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森と林業と動物の本

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2026年9月

2026/09/30

不眠症に香川産ヒノキ精油?ちょっとマテ

最近、不眠症である。どうも寝付きが悪い。寝ても夜中に幾度も起きる。起きたら、そのまま眠れなくなる……。眠れないのに朝を迎えると眠い。頭が働かない。ウトウトする(-_-;)。

これって、高齢者の睡眠障害? よく父が悩まされていたのは知っているが、ついに私にも来たか。
酒に頼ると、寝付けるが、すぐ夜中に目が覚める。無理に寝ようとしないで本を読むと、明かりをつけなくてはならない。スマホでショート動画を見出したらやばい。そこで画面を見ずに名作の朗読を聞く……ちなみに芥川龍之介とか太宰治とかがいい。結末まで行き着く前に寝てしまう。。。最後まで聞けたら、眠れなかったということだ。
とまあ、対策をいろいろ試しているのだが、一長一短というか、効いた!と思ったのに翌日はダメだったり。

そんなときに見つけたのが、こんな研究。

香川県産ヒノキ根精油が睡眠状態の改善に役立つ可能性 中高年女性を対象とした自宅実験において睡眠初期の脳活動と中途覚醒時間の変化を確認

香川県産ヒノキの根から蒸留した精油(KHREO)を就寝時に使用したところ、使用 7 日目には睡眠初期のデルタ波活動が増加し、使用 13 日目には中途覚醒の合計時間が有意に短縮しました。

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ヒノキの香りで眠れるなら文句ない。しかし、よく読むと、なんかオカシイ。
なぜ、香川産ヒノキの精油なのだ?
中高年女性を対象とするのだ?
どうも恣意的なデータの取り方ではないか。

ヒノキ精油はもっと広くあるだろう。男性はどうしろというのだ、納得いかない(> <;)

とりあえず私もヒノキ精油を探してみた。これまで植物系のエッセンシャルオイルなどは、何種類も手に入れてきた。
が、どうやらヒノキは使い切っていたらしい。代わりにクロモジがあった。それと「やすらぎ」と名付けているから効くかも。それにニオイコブシもあったが、こちらは「めざめ」だからイカン。

さらにタイワンヒノキの精油もあるはずだ。と探すと正確には台湾紅檜、ベニヒノキであった。しかしタイワンヒノキの一種だ。ヒノキチオールをたっぷり含む樹木である。日本のヒノキはヒノキチオールをほとんど含まない。タイワンヒノキの方が効くかもしれない。いや効き目はヒノキチオールがない方がいいのかなあ。……この苗でもっとも高いのはベニヒノキなんだけど。

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今晩、試してみよう。

もし効かなければ、また別の安眠対策を。

 

2026/09/29

里山風景は「つくる」時代

雨の合間に訪れたのが、京都府のけいはんな記念公園。国会図書館関西館の近くだ。

そこの有料エリアに「水景園」がある。ため池を中心にかなり大規模な里山を再現したような世界が広がる。

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関西万博の「大屋根リング」を真似たような……いやこちらがモデルのようなブリッジ、いや木質の天空回廊もある。これは鉄骨と木材のハイブリッド構造で恒久施設だけど。

京阪奈学研都市は、今は研究機関や行政施設、そしてニュータウンが広がる人工都市だが、元は丘陵が重なる里山地帯で、随道を掘って水を引き、ため池を形成して農地を広げた歴史がある。そこで木綿栽培などを行って成功した村があったらしい。その姿を残したいという思いもあって造成したのだろう。

園内には、今はニュータウンの緑としての役割しかない里山や里地の姿を再現している。

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棚田がつくられ、実際に稲穂が稔り、彼岸花が咲く。案山子も並ぶ。里山風景を公園客のために演出している。ほかにも薪が積んだ小屋や、小川や湿原もある。そこだけ切り取ると、わりとリアルな農村里山風景だ。

ちなみに棚田の畦には大豆を植えている。田んぼの水をせき止め、人が歩く道としてつくられた畦も、この分の土地がもったいないと大豆を栽培するようになったらしい。可能な限り土地を利用し尽くす農村の知恵だろう。
そうした生産された大豆は、極めて重要な作物となる。枝豆として食べるだけでなく、味噌、醤油の原料であり、モヤシにきな粉もつくれる。大豆食品~たとえば豆腐、おから、揚げ、がんもどき、凍み豆腐、納豆……は肉の代わりになった。米だけでは足りない栄養素を供給する作物だったのである。

ため池を一周すると約30分。わりとよい運動と思索の時間になるのであった。

2026/09/28

『八重の桜』と『JIN~仁~』

このところテレビにハマっている。今どき?落ち目の?と思われるかもしれないが、今だからこそ、面白いテレビ番組を探すのである。エヘン

もっとも番組表でチェックするのは、EテレやBS系が多い。ここには視聴率をあまり気にせずつくっている番組が多く、なかにはマニアックな作品が多いのだ。
たとえば『英雄たちの選択』や『偏愛博物館』などもそうである。各局のニュース番組も深い解説があっていい。Eテレでは『バックヤード』や『100分de名著』『美の壺』『サイエンスzero』……。

一方でドラマの再放送枠でもあり、過去の優秀な作品を流すことが多い。そんな再放送にハマる。

たとえば大河ドラマ『八重の桜』。幕末の会津戦争から明治の京都を描き、敗者の視点が光る。会津若松城の籠城戦の壮絶なことよ。今後は新島襄の同志社が舞台となるが、土倉庄三郎の名も、少しだけ登場するはずだ。
何より綾瀬はるかがいい! これと比べると、同じ大河でも豊臣秀長をなんとかヒーローにしようと歴史でっち上げてんこ盛りの『豊臣兄弟!』の薄っぺらさが際立つわ。

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そして『JIN~仁~』。脳外科医が江戸時代にタイムスリップというありがちな設定ながら、精緻に江戸時代の生活を描き、日本の医学史にも踏み込む。コロリ(コレラ)との苦闘など、同じコレラ・パンデミックを取り上げた朝ドラ『風、薫る』とは段違いに迫力がある。
何より綾瀬はるかがいい! 彼女が看護師へと目覚める様子が涙を誘う。これと比べると和製007でも狙っているのかい、と思ってしまう『VIVANT』の荒唐無稽さが際立つわ。

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少数でもササるターゲットを狙うマニアックさ。一度は消費した中から価値あるものを拾いだす再発見。これって、様々な業界にも応用が利くはずだ。

この調子で綾瀬はるか出演のドラマの再放送を増やしてくれ(^^;)。

2026/09/27

月下美人の花酒

中秋の明月の夜に咲いた、月下美人。

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一五夜お月さまが見られなかったから、この花を眺めて月に思いを馳せる……十三夜や十四夜はよく見えたのに。十六夜も見えなかった。
ただ、本当の満月は今夜だという。中秋は月齢15日のはずなのに、なぜかズレている(^^;)。

とはいえ、結局は今朝~今夜も天候は雨・曇りだから満月は見られないだろう。

そして今朝の月下美人。

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夜咲いて、朝にはしぼむ、この花の目的はなんだろうか。気をつけておかないと、開花を見逃してしまう。
夜の虫に交配を頼っているのだと思うが……日本では栄養生殖しかできない月下美人なのであった。おそらく雄花だけで雌花が入ってこなかったのだろう。(だから海外から両方を持ち込んだら月下美人も果実を実らせ種子をつける。)

しかし、せっかく咲いたのだから何か花の利用法はないか、と考えた。生け花にも押し花にもドライフラワーにもできない。そこで以前酒に漬け込んだことがある。ホワイトリカーに月下美人の花をつけたのだ。これぞ花酒。

