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森と林業と田舎の本

2021/07/24

恐るべし、倒木のジャングル

暑い季節になると運動不足。これまで週3日は森に入っていたのに……そこで考えた。森の中を歩いてこよう。ただし、できれば汗はかきたくない。できれば平坦な道。できれば足元は汚れない道。できれば日差しのない木立の中。そして他人と出会うことのない道。そんな厚かましい条件の森はないか、と考えて思いついた。ありました。

矢田丘陵の北端部。地図で見ると、ホントに狭い範囲なのだが、森に覆われている。この丘陵は、斜面は急だが、頂部は平坦なのだ。ここに運動公園があって車で行けるから、そこから森の中に入ればよい。森は狭いが、実は道が縦横無尽に走っていてため池も点在する。一部は草原だし、大木が林立しているところもある。斜面に入ると岩もゴロゴロ。景観は変化に富んでいる。

森に入ると、ほかに人の気配はまったくない。意外と知る人は少ないのである。たくさんある分かれ道のどれを選ぶかによって景観も変わる。

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池には錦鯉らしき赤い魚影を目にする。のんびり汗をかかないように歩く。多少のアップダウンはあるが、こんもり繁った森のおかげで暑くない。ここは穴場だぜ、とほくそ笑む。

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道端の赤く塗られた竹の杭が気色悪い。なんか呪いのような。。。おそらく測量用なんだろうけど。

徐々に下りになった。道が細くなって藪に包まれる。ここを突っ切ってすそ野まで下りるか。別ルートから登っても標高差70メートルもないから。きつくないだろう……。

道が消えた。ここでもどるという選択肢は私にはないのだった。楽するはずが、草木をかき分けて進むルートを選ぶ。

ただすそ野の道路は見えたのだ。そんなに遠くはないから突っ切れる……! のつもりだったのだけど。

このブッシュ、タダモノではなかった。まず倒木がやたら多い。ここ数年、台風で倒木が増えているが、それで倒れた樹木がそのまま放置されたのだろう。それだけならなんとかなるのだが、その木は枯れずに倒れたまま枝葉を伸ばしたらしい。すると、下から上に伸びる萌芽だけでなく、左右から横にも伸びてそれらが絡み合っている。ナタがあったらなんとかなるが、素手ではかき分けるのも難しい。しかも足元は倒木が重なり合って足の置き所もない。とてつもないブッシュなのであった。1メートル進むのに何分かかるんだ。

倒木のつくるジャングルの恐ろしさを感じた。おそらく10メートルか20メートル進めば道路があるはずなのに、進めない……。もどる元気も湧かない。こんなことするつもりじゃなかった(泣)。汗だく。泥だらけ。

とうとう田んぼの畦道に出たときは、心底ホッとした。ソロモンの熱帯ジャングルで遭難したときよりも心がめげた。。

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森をなめたらイカンという話でした。。。

 

2021/07/22

空撮!メガソーラー建設現場

友人のカメラマンが、空撮で生駒山上空を飛ぶというので平群のメガソーラー建設現場も撮ってきてもらった。

なかなかの迫力。上から見て初めて気づくこともある。

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これが、南北に伸びる生駒山地の南側からメガソーラー建設予定を見た全景。伐採された山林は、48ヘクタールというが、相当な規模である。ちなみに真ん中に里道(ハイキング道)が縦断しており、大雑把に南部と北部に分かれる。

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南部の接近撮。思っていた以上に、作業道(というのか)道がたくさん入れられている。山を段々にならしてソーラーパネルを設置する予定だったのだろうが、それだけ地盤を削っているから、植生の回復も時間がかかりそうだ。ちなみに地質は花崗岩質なので、もろく崩れだすときりがないからヤバい。

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こちらが北部。私が地上から見た以上に奥がある。とくに上方に二つの皆伐地が見えるが、これは下からは気づかなかった。かなり山の尾根近くまで伐っているようだ。送電線の鉄塔もかなり近い。ため池もある。気になるのは、土場を設けて丸太を集積している点。やはり出荷予定だったのだろう。樹木はスギとコナラが目立った。

