「フランダースの犬」を見た
たまたまテレビの番組表を見ていたら、「フランダースの犬」を放映していることに気づいた。JcomBSだ。 (この局は、以前はBS松竹東急だったが、ケーブルテレビ会社に買収されたようだ。)
今のところ毎日2本。なおHPをよると、ほかに「母をたずねて三千里」や「あらいぐまラスカル」も放映しているらしい。以前は「アルプスの少女ハイジ」も放映していたとは。
それにしてもフランダースの犬。なつかしい。アニメ版は、同時代に見たかどうか記憶が定かではないのだが、少なくても原作は小学生の頃に読んでいる。泣ける。
放送はまだ初めの方なので、ノホホンとした雰囲気。今後、画家をめざすも悲劇が起きるはずだが……そして最終回は今も伝説となっている。
これは「カルピスこども劇場」(元はカルピスまんが劇場)の一作。カルピス1社提供枠であった。
そして当時のカルピス社長が土倉冨士雄だ。いうまでもなく、土倉龍次郎の長男であり、土倉庄三郎の孫である。Wikipediaには、以下のように記されている。
ムーミン・アルプスの少女ハイジ他カルピスがスポンサーであったフジテレビ系列のカルピスこども劇場シリーズには、土倉自ら積極的に関わりフランダースの犬では全話の脚本をチェックしただけではなく、最終回のシーンでは自ら具体的な演出や使用音楽の指示を出す[5]などしていた。
この点については私も取材しているのだが、脚本をチェックしたことはないそうである。ただ広告代理店が気を利かせて事前に持ち込んでいたとのこと。
最終回は、原作ではネロとパトラッシュが死ぬことがわかっていたので、全国から助命嘆願が寄せられた。それで困って制作側からも改変するかどうか相談された。しかし冨士雄は、ナレーションで「天に召される」のは悲しみではないと示すことを提案し、その場で原案文を書いたら、そのまま採用された、という成り行きだったそうだ。
正確なナレーションを確認すると、以下のようだった。探すとネットで見られる。最近は便利だ。
「パトラッシュ、疲れたろう。ぼくも疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ...パトラッシュ......。
ネロとパトラッシュは、おじいさんとお母さんのいる遠いお国へ行きました。もうこれからは、寒いことも、悲しいことも、おなかのすくこともなく、みんないっしょにいつまでも楽しく暮らすことでしょう」
冨士雄はクリスチャンだった。キリスト教的な天国を描いたのだろう。龍次郎が、晩年に福音派のクリスチャンとなり、子どもたちも教会に通っていたようである。
ちなみに、このアニメがヨーロッパ各国で放映される際は改変されて、最後に死ぬことは示されなかったという。
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