洞窟のコウモリの臭いで思い出す
昔は、夏こそアウトドアだつた。私も、毎年、夏はボルネオに行くぞ、という時期もあったのだが。
今は「外に出たくない……夏は、動かない……」となっている。が、少し出かけました。奈良の某所で森の中を彷徨した。山頂をめざすのではないけど。
そして行き着いた巨岩の間に入ると、いましたよ。コウモリが。
が、その前に、もやっとくすぶった鼻を突く臭い。そして足元の泥。おそらくコウモリの糞、いわゆるグアノが溜まって、それが発酵して臭いと熱を発しているのだろう。
それが昔行った、ボルネオの洞窟を思い出させる。洞口の高さだけでも数十メートルもある巨大洞窟なのだが、中に入ると猛烈なアンモニア臭がして、足元がほこほこと軟らかくめり込む感触。グアノを踏んでいる……そこで足元にライトを照らすと、ザザザっと動く虫。それゴキブリだって(泣)。
またソロモンの洞窟に潜った際も、コウモリの大群に襲われた。どばっと飛び交い、身体に体当たり攻撃?衝突するのだ。あの時も猛烈な臭いと暑さでクラクラした。
今回の洞内は、そこまでではなかったが、昔の夏を思い出すきっかけになった。
でも、あの頃は熱帯でも、そんなに暑くなかったよなあ……。
ボルネオのニア洞窟。洞口の横幅だけで100メートルを超す。奥からはグアノを発掘して背負って運び出す人々がいた。グアノは優秀な肥料となるのだ。ちなみに、ここで4万年前の人類の骨が見つかっている。
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