Wedge ONLINEに「日本列島に広がるはげ山……」を書いた裏事情
Wedge ONLINEに「日本列島に広がる“はげ山”……伐ったらおしまい、再造林が進まない理由とは?」を執筆しました。
Yahoo!ニュースにも転載されています。「日本列島に広がる“はげ山”…伐ったらおしまい、再造林が進まない理由とは?」
Yahoo!ニュースに私が執筆する分野は、基本的に農林水産業や自然科学的な話題に決められている。意外と厳しいのよ。そのくせ、クマの出没ニュースには、コメント付けろ、とやたら言ってくるし(-_-;)。
その点、Wedge ONLINEは、さまざまな分野が許されている。だから地域起こしとか、墓地埋葬法に樹木葬とかにも触れる。さすがに政治とか歴史だ文学ものを書くようなことはしないよう自主規制しているけどね。(実は書きたい)
それでも、一応スタートが林業分野だったので、何回に一回かは林業ネタを取り上げるようにしている。今回は、最初こそ立木市場の話題に目を向けたのだけど、ちょっと広げて再造林問題を選んだわけである。
なんか最近は林業の話題から離れているから新鮮(笑)。
山を中途半端に知っていると思っている人ほど、「日本は木を伐っても放置したら勝手に木が生えてきて森になるんだ」と思い込んでいるらしい。
だが地形や地質によってはまったく裸地のまま残り、豪雨によって崩れたらいよいよ森は再生しない。生えても草止まりという伐採跡地がかなり多い。放置して森が再生する確率は何割ぐらいだろうか。多分、半分以下と思うが。
灌木程度が生えても、機能としては森林に随分劣る。せめて雑木林的な森林(高さ5m程度)が成立しないと、防災面でも、生態系的にもよろしくない。スギやヒノキの植林でなくともよいが、森が再生するお手伝いはしなくてはいけない。
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結局儲からないから再造林されないということに尽きるのではないでしょうか。
柱としての需要が少なくなってきているので、儲からない杉や檜を植林しなくてもいいと思います。
例えば(杉や檜がやって来たように)広葉樹でもその価値を最大化出来る育て方は確立されているのでしょうか?
植えかたや、矯正のしかたで価値を高められないのでしょうか?
細くても特殊な形状にすることが出来れば高く売れないか。などと考えてしまいます。
思い通りの形状に育てるなら、盆栽の技術なんかが役立たないでしょうか。
(素人考えです)
投稿: Lago | 2026/06/05 08:58
儲からないから、というのは真実ですが(^^;)、付け加えたら将来に希望を持てないからでしょうね。もともと植林して利益を得るのは子孫の代ですが、今は子孫が苦しむ可能性を考えてしまう。
また日本の林業は、スギ、ヒノキ、ほかカラマツなど幾種類かに特化していて、ほかの樹種の研究は遅れています。広葉樹ととくに育て方など全然わからない。
売れる木を育てようにも、数十年先の売れ筋がわかりません。結局は、今ある木を加工とデザインで売れるようにするしかありません。が、その分野も遅れている(-_-;)。
投稿: 田中淳夫 | 2026/06/05 09:56