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森と林業と田舎の本

2020/07/01

森のアジサイの効能

昨日だったかの朝日新聞の「天声人語」で、こんな内容を取り上げていた。

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内容は、岩手県一関市の「みちのくあじさい園」を紹介しつつ、アジサイの花に関するエッセイ風なのだがここには触れていない裏側がある。それは、この「アジサイ園」は立派なビジネスであり、しかも林業になっている点だ。
私も幾度か訪れて取材している。ここは、林業の新たな方向性を考えるのにも向いているからだ。ちなみに、そのうちの一つがフォレストジャーナルに記したこの記事

そもそもあじさい園を経営する伊藤さんも林業家である。それどころか指導林家なのだ。そしてアジサイの花園としての経営に加えて、記事にあるような〇〇〇〇〇フラワーの生産も手がけるようになった。林業の木材生産が長期利益を求めるのなら、あじさい園で中期利益、アジサイの花から生産する商品で短期利益を得ることができる。単なるアジサイの花を愛でているのではないのだよ。

 

実は私も影響を受けて、生駒山の一角にアジサイ栽培を行っている。林業ではないけれど、森のデザインとして何ができるか試みの一つである。

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私の場合は、タナカ山林をあじさい園にするつもりはなくて(下手にアジサイいっぱいにしたら勝手に侵入されて荒らされてしまいかねない)、雑木と交えてアジサイを増やしていこうという趣向だ。できるだけ道から見えないようにしている(⌒ー⌒)。ただ、私が内部に入って楽しもうというのが目的だ。森を美しくするのは、森に通う理由にもなる。
アジサイが大きく育てば、ササや草を抑えてくれるだろう。今の季節は虫だらけだけど、アジサイは害虫にも強い。しかし、植え始めて思うのだが、花が咲くことの満足感は大きいね。なんか下手な作物より楽しい。自分が植えて育ち、森の景観が変わっていくことは楽しい。そのうち「秘密の花園」にすることをめざしている。

ちょうど梅雨の今どきが植えるチャンス。雨のスキマを縫って挿し木をしていこう。

 

 

2020/06/23

10分の1しか白くないハンゲショウ

テレビで尾瀬の湿原の秘密を紹介する番組を見たので、私も生駒山の湿原が気になって見に行ってきた。ちょうど、夏前なら半夏生(ハンゲショウ)が茂っているはず……ほかにもキンポウゲも咲いているかな……とか想像していたのだが。

あらら。半分どころか10分の1も白くない。ハンゲショウじゃなくなるぞ。

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全然白くない。どうした、まだ早すぎたか。ハンゲショウは少しずつ葉を白くしていくのか。それとも湿原の異変か。

ちなみに昨年の湿原は、こんな風。半分以上白い。また2年前にこの湿原のハンゲショウを記事にしていた。昨年は「半分、なつぞら」という記事にしている。ハンゲショウ、毎年紹介してるやん(笑)。でも、今年は……。

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実際、今年の湿原は、全体に樹木化が進んでいるように感じる。高さ2メートルぐらいの灌木がそこかしこに生えているのだ。

乾燥して陸地化きた? いや、地表に水分は十分にあるように見えるのだが……。昨年は生えていた草花があまり目に入らない。湿原の植生は移り変わるものだが、たった1年で様変わりというのも早すぎる。

なかなか目が離せないぞ。

 

2020/05/29

生駒山のモミ

生駒山中腹にある宝山寺。いつも参拝に訪れる寺院だが、そのもっとも奥まったとところから山頂に連なる尾根に登るルートがある。急峻で滑りやすく、知る人の少ない登山コースだが、楽な道ではないものの、私は愛用?している。ここで他の登山客と会うことがないから。

それで、トレーニングがてらに登っていて、ふと気づいたのは、モミの木が目立つことだ。

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生駒山の植生はコナラ林が基本だが、それが徐々にシイ・カシなどの照葉樹林に成りつつある。おそらく照葉樹が潜在植生というか、元植生なのだろう。ところが、たまにモミが目に入るのだ。それも圧倒的に宝山寺の周辺に多い。