だが、強烈な香りにノックアウトされた。一口含むと口中に猛烈な香り……いや臭いが広がる。花の状態ならほんのり芳しいのだが、滲出させるとすさまじいのよ。

結局、薄めて飲むようにしたが。今年はどうしようか、ちょっと迷う。もしかして杉樽と同じかもしれない。漬けるのは一瞬、たとえば数時間だけとか10リットル20リットルに一蕾にしたらかぐわしい香りの美味い酒になるかもしれない。あるいはウイスキーのスモーキーさと合わないだろうか。

 

 

2026/09/26

杉樽ウイスキーで樽丸林業を

飲み会の帰りに、ちょっとクールダウンを兼ねて一人で馴染みのショットバーへ。

まずジントニックをいただいて、さて2杯目はウイスキーにしようと思いつく。そこで「何か……オーソドックスなウイスキーを」と頼んだ。

これまでなら「アイラのスコッチで珍しい醸造所ものを」とか「鼻の曲がるようなスモーキーなヤツ」とか、まあヘンな注文ばかりしていた(でもマスターは常に要求に応えた逸品をチョイスしてくれた)のだが、今回は真っ直ぐにウイスキーを味わってみようと思ったのである。それはスコッチだろうがバーボンだろうがジャパニーズウイスキーだろうがかまわない……という気持ちで臨んだ。オオゲサ……

そこで出してくれたのが、シーバスリーガル12年。うん、王道のスコッチだ。

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が、マスターは単に王道ウイスキーを選んだのではなかった。ラベルをよく見てほしい。「MIZUNARA」と記されている。そう、ミズナラ材の樽に仕込んだスコッチなのだった。味わいは、まさに王道。穏やかな口当たりに華やかな香り。たまには、こうしたオーソドックスな酒を味合わないと、舌が偏屈になる。

なんでも「ミズナラウイスキーシリーズ」というのがあって、シーバスリーガルが日本市場向けに開発したウイスキーだという。それらは日本産のミズナラ樽で仕上げ熟成(フィニッシュ)させたものだった。

そこで、つい検索。すると「ミズナラ樽は香りを原酒に移しやすく、華やかな花や果実のニュアンス、はちみつやナッツの甘み、スパイシーなアクセントを加える特性があります。」とHPに記されている。

日本のミズナラ材でつくった樽に、こんな需要が生まれていたのか。これは、もっと注目してよい。
しかしミズナラ材の樽づくりは非常に難しく高くつくだろう。もちろん価格も高くなるはずだ。そもそもミズナラの資源量はそんなに豊富ではない。ナラ枯れも進んでいるし、大木は枯渇しつつある。

どうせ国産材で樽をつくるなら、資源豊富で価格が安い木はどうか。安価な材を高く売るために。樽になるのは、だいたいオーク類。つまりナラやカシの木で、ミズナラもその一つだが、ほかにサクラやクリ材の樽もあるそうだ。

そして忘れてならないのは、スギ。ただし日本酒用ではない。あえて洋酒に挑めば、新たな世界が広がるかもしれない。杉樽で熟成させたウイスキーを売り出すメーカーもある。吉野杉の樽に詰めたことを売り文句にしている。

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以前、店先で見かけた「吉野杉樽熟成」のウイスキー。ほかにも何か所か日本酒の醸造所で売り出しているはず。

……実際は針葉樹のスギ成分は滲出しやすいから長く漬け込んだら臭くなる。…日本酒だって、実は長く杉樽には詰められなかった。醸造は桶で行うが、保管は陶器が多い。関西から江戸への下り酒は木樽に詰めたが、杉香が強すぎた。そこで樽用スギ材は、水につけて樹脂を抜いたそうだ。

それをあえてウイスキーに使うというのだから、それなりの工夫はいるだろう。しかしスギの香りが合うウイスキーを開発できたら、杉樽の需要が伸ばせるのではないか。いっそジンのように最初から木香を追及した酒もしくは飲食物を生み出せるかもしれない。焼酎の熟成にも使えるか。そのための杉樽も発明すれば、改めて木の樽による熟成が脚光をあびる可能性を感じる。
スギ以外の未利用広葉樹材から樽をつくる工夫も考えられる。ようは森の資源の高付加価値用途を生み出すことが大切だ。

建築材用途の木材は価格が下落してしまっている。樽桶用途をもっと考えれば、かつての樽丸材のように高く売れたはずだ。日本にも樽メーカーはそこそこあるが、原料が輸入材では意味がない。国産材の樽の復権こそ、木材を高く売る一つの道ではないか。日本の林業を復活させる要になりうる。

樽丸林業の復活を!

……とまあ、バーカウンターでウイスキーを味わいながら考えたのであった。

2026/09/25

萌芽コナラは土壌流出を止められない?

こんな研究が発表されていた。

森林樹木根系の研究成果を国際誌に公開~高齢コナラを伐採し萌芽した根の土壌補強強度は8年後まで低下~

このタイトルを見て、ちょっと意味がわからず本文を繰り返し読んで租借したのだが、あまり日本語としてこなれていないな(^^;)。

なぜ理解しづらかったのか理由を考えると、私の萌芽コナラの理解の“根”底が違っていたことがある。

コナラの切り株から生える萌芽は、そのまま元のコナラの根系を利用して生長すると思っていた。つまり元のコナラが20年生なら、萌芽は最初から20年生の根系を我が物として育つと思っていたのだ。

ところが、この論文によると、萌芽はスタート時は元の根を利用するが、その根は徐々に衰退するらしい。だから土壌補強強度(この言葉もこなれていない)は低下していく。

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この図のように根は減少していくというのだ。ただ、新たな根も生えていく? だから、また強度が復活するのか。

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実生苗は、最初から自分で根を伸ばすから、最初はわずかな土壌補強強度しかない。ゆっくりと根を増やして強めていく。

この理解でいいかな?

だから私か興味を持ったのは、論文タイトルのような土壌補強強度の増減よりも、萌芽は元の根をずっと利用できない点である。萌芽は子供ではなくクローン、いや自身と一体であるはずなのに、古い太い根をずっと利用し続けるわけではないのか。最初の数年間は利用して萌芽枝の生長もよいが、やはり長い目で見て生長は自分で伸ばした新しい根に頼るのか。

だとすると、(コナラだけではないとして)萌芽更新は、たしかに樹木の復活を早めるが、土壌流出を防止する効果は決して伐採前のまま保てないことになる。

森林を伐採して復活させる手段は、種子撒布、苗の植樹、そして萌芽更新があるが、強弱はあるにしても、元にもどすのには長い年月がかかるのだろう。

ちょっと認識を新たにした。

2026/09/24

12代目木製腕時計届く

9月の初めに注文した木製腕時計がようやく届いた。アメリカからである。かかるなあ。

とはいえ12代目。今度は、曜日入りでバンドも少し派手めを選ぶ。

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なかなか立派な箱に入っている。アメリカからの送料も含めて、わりと本体でないところに金をかけている。この箱、何か利用できないか。

木製腕時計を注文すると、送り方にもいろいろあって、以前は竹の丸い容器もあった。ほとんど剥き出しの包装もあり、いかにも安物ぽくもある。本体は、実は金をかけてないのかも。

以前は壊れないよいものを、と思ってイタリア製とか高いものを購入していたが、結局は電池がネックとなって寿命が尽きるので、今は数年ごとに買い換えるのがルーティンになってしまった。

実は11代目も電池を入れ換えて再生を企んでいる。電池交換ができないというのは、もったいないよ。

2026/09/23

身近な遭難

遭難した。行き慣れた森で。私はバカだ(泣)。。。

ちょっとした目的で、生駒市内の矢田丘陵を訪ねた。比較的平坦な森が広がっていて、私の好きな一角だ。

途中、送電線の下の木を伐採する仕事が行われていて、なるほど、ここの山主はこれで補償金が受け取れるんだな、と「山投資」に思いを馳せたりして……。

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そして目的地の饒速日命墓までたどり着く。ニギハヤヒと読み、岩船で天から舞い降りたという神話の人。生駒の豪族ナガスネヒコの妹と結婚して王となった。

ここを見て写真に納めたらOK。

そして帰ろうとしたのだが……往路には倒木があって、道を塞いでいる一角があった。無理して乗り越えたのだが、帰りは、その場所を迂回するつもりで別の道を進む。何、これまで幾度も通っている道。すぐに元の道と合流するはずだ。

……が、合流しないのである。道はあるのに、たどり着けない。伐採現場にも出たが、往路にいた人々はいない。おかしい。妖かしに化かされている気分だ。これまで幾度も通っているんだぞ。

仕方なく、スマホで地図を見た。進む方向は間違えていない。このまま行けば合流するはず。だが。道が徐々に消えていくのである!

