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森と林業と田舎の本

2022/06/25

メガソーラー伐採地一年後

久しぶりに訪れた平群のメガソーラー建設予定地。

今日も炎天下、チョー蒸し暑い中を歩きました。これはトレーニングになるな、とわざとザックには重りを詰めて……。

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おお、かなり緑に包まれているではないか。

念のため、一年前(6月30日)の様子はこんな状態だった。

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表土剥き出しだったところも、かろうじて草本は回復してきたようだ。ただ土壌を引き剥がし地形を改変したところは今も裸地のままだ。急斜面で水が流れてガリのできたところも回復していない。

が、よく見てみると、生えているのは単に草だけではない。

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圧倒的にタケが多い。ササが繁殖するのでは、という恐れは持っていたが、タケがこんなに早く進出するとは。おそらくマダケだと思うが……。伐採跡地の何割かがタケに覆われている。竹林が残された周辺ではなく、ど真ん中まで進出しているとは、地下茎を伸ばしたとは思えない。昨年花を咲かせて種子を飛ばした?とか想像してしまう。

ササやタケが覆うと、樹木の森が回復するのは難しいだろうな、と思う。少なくても何十年と竹林が続く。メガソーラーの建設は止まったままだし、県はメガソーラーの建設を抑制する条例をつくると言っているが、この土地はどうなるのだろうか……。

ちなみに炎天下……のつもりだったのに、にわかに空が曇り雨が降り出したよ(泣)。雨具は持っていたのだけど、汗も加わってぐっしょり。
さらに帰りは土壇場で道を間違え、とんでも遠回りルートになってしまった。しかもアップダウンの激しいこと。トレーニングを越えてくたくたになりましたとさ。

 

 

2022/06/19

ため池の遷移

我が家の近くにため池がある。若いころからよく遊んだものだが、久しぶりに訪れると標識があって、この池が「休ん場池」ということを知った。40年ぶり? そんなの聞いたことがなかったのだが。

それはともかく、改めて驚いたのは、池岸の変化だ。一方は人工的な土手になっているが、半分は自然のままの岸。かつては、水が流れ込む小川のあるところは浅瀬が広がり砂浜となっていたのだが、そこで砂遊びが結構できたのである。水路を掘って水の流れを変えると岸がどのように削られていくか……なんて、まるで河川工学の実験みたいなこともできた。どんどん砂州が広がるかと思えば、大雨で削れたり、池の水位を下げられると、一気に岸も崖になったり……。

釣りをする人もいたのだが、池にいるのはブラックバスやブルーギルばかり。私は網で稚魚をすくって退治?していたが、そのうちヘラブナを放流した輩も現れ、何やら釣りの名所ぽくなったのは苦々しく見ていた。彼らのマナーが悪すぎるのだ……。

そんなこんなで月日は流れ、現在はこんな具合。

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砂浜は、完全に陸地化していた。ヨシが生えて,今はササが進入しているみたい。

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そんな草むらの中に釣り人が(勝手に)つくった釣り台があった。今もここで釣る人がいるのかどうか。もちろん違法行為である。

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岸のコナラがナラ枯れで枯れて倒れ込んでいる。ここだけ見ると、大自然だ\(^o^)/。

ともあれ池の環境も長年のうちに変化した。この池の下流にあるのは、かつては宗教施設だけだったのだが、今は住宅がいくつか建ち並んでいる。まあ、池の大きさと距離を考えると、仮に大雨で決壊しても人家が水没するような水害は起きないと見ているが、身近なところで自然の遷移を実感している。

 