しかも、結構な大木がある。胸高直径で30センチを越す。これだけの木はスギやヒノキにはない。

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モミも生駒山の元植生なのだろうか。江戸時代は草山だった記録があるから、樹林はほとんどなかったはずなのに、そこにモミが残る余裕があったのか。もしかしたら宝山寺の境内ということで伐採を免れたのかもしれない。聖地扱いだ。

もしかしたら、植えた可能性だってある。モミの白い材質は卒塔婆に向いているから、お墓用に。

生駒山の歴史を、植生でたどって見られるかもしれない。

 

 

2020/05/07

ギャップから“休園地”を見る

相変わらずせっせと山を歩いているが、連休中は本当に人が多い。マイナールートでも先客ハイカーとすれ違ってばかり。

やはり、接触を避けるには道のないところを歩くしかない! というわけで道から逸れて斜面をトラバースして進む。

生駒山に関して言えば、道がなくてもわりと歩きやすい。なぜなら照葉樹林化が進んで、林内が暗くなり林床に下生えが少ないからだ。多くは低木にアオキなどがあり、その上にツツジやツバキが多い。そして高木のシイ・カシが広がる構造。コナラはナラ枯れでかなり減ったように思う。全体に森林の高齢化が進んでいる。一方で、昨今の台風などで倒木や土砂崩れを起こしたところも少なくない。倒木を避けたり乗り越えて進むのは、結構面倒だ。

それでも微妙な地形を読みながら自分の進む先に何があるか想像するのは楽しい。そして、何より他人と会わずに済む。

ところが、そんな中でも急に明るい一画がある。

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一瞬、道路か何かで切り開かれているのかと思うが、何もない。というか、倒木が転がっている。数本の大木が倒れて、それで林冠が開いたのだろう。典型的な「ギャップ」だ。森の中に開いた明るい空間。そこには草や稚樹が生え始めている。森の新陳代謝。極相に近づいた森は安定するのではなく、ギャップができることで若返るのだ。暗い照葉樹林では生えにくい、下草や落葉樹の稚樹が芽吹く。

同じようなところをナラ枯れ跡地でも見かけるが、そう考えると台風やナラ枯れのような被害も、森林の若返りに必要なんだろうな、と思ってしまう。短期的には「荒れた森」も、長い目で見て「森の世代交代」現象で必要ではないか、と。

 

さて、ここを抜けてしばらくすると、尾根の山道に出て、すぐ生駒山山頂であった。ここには山上遊園地があるのだが、時節柄、休園。入園料は採らないので中に入れるのだか、当然ながら人気は少ない。見る人のいないところで花壇の花が満開になっていた。来客を迎えるために昨年から植えて育ててきたのだろうに。

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遊具はみんな止まっている。駐車場と園地を結ぶケーブルカー「どんぐリス」は、今年完成したばかりなのに、一度も稼働させないまま休園だよ……。

でも、考えてみた。この休園も、長い目で見たら必要だったと言えるのかもしれない。いや、日本社会、世界の人間社会そのものが、コロナ禍のおかげで「立ち止まれた」という日が来るかもしれない。人類の世代交代、若返りのために。

2020/05/02

なぜ池に鯉がいる ?

相変わらず、毎日出かけている。外出自粛なんぞどこ吹く風、と出かける。

めざすは他人に会わない山。まあ、完全に誰もいない道は少ないのだけど、人のいないマイナールートを探す。これが毎日になると大変なのだ。メジャーな生駒山登山ルートや幾つかの森林公園内ルートは、常にハイカーが行き来している。まあ濃厚接触というにはほど遠いから気にしなくてもよいのだが、私自身が他人に会わないで歩きたい。結局、道のないところを歩くのが一番てっとり早いのだが……。

今回選んだのは、山というには低すぎて、しかも範囲も狭い矢田丘陵の北の端。標高は200メートル程度なのだが、結構谷が細かく、溜め池多い。そんな麓に隠れてある小さな寺の裏側から谷ををよじ登り、細い尾根をかき分けて行く。尾根には山道があったのだが、それが迷路のように枝分かれしている。でも、人影はゼロだった。

そんな山中をぐるぐる歩いて出くわした小さな溜め池。…そこで撮った写真がこれ。なかなかモネっぽくて水面の反射が美しい。

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注目してほしいのは、中央付近に何か赤いものである。水面が新緑を写す中で赤いアクセントとなる影……。

