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森と林業と田舎の本

2022/09/08

我が山林に支障木伐採

以前より連絡がありつつ、延期が続いていた関西電力の支障木伐採。我が山林にようやく来た。天候やら緊急事態やら何やら延期を繰り返していたのだが、とうとうやってきて、私も立ち会った。

以前より電線に絡んで危険を感じている木がいくつもあったので、一掃を期待していたのだが……。

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写真は、電線の上に大きな枝が伸びている。かなり太くて重そうなので、そのうち台風の風などで折れて電線を直撃するのでは……と心配していたのだが、伐れないのである。伐るには大事すぎて、時間も労力もないとのこと。伐るのは、現に電線に絡んでいる小枝だけ。せめて太い枝先を落として軽くできないのかというが、それも無理。基本、木を伐るのではなく枝払いなのであった。

しかし、もっと心配しているところがある。

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太いコナラが枯れている。そして電線にのしかかろうとしているのだが……伐れないのである。今回の作業区域から10mほど外れているから。
さらに、その奥は、こんな感じ。

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深いジャングルに吸い込まれるように伸びる電線……というわけではないが、枝と枝の間に伸びている状況で、極めて危険。が、こちらも作業区域から外れている。

立ち会ったものの、何の希望も通らないのであった。

ちなみに隣の土地の持ち主は立ち会ったのだが、その横の土地は共有地となり、誰も立ち会わない。そして道沿い以外は伐るな、とのこと。そこも深く樹冠の中を電線が伸びる。

ほかにも条件はいろいろあり、たとえば電線の支線、引き込み線に絡んだ木も手を付けない。将来伸びて厄介になるとわかっていても、伐れるのは現在電線にかかっている枝や蔓だけ、というのだ。これには、法的な権限の点と、労力の点があるそうだ。いくら危なくても、契約した以外は伐れないし、どんどん拡張して仕事を増やすこともできない、というわけだ。……なんか目先の処理だけという点は、林業に似ているのであった。

なかなか望みどおりにはならない。知らんゾ、次の台風で断線しても(-_-;)。

 

2022/08/24

玄関先の風景・スギとシンテッポウユリ

玄関先にスギが芽吹いたことは、たまに紹介しているが、この夏、ひときわ大きくなりだした。

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冬の間は高さ3センチぐらいで赤茶けて枯れたみたいだったのにね。。。

Photo_20220824212901冬の頃

そのうち階段の段差を越えそうで、怖い。

またシンテッポウユリ(新鉄砲百合)が生えていることは以前も紹介したが、今年はかなり数が増えている。花はいかにもユリっぽくてよいのだが、おそるべき繁殖力を持っている。街路樹にも見かけだしたし、山の中でも生えている。

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これは外来種というより、テッポウユリと台湾のタカサゴユリの雑種で園芸種というべきだが、親の遺伝子より繁殖力を強めた感じ。種子がお得手どんどん飛散するのだ。

環境省の「生態系被害防止外来種リスト」「その他の総合対策外来種」に指定されている。このまま増えるとヤバいな。でも、花はそこそこきれいだし、秋になるとユリネが採れる。自然界だけでなく、街の中でも時間とともに変化するものだ。

自宅の玄関先を観察するだけで、いろいろ自然界の動きがわかる、とはいうものの、なんだかなあ。

 

2022/08/20

実験・素人間伐の末路?

我がタナカ山林は、2014年に一度、半分皆伐している。雑木林の木々を全部伐ってすっきりさせたのだ。

実はそれだけではない。その際に残り半分のうちのさらに半分を間伐した。ただし、太い高い木を残し、下層のブッシュとなっていた灌木だけを伐採したのである。

なぜ、こんなことをしたのか。まあ、単純に比較してみようと思ったのさ(^o^)。

一般に雑木林を放置しておくと、ブッシュになって徐々に多様性が失われていく。見た目も悪い。そこで間伐をしてきれいにしようと考える。しかし林業のような経済林ではないから、あまりプロを雇えない。そこで森林ボランティアなどが活躍する。
そこまではいいのだが……森林ボランティアは、たいてい太い木を残して細い木や草ばかりを伐る。太い木は見映えがよいので残して、その間をすっきりしたら見通しもよくなり景観は改善される……と思うからだ。実際、太い木を伐るのは素人には無理だし。

