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本の紹介

生駒山中

2017/11/17

般若窟の頭上

生駒山の中腹にある宝山寺。

 
この境内には、巨大な岩塊があり、般若窟と名付けられている。古代、ここで役の行者が修行したという伝承が、宝山寺の創建伝説でもある。
 
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これが岩塊の全景。オーバーハング気味の岩壁だ。
 
このなかに、面白いものが写っていた。
 
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ちょっと近づきました。般若窟といっても洞窟ではなく窪地なのだが、そこに仏像が祀られている。その頭上なのだが……。
 
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これでわかるだろう。そう、スズメバチの巣だ。
 
さすがに退治できないなあ。
 

2017/11/04

樹木の癒着造形

三連休の中日、ということをまったく感じない一日でした(;´д`)。

 
だから今日もタナカ山林へ行って、草刈り・除伐。チェンソーがいきなりおかしくなったのでナタを奮い続ける。(回らないのよ、チェーンが。最初は回っていたのに。)
 
そんな中で見つけたのが、こんな樹木であった。
 
1711_007
 
樹木はカシの一種だろうが、ようは一度分かれた枝が、その上部でまたくっついている。
同じ木だからくっつきやすいのかもしれないが、やはり珍しいのではないか。通常、枝の先が幹に触れても癒着しないだろう。樹皮もあるし、どうやって組織が融合するのだろうか。
 
 
どんな自然条件でこんなことになったのかわからないが、こうした造形を発見するのも楽しみの一つだろうか。
 

2017/11/03

ナラ枯れ木からの萌芽

昨日に続いて、タナカ山林の草刈り……。

 
そこで見つけたのが、これ。
 
1711_001
 
この切株は、ナラ枯れしたもので、昨年末に伐採してもらったものである。
よく見ると、萌芽が出ている。しっかり育っているではないか。
 
この木はナラ枯れ、つまり枯れていたわけだし、そもそもコナラは大木になったら萌芽がしないと言われている。萌芽更新をできるのは若木だけ。。。と思っていた。事実、これまで何本も太いコナラを伐ってきたが、それらから萌芽は出なかったのだから。
 
それなのに、この木からは出ているのだ。枯れていなかったのか?
ちなみに隣のもう1本も萌芽が出ていた。
 
1711_003
 
一応、昨年の伐採直後の写真も載せておこう。
 
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枯れてしまった老木が、伐採することによってよみがえった……と考えると面白い(^o^)。
真面目に考えると、根っこは生きていたのだろう。むしろ菌に犯されて、最後の力を振り絞ったのかもね。
 

2017/11/02

生駒も災害地だった

なんと、明日から世間は3連休らしい。。。。

 
世の中、知らないことがいっぱいある。今日も、久しぶりにタナカ山林を訪れたら、ナラ枯れしたコナラやアベマキの枝が散乱していてエライことになっていた。
 
これらの木は大木で、一時カシナガが侵入した跡を見つけていたが、その後、新しい枝葉が繁りだしたので持ち堪えた、と思っていた。
 
ところが、力尽きたのか、アベマキの大木が枯れ、コナラも葉の着いている枝とは別に梢などが枯れてしまった。それらの枝が先日の台風で折れて落ちたのだろう。
 
 
ま、この程度の台風被害なら仕方ないさ。。。と思っていたら、なんと帰り道でもっとエライところにぶち当たった。
 
Dsc_0681
 
とうせんぼじゃないか。。。道が崩れていたのだ。国道308号線に合流する手前である。
 
Dsc_0682
 
なんと、電柱が崩れ落ちていた。これで停電にならずに済んだのだろうか。
しかし、崩れた日時は知らないが、少なくても22号台風が過ぎ去って1週間近く経つが、回復工事をし始めている気配さえない。電線、大丈夫か?
えらくのんびりしているじゃないか。
 
幸い、わりと近いところに迂回路があるので、生活道路としてはさほど問題はないだろうが……明日からの3連休は界隈のお店に客が押し寄せる時期。さあ、とうなるかな。
 
先日の小浜、大台ヶ原と土砂崩れで道が相次いで封鎖されていて、結構大変だったのだが、灯台元暗しというか、生駒も災害地だったのであった。
 
 

2017/09/12

倒されたアカメガシワ

タナカ山林の見回りに行った。少し日が開いたかな、と思うが、実際は一週間ぐらい。

 
が、異変があった。
 
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道に近いところに生えていたアカメガシワの木が倒されている。
 