これヒゴイ、つまりニシキゴイである。池野恋、じゃなく池の鯉なのである。少なくても2匹いた。かなり大物。体長は50センチ級だ。こんな小さな池(奥行き20メートル程度)にコイが複数いて、餌に困らないだろうか。もっとも、放されたのは今日昨日ではなく何年も生きているのだろうが。

しかし、この溜め池には川はなく、そこに魚類がいるのは当然人間が持ち込んだわけだろう。とくにニシキゴイだから自然界にいるわけではなく、誰かが放流したと思われる。自宅では飼えなくなって放したのだろうな。
ただ、この池にたどり着くのは、結構大変だ。かろうじて道はあるのだが狭い山道で、それも枝道だから、誰もが通るところではない。わざわざ、池に放そうと持ち込んだとしか考えられないだろう。

ちなみにコイは、基本的には外来種とされる。最も縄文遺跡でも骨が見つかっているから、ほとんど在来、自生と言ってよいのだろう。
ただ、コイは日本の自然を破壊していると言われる存在だ。外来種だからというより、非常に貪欲な食欲でなんでも食べるからだ。在来魚類はもちろん、水棲昆虫も食べてしまう。狭い水域に放すと生態系を破壊すると言われている。

ただ赤い色は目立つので、よく鳥に狙われる。我が家の庭の池に話していた大型の金魚は全部サギにやられてしまった。しかしこのぐらいの大きさのニシキゴイは、大きすぎて狙われないのだろうか。

小さな山の、小さな池の生態系。このニシキゴイは池の主になれただろうか。

 

2020/04/29

ツイン・タケノコ

イノシシの落ち穂拾いのさらに忘れ物探し。

ちょいとタナカ山林を覗くと、またタケノコが顔を出している。2日前に30本近く掘ったが、目溢しというか、新たに伸びてきたタケノコがちらほら。急いで掘ったのが10本くらいだが、さすがにこれ以上いらない。結局、ラッキーガーデンや近所の家に配る。

で、気になるのが、このタケノコ。

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何、これ。2本並んで生えているのか?それとも1本が分かれてしまったのか。

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掘り出すと、内部で癒着というかつながっていた。いわばツイン・タケノコだ。頂きは2つあるが、皮は全体を1本として包んでいる。こんなタケノコは初めて見るが、そこそこ起こる現象なのだろうか。
しかし、幾重もの筍皮で包まれていると、その中が気になる(^^;)。早速剥いてみた。

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なるほど、地下茎から伸びる時点で密接していて、皮が巻く際に一体化したのだろうかね。面白い現象である。このまま生長したらどんな竹になるか。この竹にかぐや姫が入ったらどうする? と馬鹿なことを考える。それとも意外とつまらないフツーの竹として育つんだろうかね。。。

 

2020/04/27

タケノコ掘りのセカンドインパクト

先に、今年のタケノコは、イノシシにやられて全滅……という状況を紹介した。

が、密かに待ち構えていたことがあるのだ。

それは……イノシシの落ち穂拾い! いや、正確にはイノシシの見過ごしタケノコ掘り! イノシシ様が、残してくれた、かもしれないタケノコをおすそ分けしていただこうという低姿勢である。

3月に出たタケノコは見事に全滅させられたが、実は毎年、掘った後にもう一度生えてくる二番手タケノコがある。それを狙っていたのだ。イノシシも一度掘ったところにはあまり来ないんじゃないかな、来ないでくれ。何よりイノシシが見つける前に掘ろう、作戦である。

すると!

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ニョコニョコ、伸びてきているではないか。雑木林に伸びるタケノコ群という、いつも眺めているものの珍しい景色を見つつ、掘りまくる。少々伸びすぎも掘る。頭を少し出しただけのものもよ~く探して、見つけたらとにかく掘る。
ちなみに伸びすぎのタケノコも十分食べられるのだ。とくに穂先は十分柔らかくて美味い。地下茎に近いところも堅いなりに料理法によっては美味いのだが、とにかく大量に掘るので贅沢に切り捨てる。

ざっと20本、いや30本近いか。いつもより多い。今年は成り年だったか。残り物?二番手?のタケノコ掘りの割にはインパクトがあった。セカンドインパクトだ(笑)。

この調子ならサードインパクトも可能性があるかもしれない。5月の連休すぎを狙おう。

ところで、よくよくタケノコを探していると気づいたことがある。何本かはイノシシが掘った跡があるのだ。さらに齧ったものもある。いや堀り取って、そのままのタケノコも転がっていた。そして、堂々と糞をしていた。