一応、道の跡はあるが、ここ数年人が通っていない様子で草が茂り、クモの巣が張り通りづらくなっている。このまま進んでも藪漕ぎになってしまう。

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気の根っこも怪しげな紋様に見えてきた。。。

仕方なくもどることにした。このままだと、別の方向に向かってしまうのだ。そこで饒速日命の墓までもどって、手を合わせて祈る。この神話の人、ナガスネヒコを裏切ったから嫌いなんだが、神妙に祈る。そしてナガスネヒコ様、お助けください。

その後、倒木を乗り越えて、なんとか元来た道をもどれた。ちゃんと伐採業者もいた。

尾根筋の平坦に見えた森だが、よくよく地図を確認すると、尾根には谷様の窪みがあり尾根が二筋になっていた。また以前は普通に歩けば合流する道が使われなくなったのか、ここ数年で草に埋もれてしまっていたようだ。分岐に気づかず、異世界に迷い込んだか。。。

こんな身近な森で「遭難」しかけるとは。恐るべし。

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まあ、遭難しながらキノコ観察を楽しんだから、ヨシとしよう(良くない)。

2026/09/22

「世界サイの日」に角とトゲを考える

9月22日は「世界サイの日」だそうである。

朝からニュースで、動物のサイが、密猟で急減しており、絶滅の危機にあることを伝えていた。なぜ密猟するかと言えば、角を取るため。角は漢方薬など伝統的な薬として高値で取引されているからだ。

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過去の金沢動物園サイトより

だが、サイの角の主成分は、ケラチンというタンパク質の一種で、ようするに髪や爪、皮膚などの主成分の繊維質だ。なんら薬効のある物質ではない。爪の垢の方がマシかもしれない。それでも高額の金を払ってほしがる連中がいるのである。

なおウシの角も同じケラチン。だが動物の角は、多くが骨が変形したものだ。ほかに毛と融合した角もある。またゾウの象牙は、まさに牙、歯である。また皮膚が変化したものもある。なおシカのように毎年生えかわる角もあるように、骨が伸びる場合もある。


それで思い出した。以前、某大学(大学院?)の学生が、植物のトゲに興味を持って研究しているという話を聞いた(飲み会の席で)。ただ、私に言わせれば、トゲも千差万別だ。バラのトゲは表皮が変化したものだが、サボテンのトゲは茎(枝)が変化したもの。全然発生学的には別物だ。

つまり動物の角と植物のトゲ。どちらも同じ突起であるが、植物ごとにそれぞれ組織が違う。それなのに形は似ているから、相同ではなく相似だ。同じ「トゲ」とくくっていいの? ……とまあ、酒の席だから(笑)絡んでやった。

あの学生、その後どうしただろう?

で、考えるべきなのは、なぜ「角」あるいは「トゲ」が生まれたのか、という進化上の理由だ。なぜ、そうしたものを発生させるように進化したのか。サイもシカも、角でライバルを威嚇して、繁殖に有利になったり縄張りを守ったりする。トゲも虫や草食動物に食われないように身にまとうのだと言われている。もっとも、効果的なのかどうかは疑問もあるが……。

そういや植物やキノコ、一部の動物(ヘビやハチなど)の持つ毒にも、よく似た役割がある。生き延びる手段として「毒」を発生させる。でも成分は違う。角やトゲと同じではないか。

だが、サイは、角があることによって 殺される。サイを守るため、麻酔で眠らせて角を切り取ることで狙われないようにする活動も行われているそうだ。悲しくも、進化に反した事態である。

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2026/09/21

小さな木桶

夏に娘からもらったお土産は、3つの木桶に入った珍味?だった。

全部食べてから何か小物入れにでもするつもりだったが、一つが分解してしまった。

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こんな感じ。ちょうど木桶の構造を見るのに適しているかも。樽丸と底板、そして蓋。

使っている木はスギかなあ。木っ端でも、こうした商品にすると、おしゃれになる。価格も上がるだろう。でも、誰が作っているんだ?


2026/09/20

窓からの来客

このところ、仕事場の窓に来客がある。ガタガタ、コツコツと音だけがする。

姿はカーテンのあちら側なので見えないのだが……。なんとか覗き込むことに成功。

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さて、なんと言う鳥でしょう。

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ついに飛翔姿を撮影。

多分、キジバトだと思うけど、鳥類はあまり詳しくないのよ。いや、何が詳しいということもないが。

 

2026/09/19

金魚再導入と獣害防御

金魚の再導入の日がやってきた( ̄^ ̄)。

(多分)アライグマに食い荒らされて、ほぼ全滅した我が家の金魚池だが、対策として水面下にワイヤーメッシュの枠を設置、また植木鉢などを沈めて隠れ家も多数つくったので、今度こそと金魚を購入しに行った。車で約20分。でも細い、金魚養殖池の間を縫うような道をうろうろする。そしてたどり着いた一軒。

金魚の聖地・大和郡山市が近くでよかった(^o^)。

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20匹を購入。小赤はやめて、手頃な2種類の大きさの金魚を10匹ずつ。2匹おまけしてくれたから22匹だ。

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襲撃からのサバイバー2匹もいるから、これで池には24匹の金魚がいることになる。入れてすぐは固まっていたが、すぐに探索するかのように池のアチコチを巡るようになった。サバイバー2匹と仲良くしてほしい。大きさをサバイバーに合わせたのは、体格に優劣がついて喧嘩しないことを期待してである。

池の中の避難拠点は設けたが、ほかにも池の周囲に害獣の侵入ができないように対ノラネコ用のマットを敷いたり、さらにロープやテグス糸も張るつもり。鳥の襲撃もあり得るからだ。

あとはアライグマガ池の中をかき回してなくなってしまったスイレンなど水草類をいかに回復させるか。

我が家で獣害対策の防御方法を試すことになるとは思わなかった。これも勉強である。

2026/09/18

「 山に投資する人」に山を売る人たち

先日、テレビ東京系の番組『世の中お金で見てみよう』で、「山に投資する人!」を紹介していた。

世の中お金で見てみよう~火曜ヨルの学べる経済~

まだ若い人が、ばんばん山を買っている。全国数百か所だそうだ。

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買っていると言っても、1か所高くても数万円で、多くは1円程度だそうで、ほとんど払っていない。で、それをどうやって稼ぐかというと。

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まずは、送電線や電話線。その敷地料に加えて、伸びた木々の伐採した際の保証料。後者は1回で200万円ぐらいにはなるらしい。それを全国で展開すれば、たしかに儲かる。元手もほとんどいらず、また固定資産税などもほぼ無料。

ここまでは、私も想定していたのだが……よく探せば、高く売れる木もあるとか、山林で遊びたい人に賃貸するとか……なかなか考えている。

「山は買いだ」と煽るだけの番組かと思えば、わりときっちり買ってはいけない山とか、その後の管理の話までしている。ようするに、購入時に、すでにいくら儲かるか計算済みだった。