アカメガシワは、明るい土地にどんどん生えて生長も早い。だから皆伐した跡にもどんどん生えてくる。私は、たいてい草刈りと同時に伐っていたのだが、3本だけ残していた。皆伐跡地は当分草むらになるだろうが、アカメガシワならすぐに延びて樹林ぽくなるのではないか、と思ったからだ。
それに全部駆逐するのではなく、数本残しておこう、次の森の構成樹種に入れようというつもりもあった。
 
その3本が、写真の通り、無理やり倒されている。すでに直径は10センチ近いから、思いつきで押したら倒れた、ということは有り得ない。倒された幹を見ると、樹皮に何か傷がついているし、根元は伐られていない。何か強い力で押し倒したとしか思えない。
かといって、車などが突っ込んだ様子もない。あくまでアカメガシワ3本だけが倒されているのだ。
 
近隣の住人が、道沿いの木を邪魔に感じて倒したのか、と想像したが、それもおかしい。こんな倒し方をしても見通しがよくなるわけもなく。
 
 
さらによく見ると、こんな木も。。。。
 
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こちらは、枝を引っ張って引き裂くように倒したようだ。
 
 
いたずらにしては手が込んでいる……というか、簡単にできることではないので、かなり力がいるだろう。
 
なんか、ムカつく。見れば根元にアイスクリームの容器のようなプラスチックゴミもあるし……。
 
私は手ぶらだったので、この日は処置できなかったが、結局、アカメガシワは伐らないといけないだろうな。もう一度立てるのは無理だ。
この手の不愉快なことが起きるのなら、山を一般開放なんぞしたくないという山主の気持ちもわかるよ。日本の森に「万人の立入権」は与えられないな。
 
 
 
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ちなみに、こちらは皆伐した土地とは別に間伐だけで済ませた区画。
伐ってから3年は経つのに、あんまり植生の回復は進んでいない。切株からの萌芽は出ているのに、あんまり生長していない。皆伐区が草ぼうぼうなのと対称的だ。
そこそこブッシュ状態から林床が明るくなるように抜き伐りしたつもりだったが、効果は薄い。
 
やっぱり間伐では、里山の遷移をもどして若木を増やすのは無理、という実験結果が出たのであった。

2017/09/08

センダン一年生

昨年、我がタナカ山林にセンダンの苗を植えたことを報告した。

その後、2本追加したところ、イノシシに掘り返されたことも……。
 
だが、最初に植えたセンダンは無事なはずだ。久しぶりにセンダンの確認に行ってきた。
気がつけば、夏の間に草や灌木が繁ってしまった。これではセンダンは被圧されていないだろうか……。
 
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生えていました! 背丈は2・5~3メートルにもなっているぞ。
さすが早生樹。生長は早い。これだけ伸びれば、回りの草木が少々繁っても大丈夫だ。
 
ただ、芽かきをしなかったので、根元近くから3本に幹が分岐してしまっている。
 
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別にセンダンの直材を取ろうと思っているわけではないのでかまわないのだが、分岐した分それぞれの幹は細い。
 
芽かきしなかったのは、単にタイミングが合わなかったこともあるが、実は芽を見分けるのが自身がなかったこともある。枝の芽ではなく葉の芽をかいてしまうと、生長できなくなるとテキスト?に書かれあったのだ。意外と区別がつきづらく、失敗する人が多いそうだ。
 
私としては、割に太い幹がまっすぐ伸びなくても大きく枝を拡げてくれた方が森の景色になると考えていた。街路樹のセンダンもそうであるように。
ともあれ、センダンは元気ですv(^0^)。数年後には見応えのある樹木になるだろう。
 
せっかくだから、回りの草木を刈り取ってきた。肥料をやるべきかとおも思うが、またイノシシが出たら困る。当分様子を見よう。

2017/08/31

虫ロード

ふと思いついて訪れた矢田丘陵の山道。どうやら生駒側から大和郡山へと横断するルートらしい。

 
以前、散歩中に見つけた道なのだけど、その時は時間がなくて十分に進めなかった。
今回、ふと思いついて進んでみようと思った。サンダル履きだけど、記憶ではわりとしっかりした道だったし……。
今回も時間的にはそんなに余裕はないのだが、少なくても峠までは行ってやろう、と思い、幹線道路から山道に分け入る。
 
