半夏生の生存戦略
梅雨が明けたので、生駒山のハンゲショウを見に行ってきた。
例年は6月だったので、ちょっと遅いかと思ったが、しっかり白い絨毯を広げていた。
生駒山のむろいけ園地につくられた人工的な湿原だが、いつの頃からかハンゲショウが育ちだした。自生なのか、苗を植えているのか、種子を撒いているのか。ドクダミ科だから、ドクダミのように強い地下茎が伸びて育つのか。
半夏生と書くように、半分夏に生きる覚悟を固めようと思ったのである(^^;)。まあ、半化粧と記すこともあるらしいが。
ハンゲショウの名の由来は諸説あるが、この白い葉が特徴だろう。一見、花を思わせるが、葉が白づくのである。
よく見ると、1枚の葉の中で白くなる部分と、緑を残す部分に分かれている。すべての葉が白くなるわけでもない。だから半化粧なのかもしれない。
これは葉が花に擬態している、この白で目立って昆虫を呼び寄せて受粉させるため、とされている。たしかに白い葉の周辺には小さな花序がある。花そのものは大きくせずに葉に宣伝は任せたよ、といった感じ? ガクアジサイの花もそうだな。
白い部分は、表皮と葉肉組織の間に空気の層ができ、光が乱反射することで白く見えるのだそう。葉緑体は葉の奥の方にあるとしても、光が届かないだろう。もう光合成はできなくなるのではないかと思う。
光合成しなくても栄養は十分なのだろうか。それとも初夏までに栄養を地下茎にため込んで、その後は繁殖に力を尽くせばよいのか。
生存戦略としては、炭水化物を生成する光合成を犠牲にしても、受粉を進めるということか。白い葉を食べる虫はいないのかもしれない。
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