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森と林業と田舎の本

2021/10/01

都市樹木地図と動物侵入経路

グーグルが、AIによる都市の樹木密度を分析した地図づくりを、2022年には東京や横浜を含む世界の100以上の都市に拡大すると発表した。

グーグルのAI緑化地図、世界100都市以上に

AIで木を1本1本まで正確に把握し、都市のなかで樹木の密度が低い部分を示せるのだという。それで植樹が必要な場所を効果的に割り出せるとか。ロサンゼルス市などでは、昨年から樹木マップを提供しており、植樹計画に役立てている。

これも気候変動対策の一つという位置づけだ。都市のヒートアイランド現象が広がっていることから、自治体に樹木マップを無償提供して、植樹を進めてもらおうという提案だそうだ。気候変動とヒートアイランド現象は微妙に違う気がするのだが、それは置いておこう。

おそらく公園などの緑地と街路樹を想定しているのだろう。日本の場合は、神社なども緑地に入るかもしれない。奈良市の樹木地図をつくったら、ただでさえ都心部に世界遺産の森があるのに、神社の鎮守の森もあって緑地の方が多いかも……。木を一本ずつ判別できるのなら、シカも写ってAIがシカ!と割り出してくれると楽しいのだが(^^;)。昼間の街に何頭シカが歩いているのか知りたい。

ただし、都会だからといって今以上に緑を増やすことがよいのかどうかは慎重に考える必要があると思う。たとえば街路樹は、すでに日本には675万本の街路樹があるが、維持経費が馬鹿にならないから困っている。公園もそうだ。だんだん荒れている都市公園、児童遊園が増えているように感じている。

それに今の日本は、こうした緑地や街路樹が、野生動物を都心に引き込む役割をしている。ちょうど先日の「クローズアップ現代+」で、「史上最多ヒグマ被害“都市出没”の謎を追う」という番組をしていた。札幌都心部にヒグマが浸入する問題なのだが、結局、浸入路は河川や街路樹などの緑地だった。安易に都会に樹木を植えたら痛い目に合うかもしれない。こうした問題は、アメリカにはないのだろうか。

ちなみに、これって、私が今年1月に書いたネタなんだよね。

大都会に出没する野生動物の侵入ルートと隠れ家はどこだ

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『獣害列島』でも取り上げたのだけど、もう少し野生動物の動向に気をつかうべきだろう。でも都市樹木マップを使えば、動物が入らない街づくりに使えるかもしれない……。

 

2021/09/10

ナラシカの草の食い方

久しぶりに奈良公園を歩いた。

そこで見たシカの姿。

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おいおい、寝そべりながら草を食うなよ。行儀悪い。

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そうそう、仲良く仲良く。同じ芝を……奪い合いかい。

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そして、もっともショックな状態。なんと芝生に緑の網がかけられている。あまりにシカが芝草を食べすぎて裸地化が進んでいるからか。しかし、この方法で芝は保護されているのか。なんか網まで破っている。

ともあれ、シカの食欲は奈良公園でさえ?いや奈良公園ゆえか、植生破壊を起こしているのかもしれない。

2021/08/23

シカは増え続ける!

森林総合研究所の研究成果選集を見ていたら、こんな項目があった。

ニホンジカは2050年までにその勢力を全国に拡大すると予測されます

わーい、シカは増え続けるぞ\(^o^)/。。。

シカの分布を中長期的、広域的に予測しました。
その結果、生息分布確率50%以上の地域は2025年に国土の約7割、2050年には約9割を超え、新規植林地における苗木被害、成長した林分における剥皮被害が懸念される地域も拡大することがわかりました。

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シカの研究を見ていると、シカが減る要因が見つからないとある。どんな条件でも増え続けるのだ。餌が減っても、個体が小さくなるなり、これまで食べなかった植物を餌にするなりして、生き延びる。狩猟圧が高まっても、その繁殖力で乗り越える。人間様以外で、もっとも繁殖力が高いのではないか。
シカし、シカだって生態系の一員なのだから、野放図に増え続けることができるとは考えにくい。何か個体数を調整するファクターがあると思えるのだが……。 分布域が広まっても、生息数が横ばいになる可能性だってある。

やっぱり、人間様が森林環境を破壊しまくることかもしれないなあ。

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この2冊をよろしく(^o^)。

2021/08/21

シカとカモシカ……の糞

実は、昨日コロナ・ワクチンの第1回目を打った。

地元生駒市では全然予約が取れないので、とうとう大阪の自衛隊大規模接種センターにトライする。こちらはすぐに予約が取れた。

とはいえ、結構並ぶ。時間で区切っているとはいえ、おそらく一時期に数百人が集まる。それをさばく人々が見事。会場への運行バス乗り場から始まり、降りたらすぐに案内係がいて、各コーナーに誘導されて移動する。待機場所も準備してあるし、呼び出しも確実。問診から接種までサラサラと流れるように進めた。自衛隊員だけでなく、膨大な係員もいる。彼らはなんだろう、公務員ばかりではなくアルバイトなのか……。もう設置して数か月経つから、システマチックにマニュアル化されたのだろう。日本て国は、トップはオロオロ思いつきで動くが、現場の人の対応力はすごいと改めて思った。

で、私の場合は何の痛みも異常もなく、終わってから肩こりをほぐすためマッサージに行くぐらい余裕なのだが(ちゃんと医者に確認したよ)、やっぱり当面はおとなしくしておこう。ちょうど仕事も途切れた……はずが(泣)。

