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森と林業と田舎の本

2019/10/05

湿原のツリフネソウ

生駒山湿原地帯の定点観測。

秋に入った(入った気がしないけど)ら、ハンゲショウから次はツリフネソウの群落に移り変わったようだ。

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このところ体調不良。よく眠れないし、風邪を引くし、目が痛いし、身体のアチコチにガタが来ていると感じる。

涼しくなったら山を歩いて鍛え直そうと思っているのに、全然涼しくならないので……と言い訳(^^;)しているが、本当は暑い盛りでも耐えられるように鍛えねばならんのだった。森歩きを改めて心がけよう。

実は、この湿原。溜め池のために堰が築かれて生まれたところなので、もともと地形的には谷であり、多少の傾斜がある。そのためか水はけが比較的よい。下手すると乾燥してしまう。

ツリフネソウが咲いているところも地面が渇きかけていた。思わず木道から下りて花に手を伸ばしたくなるのだが……

ツリフネソウの花言葉は「私に触れないでください」であった。。。。

 

 

2019/10/02

庭に植えたい木ナンバーワン

暑い。とくにこの数日は完全に夏になってしまっている。服装も夏に逆戻り。10月だよ? 
夜も寝苦しくて、何も被らずに寝たら、夜中に寝冷えなのか鼻水で鼻がつまって目が覚めて、眠れなくなるとか、なんか最悪。秋になると消費増税と言っていたが、暑さが続いているのだから延期できないか……とか考える。

と、まあ、そんなときに目にしたのが、この木である。

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ご存じだろうか。実は、私の好きな木なのだ。できうるものなら自宅の庭にも植えたい。生長は早いから数年で高さ3~4メートルになるらしい。そして実をつける。この実が好きなのだ。私が初めて食べたときは、こんな美味い果実があるのか、と感動したものだ。
そして、食料不足に陥ったときは、未熟なこの実をもらって、煮て食べた。煮ると冬瓜のような感じで腹持ちにはよいのだ。この実入りのカレーライスもよかったなあ~。

と思い出にふけるこの樹木の正体は、パパイヤ。

そう、熱帯果樹である。とても日本では育たない。冬を越せないと諦めていたのだが、なんと植えているところがあったよ。しかも……

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実も付けているではないか。もう少し大きくなれば食べられるかも。本当は、かり大きくなり、黄色に熟せば甘くて美味いのだが、未熟な実も料理用に美味しい。沖縄では野菜だ。生駒山も、沖縄なみに育つかもしれない、このところの暑い気候が続くなら。

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場所は、私の応接室、スリランカ料理店ラッキーガーデンである。ここではバナナも育てているが、パパイヤにも挑戦か。この山の上でも植えられるなら、標高が100メートルほど低い我が家でも可能かも……。今後、育つ樹種は温暖化が進む中でどんどん変化するかもしれないなあ。

 

2019/09/23

「倒木処理」は灯台もと暗し

昨日からの体調不良は続いている。身体がだるい、夜中に目が覚める、わずかな酒が残る……これは老化の症状だろうか?

今日は台風だし、1日寝て過ごそう……しかし、朝から雨は降っていない。風も生暖かいが、快適なほどでさして強くない。これでは台風のせいにして寝て過ごせないではないか。

そこで、まずタナカ山林を訪れる。夏の間、ほとんど放置していたが、どうなっているのか?

そこで見かけたのは、電線・電話線にかかる木々(-_-;)。

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千葉を他人事にしておられないぞ。もし、木が倒れたら電線もしくは電話線にのしかかる可能性大。今のところ、接触しているのは細目の枝だったり、電線が非常に太いことから断線の心配はないが、幹が倒れてのしかかるような事態になるとヤバイ。

とはいっても、私にこれを処理する能力はないなあ。そもそものしかかっている木がナラ枯れ対象木だったりする。枝に葉はついて樹勢はあるようだが、梢が落ちているところをみると、ナラ枯れ病からのサバイバル木だろうか。下手にいじると、逆に折れる。

千葉の倒木処理問題についてコメントしていたのに、灯台もと暗しの事態はどうすればいい? 