実は同日、私も現地に入っていた。北部を地上から見ると、こんな状態に。

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地上から見渡すと、想像以上に広く、地形を改変しているのもわかる。流水路もいじっているようだ。谷にパイプを埋めて、そこに土砂を流し込んでいる。水があふれたら谷ごと土石流になりそうだ。いろいろな点で工事業者の質が浮かび上がる。危険な山岳土木の実例として見学コースを設けないかと、ブラックなことを考えてしまう。

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道はすでに雨水によって削られている。なんだか砂漠的景観である。

※写真は、いずれも無断でダウンロードして使わないこと。プロの作品です。

 

2021/07/08

メガソーラー建設予定地の、大雨前と大雨後

各地で水害が発生している。奈良も昨日から今日の午前にかけて雨が降り続いた。

ただ、これは豪雨というよりは普通の雨だろう。「1か月分の雨量が1日で」とかいう常套句には当てはまらず、強弱はあるが、しとしと降り続いた雨。

そして、午後にはなんとか上がって曇り空に。ならば、この雨量でアノ場所はどうなったか見に行ってこねば( ̄∇ ̄;) 。

もちろん、平群町の太陽光発電所建設予定地である。

さすがにじとじとと濡れているが、古いハイキングコースでもあった道はわりとしっかりしている。泥道には足跡があるから、ほかにも通ったものがいるようだ。現場に人気はないが、さすがに誰か人は詰めて様をは確認しているのだろう。

まず6月30日に撮影した写真を。大雨前である。

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山を皆伐した上で、谷を産めて巨大な通路をつくっていた。もちろん土道だ。

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こちらが本日。8日間でこうした変化が見られる。
やっぱり水の浸食が始まっていた。この工事、単に伐採だけでなく、山肌を削って地形改変をしているんだよな。根株も掘り起こしているし、土壌も含めてかなり深く削っている。しかも未完成なんだから、雨にもっとも弱い状態だ。

せっかくだからサイズの大きな写真も。クリックしてくれ。

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これが今後どうなるか。工事は中止命令が出たのだから、土留め工もできないだろう。埋めた谷にはパイプを敷設しているが、直径1メートルぐらいだから、大雨の水が谷へ流れ込んだら間に合わないだろう。

今後、どうなるか予想するのも山を見る目を養えると思うよ。

 

2021/06/30

太陽光発電建設の現場

昨日、平群のメガソーラー建設予定地を遠目に眺めた写真を載せたが、ふと思いついて現場をちゃんと見に行こうと考えた。

今度は、事前に地図をしっかり見て、進入ルートを見つける。思えば、ここにはハイキング道が伸びているのだ。里道(りどう)は、簡単に破壊もできないはず。道路法は適用されないが、公共の道だからだ。そこを探せば、ちゃんと侵入、もとい進入、通行できる。

まあ「工事中につき立入禁止」の標識はあったが、工事が止まっているのはわかっているのだし、あくまで里道を通るんだい! と強行突破。

すると、入り口は緑に包まれた道だったが、すぐになかなか見応えのある景色が広がっていた。

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48ヘクタールとはこんなに広かったか。しかも残置森林(3分の1。16ヘクタール)がほとんど見当たらずごっそり伐ってある。(境界線などに残した部分で3分の1に達するか疑問。)
それに地図では、比較的なだらかに見えたのだが、結構な高低差があり、谷も深い。急斜面も多い。これではソーラーパネルの設置できる場所は限られてしまうだろう。ただ谷を埋めている様子がある。単に樹木を伐採した跡地にソーラーパネルを並べる計画ではなく、かなり地形改変を行うつもりだったのではないか。それ自体、法的に可能なのかどうか。地形を変えるほどの土工には制限が多いはずだ。それに、工事量が増えたらコストも増えるから、利益はそれを上回るような算段があったに違いない。20年間のFITで稼ぐ手立てには裏があるはずだ。

それにしても作業道が縦横無尽。山肌を削って土壌をはぎ取っているから、今後を考えると緑化も大変だ。森の再生も難しくなる。

一目で連想したのは、あの宮崎で見た盗伐現場だ。他人の山の盗伐ゆえに荒っぽい施業だったが、あそこと似た感じ。ただ盗伐面積は、一カ所1~2ヘクタールが多いが、ここは48ヘクタール……。遠くまで行かなくても、地元でこんな景色が見られるとはなあ……。