と、ここで疑問。それでは、なぜ元山主は、ほとんどタダで売ったのか。自分で稼げばいいのに。

どうやら、金になることを知らないからというより、面倒くさい、さらに言えば将来的に相続させることを考えると大変だ、という理由らしい。つまり、送電線の代金などは受け取れることを知っていても「いらない」「手放したい」から売るのだ。ほかにキャンプ場にするとか、山菜採取とか、それなりに金になること、楽しめる使い道はある。でも、「いらない」のだろう。

このマインドこそ、日本の山問題であった。

 

2026/09/17

AIに教養を

以前、講演先で翌日の天気が雨になりそうな時に、ネットの天気予報サイトをあさって、どこか晴れる予報がないかと探したことがある。
それぞれ少しずつ予報が違うので、もっとも都合がよい天気を示すサイトを見つけてそれを信じる……としたのである。雨が降らずに済むサイトを発見すると「あったぞ」と皆に示して笑い合っていた。

結果的に、どうだったか。覚えていない。晴れたのか雨が降ったのか。そんなことを思い出したのは、最近の話題からだ。

AI開発者が、そろって「開発速度を落とさねば、AIが暴走する」と危惧する声明を発した……。

中部電力の原子力発電所を再開しようと動いていた技術者たちが「目的のためには規則を破ってもいい」と考えていた……。

そこから連想したのが、こいつら「教養がない」ということだ。いずれも与えられた目的を遂行するために手段を考える中で、「こんな規則では上手くいかない」「この規則には、ここに抜け道がある」とか思いつき、それを実行したのだろう。

AIは、人間が与えた目的を達成するために、ほかのネットワークに侵入し、攪乱すれば自分は上手くいくと考えた。またその点を追及したら、どんな嘘をついて誤魔化すか、まで考えた。
中部電力の原発再稼働をさせるチームは、厄介な活断層の存在を「こうした計算方法をとれば問題は顕在化しない」と考えた。活断層の影響を過小評価する方法を見つけたのである。

両者とも、「(自分に与えられた小さな分野の目的を達成するためには)手段を選ばないという思考回路」を見つけたのである。言い換えると、「小さな目的」しか与えないと、全体の「大きな目的」を無視する考え方を身につけたのである。
原発事故が起きたときの影響より、再稼働させるミッションさえ成功させたら自分の役割は完遂だという点で、思考が止まっていたのだ。

何が足りないのか。そこで気づいたのが「教養」である。「雑学」と呼んでもいい。そして物事をトータルに見る思考力を磨く。幅広く情報を吸収すれば、都合のよい情報だけを選ぶことができなくなる。そしてトータルに判断せざるを得なくなる。たとえば

消費税を下げたら⇒物価が安くなる⇒庶民が喜ぶ
という浅はかな政策ではなく、
消費税を下げるために歳出削減する⇒削減された分野で事業の執行ができなくなる⇒収入を得られなくなる人が出る⇒社会不安が高まる⇒物価が上がる
借金(赤字国債発行)をする⇒円安が進行し金利が上がる⇒輸入物価が高騰し、借金(国債、ローンなど)の利払いが大きくなる⇒財政は破綻して物価高になる

これぐらいトータルで考えてほしい。そうした先を読む力は過去の事例を総ざらいし、人間の心理を読み取る必要がある。そこに歴史や文化、科学知識……まで含めた雑学・教養の重要性がある。

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これは思考のやり方を身につけるという点で、AIの方が得意だろう。

偏狭な知識しかない人間よりも、AIに教養をつける研究をした方か早道じゃないかな。

2026/09/16

「需要に応じた生産を」めざすのは米?木材?

先日、テレビで米価格の暴落を取り上げていた。そこで語られた鈴木農水大臣の言葉は「需要応じた生産」であった。

まあ、これは就任直後から口にしていて物議をかもしているが、思えばこれは米だけなのか。価格を支えるために「備蓄米の買い戻し」という言葉で政府が大量に米を買いつけようとしている(もっとも21万トンぐらいでは価格は上がらないだろう)が、これはほかの産物には適用しないのだろうか。野菜の価格が落ちたから買い支えるという話にはならない。果物も、花も。

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水産物はどうか。今秋はサンマが絶望的不漁らしいが、これって獲りすぎが原因だと言われている。需要も資源量も考えずに獲りまくった結果ではないのか。

サンマが獲れなくなるのは当然だった…「海水温上昇」でも「外国漁船」でも説明できない"本当の原因"

そして林産物はどうか。

いうまでもなく、林野庁は増産増産の一本槍だ。そこに「需要に応じた生産」という言葉は登場しない。むしろ「生産してから需要を考える」発想になっている。結果的に市場にあふれて価格が下落する。が、買い支えはあり得ない。
増産する理由は「資源量が十分あるから」。本当かどうか知らんけど。私は、日本の森がそんなに豊かだとは思えない。

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需要ではなく、供給が増えている。でも国産材が見直されているのではなくて、需要がないのに生産供給している、の間違いではないか。

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よいグラフがないが、燃料材、輸入材を除いて木材需要の推移を見るために製材供給量のグラフを見た。減少傾向にあるのは間違いない。

農水大臣よ。米だけではなく木材も「重要に応じた生産」を望みたい。

2026/09/15

BP材は、CLTを越えるか

内閣官房に「多様な木質材料の活用促進に関する関係省庁連絡会議」という会議があるそうだ。

林業や木材産業の成長産業化の推進を通じて地方創生を実現するのが目的だとかで、当初はCLT推しだった(会議もCLTが入っていた)。もう10年以上前から設置されているそうだが、今年5月に「多様な木質材料…」に改組したという。

で、その2回目会合の内容がHPにアップされていた。

多様な木質材料の活用促進に関する関係省庁連絡会議

それを見ると、さすがにCLT推進の姿勢を変えたわけではないようだが、別の木質材料にも目を向けている。

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まずCLT建築が普及してきたことを示すグラフ。もう生産が追いつかないほどだそうである。本当? ただよく見ると、CLTだけで建設しろという当初の無茶ぶりではなくなり、部分使用も推進している。鉄骨とのハイブリッドはもちろん、階段だけとか床だけ、壁だけ……という利用であるだろう。また土木素材も紹介している。当たり前というか、こちらが現実的な使い方だ。

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ただし、私が注目したのは、ほかの木質材料。

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DLTは私が以前より推していた素材。板を重ねて束ねた素材である点では従来の集成材、そしてCLTとも同じだが、接着はダボで行うもの。接着剤を使わないのだ。釘など金属も使わない。
何がよいかと言えば、まず小工場でも生産可能なこと。大規模な工場設備を必要としないから、地方の製材所でも作れる。地方創生とか地方の製材所が生き残る術になるのだ。そしてダボは木製だから、抜けば簡単に解体できる。板に戻せるから再利用がしやすくなる。

加えて、今回はBP材というカテゴリーが登場した。これは何? 私は知らなかった。なんと日本BP材協会まで設立されていた。
具体的には上記図にあるとおりで、主に柱(角材)を張り合わせた素材ということだ。なるほど、別に新規開発ではなく昔からあるが、それを規格化したものらしい。そもそも東大寺大仏殿の柱も角材と扇形材の張り合わせを行っている。接着剤は使わず(膠は使っていたような記憶がある)鉄のタガで締めているけど。

これも小工場でつくれるらしい。材の分解はできないが接着剤の量が減るのは好ましい。強度も縦方向なら問題ないだろう。横架材・梁にはしづらい?
BP材とか名付けず「大仏殿仕様」とか呼べば、重みがあるのに(笑)。

