スイスと吉野の森と木材の価値
こんな本を寄贈された。
「見てるだけで心躍る関西のモデルハウス」(吉野の杜 木の家ネットワーク)
本というよりカタログかもしれないが……昨年は『住宅建築』誌の別冊として出ている。関西のモデルハウスとあるが、発行元にあるように、吉野材による家である。
読み物ページをパラパラと読むと、知り合いがいっぱい出ている(^o^)。
中でも冒頭の対談記事。
吉野の製材所の阪口さんと、山守の下西さん。阪口さんは、この本の発行人でもあるのだが……その記事で面白く感じたところがある。
吉野に来たスイス人フォレスター(見習い)との話として、スイス(ヨーロッパ)では、生態系を重視していて、毒蛇が出ても、害虫が出ても駆除しないとか。
一方で、木材の価格は樹種で決まる。吉野のように1本1本、木目や節などを見て決めることはしない。
前者は想像したとおりだが、後者の木材の価格の決め方も、言われてみれば……と気づいた。だが、本当に欧米人は木目などを重視しないのか。
先日お会いした人は、吉野材のヨーロッパへの輸出に取り組んでいるというのだ。先日もヨーロッパ各国を回って営業し、向こうから吉野の視察が絶えないという。スイス人もよく来るそうだ。
生態系は、細かく環境の差があることで成り立つものだ。生態系に関心の高いヨーロッパ人は、1本1本の木目の違いにも潜在的に関心を持たせることができるのではないか。
もしかして、1本1本価値が違うことを売り物にできるのではないか。プレミア感はヨーロッパ人は好きそうに思う。その点を掘り起こせば、海外輸出に弾みがつくのではないか。
生態系にはあまり関心を持たない日本人(^^;)だが、木目にはこだわりを持つ。その点をもっと活かせるのではないか。逆に木目にこだわるのなら、生態系にもこだわれよ、とも思うが……。微妙な環境の差が樹木の生長に影響を与え、それが木質に、木目に反映されるのだから。



































































































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