2022/05/23

竹を一刀両断、にはならず

タケノコが高く伸びて,竹になった頃は、まだ棹は柔らかい。

それをナタで、一刀両断すると、スパッと切れて気持ちいい。なんか日本刀で憎き仇の首を切る気分(⌒ー⌒)。

がしばらく年月が経ってしまうと、硬くなる。すると切るにも、ナタでコツコツと削るような感じに……。

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まさかや~。伐ったのに切れん。いや、倒れん。

そのうち風でも吹いて倒れるかなあ。

2022/05/14

玄関先のスギ

昨夏、我が家の玄関先のコンクリートの割れ目から、スギが生えてきたことを報告した。これは、天然杉苗だと。

こんなところに天然杉苗 

その後、杉苗はどうなったか。実は冬になると赤茶けて、ほぼ枯れたようになっていたのだが……。これでは、どう見ても枯れているのだが……。

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それが、春には復活した。

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一回り大きくなったかな。冬に赤茶けるのは、水分が抜けるからなんだろう。引き抜かなくてよかった(^-^)/ 。

今後どこまで大きくなるか。なにしろ玄関前であるから、あまり大きくなると通行の邪魔なんだが、もう少し見守ろう。

2022/05/08

恵比寿と生駒~混在の街

東京で訪れていたのは、深川不動尊や神保町の書店や土倉取材やメトロポリタン美術展だけではない。実は、娘とデートしていた。ガッツリ食って、恵比寿ガーデンプレイスに。

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人工的だが、おしゃれな場所になっているねえ。観光地ぽいが、そこに子どものおしめの大袋を持った子連れ主婦も歩いていて、ここが住宅地でもあることに気づく。もちろんオフィスビルもあるから、職場でもあるのだろう。職住観光混在の地であった。

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娘の写真を公開したいところだが、よからぬ輩が現れないよう目臥せする(^^;)。

というわけで、娘孝行してきた。もっとも娘からすると、親孝行か。いわばパパ活(パパに活力を)というわけだ。

で、それから数日後、娘は生駒に帰省した。なんや、それ……。

そして行ったのがタケノコ掘りと若竹退治。そして森の中のカフェレストラン。生駒も職住森遊び混在の街であった。おしゃれだろう(⌒ー⌒)。

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この日は、20本くらい掘ったが、折り倒した若竹も20本近く。まだまだ出そうだ。かくしてGWは過ぎていったのであった。

 

2022/05/03

里山を襲う「竹害」

このところ、東京に行ったり、自宅での用が多くて、なかなかタナカ山林に足を運べなかった。

この季節、竹の伸びが早いから頻繁に行ってタケノコ堀りをしなければならないのである。今年は成り年らしく、かなりの数のタケノコが伸びる可能性がある。過去、100本以上掘ったこともある。竹林ではなく雑木林なのに。

もちろん、全部食べるのは不可能だが、周囲に配るなり、掘って捨てることさえあるのだが、とにかく掘らないとタケノコは竹となり、静かに勢力を拡大する。竹が林立して葉を広げたら日陰が増えて枯れる木も出るだろう。土の養分を吸い取って樹勢を弱める可能性もあるだろう。広葉樹が竹に静かに置き換わっていく。そして気がつけば雑木林が竹林に変わってしまうのだ……。もはや侵略ドラマ並なのである。

そこで、今日は久しぶりにタナカ山林に駆けつけたのだが……掘る時間はないので様子を見る程度のつもりだったが……。

なんと一面に丈が1メートル以上のタケノコ(というのか?)が林立している。なかには2メートル以上のものもある。これはマズい。掘るよりも何よりも、伸びたタケノコもどきを蹴り倒す。まだ柔らかいので、一撃で折れるのがちょっと楽しい。蹴る次は、パンチ!も浴びせる。突き、蹴り、体当たり!!!