まず迎えてくれたのが、このショウリョウバッタ。
 
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アップで見ると、わりと可愛い顔をしている(^o^)。
 
 
さて、道の奥へと進む。木が繁って日陰になるのはよいけれど、すぐ道は草に覆われ傾斜が厳しくなる上、イノシシが掘り返したらしく地面がグチャグチャだ。歩きづらいことおびただしい。ちょっと後悔。
 
しかし道の状態以上に伏兵が現れた。虫だ。私の回りにコバエ?が飛びまわり始めたのだ。こっちはショウジョウバエ? とにかく耳元で嫌な羽音が響く。
手を振って追い払うが、きりがない。棒を持って振り回した。これはクモの巣を払う意味もあるのだが、とにかくウルサイ。いや、身体にもまとわりつく。
 
こうなると休めない。走るように進む。はまると虫が寄ってくるからだ。走る走る。虫を追い払うために走る。グチャグチャに掘り返された道をサンダルで駆け上る。
 
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おっ、ついに峠だ……。虫に追われて峠までノンストップになってしまった。。。
 
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峠を出ると、小さな谷に棚田が広がっていた。開けていると風もあり、虫が寄ってこない。
ホッとする。。。。
 
が、これから来た道をもどるとすると、また虫ロードを突破するのか?
 
躊躇した。棚田があるということは、近くに広い農道があり、集落もあるはず。ならば、虫に襲われないように、そちらのルートを取ろう。
 
というわけで、棚田の中を走る。
 
たしかに集落に出た。が、そのまま進むと大和郡山に出てしまう。生駒谷の方面に進もうとすると、ちょうど出発点方面への矢印のある山道を発見。
その道に分け入るが……またもや草ぼうぼう、イノシシでグチャグチャの道なのだった。これは廃道だったか。
しかも、虫の数は増えたんじゃないか(泣)。。
 
手を振ると、その手に数匹はぶつかり指の間に挟まる。虫でできた雲の中に入ったみたいじゃ。気が狂いそう。 
行く手には、暗いトンネルまで現れた。
 
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虫に追われて飛び込む。走り抜ける。
 
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すぐにまた真っ暗のトンネル道。虫に追われて飛び込む。不思議と暗がりでは虫が出ない。トンネルを出るとまた虫に囲まれる。
 
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倒木に前をふさがれる。虫に追われて倒木をくぐる。
 
……そんなわけで、ノンストップで帰り着いたのだった。。。時間も問題なかった。虫のおかげだろうか?

2017/08/16

洪水探知装置?

生駒と奈良の間には、矢田丘陵がある。

こちらは、生駒山系ほど高くはない、まさに丘陵地帯。しかも両側からニュータウンや大学や農地なとの開発が進んでいる。それでも、結構谷などが入り組んでいて、入ってみると深山幽谷の気分が味わえるところも多いのだが……。
 
そんな中で見かけたのがこれ。
 
Photo
 
小さな沢に設置された簡単な装置なんだが……どうも増水を探知する装置らしい。水かさがあがると、作動してどこかに信号を送るのだろうか。
 
こんな低い丘陵地で、しかも奥行きがない(川は短い)ところの沢なんだが、洪水の起こる可能性はあるのだろうか。場所は住宅地から入ってすぐであった。
 
ともあれ、備えよ常に。こうした工夫が大切なんだろうね。

2017/08/13

山頂でかき氷

かき氷を食べたくなった。

生駒でもっとも美味しいかき氷は、どこか。
 
というわけで、生駒山に登ってきましたv(^0^)。
 
夏になったら山に登って、かき氷かソフトクリーム、というのは私の避暑スタイルなのだ。
まずは車で中腹の宝山寺に行く。ここでお参り。
 
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境内の森にあった樅の大木が2本伐られていた。職員に聞くと、もう枯れて樹皮がバラバラと落ちてきていたのだそうだ。しかし、境内で伐るのは大変だったでしょう、と聞くと「何、ワイヤーかけて車で引っ張ったから簡単だったよ」。
なかなか寺内でも派手な作業をやったみたい。
しかし、なかなかよい木である。材も何かに使えそうなんだが。。
 
