日本最古のネコとイヌ
昨日、Yahoo!ニュースにコメントをつけた。
約1400年前の土器にくっきり残る肉球…国内最古のネコの足跡の可能性 土器乾かす横をウロウロ?
“1400年前の古墳から見つかった土器にくっきりと残る肉球。当時、日本にいなかったはずのネコの足跡ではないかと話題になっています。
かわいらしい肉球型のくぼみ。これは、2007年に姫路市内の古墳から出土した須恵器と呼ばれる土器です。その後の調査で、大きさや爪の跡がないことなどから、ネコの足跡である可能性が高いことが分かりました。
日本では、ネコは平安時代初期の文献に初めて登場しますが、 この須恵器は、さらに200年ほど前のもので、ネコがより古くから身近な存在だったことをうかがわせます。”
コメントは、以下のよう。
「日本最古のイエネコの骨は、長崎県壱岐島にある弥生時代中期のカラカミ遺跡からの出土である。おそらく3世紀のものだから、この土器に残る足跡(7~8世紀か)より遙かに古い。イエネコの骨の出土例は、それまで13世紀のものが最古だった。壱岐は朝鮮半島から日本列島への渡来ルートにあるから、早くから渡来人とともにネコが渡ってきたのだろう。また同じ壱岐の原の辻遺跡では、イヌの骨も多く出土している。こちらは解体して食していた可能性がある。」
ようするに、元記事を否定した(笑)。姫路で発見された土器の足跡を日本最古としてはイカン。しかも、この土器の発見は2007年である。今頃、ニュースにすることではない。まあ、市の重要文化財に指定したからなんだろうが。
というわけで、改めて日本に渡来したネコとイヌについて紹介したい。というのも、私もこの動物の渡来に興味があるからだ。
そして見に行ってきたのが、壱岐の一支博物館だ。ちゃんと骨が展示されている。
これがネコの骨。弥生時代の中後期というから、どう見ても今から1700年くらい前。こちらが最古である。果たして、愛玩動物だったのか、家畜だったのか。
こちらはイヌの骨。ただし解体された痕があるので、食肉扱いだったのではないか、という説もある。
このイヌが日本犬の元祖に近いのかどうかはわからない。もしかしてニホンオオカミに近いのかもしれない。ニホンオオカミは、タイリクオオカミより柴犬に近いとDNAから読み解かれている。
壱岐は、朝鮮半島や中国大陸から倭国への航路に当たり、日本古代史に大きな役割を果たしている。古墳時代まで栄えた一支国があったのだ。古墳も多い。大和王権とも関係が深かったのだろう。壱岐にイヌやネコが渡来しても、日本本土に来たかどうかわからん……といったいちゃもんはつけないように。
ちなみに、本日は、この記事にコメントをつけた。
木桶仕込みの発酵文化を次世代につなぐ 香川県・小豆島でサミット
木桶サミット。今年もやってます。先年、取材として参加するつもりだったが、直前に高価なカメラを壊したので、意気消沈して取りやめたことがある(-_-;)。















































最近のコメント