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あえて違いを指摘すれば、意外と伐った樹木は、まとめて積み上げていたことだ。枝条は谷に落としているので、これは危険と感じたが、丸太の部分はわりとしっかり選り分けている。おそらくバイオマス発電所に持っていくつもりではないか。

伐って儲けて、跡地にソーラーで儲けて。でも、排水はかなり危なっかしい。土壌をはぎ取っているから、大雨が降ると流出する土砂は大量に出るだろう。

えげつない自然破壊の土地だ。これが全国各地に広がっているのだなあ。

2021/06/25

奈良県でメガソーラー建設にガイドラインを

以前に紹介した生駒山のメガソーラー計画。急展開を見せた。事実上、県が工事を差し止めたのだ。

これは生駒市の南隣の平群町で48ヘクタールの山林を切り開いて建設予定だったメガソーラーを巡る問題だ。事業主は,東京の会社になっているが、資本をたどるとアメリカのファンドであることがわかっている。アメリカが日本の森を奪おうとした、という言い方もできるかな。

実は、昨年にこの計画を知った後に地元の反対運動を行う人々にも会ったのだが、その時の取組としては、止める手だてがなかなか見つからないとのことだった。私もそう思っていた。

そもそも敷地の買収は終わっている。県の許認可も下りた。平群町も問題意識なし。何より立地する地元住民が了解している……法的な面からは止めようがないのだ。

ところが、今年の3月に住民が工事差し止めを求めて提訴した。それも住民1000人が原告となる大きな裁判である。これは、何か突破口が見つかったのかと思っていたが、(そもそも1000人もの原告を集めただけでも、大健闘である。昨年まで会員は数人だったのだから。)

そして、いよいよ裁判が始まるか……と思っていたところに、荒井知事が県議会の答弁で、業者が提出した設計内容に誤りがあったことから、工事の停止を指示したことを明らかにしたのである。そして業者に対し、法令の基準に適合するまでは工事の再開を認めないことなどを通告した。

では、具体的に何が設計内容に誤りなのか。一言で言えば、林地開発申請書の中身が虚偽だらけだったのだ。

詳しい内容は、平群のメガソーラーを考える会のホームページを。

ある意味、敵失である。法的には差し止めできないと思えたのに、向こうが怪しげな違法行為をしたのだから。もちろん、それを見破った点は、よくぞ調べたと言えるだろう。なかなか素人には難しいことだ。

当面、工事も止まるだろう。果たして申請書を合法的につくり直してくるかどうか。結構難しいのではないか。生活道路の問題まであるから、どんどん大規模工事と保障が膨れ上がって利益が減るとなると、投げ出すかもしれない。
ただ、すでに現地では伐採がかなりの面積で進んでいる。幾度か私も現地を確認しようと近くまで行ったのだが、なかなか登り口がわからず、遠目に見るだけに終わっている。だが、また挑戦してみたい。
山は、伐採されて土が剥き出し状態だが、そこそこ手を入れて土砂の流亡を抑えたら5年で緑に覆われて、10年ぐらいで見られる雑木林になるのてはないかな。

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Googlemapで見ると、ちょうと伐採直後らしい状況が写っていた。木を伐採した跡である。

私が注目したいのは、単に平群町の一件に留まらない様子である点だ。

荒井知事は、メガソーラー設置に関する県独自のガイドラインを今年度中に策定する考えを示したのだ。

これは大きい。ガイドラインというからには、何らかの規制条項となるだろう。真っ当な基準を決めたら山林を破壊するメガソーラー計画の大半を止めることができるだろう。すでに各地の自治体が、太陽光発電所の建設を規制する条例づくりが進んでいる。
広く住民の同意が必要なのはいうまでもないが、私的には、少なくても1ヘクタール以上の規模には規制が必要だと思う。そもそも山林を切り開くのでは、防災面からの問題のほか、生物多様性も破壊する。そして、何のための再生可能エネルギーかと考えから、逆に二酸化炭素の排出を増やすことになる山林破壊は脱炭素に逆行する。いずれも国際公約違反なのである。

むしろ心配なのは、国の動きだ。肝心の環境省はアセスメントなどを緩めて推進する方向だ。二酸化炭素の排出を2030年までに46%削減を公約してしまったからには、机上の数字だけでも辻褄合わせしようとするだろう。するとメガソーラーにバイオマス発電、そして風力発電を相当増やさないといけない。しかし実態は逆効果だ。いずれも森林を破壊して、二酸化炭素排出を増やしかねないのである。

