「税金で買った本」の分類番号
NHK夜ドラで『税金で買った本』というドラマが放映中。舞台は図書館だ。
なんとも無骨なタイトル……ってこれ原作があるのだが、そこで図書館の本の分類番号に関する説明がある。
詳しいことはドラマ……いや図書館の常識だから各自調べてくれ。でも、スクショした画面にあるように、「植物」の本の分類番号は470だけど、「森林」になると650となる。画面では「林業」となっているが。森林は林業で、「産業」分類されて650番台なのである。
せっかくだから細かな分類を。
651: 林業経済・行政・経営
652: 森林史・林業史・事情
653: 森林立地・造林(植林や育林など)
654: 森林保護(病気や害虫、防災など)
655: 森林施業(伐採や管理計画など)
656: 森林工学(林道や作業機械など)
657: 森林利用・林産物・木材学
658: 林産製造(木材加工など)
659: 狩猟
どうかね。600番台の分類は、基本的に産業分類だ。森林=林業としているのは、分類番号を決めた時代背景も関係あるかもしれない。
ところで自然科学としての森林は、植物学分類470に入る。でも生態学となると468。4は自然科学、46は生物科学。
森林生態学になると、複雑になる。2つに分かれるのだ。
653.17 林学・林業 > 森林立地・造林 > 森林生態学
468.08 自然科学 > 生物科学 > 生態学 > 森林生態学
個別の本を、どちらの分類に入れるかは、図書館員の胸先三寸というか、技量、知恵による。図書館によっても、理学系か農学系によって違う。
ついでに言うと、書店の分類も、また別。森林と林業の本を同じ棚に並べることもあれば、生物棚と農業棚に分けることもある。綿染み、いつも書店に行くと、自分の本がどちらの棚に並べられているか確認する(⌒ー⌒)。
こんなことを面白がる人は少ないかもしれない。
実は、私は図書館に思い入れがある。中学生の時は、図書委員、図書委員長を務め、高校になると図書部(母校は、なぜか図書業務を部活動にしていた)で図書部長を務めていた。中学高校の図書館に君臨していたのである( ̄^ ̄)。
(ちなみに高校時代は、ほかに山岳部、園芸部、演劇部にも席を置いていた。)
だから図書館の仕組みや業務に関しては、そこそこ知っている。各地の図書館や専門図書館にもよく出入りしていた。まあ時代が進んで、現在の電子カルテ時代のことは何もわからないが。
図書館は「謎を調べる」拠点だったのだが、ネット時代になって、さらにAIで済ませる時代へとなりつつある。紙の本も売れなくなる中、紙の本で成り立つ図書館の生き残る術を考えてしまう。
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長野県は図書館が貧弱なので買い込んでいます。なくなったら買えなくなるという強迫観念です。
読んでない本が多いので時々2冊買ってしまいます。
分厚い本は場所も時間もお金も取られるので、そんな本を書く人は嫌いです。
投稿: 野村民夫 | 2026/09/01 16:50