それにタナカ山林そのものが草ぼうぼうである。せっかく数年前に皆伐したのに、ブッシュにもどってしまう。まずは、草刈り・除伐から始めるか。運動することで体調不全も解消するかもしれない。老化だったら逆効果だが。。。

 

 

2019/08/21

切株の上の……メルヘン

暑くて運動をしなくなったら、身体がなまってしまった。

そこで一念発起。森を歩こうと思ったが,たいていのコースは経験済みだ。どうも既視感のあるルートは面白くない。いままで歩いたことのないコースは……と考えて選んだのが、野崎観音へのお参り。落語の「野崎参り」で有名だが、実は浄瑠璃にもなった悲恋の舞台でもある。ここまで行くには、生駒山を登って大阪側に下りて、また登る……ということになる。道は知らないがきつそうなコースだ。

覚悟を決めて、まずは生駒山の飯森山に登り、そこから下りていくのだが……その山道で見かけたのが、切株。

 

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折れたのか何かで処理したのだろうが、中途半端な高さの切株だ……と思ったら、その上に何かある。これは、「切株の上の生態系」シリーズで使えるような植物が生えているのか?

が、近づくと意外なものがあった。

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なんと。コケの小屋に住むコビトさんがいたではないか(^o^)。

このポーズは何か楽器でも弾いているのか?

なかなかやるねえ。こんな造形を森のアチコチに設置したら楽しいだろう。よく子供たちを森に連れて行って森林環境教育~!とか言っているが、実は森に入れば子供はすぐに喜べるわけではない。何か引っ掛けるネタがいるのだが、そこにこんな造形をいっぱい森の中に仕掛けたら夢中になるのではないか。

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チェンソーアートでも、切株に彫るスタンプカービングというのがある。

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以前、我が家の庭にも異空間への入口を設置したことがある。ミョーな遊具を置くのではなく、想像力をくすぐる作品がほしい。

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これを森全体に広げられたら楽しいと思うのだよ。。。

ちなみに久しぶりの登山はメチャきつかった。暑さと急坂にやられてへたりました。

 

 

2019/07/23

半分、なつぞら

今日の天候は、青空が広かってギラギラ照りつけるかと思えば、急に暗くなっていつ降るか……と思わせる空模様になったり……。

こーゆーのを「半分、なつぞら」というかなあ(^^;)。

そこで、昨夏に見た半夏生(ハンゲショウ)の景色を見たくなって、生駒山の湿原へ向かう。気のせいかもしれないが、最近はハンゲショウを売り物にする花園が増えたように感じる。これまで注目されなかった植物が、急に注目を集めだしたような……。

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よく咲いていた……て、これ、花とちゃう。葉の一部が白くなるのであった。

ハンゲショウは、不思議な植物だ。葉の半分ぐらいが白くなるのはなぜなのか。いや、正確に言えば1枚の葉の半分が白いのではなく、ほとんどが白い葉と完全に緑の葉が混じっている生え方をしている。白い部分は葉緑体がなくて光合成できないとしたら、植物としては非常に不利だ。それとも白い葉緑素があるのか? 
もしかして白い葉は、華麗な花びらと同じ役割を果たしているのかもしれない。派手な花ぽく見せて昆虫を呼び寄せ、その葉の下の地味な花の花粉を媒介させようという深慮遠謀……。

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それに葉をアップで見ると、実はさしてきれいではない。ただパッとしない葉でも集まると、不思議な景色となって映えるのだ。葉の中にもさまざまな性質があって、それが集まることで特異な効果を発揮できるのかもしれない。

余談だが、朝ドラの「なつぞら」。アニメ創成期を描いた話と思っていたら、戦災孤児や北海道開拓の逸話まで交えつつ、戦後日本の夢を見ることのできた時代を上手く描いている。実際にこの時代を生きた人にとっては、辛くて酷いことも多かったのだろうけど、いつか必ず抜け出すぞという「希望」があったのではないか。「絶望」流行りの昨今、ちょっと羨ましいぞ。

2019/06/07

蔓の巻きついた?欄干

裏山の遊歩道にかかる小さな橋。

その欄干に妙な模様を見つけた。

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なんと。藤の蔓でも巻きついたか。こんなに欄干に食い込むなんて。蔓はその後枯れて落ちたが、木の欄干には跡が残ったのか……。

