クマ・ウォッチング観光
アメリカやヨーロッパでは、クマ・ウォッチングがあると知った。野生のクマを観察するツアーがあるらしい。
どうやって安全を確保しているのか調べてみたが、よくわからない。専門ガイドの案内で行うのだろう。日本ほど、完全な安全を要求せず、しっかり距離をとって、自己責任の元に森の中を歩くようだ。また車の中から見るツアーもある。そういやアフリカにはライオン・ウォッチングのサファリツアーがあるから同じと言えば同じ。
では、日本でやっているところはないかと探すと、北海道で観光船に乗って海から浜に出てくるヒグマを見るツアーがあった。知床などでは浜によくヒグマは出てくるのである。
これなら、とりあえず安全か……と思うが、海辺だけなのは、ちょっと残念。森の中に暮らすクマも見てみたい。
と思ったら、十勝サホロリゾートのベアマウンテンで、バスや施設内、さらに高い位置の遊歩道から森の中のヒグマを眺められるようにしていると。これは、完全に野生のクマを見るツアーというより、サファリパークのように自然状態で飼育しているヒグマを見るようだ。
平成18年北海道の広大な森の中、限りなく野生に近い環境でヒグマたちが生活している様子を体感いただける、今までにない自然観察施設として【ベア・マウンテン】が創設されました。
日本では、これぐらいが限界かもしれない。完全な野生のクマを見られるところにいくのは危険すぎる。ガイドだって養成に苦労しそう。
クジラも、捕鯨批判が高まる中で、ホエール・ウォッチングという観光で地元にお金を通す方法が提案されて、現在では各地で行われている。私も小笠原諸島で参加したことがある。
自然を見るツアーというと、風景中心になりがちだが、動物観察も今後増えるかもしれない。日本の自然は、大陸ほど雄大ではなく比較的地味だから、やはり動く動物の登場は盛り上がる。
我が家にアナグマやアライグマが出たときも、金魚を食べられて腹が立つ一方で、身近に見られたことにワクワクした(^^;)。クマが増えたら即駆除という発想から離れて、観光資源にする方法もないだろうか。
しかし、「完全な安全」を追及したら、野生クマのような猛獣のウォッチングは難しいだろう。
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