20 イノシシの糞

20-3齧り痕のあるタケノコ

これから推察するに、イノシシは決して二番手のタケノコを見逃したわけではなく、見つけて一部は掘っているのだ。しかし、全部食べていない。いや掘るだけ掘って捨てているものもある。

どうやらこの季節、イノシシの餌はたっぷりあって、タケノコばかりを食うつもりはないぜ、という意思表示なのか。もっとも、タケノコ堀りだけは一部で行ったのはなぜか。食べないでも掘る。依存症か、趣味のタケノコ堀りなのか。

もともとイノシシは無意味に道端とか芝生などを掘り返しているときがある。一般に言われるようなミミズを探しているのではない。どうも土を掘るのが好きなようだ。何か別の理由があるのだろうが……タケノコ堀りも一緒ではないか。

私も、さすがにイノシシの齧ったタケノコは遠慮したが、掘ったものはしっかり食べるぞ。


なお一部をラッキーガーデンに納入というか上納。おかげでアイスティーとカレーパンをいただく。このカレーパンは絶品だ。

そして生駒銀座かと思うほどの人出。今日は一応平日なんだが。みんな休み(正確には自宅待機)を持て余して野外カフェならいいと思ってくるんだなあ。しかし、オーナーは「ゴールデンウィークは閉める」という。大阪から大量に人がやって来て感染させられたらたまったもんじゃないからだ。私は、連休中もタケノコ掘るか、ラッキーガーデンのリフォーム・ボランティアに参加するか。

 

 

 

2020/04/25

ステイホーム週間の森は……

ゴールデンウィーク前のステイホーム週間なんだそうだが……私にとっては、台湾の玉山登頂予定日なんだけどなあ。。。

で、私も生駒山北部縦走(^o^)。できる限り裏道を通って、他人と会わないルートを選ぶのだが、どうしても人はいるね。皆さん、ステイホームではなく、レッツ・アウトドアになっていないか。

……それはともかく、またも目についたのは、こんな猛獣だった。

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ハイキング道や駐車場の周辺にたむろしているのは、人から餌をもらおうとしているのだろうか。一応人に馴れているが、でも野良(野生)化している。おそらく多くの昆虫や鳥獣を餌にしているだろう。
しかし、どんどん数が増えていくような気がするが……。

そのうち山の自然に影響が出そうな気がするけどなあ。

 

2020/04/21

ふんふんふん……山で見つけたもの

このご時世だが、毎日家を出ている(^o^)。全然こもっていない。行き先は大半が山。山歩きが目的だ。

だが、その山にも人が増えてきた。

先日は、マイナーなルートのつもりが行く先行く先人に会う。後方から人が来たので、あえて立ち止まり行き過ごして、その後をゆっくり歩こうと思ったのだが、直後に賑やかな家族連れの姿が見えた。とっさにハイキング道から外れて草むらに飛び込んでしまった。

そして急斜面を転げるように下りてブッシュの中に伏せる。見られたか? 見つかりませんように。(逃亡者か!)

期せずして谷底に下りてしまったので、沢を渡り、対岸を登る。急斜面の草と低木をつかんで這い上がるように進むと痩せた尾根に出て、また谷。それを越えてまた登る。いきなりハードな行軍になってしまう。

また尾根に出た。すると、驚いたことにそこに池があった。そして沢も。尾根に沢があるなんて。その周辺はツツジばかり。不思議な風景である。溜め池ではなく、窪地に水がたまったもののようだ。この池は恒常的になるのだろうか。雨上がりだけか。地図にもない。幻の池か。

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そこを越えると、また急斜面でその底が渓流となっていて、岩がごろごろしている。何か意味ありげな造形まである。そこをなんとか下って、渓流をたどって、山から出て(人には会わず)帰り着いたのである。「逃亡」終わり。
ま、そんな山歩きをしているのだが、今回発見したのは池だけではない。

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これはノウサギの糞だろう。

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これは……繊維質が多い糞だが、なんだろうイタチか?