遠からず国と自治体がぶつかるかもしれない。

 

2021/06/17

埋もれた古道遺産

生駒山は登り飽きるほど登っている。それも、できるだけルートを変えて。奈良側から山頂に登るルート(道なき道も含む)は、だいたい網羅したかな、と思うほど。知らないところがなくてつまらないと、うそぶいていてる。

ただ、たまにこんな発見もある。

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これ、細くて廃道一歩手前の古道を歩いていたら出くわしたのだが、結構立派な石の階段だ。

幅は5メートルばかりあって、上下はおそらく50メートル以上伸びているかと思う。かなり傷んでいて、石の隙間から水が吹き出ているから、そのうち崩れてしまうかもしれないが、大昔の参道かもしれない。

せっかくだから登ってみた。上の部分は草に覆われていたが、石段は残っているからかき分けたら進める。最後は、またマイナールートの山道に出たのだが、過去には山道より、こっちの階段道の方が幹線だったのだろう。しかし、いつしか使われずに消えたか。ただし、部分的に石の階段は残された遺産かもしれない。

それと同じものを思い出した。

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このトンネル、実は生駒山中に埋もれていた鉄道トンネルだ。正確には、大阪から大和川沿いに奈良盆地へ入るルートにつくられた近鉄(旧大阪鉄道)のトンネル。それが地滑りで埋まってしまった。1931年のことである。ところが2008年に工事中に地下から埋もれていない部分が発見されたという代物。レンガづくりの年代物だ。当時はSLが走っていたので、天井などには煤が着いていてる。

その後、鉄道は別ルートに敷き直したので、埋もれたトンネルはそのまま残されたのである。

私は幸運にも見学のチャンスをいただいた。鉄オタよ、羨ましいだろう(笑)。

山に歴史あり。ちなみにこのトンネルの上には龍田古道が伸びて、古代の難波の宮と斑鳩-飛鳥を結んでいた。聖徳太子も通ったんだろう。

 

2021/06/05

誰が植えた、キショウブ

いつもの生駒山の森林公園を歩いた。ほとんど定点観測的にしているのだが、ふと湿地の一角にショウブを見かける。

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見た通り、黄色い花が咲いている。これまで見かけなかったな、と思ったら「キショウブ」という標識が。へえ、黄色のショウブもあるんだ……と軽く流したのだが。

後で知った。なんとキショウブは外来種、それも園芸品種だというのだ。

キショウブは、ヨーロッパから西アジア原産。そして1897年に園芸植物として日本に渡来したということまでわかっている。現在は北海道から九州まで野生化しているそうだ。園芸品種と聞くとひ弱なイメージもあるのだが、繁殖力が非常に強いらしく、水辺や湿地、水田脇に野生化し、林縁など湿地以外の場所にもよく生育して、勝手に広がっていくらしい。

環境省は、すでに「生態系被害防止外来種」に選んでおり、しかも対策の必要性が高い「重点対策外来種」に指定した。在来種を駆逐してしまったり、同じアヤメ科のカキツバタ(準絶滅危惧種)などと交雑してしまう可能性もあるという。

わりと原色に近い鮮やかな黄色い花は、たしかに違和感もあったのだが、美しいから嫌いな人はいないだろう。それだけに厄介だ。

……ところで。なぜ、このキショウブがいきなり群生していたのだろうか。

やはり植えたのだろうなあ。勝手に生えてきたとか、好事家が植えたというよりは、公園管理者(今はどこが指定管理者だったっけ)が苗を植えた、それも今年いきなりの群生だから、そこそこの数の苗を植えたように思う。

これまでも、ハンゲショウとかミズバショウが急に生えてきたので植えたんだろうなあ、とは思っていたが、いずれも在来種だ。しかも、どちらかと言えば生育環境に繊細な種であって、一度植えたらどんどん生えますぜ、という種類ではない。多分世話をしないと,徐々に雑草に負けていくだろう。だが、今回のキショウブは逆に……?