かなり成敗した。まだ頭頂部を出しただけのタケノコもかなり見つけたが、掘るヒマがない。こちらは明日以降の楽しみに取っておこう。

そして、かつてデッキを築いたところに行く。以前は、このデッキを元に森遊びをしていたのだが、時代とともに古くなり、腐ってきたので解体中の代物だ。このまま土に帰すことも考えているのだが……。ぎゃ。

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デッキの板を突き破っているタケノコがあった……。板はもともと腐って釘も緩んでいたのだが、見事に突き抜けるとは。
それに背後に見えるさらに伸びたタケノコ、いや、もはや竹は、高さ3メートルを超えているぞ。

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根元を見ると太い。棹は直径20センチ級だ。

こうなると、竹害と名付けてもいいのではないか。新たな自然被害を「竹害」として宣言する。せっかくだから商標登録しようか(なんで?)。

 

 

2022/04/16

タケノコ成り年

満を持してタケノコ掘り。

先週も挑戦したのだが、まったく出ていなかった。本来ゴールデンウィーク前から出るのが我がタナカ山林の特徴なのだが、温暖化の影響が出ているかな、という思いであった。しかし先週は出ていず、本日こそ狙い目。

すると、あるわあるわ。山林に入って30秒後には発見。さらに立て続けに2つ3つまとめて生えているところを見つける。

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昨年は不成り年で、ほとんどタケノコは収穫できなかった。もともとイノシシ害もひどくてイノシシと競争で掘っているのだが、不成り年は2本か3本しか収穫しななかった。タケノコはイノシシも大好物なのである。おかげでイノシシがかじったタケノコを拾って、持って帰ろうかと迷う有様。さすがにおこぼれをもらうのは恥ずかしいので止めたが……。今年は、不思議なほどイノシシの気配もない。

想像するにタケノコ成り年は各地にたくさんタケノコが出ているから、どこでも食べられて、あまり切迫していないのではないか。つまり人間がタケノコ取れないと嘆いている年は、イノシシも食べ物が少ない!と悲鳴を上げて必死に各地のタケノコを漁る。しかし今年は満腹なのかもしれない。なんか腹立つ。

結局、17本掘って、これ以上あってもゆがけないとストップをかけた。かつて1日で40本くらい、数日で100本以上掘ったものだったが……。

そのうちおおきなものをスリランカ料理店に上納して、さらに幾か所かなじみのご近所さんに配る。我が家用は小さなものを6本くらいにした。それでも茹でるのには2つの鍋で長時間かかったのだが……。

多分、数日中にもう一度訪れてタケノコを掘らねばなるまい。放置すると竹林になってしまう。今のうちに駆除……じゃない、収穫すべきなのだ。

当分は、タケノコ三昧の日々になる。

2022/03/17

森の変遷と森づくりの技を考える

久しぶりに訪れたタナカ山林こと、生駒山にある私の山の土地。

なんだか倒木が増えている。風倒木もあるが、どうも寿命と虫害などで枯れた木が倒れたものも目につく。1本倒れたら、わりと周りの木々もなぎ倒しがちだから何本も倒れたり折れて光が入る。これも植生遷移の過程だろう。もとから雑木林だが、今後どんな林相になるのか考えてみる。

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そんなときにたまたま目についた「人工林の多様性を高める森づくり事例ガイド」。思わず目を通してしまうのだが……。

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まあ、そんなに私が知らないことが載っていた、というほどではなかったのだが……。ちょっと面白いな、と思ったところ。

針葉樹人工林を広葉樹の混じる森にしていくための道のり

「スギ・ヒノキの人工林は日本の本来の森林の姿を考えると、決して「不自然」な樹種ではない。人工林に広葉樹を混交させる考え方自体は妥当だが、スギやヒノキを排除する必要はないと思っている。」
「育ち盛りの若木(スギやヒノキで言うと概ね40~50年生くらいまで)ばかりの時は(若齢段階)、上木を多少取り除いてもすぐに枝が伸びて上空を塞いでしまい、すぐに暗くなってしまう。若齢段階に一生懸命作業をしても、あまり有効ではない。一方、樹高成長が落ち着いた40~50年生以降の人工林(成熟段階)であれば、伐採で多少本数を減らした後、すぐに空間が塞がることはなく、林床の光環境が維持される。」

かつての日本の植生は、基本的に針広混交林だったとすると、現在の落葉広葉樹林・照葉樹林と針葉樹林といった分け方も考え直さねばならないのかもしれない。それは、単に片方を伐り尽くしたか最初から排除した結果かもしれないのだから。逆にスギ林やヒノキ林が混交林になってもおかしくないわけだ。もともと私の森も、戦前はマツ林だったらしいし、今もスギやヒノキが生えているぞ。