だが、そうした間伐をすると、その当初は見通しがよくなったと喜ぶが、実は次世代の稚樹を伐ってしまい、高齢樹だけを残すわけで、森の少子高齢化を進めてしまう。しかも林冠は開かれず光が入ってこないから、新たな木々も育ちにくい。もし雑木林を若がらせ、明るい森にしたければ、いったん皆伐をした方がよいとされている。

というわけで、私は実験してみたのだ。半分を皆伐した。それはプロとセミプロにお願いした。たしか本ブログでも成り行きを逐一紹介したはず。そちらの変化も折に触れて紹介したが、実はその際に残りの森にも手を付けたのだ。

つまり、半分の半分をそのまま残して放置し、残りの半分の半分を下層間伐だけをした。こちらは私一人で行う。それでもその時はわりと光が差し込んだ。

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これは2016年撮影。林内から道路方面を映している。2年近く経っているが、下層にはほとんど草木が育っていない。案の定、間伐だけでは光量が足りないのだなあ。

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こちらは2017年。道路から森を撮影。林床には萌芽が伸びているだけで、やはりあまり植生は回復していない。思っていた以上に、育たないものである。

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そこで、これは昨日。2022年だ。おおお、かなり下層に育ちだしたか。もうすぐ中層になるかも。伐採から8年、上記の写真から5年でここまで変わるか。素人の下層間伐だけでも、時間をかければ植生は回復するわけだ。

ところで手を付けなかった部分、つまり半分の半分はどうなっているか。それが意外な状況である。なぜなら台風で、随分多くの木が倒れたからだ。グチャグチャになってしまって、片づけるのも諦めてしまった。だって倒木・かかり木は怖いからね。放置すると、それらの木もそのうち次の大風で揺すられて地面に倒れたり、腐ったりして、徐々に片づきだした。またナラ枯れも進んだ。伐れないと放置した木が枯れて倒れる。そしてわりと明るい森になったのである。

面白い結果である。想像どおりにはならないものだ。皆伐したところは、ササが入ったうえに早生樹が茂り、ボサボサの森になってしまったが、また私が手を入れている。間伐もするし、アジサイやセンダンを植えたりもする。

実験?はまだ続く。今後森はどうなるか観察を続けよう。

 

 

2022/07/23

玄関先のスギその後

これまで何回か紹介した、我が家の玄関先に生えてきたスギ。一時は枯れたかと思わせながら、すくすくと成長しております。

玄関先のスギ

現在は、こんな様子。

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枝か、葉が分岐したのか。幅広くなってきた。背丈も伸びている。もうすぐ階段の1段分を超えてしまう。そうなると足の運びが悪くなるので困る。伐るか?いや……。

ほかの草はさっさと引き抜くか切るか、除草剤で枯らしているのに、これだけ残していたら引き抜きにくくなったよ。

 

 

2022/07/22

夏はキノコの季節~キノコ目になる

どうやら、第2回目の梅雨明けが近づいているようで、夏本番。

でも、山は連日の雨で湿っている。こうした状態ではキノコ(子実体)がよく発生しているのだ。キノコは秋と思いがちだが、実は梅雨から梅雨明けの夏もかなり多い。

というわけで、暑い中、登りはイヤだなあと思いつつできるだけ平坦な森を歩いてみたのだが、よくキノコが目に入る。そこで見つけたキノコの写真を順々に撮ってみた。

1_20220722173101 2_20220722173101 3_20220722173101 5_20220722173201 6_20220722173201 7_20220722173201 8_20220722173201 9_20220722173201 10_20220722173201 11_20220722173201 12_20220722173201 13_20220722173301 14_20220722173301 15_20220722173301 16_20220722173301 17_20220722173301 

ああ、もう嫌になった。キノコを探し始めると、最初はポツポツと見つけるのだが、すぐ加速度的に見つかる。最初はアチコチ目を配っていたのだが、だんだんと歩いているだけで勝手にキノコの姿が目に入ってくる。これって、キノコ目とでも呼ぶのかね。目に映る映像の中でキノコ形の輪郭に頭が瞬時に反応するような。
しかしキノコの種類も形も色もみんな違う。生え方も千差万別。落ち葉に埋もれていたり、樹木の根から出たり、ほかのキノコの中から発生した別のキノコまであるぞ。さらにカサが下を抜いているものもあるし、カサがなくて潰れたような形もある。AIでも、それらをキノコと認識できるのか。

だんだん同じようなものは撮らずにいたり、半分腐っているから止めようとか、いい加減になってきた。多分、見つけなかったものも含めてこの数倍はあるかと思う。

やっぱり今はキノコの季節なのだ。

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2022/07/02

生駒山はホースランド(馬の里)!