この手のエンジニアウッドは、今後重要になるだろう。太い無垢材が手に入りにくくなってくる中、細い材の張り合わせ技術が欠かせない。合板からパーティクルボード、MDF、OSB、ファイバーボードといった繊維の流れと、集成材、CLT、DLT……といった方向の違いはあるが、木材の未来図を描けるかな。

 

2026/09/14

南アルプス井川の森の思い出

特殊東海製紙グループの十全株式会社が管理している山が、南アルプスの井川地方にあると知った。その面積は2万4430ヘクタールにも及ぶ森だそうだ。
日本で何番目の大山主だろうか。

それを井川山林と呼ぶが、全域がユネスコエコパーク内にあり国立公園にも含まれる。また十山株式会社は、木材生産のほかJ-クレジットや、森林サービス産業、そして地元のミズナラ材も使用した樽によるウイスキーの熟成などを展開しているという。

これが目を止めたのは、ミズナラ材によるウイスキー樽を作っていることもあるが、私は井川という土地に思い出があるからだ。

というのは、私の学生時代、井川周辺は林学科の演習林(今は研究林と呼ぶのか。もっとも林学科~森林科学科がなくなったので、従来の意味の林学・森林科学を実習する場ではなくなったと思う)になっていて、私も通ったからだ。ただ大部分は借地と聞いていたので、所有者を知らない。もしかして、十全さんの山だったのかもしれない。

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江戸時代の植林地。混交林化している

通ったといっても、授業の演習は1、2回で、後は私が勝手に通ったと言ってよい。それは卒論のための森林動物の調査であった。

最初はカモシカを狙ったのだが、ほとんど目撃できず。1週間キャンプ生活をして追いかけて、たった1度、数十秒見ただけであった。それでは卒論にできない・時間がない(> <;)ので、アカネズミとヒメネズミの分布調査に切り換えたが……。

今ならカモシカもシカのほか、さまざまな野生動物が見られるんじゃないかと思う。それほど増えており、獣害の心配をしなくてはならない。が、当時は、野生動物を目撃すること自体が極めて僥倖だったのだ。わずかにキャンプ場近くでイノシシの足跡を発見して興奮したことを思い出す。今なら「げっ」と思って目をそらすだろう。見たくないよ……日常的に見ているから。

もう一つ。この地域の林業開発の指導に土倉庄三郎が入ったことがあるという。これも詳しいことはわからないのだが、講演に呼ばれて現地を歩いたらしい。奥山から木を出すための大井川の活用と、伐採跡地の植林の必要性が中心だったと思う。当時は、まだ再造林が一般的ではなかった。

実はそれより100年ほど前になるが、紀伊国屋文左衛門もこの山で木を伐りだしている。かなりひどい伐り方をして山を荒らした。地元の人を使わずよそから(おそらく和歌山から)送り込んだらしい。自分の山でなければ平気で乱暴な伐り方をするのは世の常(-_-;)。将来に責任を持たないと、根こそぎ伐る。案外、そうした林業地が全国に広がっていたのではないか。庄三郎はそれを正そうとしていた。

とまあ、こんな思い出を抱えた地である。

ウイスキー樽は、スギによる日本酒用の樽や桶の製造より大変だろう。樹木のうち使えるところは少ないし、樽にしてもすき間でできてよく洩れる。そこで紙や布を詰めると聞いたが……。針葉樹樽とは似て非なる製造法である。

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さて、井川山林はどんな経営方法をとっているのだろう。

2026/09/13

秋の虫は!蚊だった。。。

雨とともに、ようやく気温が下がって秋の気配……と思っていたら、たまに晴れたら暑すぎる。。。

とはいえ、夜はそこそこ気温も下がる。夜はウルサイほどの虫の声。秋の夜長は始まりつつある。実際、庭で見かける虫が増えた。それにトンボやバッタが飛び交い、蜘蛛が巣を作るので蜘蛛の巣を顔にかぶらないように気をつけねばならない。

だが、何より真夏はほとんど飛ばなかった蚊がブンブンと飛ぶのは辛い(-_-;)。庭に出る際に防虫剤を忘れるとボコボコに刺されてしまう。蚊は、今や秋の虫なのだ。盛夏の間は、まったく見かけなかった蚊がよく飛ぶ。室内にも侵入する。蚊とり線香をつける。もはや蚊が飛ぶと秋の気配、蚊とり線香は秋の香りなのである。

庭に咲いたアジサイ。

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真夏は暑すぎて、昼間は常にしおれていた。それが長雨で元気をとりもどし、梅雨到来、我が世の季節と勘違いしたか。

これも秋の気配……ということにしておこう。

2026/09/12

木の「洗い屋」

先日見ていたBSNHKの「クールジャパン」という番組で、「洗い屋」という職業を紹介していた。(破綻した政府のクールジャパン機構とは何の関係もない。)

日本は「洗う」ことにこだわっている、という特集だったのだが、そこで登場したのが、木の洗い屋。つまり木造建築や木造家具、木工品などなどを洗ってきれいにする仕事だそうだ。極めて専門的で、どうやら京都などに何軒かあるらしい。木造の文化財は全国にあるのだから、探せばもっとあるのかもしれない。

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それにしても盲点だった。木材と言えば、すぐに耐腐朽性や耐火性能ばかり指摘されるが、維持の基本は洗って表面を磨き上げることだ。材質そのものが傷んでいなくても、表面に埃が溜まれば、汚れて見える。それがひいては木造の寿命にも関わってくる。
番組で登場したのは、450年ものの木の門。手がける職人が「神門」さんというのは、なかなか意味ありげ。

洗い屋神門(かんど)

なるほど、木材を洗うのも、素人がたわしでゴシゴシ……では傷つけてしまう木造品もあるだろう。しかし、専門家にお願いする発想はなかった。

ちなみにテレビ画面の背景になっているのは、我が家のリビングの壁。フランウッドを張っているのだが、これも拭き掃除ぐらいしなくてはいけないかな。

2026/09/11

庭の池異変……の今

春先から騒いでいた「庭の池異変」。謎の金魚壊滅が起きて、どうやらアライグマの侵入らしいということまでは記したかと思う。

その後、襲撃はなくなった……というか、金魚がいなくなったら来ないよな、と思っていたが、平穏が続いた結果。

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池の上を見てくれ。2匹の金魚が姿を現したではないか。襲撃を免れて生き残った金魚がいた。一時期30数匹がいたことを思えば、よくぞ生き抜いた。いつも2匹が寄り添っているから、襲撃を耐えた「戦友」なのだろうか。
その下の水面下のワイヤーメッシュを見たらわかるとおり、現在、池の水面の大半にメッシュを敷きつめた。これで、また何か動物が金魚を襲っても、その下に潜れば手を出せないはず。ほかにも植木鉢などを沈めて、隠れ家をいくつかつくった。これで生き延びられる環境が整いだした。
今後は、新たな金魚を入れようと思っている。大和郡山に買いに行こう。日本一の金魚の産地だ。

以前いた30匹ほどのうち、小赤(体長1センチ程度の幼魚。金魚すくい用)などには自然死したものもいると思われる。また明らかに池で産卵して生まれた金魚もいた。なかには小赤から10年近く生きて体長10センチぐらいまで育った金魚もいたのだが。再び育てるか。それとも最初から大きな金魚を購入するか。

生き残った2匹と喧嘩しても困るからなあ。悩みどころだ。

 