そして、一般の間伐のように若い段階で伐るのではなく、成熟してから伐った方がよいというのも、納得。これは残存木の育成ではなく、伐った木を利用するための択伐と思えばよいか。つまり、択伐こそ針広混交林への誘導に適した手法ということになる。

これって恒続林施業を後押ししているかもしれない。奈良県は恒続林となる森づくりを進めようとしているが、その手法はまだ確立していない。ここに鍵があるかもしれない。

それと、保持林業についての記述が多いのも目に止まる。皆伐施業でも、ある程度の残存木を保持して、森林生態系の回復を早める手法だ。まだ日本では言葉そのものが導入されたばかりで一般化していないと思うが、欧米では広がっているみたいだし、私も気にかけている。皆伐はするな、と言っても、どうしても山主の都合(さらに補助金の都合)などで皆伐が求められる場合、保持伐という方法もあることを示せたら、救いにならないか? 

 

あと、文句を付ければ、目次に大台町を奈良県としているのは誤記ね(^^;)。三重県だろう。

それに、どうも各項目ごとに市民団体の役割を見つけようとしているのが鼻につく(笑)。これ、制作したのが「森づくりフォーラム」というNPO法人であるからなんだろうが、高度に専門的な針広混交林誘導技術と長期間にわたる関わりを求められる世界に、アマチュアが入り込む余地はないと思う。プロが仕事としてやるべきだ。もし市民団体でやるなら、その団体もプロになる(たとえば企業化)べきだろう。
市民団体の役割は、せいぜい情報提供を含めた提言や、行政の監視ではないか。

さてタナカ山林は雑木林だから、別に何か目標林型を決めて誘導することは考えていない。もちろん私もプロではないが、所有者というのは長期的な関わりができる(しなくてはならない)立場。今後行う森遊びを考えるのによいかな。

2022/03/10

人跡探索は人生探検?

相変わらず暇があると山に登る……というか、生駒山を彷徨している。

そして道のないところを歩くのだが……。こんなものを見かける。尾根近く。標高は500メートル程度ある。

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これ、明らかに人が植えた並木でしょうな。しかも、この並木の向うにはアジサイが並んでいる。かつて、ここは森ではなくて人が拓いた土地だったのだろう。農地か宅地かはわからないが。

で、いきなりこんなものに出会う。

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これ、別荘? 2階建てだが、1階は倉庫ぽくて2階に寝泊まりできそう。しかも周りにりんごなど果樹が植えられている。最近は手入れした様子はないが、この山の中に別荘つくったんだな、と想像した。しかし、車で入れる道などないから、資材はどうして運んだのだろう……。車道をつくって搬入したが、もう自然に還ったのかもしれない。

今や人跡未踏の地なんて、少なくても日本では探せない。もはや、そんな探検は絶滅した。むしろ人跡探索がテーマになるかもしれない。人跡は人生に通じる。その土地で人は何をしたのかを想像する探検。

古くは城跡や廃村、廃農地、さらに廃鉱山、廃工場……を今は森に覆われた山の中で発見するのは、そこそこ面白い。たまには廃神社など宗教施設もあって、それはちょっと怖い(^^;)。

でも、それをつくった人、利用した人の足どりを想像し、人生を思い浮かべる。これって、わりと贅沢な遊びかもしれない。

 

 

 

 

 

2022/02/01

私の職場

ふと何気なく、スマホで地図を見て、現在位置の周辺を繰っていたら、私の職場が出現した(゚д゚)。

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車で10分て、、、道ないし。でも生駒の山麓公園の近くなのか。ここは最近行っていないように思うのだが。

ちなみに私の「本当の」職場で発見した木。

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どんな経歴でこんな風に曲がったのか。そして立ち直ったのか。その生きざま?を考えるのも私の仕事(^^;)。

 

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