昨日のエントリーで、生駒山中に建設されたバイオマス発電所を見せたが、あの近くには2つの乗馬クラブがあった。ウェスタンスタイルとヨーロピアンスタイルだったか、趣向も違うがさまざまな馬のいるクラブで、私は幾度か覗きに行っている。
が、バイオマス発電所の建設に合わせて両方とも廃業し、その跡地は丸太やチップ置き場になっている。

そんな悔しさもあるのだが、今度は新たに馬牧場がオープンしそうである。(まだ建設途上のようだが、もう営業してるのかな?)

場所は暗峠の近くの棚田地帯。

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生駒ホースランド」と看板がかかっている。いわゆる乗馬クラブなのか、馬に触れ合えるレジャー施設なのかわからない。少なくても馬搬や耕作用ではなさそう。人がいたら尋ねようと思ったのだが、見かけないのだ。馬はすでに2頭いた。

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ただ道沿いの看板に「10分2000円……」と書いてあったから、一見さんでも大丈夫なのかな。観光地とは言えないし、ハイキング客がついでに乗馬ともならないと思うのだが、どんな客層を狙っているのだろうか。

ともあれ放棄された棚田を上手く馬場コースに改造しているから面白そうではある。どうせなら棚田の中に周遊コースでもつくれたら楽しいのだが。ちょっと急すぎるか。

都会に近い里山では、こんな利用法もあるかもしれない。

ちなみに生駒山系全体では、ほかに乗馬クラブは何カ所かある。また大阪側の四條畷は、古代の馬飼いの里と言われた。大和王権の馬は、この当たりの牧で育てていたらしい。生駒山は馬と相性がいいのかも。

 

 

2022/07/01

生駒のバイオマス発電計画の燃料は何か

連日、暑い。テレビでは気温が35度を超えたから、外にはできるだけ出ないよう、運動もしないよう、と呼びかけている。初日はそれに従ったのだが、次の日は38度。こうなりゃ、外に出るしかあるめえ、と(笑)。というわけで、連日山を歩いている。生駒山系だけでも、そこそこ選ぶと違った楽しみ方ができるのだが……。

今日は、三好長慶の飯盛山城をぐるりと巡ったわけだが、勢い余って? 大東バイオマス発電所も見学へ。

これまで幾度も覗きに行っているが、その度に警備が厳重になっている。「防犯カメラ設置中」の看板多数。見られてまずいものがあるのか?ま、そんなもの無視するんだが。

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ここは生駒山の尾根を少しだけ大阪側に入ったところにあって、一応は大阪でもっとも大きなバイオマス発電所ということになっている。
経営母体はTJホールディングスを名乗っているが、主に年樹木再生センターという名の街路樹などの剪定木を扱う、廃棄物処理会社。産廃とは言わないのだが……。そして龍間発電所(もしくは大東バイオマス発電所)を経営している。外向きには、剪定木や建築廃材、未利用材などをチップ化している。それを燃料とするという触れ込みだ。

でも、ねえ。ドカンと門前に積んであるのは、直系80cm級も含む丸太である。わりと真っ直ぐでA材、B材として十分通用しそうだ。

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これはどこから持ってきたのやら。林業地とは限らず、各地のメガソーラーなど建設地の支障木伐採が使われるケースも多い。みんな山の木を全部伐って、そのまま運び込まれる。廃材と未利用材を使うということは、ようするに、木ならなんでも使いますよ、ということだ。

それにしても内陸、それも山の上に建設したのだから、輸送方法とルートが気になる。みんなトラックで運ぶしかないし、奈良県は別のバイオマス発電所があるので、どうも三重県かららしい。年間6万トンを燃やしているという。関西で木質廃棄物は80~90万トン出るから大丈夫というが、関西にバイオマス発電所が幾つあると思っているのよ。
なんと計画説明会では、生駒市内の街路樹の剪定木を使います、と発言があったというのだが……(笑)。

