木の「洗い屋」
先日見ていたBSNHKの「クールジャパン」という番組で、「洗い屋」という職業を紹介していた。(破綻した政府のクールジャパン機構とは何の関係もない。)
日本は「洗う」ことにこだわっている、という特集だったのだが、そこで登場したのが、木の洗い屋。つまり木造建築や木造家具、木工品などなどを洗ってきれいにする仕事だそうだ。極めて専門的で、どうやら京都などに何軒かあるらしい。木造の文化財は全国にあるのだから、探せばもっとあるのかもしれない。
それにしても盲点だった。木材と言えば、すぐに耐腐朽性や耐火性能ばかり指摘されるが、維持の基本は洗って表面を磨き上げることだ。材質そのものが傷んでいなくても、表面に埃が溜まれば、汚れて見える。それがひいては木造の寿命にも関わってくる。
番組で登場したのは、450年ものの木の門。手がける職人が「神門」さんというのは、なかなか意味ありげ。
なるほど、木材を洗うのも、素人がたわしでゴシゴシ……では傷つけてしまう木造品もあるだろう。しかし、専門家にお願いする発想はなかった。
ちなみにテレビ画面の背景になっているのは、我が家のリビングの壁。フランウッドを張っているのだが、これも拭き掃除ぐらいしなくてはいけないかな。
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