2026/09/10

木を伐らないと報酬が得られる仕組み

このところ、ようやく「木材生産だけでなく収入を得る方法」としての林業が語られるようになってきた。といっても、細々だが……。

そんな中で目が止まったのは、こんなニュース。

森林を残す所有者に報酬を 「伐採しない」選択に価値をつけるブラジルの試み

ブラジルでは、法律上は農地や牧草地に転換できる森林を、あえて残す土地所有者に金銭を支払う取り組みが試行されている。アマゾン環境研究所(IPAM)がすすめるプロジェクト、「CONSERV」だ。
ブラジルでは、土地所有者に一定割合の森林を保全することが法律で義務付けられている。保全すべき割合は地域によって異なり、アマゾンでは最大80%、その他の地域では20%とされている。
一方、その基準を超えて残された原生植生は「法定保留地の余剰」とされ、許可を得れば合法的に伐採し、農地や牧草地に転換できるという。
問題は、こうした「合法的に伐採できる森林」が広大なこと。研究ネットワークMapBiomasの調査では、2008年から2024年の間に、アマゾンとセラード(ブラジルのサバンナ地域)で許可を得て伐採された森林は360万ヘクタールに上っている。これは、ベルギーの国土よりも広い面積だ。
CONSERVは、これらの森林を伐採せずに残す土地所有者に対して、その保全に対する金銭的なインセンティブを提供する。森林を残すこと自体に経済的な価値を持たせる仕組みだ。
2020~2024年の試行では、マットグロッソ州とパラー州の23の土地を対象に、ノルウェーとオランダの政府から資金提供を受け、アマゾンとセラードの2つの生態系で計2万707ヘクタールの土地を保護した。

CONSERVで受け取れる報酬は年2回。金額は、森林伐採リスクや森林環境サービス、そして土地価格に基づき算出されるそうだが、その原資をどこから得ているのか気になる。

現時点では寄付金のようだが、今後は炭素クレジットの販売や対象地で生産された農産物への価格プレミアム、そのほか融資条件を有利にすることなどを考えているそうである。

イマイチ、伸びしろがないなあ。ガッツリ収入源を確保しないと。炭素クレジットは日本でも流行りだか、問題は誰が購入してくれるかだ。設定しても、買手がいないと話にならない。

もう一つ、生物多様性クレジットを設けることはできないか。森林を守って生物多様性維持が金になる仕掛けをつくってほしい。

エコツアーなど観光収入もそんなに期待できない。いっそ森林に金を出す国や企業のビジネスに有利な取引条件を与えるとか、勲章を授与するとか(^o^)。アイデア不足だ。

むしろ私が気になったのは「合法だけど伐らせない」という発想である。合法というのは、かなり恣意的に国が法律で決めることなので、合法的に伐採したけど森林破壊になった、という例が世界にはあふれている。

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この写真はブラジルの林業らしいが、まさに計画的に行っている合法林業だ。

思いつくのは、EUDR、ヨーロッパ森林破壊防止規則だ。これは貿易時に商品が森林破壊をしていないかチェックするシステム。なかなか難しくて、制度として稼働が遅れているが、発想は「合法でも森林破壊はダメ」である。

しかし、これは買わないだけだから、森林の所有者にメリットが少ない。何かないかなあ。

2026/09/09

Y!ニュース「…年間5万トン以上の死骸の後始末…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「害獣駆除。年間5万トン以上の死骸の後始末は限界に来ている」を執筆しました。

このところ気に留めている「害獣駆除の後始末」問題。調べれば調べるほど深刻な情況であることがわかってきた。

今後、駆除数は増加の一途をたどりそうなのに、現場が追いついていない。いや問題を認識している自治体もあるにはあるが、何も有効な対策を打てずに手をこまねいている。

もちろん野山に横たわるのは、人が駆除という形で動物を殺して放置する野生動物の死骸だけでなく、病気や怪我や高齢……などで自然死する動物もそこそこの数になる。それらはいうまでもなく、自然界でほかの動物や虫に加えたり、微生物、菌類などに分解されて、自然界にくもどっていく。つまり物質循環だ。それは、さほど目立たない。たまに登山者に白骨状態で発見される程度だ。

しかし……ある程度集約された形で存在してしまう死骸の処置は、目を背けて済ませるわけには行くまい。

なお、これは序章である。今後も追跡すれば何か出てくるか……でも面倒だし、そもそも気持ちよいテーマではないし(´Д`)、私も放置するかもしれない。

世間の反応を見ようかね。

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解体しているシカ肉。きれいな色をしているが、これは食用にならないんだって。ペットフードに回せるか、無理なら廃棄。

2026/09/08

イグ・ノーベル賞の毒蛇の「福祉」

今年のイグ・ノーベル賞が発表された。

「キスの起源」から「パンツ埋め実験」まで――2026年イグノーベル賞、全10部門の受賞研究

いやあ、楽しい。私は本家のノーベル賞より期待している。日本の科学者はこちらの受賞をめざすべきだ。科学って、このワクワク感が大切だと思うのに、最近はノーベル賞の研究分野も細分化されすぎ、わかりにくい研究が増えた。

で、今回の受賞作の中で私が興味を引いたのは、

生物学賞 ―― 毒ヘビ116匹で調べた「咬まれやすい条件」  

である。マムシの仲間、毒蛇ジャララカを防護ブーツで頭、胴の中央、尾を柔らかく踏み分け、毒蛇の反応を調べたというもの。
反撃する……尻尾を踏まれたときの方が身体をくねらせて踏んだ犯人に襲いかかりやすいのでは、と思ったが、実は頭を踏んだときの方か反撃は多いのだそうだ。頭を踏まれると危険を感じやすいからか。しかし、頭を思い切り踏んづけて潰せば咬まれることはないぞ(⌒ー⌒)。

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サイトより借用

1回のテストでは、頭・胴・尾に10回ずつ、計30回の刺激を与えました。
体に触れずに足を近づける条件も試しています。
撤回前の論文は、ヘビが踏まれた場所によって、咬む確率が大きく違ったと報告しました。
頭を踏まれたときに咬む確率は約44%で、胴の約20%、尾の約11%を大きく上回りました。
さらに、生後まもない個体は成体の2.17倍咬みやすく、雌は体温が高いほど咬みやすい傾向がありました。

これはこれで興味深いのだが、もう一点私が興味を引いた点。それは、一度学術誌『Scientific Reports』に掲載された後に、論文を撤回している理由である。

撤回通知が理由に挙げたのは、データの捏造や解析ミスではなく、動物実験の事前承認の問題でした。
動物を使う研究では、どの動物にどんな操作をするかを事前に申請し、委員会の承認を得ておく必要があります。
著者らによると、承認されていたのは、金属のかぎ棒でヘビの体を地面に押さえる方法と、ブーツを履いた足を近づける方法でした。
ところが、かぎ棒はヘビの口を傷つける恐れがあるとわかり、ヘビを守る緩衝材を入れたブーツで柔らかく踏む方法に変えたといいます。
しかし掲載誌は、柔らかく踏む方法と、生後まもないヘビの使用が倫理委員会の承認に含まれていなかったとして、論文を撤回しました。
著者6人は全員、この撤回に反対しています。

踏むことが倫理規定に反したというのだ。それも明確な違反というより、承認を得なかったから。より優しい方法に踏み方を変えたことが承認に含まれていなかった。ようするにアニマルウェルフェア(動物福祉)の一環だろう。

日本人からすると、ヘビのような爬虫類にも実験動物にアニマルウェルフェアは適用されて、倫理委員会に申請しなくてはならないのか……と驚くが、手続きの煩雑さ・細かさも、想定外の規律である。これではクマなど害獣の駆除、いやイヌネコの飼育について議論するどころではない。

ちょっと行き過ぎ感のある動物福祉は、そのうちハレーションを引き起こして、危険な動物を殺して何が悪い、とかいう運動が出てきそうだ。人種差別、ジェンダーやLGBTQなどと同じように。

 