……と思ってよく見たら、この欄干、というか橋そのものがコンクリート製だった。。。

つまり、いかにも蔓が巻きついたように溝が刻んであるのは、最初から模様としてつくったのか?
なんともオタクぽい施工をしたもんだ。まあ、一瞬騙されたし、この皺のおかげか苔がよく生えて雰囲気いいから悪くない造りだと思うが。

2019/05/19

生駒ガイド番外偏・緑ヶ丘美術館

奈良国立博物館で、「国宝の殿堂 藤田美術館展」をやっている。ほかの美術館の作品を並べることを特別展として大々的にやるというのも面白いのだが、やはり人気は国宝「曜変天目茶碗」だろう。なんでも、この茶碗を見るだけの列が館内に80mも並んでいるという……。

ま、世界で数点しかない代物なのだが……なんかどこかでよく似たものを見たような気がする。

と考えて思い出した。生駒市の新名所・緑ヶ丘美術館。生駒山麓の緑ヶ丘町にある。
ここで今は「抹茶碗と棗展」をやっている。そのうちの一点が似ていたような。

しかし、まさか曜変天目があるわけない。調べると「油滴天目」であった。似てるやん(笑)。油滴の方がシンプルであるが、その光り方は曜変に近く魅惑的だ。そこで、改めて美術館を紹介しよう。

実は、ここを10連休中に続けた「連休生駒ガイド」のトリにするつもりだった。ところが気がついたら連休終わっていたので外れてしまった。これを機に知ってもらうのも悪くない。

この美術館が誕生したのは、わりと最近。昨年か一昨年ではなかったか。それが緑ヶ丘美術館

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住宅街の中にぽつんとある個人美術館なのだが、その中身たるやすごい。

まず無料(笑)。入るとお茶か出たりする。そして、まずは地下のシアターで展示作品の説明ビデオを見る。

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それから2階3階の展示室へ行く。展示室は狭くてさほど展示の品も多くはないのだが、相当ハイクラス。全部当家が収集したらしい。傾向としては古いものより現代(20世紀~)の作家作品である。人間国宝の人のものもあった。今回は茶道具で、前回は漆芸展だったが、日本美術中心かと思えば、次回はハリウッド映画のポスター展という。洋画もあるそうだ。

館員に女性だけでも3人いたし、展示は全部所蔵品というのもすごい。なんとも贅沢な時間を過ごせますぞ。お金持ちの道楽? そうかもしれないが、こういう形で世間に還元するのはよいことだ。なお退館時には、お土産ももらえる\(^o^)/。

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ちなみに撮影OKなんだよ。

 

2019/05/10

ベランダでタラの芽栽培

タナカ山林には、タラの木が幾本かある。春は気づいたら芽、つまりタラの芽を採取するのだが、そのうちの1本は高さ3メートルぐらいに伸びてしまった。これでは採取できん。

といわうけで、伐採して先に付いた芽をいくつか採取した。伐採したと言っても高さ1メートルぐらい残しておいたから、もし生命力があって枯れなければ来年は芽を出してくれるだろう。その高さ以上に生長しないように芽取りを行えば、毎年採取できるはず……という目論見である。

そこで問題は、切り落とした上部2メートルほど。その先の芽は取ったが、ここからも再び芽が出ないか。よく見ると、わずかに芽の出始め部分もある。

そこで短く刻んで、自宅のベランダで水耕栽培することにした。無理かもしれないが、出たから儲け物、という気軽な挑戦。

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そうしたら、しばらくして芽が伸びだしたではないか。しめしめ。

そして十分に伸びたころを見計らって採取。これで予定にない2本を得ることができた。

これでオシマイかな……と思いつつ、そのまま枝を放置して様子を見る。

すると! また出てきたではないか。

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なかなかの生命力である。これも、後しばらくしたらいただこう。

が、よく見ると、さらに下の方に……。

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もう一つ膨らみかけている芽がある。しかも水に浸かった部分から根のようなものが出始めているではないか。

さて、どうしようか。こうなると芽を取らずに生長させて、十分に根が出たら山に植えたら根付くだろうか。そうしたら来年以降の楽しみにつながる。タラの木群落をつくるのもいいなあ。思案のしどころ。

誰か、タラの栽培方法を教えてくれ。

 

2019/05/06

連休生駒ガイド・最強の山城は生駒山にあり?