 
しっかり賽銭を入れて順々に手を合わせて回る。そして奥の院にたどりつくと、ここから山に入るのだ。
 
今回は、ほとんど廃道に近いルート、それも直登コースを選ぶ。先日の雨で地面が湿っていて、ずるずる滑るし土臭い。道なき道も考えたが、結果的に廃道を進むのが精一杯か。
このところ暑さに負けて運動をあまりしていないから、ぜえぜえ言いつつもなんとか尾根のスカイラインに着いた。
 
ここから山上遊園地へ、またぜえぜえ言いながら階段を登る。
 
さすがにお盆休みなので家族連れやカップル客が多い。そこに男一人が歩くのはあんまり言いカッコじゃないが。。。
 
そして山頂展望レストランへ。
もちろん頼むのはかき氷一つ!
 
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(・_・)...ん? 前より小さくなったような……それにストローだよ。先は開いていたけど。スプーンくらい付けろよ。。。これがレストランの品かよ。
それでも一気食いをして身体を冷やした。
 
思えば、2年前も山上でかき氷を食べた。
そのことについては、2015年8月8日の「遭難ツアー 」に記している。これは某者が生駒山で遭難ツアーをやりたい、と言い出して参加者を公募し、結局3人で行ったのだった。宝山寺で集合し、そこから道なき道を登って山上へ出た。
そしてかき氷を食べたのだった。
 
……その参加者だった廣友さん(当時、林木育種センター勤務)が亡くなったことを知ったのは、それから1年経っていなかったと思う。最後の出会いだったんだなあ。。
 
当時も、飛行塔は回っていたっけ。
 
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一緒に乗ってくれる人は、まだ現れないのだが……。
 
帰り道は、大人しくハイキング道を。そこで見つけたもの。
 
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もうクリが落ちていた。夏の終わりを感じたのであった。

2017/07/31

ナラ枯れの後に

暑い盛りだが,無理して森の中を歩いた。たまには自然の中で汗を流そう。

 
そして、案の定ナラ枯れを見る。主にコナラやアベマキ、クヌギの大木が枯れているのだ。まだ生駒山系では終息していないようだ。あちらこちらと葉が赤く染まった立ち木が目に入る。カシノナガキクイムシが穿入して増殖すると、幹の導管が詰まって水が上部に上がらなくなる。そのため萎凋するのだ。まるで夏の紅葉のよう。
 
おそらく夏が終わるころには枯れるのだろう。全部ではなく、一部は生き残り来春再び新芽が出ることもあるから焦らないで見守りたいが、すでにここ数年のうちに随分枯れた。
 
その跡地が目に入る。
 
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なんだか森が明るくなったみたい。もっとも葉を多くつける夏は、落葉樹林であってもわりと暗い森になるのだが、すっきり日射が林内に射し込んでいる。ナラ枯れで葉が落ちたからだろう。加えて枝も朽ちて随分落ちている。
 
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こちらは、ナラ枯れ木を伐採した現場。大木が除かれたわけなので、当然ギャップができて明るくなっている。
 
こんな風景を目にすると、ナラ枯れも自然の節理だな、と感じる。森を暗くしていた大木が枯れて倒れて、次の遷移に繋がっているのだから。
もっとも、遷移の方向がどちらかが問題で、明るくなった林床から次の落葉樹の稚樹が伸びているのなら「森の若返り」と言えるのだが……。
 
どうやら観察したかぎりでは、新たに伸びているのはほとんどが照葉樹のよう。もともとコナラの下に育っていた稚樹はカシやソヨゴなどが多かったからだろう。落葉性のアカメガシワなどもあるが、こちらは高木にはなるまい。これらが育てば照葉樹林になってしまうし、高木になるかどうかもわからない。
枯れたナラからは萌芽も実生も育っていない。ドングリは毎年大量に落ちるのだが、多分、イノシシやノウサギ、それに虫などに食べられてしまうようだ。(シカはいない。)
 
そんなわけで、ナラ枯れ後は落葉樹林を保つ効果は少なそうだが、それも時間の尺度による。栄枯盛衰があって、100年くらい経ったらまた照葉樹から落葉樹へもどる遷移も起きるのではないか、と想像している。
照葉樹の一強時代がずっと続くとは思えないのだよ。
 
その原因が何かはわからないが……山火事かもしれないし、斜面崩壊かもしれない。カシナガに負けない照葉樹特有の病害虫が広がることだってあるかも。
 

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森と林業と田舎