公園と言っても、自然環境を保った森林公園だから、あんまり外来種をわざわざ植えるのはまずくはないか。

まあ、きれいなんだけど(´_`)。悩みどころだ。

 

2021/05/14

生きたササの垣根の効用

矢田丘陵を歩いて、ちょっと里におりてきたら、こんな垣根を見かけた。

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わかるだろうか。生きたササで作られているのである。ササを編んだ柵ではなく、ササを密生させている。この側を歩いていると、一面のササ原と思ってしまう。中に農地があることに気づかない。
ここまでササを密生させつつ、薄く維持するのは手間がかかるような気がするが……。

ただ大きく出入り口を開けているところを見ると、別に獣害避けでも中を隠しているわけでもなさそうだ。そもそも内側は、農地ではあるが、何も作付けされていなかった。どういう意図でササを垣根にしたのか。

ただ私は、いいなあ。と思った。これなら中が見えず、その内側に何かあると想像すらされない。

これをタナカ山林でも試せないか。山林内を市道が貫いていることもあり、ハイカーが多く通る。その時に森の中で私がなんらかの作業をしていると見られてしまうのだ。いや向こうは気づかないか興味もないかもしれないが、私が覗かれるような視線を感じてイヤだ。かといって頑丈な塀をつくるのも景観が悪いし、そもそも大仕事。
もしササが密に繁って中が見えない状態なら、単に手入れのされていない山林と思われるのではないか。そして誰も中に人がいるとは思わないだろう。

どうしてもこの季節は、タケノコや山菜を狙って勝手に入ってくる輩……さらにゴミを捨てていく輩(だいたいハイカー)がいるのだ。だから道沿いは繁らせて、あえて荒れた森に仕立てようとしている。
そして内側に入ると、アジサイなどの花が咲く、“秘密の花園”ぼくしたいのだが。そこで焚き火をしようがキャンプをしようが見えなければ文句は出まい。ただ出入り口を上手く隠す必要があるかなあ。

この生きたササの垣根はいいぞ。

2021/05/08

アオキの森

アオキは、生駒山に多い。タナカ山林も、一時はかなり覆っていた。

正直、そんなに好きな木ではない。暗緑色の葉はちょっと陰気だし、低木でみっちりと繁ると通り抜けられないし。そこでヤッタメタラに伐っていたこともある。

しかし、山頂へ向かうあるコースで、まさにアオキの森があることに気づいた。かなりマイナーコースなのだが、一面アオキなのだ。

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どうもアオキは生駒山の土にあっているようだ。それと、モミの木もなぜか大木が目立つ。モミは珍しい。私の勝手な推測だが、生駒山の原生植生はモミとアオキではないか。

面白いことに、日本の樹木数としては、全国9位になっている。(琉球大学久保田研究室調べ

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吉野林業では、倒したスギの皮を剥くのに、アオキの木のヘラを使うと剥きやすいと聞いたことがある。弾力がある材質がよいのだろうか。
アオキの森を抜けると、なんだかアオキが素敵に見えてきた。そのゴツイ感触が森を下支えしているかのようだ。見直してみようか、という気になる。

タナカ山林に一面、アオキを生やす。逆に面白い林相になるかもしれない。アオキの木の実を好む鳥もいるしなあ。

2021/05/06

生駒山にスズラン?

タナカ山林は、いうまでもなく生駒山系にある。

そこで、こんな植物を見かけた。

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なんだ? スズランに似ているが……こんなところに生える植物か。そもそも場所が、土砂を積み上げた法面なんだよね。

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アップしてみたが、花は蕾だ。葉っぱも小さめである。ちょっと同定しにくい。スズラン以外のよく似た植物を考えるが、思いつかない。もし知っている人がいたら、ご連絡を。

だいたいスズランとは中部以北の涼しいところに生えるのではなかったっけ。奈良県では大和高原の都祁村に群落が自生していて、珍しいので保護されていることは知っているが、生駒山に生えるとは聞いたことがない (@_@)。

まてよ、真正スズランではなくて、ドイツスズランかも。園芸品種ぽいのなら、生えられるか。こちらは丈夫で増えすぎて困るほどと聞いている。それでも、どこから種子が飛んできたのかわからんが 
たいたいスズランとドイツスズランの違いがわからない。どこを見て区別するのか。

そういや、生駒のケーブルカーに「スズラン号」という名前があったな……。(関係ない)

 

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