2026/09/07

Wedge ONLINEに「クマが増えたのは日本だけじゃない!…」を書いた裏事情

Wedge ONLINEに『クマが増えたのは日本だけじゃない!人里への出没はアメリカでもヨーロッパでも…各国の対策から見える「駆除ばかり」が手立てではない』を執筆しました。

今年の秋も、多分多くのクマが人里に出てくるだろう。その時にまた「なぜ日本ではクマが増えたのか」とか「昔見こんなことがなかった。今の日本社会、自然がおかしくなってくる」という声が出てくるに違いない。

どうも日本だけの特殊事情だと決めつける人がいて、「日本の自然界は開発が進んでボロボロで野生動物を苦しめている」ことに原因を求めたがるようである。それをひていするのも疲れるので、とりあえず海外事情をば。

さすがに海外のクマの写真を私は持っていないので、編集部にお任せしたら、いい写真を見つけ出してくれた。

なんとクマに餌を与えている写真。これがあるなら、と観光客の餌やり問題も文章に付け加えたほどだ。

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ほかアメリカのフードロッカーの写真もあったとは。

今や野生動物ジャーナリストになった私は、写真を調達しなくてはならないな。

2026/09/06

「動物を守る人」連載への違和感

朝日新聞で「動物を守る人たち」という連載があった。6日が最終回だったよう。

動物を守る人たち:3 広がる活動 

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1、2もあるから、検索してほしい。

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一応、毎回目を通していたのだが、どーにも引っかかる点がある。それは……「しょせん、イヌネコのことだけなんだな」。

詳細に読めば、実験動物などのマウスや、ニワトリ、ブタなど家禽・家畜も登場するのだが、それも「しょせん、愛玩動物、家畜、実験動物……という人が管理している動物」のことだ。

イヌネコの虐待やノラネコなどを保護したい人が多いのはわかるが、野生動物とくに最近話題の害獣~シカ、イノシシ、クマ……ほか、近年急速に人間社会に出没して問題になっている動物たちをどのように捉えているのか……という視点が見つからない。

言っておくが、害獣を守れ、と言っているのではない。私は、駆除が必要だと思っている。それに今やクマを殺せ、駆除しろ、の大合唱だ。シカも南アルプス山中に群れている写真が出たら、駆除する声ばかり。

だが、クマは昨年1万2000頭あまり、シカとイノシシにいたっては合わせて120万頭以上を毎年駆除している。こちらの「動物」に関して、何もコメントしていないのが違和感になる。「たかだか」ノラネコノライヌの駆除数は年間1万匹足らず。それと比べると命を奪うレベルが違いすぎる。

だいたい、120万頭以上の駆除動物をどのように処分しているか考えたことがあるか。

基本は埋めるとされているが、現実はほぼ放置。焼却処分するにも、莫大な手間と金がかかる。なおジビエになるのは、シカとイノシシで頭数的には1割以下だが、肉となるのは重量の3割以下。つまり全体の3%程度しか利用していない。ほかの駆除動物を加えたら1%ぐらいになるだろう。

それに実験動物や家畜の解体後の残渣……膨大な生き物の死骸が処分されている。重量で比べるのもヘンだが、膨大な命を絶って無為に捨てているのに、役に立てている実験動物がかわいそうと言われても、ね。。。。

……とまあ、そんな怒りにも似た気持ちを持ってしまった。

獣害を駆除した、で、その後はどうしてる? ちょっと考えてみたい。

 

2026/09/05

大和ハウスは木造住宅か

大和ハウスが、一戸建て住宅の建築を、全国から撤退するのだそうだ。

大和ハウス、新築戸建て住宅の新規販売23道県で撤退…コスト高騰・需要減で都市部に経営資源を集中 

 大和ハウス工業は4日、新築戸建て住宅事業を再編すると発表した。2027年4月に北海道や東北、四国などの23道県で新規販売から撤退し、東京や大阪など都市部の営業を強化する。資材費や人件費が高騰する中、需要が見込みにくい地方の事業を縮小することで、戸建て住宅事業の収益力を高める。
 新築戸建ては現在、山形、沖縄を除く45都道府県で展開している。撤退する23道県では、来年3月末までに新規受注を取りやめる。住宅購入者へのアフターサービスは続ける。

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これを縮小する住宅産業という面から見てもいいし、それで木材需要がどれだけ減るか、と心配する人もいるかもしれないが、ちょっと斜に構えて見てみたい。というのは、大和ハウスは軽量鉄骨を柱とプレハブ住宅がメインで、そもそも木造住宅ではない。
簡単に言えば、柱など構造材は鉄骨で、内装を木質にすることで木造住宅ぽくした家、という感じだ。

創業者の石橋信夫は、奈良県川上村出身。吉野林業の中心地で生まれ育ったが、戦争直後の住宅難で木材が圧倒的に足りない中、「柱は木材じゃなくてもええんちゃう?」と考えて鉄骨柱を考案した。木材の使用量を減らすことが目的だったのだ。

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川上村にある、石橋信夫の生家跡につくられた生誕100周年記念碑。

今のような「木材をもっと使え」という時代ではなかったのだ。私自身は、これぞ炯眼、木造住宅は木材を使わなくても建てられることを証明したわけである。内装、あるいは外装も、人の目が止まるところを木材を使う、あるいは木材ぽく見える素材を使うことで木造住宅みたいになるのである。これぞ、木造住宅の未来図だ。

ちなみに大和ハウスの「みらい価値共創センター・コトクリエ」という施設がある。斬新なデザインが目を引く、木造ぽい建築。

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中も、ふんだんに木質が目立つ構造で、ホールも会議室もある。が、もちろん鉄筋コンクリートづくりだろう。

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こんな木のモニュメント?も並ぶ。

また、石橋さん、吉野高校(現・奈良南高校吉野分校)には、林業博物館も建てた。高校に林業博物館があるのは、全国唯一ではないか。そこには台湾の木材標本がずらりと並ぶかと思えば、正倉院や法隆寺の木材まで並ぶ。どうやって手に入れたんだ? そうそう、大和ハウスを建てる際に出土したと言われる巨大な珪化木の化石もゴロゴロしている。土倉庄三郎の肖像画や、古文書類も数多い。

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そんな目から大和ハウスの今回の経営戦略を考えると……どうかな?

 

2026/09/04

野良薔薇

気がつくと、玄関先の植え込みにバラの花が咲いていた。

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バラを植えた記憶はないので、おそらく父が植えたのだろう。10年近く前ではないか。そして、私はまったく世話をしていない。

バラは、通常育てるのはかなり難しくて、とくに日本では念入りの世話が求められるというが、このバラは放置状態。だから勝手に生えたバラという意味で野良バラ、野良薔薇と呼んでいる。野ばらだと別の意味、種になってしまう。

それが結構立派な赤い花を咲かせたのである。

私がしていたのは、周辺の植木とともに水やりをするだけだ。隣には小さなツバキが植わっているほか、雑草が繁って……(^o^)。今年の夏は、とくに念入りに水やりをした。朝夕2回にしないといけないほど暑かったから。それでも育つのならバラ栽培もカンタン♪ なのだが。

もっと庭のアチコチにバラの苗木を植えてみようか。ちなみに今年は、庭木が次々に枯れる災難に見舞われている。暑さのせい? と思いつつも、バラは育っている。

2026/09/03

簡易製材機から考える林業の将来像

もう林業の話題はうっとうしいからヤメ! と思っていたのだが(笑)、ウッドマイザーが横浜にショールームを開いたというニュースを目にして、日本の林業の将来像に思いを馳せてしまった。

2026年7月25日  ポータブル製材機および木材加工機器の世界トップメーカーであるWood-Mizerは本日、SINKOグループの 株式会社C.M.Jと、日本におけるWood-Mizerブランドの正規ディーラー契約を締結したことを発表しました。この提携に伴い、神奈川県横浜市に新ショールームを開設。

