ゲルマン民族並み?クマとシカの大移動
熊本地震や酷暑などの話題が増えてクマ出没のニュースは目立たなくなっているが、今夏もクマはよく人里に出没しているようだ。
で、こんな看板を見つけた。
よくあるクマ出没への注意喚起? なのはわかるのだが、場所は奈良の春日山原始林なのだ。
そう、世界遺産の森にもクマは出没しているのだよ。県庁より数キロ、ハイキングコースにもなっているのだが。
そしてニュースというほどではないが、奈良市内では奈良のシカの市街地出没がよく話題になっている。SNSでも奈良関係者をフォローしていたら、日常的に街の中にシカが歩いているよ、という情報が飛び交っている。
奈良のシカが平城宮跡に住み付いている噂もある。奈良公園から遠征して、新天地を探している様子。オスメスがいれば繁殖するだろう。
私は生駒山にシカが移り住む可能性を感じている。生駒山は周囲を市街地に囲まれた孤立した緑地でこれまでシカは生息しなかった。もし住み着いたら、山の生態系は変わるだろう。
これ、動物界の大移動が始まっているのだ。世界史のゲルマン民族大移動のような。言うまでもなく、西ローマ帝国の崩壊とフランク王国の成立から、西欧が生まれている。
野生動物の生息地分布が変わることで、生態系への影響が広範囲になる。一つ一つは小さくても、全国的な生態系変異の始まりではないか。
もしかして地球の変容を目の当たりにできる滅多にない時代なのかもしれない。
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どことはあえて書きませんが、自分が子供の頃には全く見かけなかったところに鹿が住み着いているという事例は沢山目にするし耳にも入って来ます。
こないだも三条通を鹿のグループが列をなして闊歩している写真がSNSで話題になったというネット記事を見かけて、そこに「奈良では日常風景」みたいなコメントが付いていましたが、ほんの10数年前までは全然日常風景じゃなかったんですよね。
奈良らしいのどかな風景などと片付けられない異常事態になっていると感じます。
この2,3年どころじゃないです。もう10年くらいは前からその兆候はありました。
投稿: ぽぷぞう | 2026/08/09 09:43
まったくその通りですね。話題になったのが、ここ2,3年というだけで。
これまでは奈良公園から、せいぜい近鉄奈良駅周辺、ならまち周辺までだけだったのに、今や拡散して、もう公園にもどらないシカもいるようです。
投稿: 田中淳夫 | 2026/08/09 10:47