山城ブームなんだそうだ。ただ、生駒山はとくに目立った戦国大名の領地ではなかったためか戦国時代とは縁がなさそうに思われているが……なんのなんの、隠れた山城がたくさんあり、しかも戦国時代に大きな足跡を残しているのだ。

まず絶対に欠かせないのが、飯盛山城。

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生駒山系の北西に位置するが、ここに飯盛山城を築いたのが、三好長慶。阿波の国より畿内に攻め込み、一時は足利将軍を抑えて室町幕府を牛耳った男。つまり、支配地域は畿内周辺に留まったが、全国に覇を唱えたのだ。しかもキリスト教を認可して城下町には教会が建てられキリシタンがいっぱい生まれた。
これは九州・大友宗麟を彷彿させる。キリシタン大名となり、大分県の臼杵の町がキリシタンの町として海外からの宣教師も訪れ南蛮貿易の拠点となっていた。その後大友家の没落とともにキリスト教の痕跡は薄まっていくが、取って代わったのがこの生駒山に居城を構える三好政権だったわけだ。おかげで、城下には日本一古いキリシタンの墓が確認されている。

が、長慶が倒れて政権は混乱し、その中で側近だった松永弾正久秀が頭角を表す。彼が生駒山の南端に築いたのが、信貴山城。

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これは山城として相当巨大な規模を誇り、大和侵攻の拠点となった。そして奈良盆地を支配下に置いて、現在の奈良市にあった多聞城を築く。ここには3層の天守閣に相当する櫓を築いた初めての城とされる。

ただ……大和には仏教勢力が根強く手こずった。三好一族の内紛にも巻き込まれ、東大寺の大仏を焼いてしまったのもその頃。
そこにやって来たのが織田信長。久秀は信長に従って改めて地位を約束されたのだが、後に裏切り、その罰として多聞城はとられてしまう。そして天守は安土城に持って行かれるのである……。

さて、その後久秀は、信貴山城にこもって、再度信長に反旗を翻し籠城する。

こんな感じ。

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生駒山には、今も松永勢が、城を守っているのだよ。500年も籠城している(笑)。

 

あ、これで連休は終わりか。。。私は休んだ気になっていないけど。最初は数日だけシャレで始めた生駒ガイドだが、結構あるじゃないか。まだまだネタはあるので準備していたのだが、気がついたら連休はたった10日しかなかったのだ。。。森や木から離れたネタも楽しいのだが、またの機会に。

 

2019/05/05

連休生駒ガイド・滝に打たれる!

もう止めようと思いつつ、続けてしまう生駒ガイド。

生駒山はたいして高い山ではないが、実はかなり急峻。そのためか、各地に滝がある。

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これは大阪側の北部・権現滝と、源氏滝。どちらもハイキングコースになっている。

だが、もっとも注目してほしいのは、生駒駅から徒歩5分のところにあるのに、知る人の少ないこの滝だ!

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これは南陽院という宗教施設の一角にある。そのためあまり知られていないのだが、3段に分かれて落ちていて、高さは20mを超えるだろう。おそらく生駒山でもっとも高い滝だ。見栄えも上から見るとカッコイイ。ただし滝壺はなく、そこは修行の場となっている。

望めば、滝修行もできるそうだよ?

実は、滝に打たれる修行場は、かなりたくさんある。現役が10カ所ぐらい、今は使われていないところも含めたら数十カ所あるだろう。(その一つは駅前だという!今は人が立ち入れないようにしているけど。)

ただし裏話があって、それらの滝の多くは、戦前は水車が設えられていた。そこで生薬の薬種をトントン砕いていたのだ。私も子供の頃にかすかに記憶がある。そこからなんとも言えない薬の臭いがしていた。

それが電動に変わって使われなくなった後に、修験系の宗教施設が多くできた。また韓国系の拝み屋さんも増えた。それらの滝修行の場になったのだ。ただ今は修行する人も少なくなって、また元の滝にもどりつつある(^^;)。

生駒山を歩いて森をかき分けて、そんな古い滝を発見するのも醍醐味だ。夏なら水浴……じゃない、滝に打たれてもいいなあ。

 

 

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