そもそもウッドマイザーという会社は、簡易製材機や乾燥機、鋸刃……などで簡易式というかポータブルというか、自家製材をするための林業機械メーカーだ。そこの商品のショールームがオープンしたなんて、業界の中の小さなニュース。

だが、私は、ここから連想して日本林業の未来図の夢を描いたのだ。

2_20260903114501カタログより借用

ウッドマイザーの宣伝をして見返りを期待している(^^;)わけではないのだが、こうした機械こそ、日本の林業界に合っているのではないか、と思う。ウッドマイザーが日本市場に力を入れているのは、そのことに気づいたからか、と深読みしてしまった。

日本の林業は所有が小規模で、地形が複雑で、樹種も木材の質も千差万別で……といった特性がある。それが現代の木材産業⇒建築素材といった流れから見ると不利になり、衰退を招いている一因とされる。

私は、その意見に必ずしも与するものではないが、条件としてはその通りだ。ただし、政府を初めとして林業振興をのたまう人々の唱える「規模の拡大」「高性能機械」、そして「スマート林業」とやらによる振興には異議がある。

反対ではないか。小規模なものを大規模化するのではなく、小規模林地から千差万別の木材を収穫できることを活かしたい。
山と消費地が近く、要望を聞き取りやすいのだから、ユーザーの声に合わせた商品づくりをして、高く売る術を磨くべきではないのか。人口減社会で木材消費量は落ちていくのに、量を指向するのがおかしい。小ロットだけどユーザーの満足度を上げて純益増を図るベクトルをめざした方がよい。

思えば木材の商品化の流れを追うと、無駄の塊だ。山に生えている木のうち、収穫するのは体積で言って3~5割程度。根っこに切り株に枝葉を林地に残す。間伐材も切り捨てている。収穫した原木(幹)も、製材過程で半分以下になる。さらに製材を建築に使う際に、プレカットや現場での調整で、また削って減らす。大規模化すると商品アイテムを増やせないから、販売のチャンスロスも生み出す。
最大の利用率で合板の6割ぐらいか。CLTなどは3割以下という。チップや燃料に回せば、8~9割と利用率は高まるが、今度は価格が下がる。

トータルで、森林に生える木の1~2割しか利用していないのではないか。しかし原木を搬出するためには燃料も大量に使う。

……ということを考えると、もっとも効率的なのは、山の現場で製材してしまうことだ。必要部分だけを持ち出す。運ぶ量を減らせばトラックに積み込む重量も減って燃料費が浮く。当然、環境にも優しい。そして製材(荒材でも)なのだから単価は上がる。乾燥やプレカットなどの加工は町の工場でやってもよいが、山の現場でも可能なものがある。

だから山の現場で最終用途に合わせた製材をすることで林業家の取り分を増やすことができるのだ。そこで簡易製材機が必要となる。ウッドマイザーの出番となる(笑)。

……と、ここまで考えて、林業家とエンドユーザーの情報共有が最重要で、それこそ日本の林業家のもっとも苦手とする分野かもしれない、と気づいた。コミュニケーション能力もそうだが、エンドユーザーに営業かけて、ほしがっている木材の形状を聞き出し、それに合わせてきめ細かな寸法に製材する、その後の乾燥やプレカットの手配もする……あああ、きっと一番苦手だわ。

無理だな。やっぱり日本の林業のことを考えると絶望するわ。うっとうしい。

 

2026/09/02

木製腕時計、更新の悩み

愛用の木製腕時計の針が止まった。

おそらく電池切れだと思うが……その軽さと肌触りが気に入っているものの、使い続けるか悩む。

木製腕時計を愛用し始めて10数年経つのだが、すでに買い替えを繰り返し10代を越えている。最初ころは、木製のバンド部分の破損が多かった。すぐに割れる。接着剤で付けても長持ちしない。またマシンが壊れるケースも度々あった。日本メーカーとしているのに、注文すると中国から届くようなものもあった。

こうした件は、何度かブログにも書いている。古いものを探すと2020年にあった。もっと前にも書いた気がする。

木製腕時計ゲット×2!

そして今の時計について書いたのは、2024年11月だった。

11代目の腕時計は……

実は、その後この時計の電池が切れて交換に行ったら、「木製なので、ネジを外すと再び締められません」と言われた。ネジは金属で、木製部分に食い込むようになるので、ネジがガバガバになるのである。

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裏側はこんな感じ。

それでもお願いして交換してもらったが、やはりネジか緩みがちなので、私はセロハンテープを上から張ってネジが抜け落ちるのを防いでいる。

今回、また電池交換しようと思ったら、完全にネジが締まらなくなりそう。もう接着剤で固めるしかないだろう。

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ネジ穴周辺が欠けている。

さて、そこまでしてこの時計を使い続けるか。だいたい電池がなくなるのが早すぎないか。先の交換から1年ぐらいしか経っていないのだ。

それとも新たに買い直すか。バンドが割れて使えない、マシンが壊れる、といった問題はなくても、電池交換ができないというのは、時計の寿命にとって致命傷だな。

買い直すか。価格は数万円だが……悩むところである。当面、腕時計なしの生活になる。

 

2026/09/01

「税金で買った本」の分類番号

NHK夜ドラで『税金で買った本』というドラマが放映中。舞台は図書館だ。

なんとも無骨なタイトル……ってこれ原作があるのだが、そこで図書館の本の分類番号に関する説明がある。

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詳しいことはドラマ……いや図書館の常識だから各自調べてくれ。でも、スクショした画面にあるように、「植物」の本の分類番号は470だけど、「森林」になると650となる。画面では「林業」となっているが。森林は林業で、「産業」分類されて650番台なのである。

せっかくだから細かな分類を。

651: 林業経済・行政・経営
652: 森林史・林業史・事情
653: 森林立地・造林(植林や育林など)
654: 森林保護(病気や害虫、防災など)
655: 森林施業(伐採や管理計画など)
656: 森林工学(林道や作業機械など)
657: 森林利用・林産物・木材学
658: 林産製造(木材加工など)
659: 狩猟

どうかね。600番台の分類は、基本的に産業分類だ。森林=林業としているのは、分類番号を決めた時代背景も関係あるかもしれない。

ところで自然科学としての森林は、植物学分類470に入る。でも生態学となると468。4は自然科学、46は生物科学。

森林生態学になると、複雑になる。2つに分かれるのだ。

653.17 林学・林業 > 森林立地・造林 > 森林生態学
468.08 自然科学 > 生物科学 > 生態学 > 森林生態学

個別の本を、どちらの分類に入れるかは、図書館員の胸先三寸というか、技量、知恵による。図書館によっても、理学系か農学系によって違う。
ついでに言うと、書店の分類も、また別。森林と林業の本を同じ棚に並べることもあれば、生物棚と農業棚に分けることもある。綿染み、いつも書店に行くと、自分の本がどちらの棚に並べられているか確認する(⌒ー⌒)。

こんなことを面白がる人は少ないかもしれない。

実は、私は図書館に思い入れがある。中学生の時は、図書委員、図書委員長を務め、高校になると図書部(母校は、なぜか図書業務を部活動にしていた)で図書部長を務めていた。中学高校の図書館に君臨していたのである( ̄^ ̄)。
(ちなみに高校時代は、ほかに山岳部、園芸部、演劇部にも席を置いていた。)

だから図書館の仕組みや業務に関しては、そこそこ知っている。各地の図書館や専門図書館にもよく出入りしていた。まあ時代が進んで、現在の電子カルテ時代のことは何もわからないが。

図書館は「謎を調べる」拠点だったのだが、ネット時代になって、さらにAIで済ませる時代へとなりつつある。紙の本も売れなくなる中、紙の本で成り立つ図書館の生き残る術を考えてしまう。

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