン好きの私は、様々なジンを購入している。昨今はクラフトジンのブームとかで、日本の酒造メーカーも次々と出す。私も珍しいものには目がないが、そうすると価格は徐々に高いものに手を出してしまう。なかにはスコッチのシングルモルトよりも高いものもあって……安酒ジンのイメージは崩壊しつつあるよう。
そんな中で880円! 度数は37度と低めだが、やはり試さなくてはならんだろう。
そして口切開けしたのだが、わりとジェニパーの香りもして悪くない。いや、かなりよい。日本のクラフトジンの中には(大半だが)、和風を意識しすぎて、ヒノキやらワサビだか、ミョーなボタニカルを入れたジンを出しているが、まずくはないにしても、私に言わせればジンではない。ハーブ酒だ。
その点、このジンは美味いよ。ロンドンドライジンとあるが、イギリス製のボトリングで、何もイオンが製造した酒ではない。つまり本場の味だ。
まあ、私の舌が、その程度のものといえばそれまでだが(否定はしない)、もともとジンとはカクテルの割材の酒のイメージが強くて、そんなに高くて美味い酒をめざしちゃいけないんだ(笑)。
そう、酒類の価値は、価格やイメージに左右されがちだが、実はたいして変わらんのだ(私の舌もそんなもんだ)。
世の中の商品には同じ材料なのに価格差が大きいものが多くある。5倍、10倍の価格差なんてざらにある。しかし各商品の機能性はたいして変わらず、単にイメージで価格の差が出ている。
木材も、その手のものの代表だよ。銘木も並材も変わらない。木っ端も木粉も同じ。無節よりも節ありの方が強度が高いのに価格は差がある。
いかに既存イメージをぶっ壊すか。いや新たな高級イメージを付与するか。それで値段は10倍にできる。……と、ジンを舐めながら考えるのであった。
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お酒、何でもありですが日本酒には少しだけこだわりがあります。欧米を意識しているのか最近のお酒はどれもフルーティーをうたっています。特に吟醸酒では。おいしいとは思いません。だったらワインにします。私はお米の味がするものが好きですね。地元にはないので遠くから取り寄せて楽しんでいます。
さて、木材の価値が上がってほしいと望んでいますが、一筋縄ではいかないのはある程度理解しています。
そこで考えたのですが、主幹以外のゴミ?の部分に価値が生まれれば、その分プラスになり、伐倒山出しの赤字分を多少は埋められます。
広大な貯蔵敷地を有している火力発電所が生の状態で引き取り、時間をかけて自然乾燥させ燃料にできないものでしょうか。
化石燃料にはとうてい匹敵はしませんが、昔、薪炭に利用されていたことを考えると先祖返りで少なくとも国土の活性化(良いかどうかの議論は置いといて)には寄与して、田舎暮らしが成り立つと良いなと、濁り酒をたしなんでおります
投稿: かさ | 2026/03/07 10:31
私も日本酒は純米酒を好みますが、吟醸酒は飲みません。一口目はフルーティさに惹かれますが、日本酒ぽくない。まさにワインになってしまいます。
ジンも、ジェニパーの香りがあってこそのジンだと思うので、それを消してしまわれると別の酒だと感じます。
端材、残材を燃料とする火力発電、つまりバイオマス発電所はすでに広がっています。が、買取価格は安いし、莫大な量を要求されるので、むしろ林業を破壊する一因と化しています。
必要なのは「ゴミ」の部分、端材や樹皮、枝葉……などをいかに高付加価値商品にするかです。
880円のジンを使って高級なカクテルを生み出すようなアイデアが必要です。
投稿: 田中淳夫 | 2026/03/07 11:33