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こちらは明らかにイノシシ。

野生動物の糞ばかり見つけてしまった。昔は糞でも足跡でも発見したら興奮したものなのだが、いまや「またか」と思うばかり。珍しくもなく、むしろ「こんなに動物いたら、ダニやヒルを運んでくるんじゃないか」と心配してしまう。敵はCOVID-19だけにあらず。

 

2020/04/18

人は群れ、話したがる生き物である(^o^)

相変わらず毎日出かけている。ただし、短時間の買い物を除けば、ほぼ山の中。

今回選んだのは、生駒山の大阪側だが、入り口となる森林公園につくと、結構人が多い。通常ならガラガラなのに。しかも家族連れ。親も子もずっと家にいるという点では、春休みや夏休み以上だから、出かけたくなるのだろう。その点、近くに山があるのはいい(^o^)。
ただ、せっかく野外なのだから群れないでバラバラにいてほしいが。それに遊具も多くの人が使えば把手を通じて接触感染するかもよ。

さて、私はその横をすり抜けて本格的に山に入るのであった(^o^)。私は、人がいないところに行きたいのだ。

そこでもぐり込んだ森の中。狙っていたルートはすぐに途切れた (゚o゚;) が、道なき山の斜面を登って尾根に出ると、なんとか道があった。もしかして測量用かもしれない。せっかくだからスマホに仕込んだアプリYAMAPを試しながら進む。

道は、チョー急坂つづきで、ずり落ちながら登ったり下ったり。斜面に落葉が溜まっているので滑る滑る。さすがに人気がないのが狙いどおり。山歩きは単独行に限る。人と会わないで行動するのが醍醐味だよ……。

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とうとう谷の奥に下りてしまった。このままだと大阪側に下って帰れなくなる……と心配したが、砂防ダムを抜けるとそこから登りに転じる。

が、登り切ってビクッとした。なんとそこに人がいたのだ。

そこに座り込んで弁当を食べようとしていたみたい。さすがに声をかけて挨拶する。

向こうもびっくり(^o^)。そこでしばらく話す。お互い山の中で他人に会うのは滅多にないですなあ、というところから、お互い誰もこない道を探して歩いていることを語り合う。そして、お互いいろいろ体験談が出る。なんか盛り上がる(笑)。
聞けば、なんと79歳。大阪側から登ってきたそうだが、この辺りは何十年も歩きつくしているという。私は、いつもは奈良側を歩いているので、この辺りは詳しくないので教えてもらう。やはり道づくりをしたり、倒木処理をしているボランティアがいるらしい。

私が向かおうと思っていた道は倒木が多いから大変で、アチラにいったん下ってから登るルートの方がいいとか、こちらのルートを取ればどこそこに抜けられるとか。いろいろ教わる。

いやあ、お互い他人と会わないように山歩きをしていると言いつつ、よくしゃべる(笑)。お互いマスクをしていないのだが、距離は取っているから大丈夫だろう。15分くらいは話したか。やはり人間は群れたがり、話したがりの動物なのだなあ。私が相槌打っていると、いつまでも話し続けることになりそう。人と出会うのが億劫に見えても、実は話したいという潜在的欲求があるのかもしれない。「お昼食べ終わっていたら案内するのに」とまで言われた。
滅多に人が通らない道を愛好している仲間意識が芽生える(⌒ー⌒)。一匹狼連合会が結成できそう。

結局、教わった遠回りの道を私は行くが、なんとも急な道とは言えない道。そして倒木だらけ。一部で道が消えている。これでもマシなのだとしたら、最初に私が行く予定だったルートはどうなっているのか。しかも途中から雨が降ってきた。遠回りしたから、時間もかかる。今自分がどこを進んでいるのか……おかげでYAMAPが効果的に利用できた(笑)。すぐ近くに道路があるはずなのだが、実は深い起伏が間にあってアップダウンを繰り返さねはならない。しかも尾根がやたら狭い。両側が垂直みたい。こんなに深い森だと思わなかった。

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なんとか駐車場にもどれたときは、もう人影はかなり減っていた。

コロナ禍自粛が続けば続くほど、野外に出る人は増えるだろう。それが子供たちに野外の楽しさを知らしめるきっかけになるかもしれない。ある意味、禍福はあざなえる縄の如し。人から離れて人に出会う醍醐味つき。

 

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