そして、この会社、なんと生駒市内にも第2号発電所の建設計画を進めているのだ。

そこに住友林業も参加する。電力は、生駒市が出資する電力会社に供給するためと謳う。とうとう生駒市も自然破壊とCO2排出に加担するようになるか。

これが再生可能エネルギーとは片腹痛い。同時に未利用材という名による電気料金嵩上げ搾取、さらに20年後のFIT価格が切れるときの破棄まで目に浮かぶ。

とまあ、暑い中を視察していたのであった。

 

 

2022/06/25

メガソーラー伐採地一年後

久しぶりに訪れた平群のメガソーラー建設予定地。

今日も炎天下、チョー蒸し暑い中を歩きました。これはトレーニングになるな、とわざとザックには重りを詰めて……。

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おお、かなり緑に包まれているではないか。

念のため、一年前(6月30日)の様子はこんな状態だった。

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表土剥き出しだったところも、かろうじて草本は回復してきたようだ。ただ土壌を引き剥がし地形を改変したところは今も裸地のままだ。急斜面で水が流れてガリのできたところも回復していない。

が、よく見てみると、生えているのは単に草だけではない。

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圧倒的にタケが多い。ササが繁殖するのでは、という恐れは持っていたが、タケがこんなに早く進出するとは。おそらくマダケだと思うが……。伐採跡地の何割かがタケに覆われている。竹林が残された周辺ではなく、ど真ん中まで進出しているとは、地下茎を伸ばしたとは思えない。昨年花を咲かせて種子を飛ばした?とか想像してしまう。

ササやタケが覆うと、樹木の森が回復するのは難しいだろうな、と思う。少なくても何十年と竹林が続く。メガソーラーの建設は止まったままだし、県はメガソーラーの建設を抑制する条例をつくると言っているが、この土地はどうなるのだろうか……。

ちなみに炎天下……のつもりだったのに、にわかに空が曇り雨が降り出したよ(泣)。雨具は持っていたのだけど、汗も加わってぐっしょり。
さらに帰りは土壇場で道を間違え、とんでも遠回りルートになってしまった。しかもアップダウンの激しいこと。トレーニングを越えてくたくたになりましたとさ。

 

 

2022/06/19

ため池の遷移

我が家の近くにため池がある。若いころからよく遊んだものだが、久しぶりに訪れると標識があって、この池が「休ん場池」ということを知った。40年ぶり? そんなの聞いたことがなかったのだが。

それはともかく、改めて驚いたのは、池岸の変化だ。一方は人工的な土手になっているが、半分は自然のままの岸。かつては、水が流れ込む小川のあるところは浅瀬が広がり砂浜となっていたのだが、そこで砂遊びが結構できたのである。水路を掘って水の流れを変えると岸がどのように削られていくか……なんて、まるで河川工学の実験みたいなこともできた。どんどん砂州が広がるかと思えば、大雨で削れたり、池の水位を下げられると、一気に岸も崖になったり……。

釣りをする人もいたのだが、池にいるのはブラックバスやブルーギルばかり。私は網で稚魚をすくって退治?していたが、そのうちヘラブナを放流した輩も現れ、何やら釣りの名所ぽくなったのは苦々しく見ていた。彼らのマナーが悪すぎるのだ……。

そんなこんなで月日は流れ、現在はこんな具合。

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砂浜は、完全に陸地化していた。ヨシが生えて,今はササが進入しているみたい。

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そんな草むらの中に釣り人が(勝手に)つくった釣り台があった。今もここで釣る人がいるのかどうか。もちろん違法行為である。

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岸のコナラがナラ枯れで枯れて倒れ込んでいる。ここだけ見ると、大自然だ\(^o^)/。

ともあれ池の環境も長年のうちに変化した。この池の下流にあるのは、かつては宗教施設だけだったのだが、今は住宅がいくつか建ち並んでいる。まあ、池の大きさと距離を考えると、仮に大雨で決壊しても人家が水没するような水害は起きないと見ているが、身近なところで自然の遷移を実感している。

 

2022/05/23

竹を一刀両断、にはならず

タケノコが高く伸びて,竹になった頃は、まだ棹は柔らかい。

それをナタで、一刀両断すると、スパッと切れて気持ちいい。なんか日本刀で憎き仇の首を切る気分(⌒ー⌒)。

がしばらく年月が経ってしまうと、硬くなる。すると切るにも、ナタでコツコツと削るような感じに……。

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まさかや~。伐ったのに切れん。いや、倒れん。

そのうち風でも吹いて倒れるかなあ。

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