今日身体がだるいのは、ワクチンのせいではなく、マッサージで強く揉まれたためだろうか。

で、こんなものを紹介する。先日の大台ヶ原で見たものだ。

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どちらにも糞が写っているのが見えるだろうか。これは何の糞か。

私は、上をカモシカ、下をシカと見た。

なぜかって? わかるんだよ(笑)。ようするに勘だ。どちらもよく似た形だけど、微妙に違う。カモシカはウシ科、シカはシカ科と全然違う動物なのだが、糞や足跡、食痕は似ているから、なかなか区別が難しい。皆さんも確認してください。

 

2021/07/10

森林ジャーナリストwithout林業

今朝、ラジオ出演をした。CBCラジオの「北野誠のズバリサタデー」で、聴取エリアは、愛知・岐阜・三重県と、静岡、長野、滋賀の一部とのこと。テーマは「奈良の鹿~ナラシカ」。つまり『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』がネタである。
実は2回目。前回はウッドショックだったかな。そこで評判がよかったのか、二度目のお声掛かりでしたv(^0^)。今回の方が、気軽に話せるので楽かな(^o^)。ナラシカの魅力と、野生動物との共生に関してワヤワヤと話した。あ、もちろん電話出演である。名古屋のラジオ局だが、北野誠は関西人なので奈良の鹿については馴染んでいる。
 
『鹿と日本人』についても紹介してくれたので、ぜひ興味の湧いた方は手にとってほしい。この本、実はナラシカの本なのですよ。そして、『獣害列島』の先駆版というか、発展形が『獣害列島』。

さて、ここで記そうと思ったのは、ナラシカのことではない( ̄∇ ̄;) 。

一応出演前に、自分の書いた『鹿と日本人』をパラパラと目を通したのだが、前書きで自分の動物遍歴を語っている。そこで、これまで使った肩書を、「秘境ライター」「アウトドアライター」「ネイチャーライター」などと触れていた。私自身は単なるライターで通していたが、「森林ジャーナリスト」に落ち着いたのだ。
ただ、肩書はほかにもいっぱいあった。自分でつけたというよりは、勝手に付けられた。自分ではトラベルライター、関西アナリスト、田舎暮らし専門家なんてのもあったし、ノンフィクション作家とつけられたこともある。あと、割り箸評論家とか、土壌ジャーナリストとか、女子大生評論家、などと思いつきで増やしてきたのは知っている人もいるだろう。

そこで、また肩書を変えられないか、新たな肩書はないか、と思い出したわけである。

森林ジャーナリストと名乗り始めてン十年。最初は拒否っていたんだが。森林以外のことが書けないじゃないか、って。
かといって、林業ライター、林業ジャーナリストと呼ばれるのはイヤ。林業は森林の一分野で、森林そのものに大きく影響を与える産業だから「林業のことも書くライター」だと自負しているからだ。しかし最近は林業という括りの執筆が増えてきた。つまらん。これでは、いよいよ仕事の分野が減る(-_-;)。

そこで「森林ジャーナリストwithout林業」ではいかがか。森林の中でも林業以外の分野のジャーナリスト。

でも林業のことを書くときは、「森林ジャーナリストwithin林業」か? 林業のことだけを書く業界ライターでなく、森林に影響を与える一分野の林業のことを書く。それともinculouding林業かな。英語は、知らんけど。

いっそ、森林ジャーナリスト+と、森林ジャーナリスト- としてしまうか?(マイナスはイメージよくない……。。)

 

 

2021/06/24

ジビエにブロックチェーンが使われていた

先に「木材流通にブロックチェーン」という提案をしたが、ほかの業界でブロックチェーンを利用しているところは何があるだろうか、と探りを入れてみた。

すると意外なものがヒットした……ジビエである。

日本ジビエ振興協会が、2017年から実証試験を行い稼働させた「ジビエ個体管理システム」に、ブロックチェーンを使っているという。

具体的には、獣種や捕獲地、加工者、加工日、内容量、保存方法などをWebベースに入力する。登録を完了させると、個体番号とQRコードが発行され、商品ラベルなどに印字する……という仕組みらしい。すると卸売業者や消費者が流通過程を確認できるのだ。実用化したのは2カ所の施設らしい。ブロックチェーンでは、改竄できないことに加えて、個別のテーマごとに別々にデータを管理できるから……という。あくまで、ジビエのサプライチェーン全体を管理するシステムの第一歩という位置づけだ。

たしかにジビエは、いま一つ信用ならない(衛生面や加工面)。処理の仕方で味が大きく変わるだけに、流通に乗せてビジネス化するには、トレーサビリティを管理することも大切だろう。まあ、本当に守られるのか、どれだけ猟師が参画するかはこれからだろうが。ICTを持ち出すと、いきなり逃げ出す人が多いのは、林業界とよく似ている(笑)。

私自身は、ジビエという野生肉を食卓に乗せるのは結構なことだと思っている。そのためにトレーサビリティを確立することもね。

ただ日本ジビエ振興協会が「ジビエを振興したら有害駆除も増える」「害獣を資源に変える」と言っていることに対してはありえねえ、と思うから、イマイチ諸手を上げて応援する気にならないのだよ。そんな夢物語言っているから普及しない。獣害を減らすためには、駆除数が重要だが、食肉を意識すると、数を稼げない。
普及に欠かせないのは、安定供給と流通ルートだ。ところが野生動物にそれを求めるのは極めて厳しい。

そのうちジビエを普及させるために、牧場つくって飼育するようになるんじゃないか。シカもイノシシも牧場で増やして定期的に食肉加工すれば、安全安心安定供給できるから。

120 シカ肉熟成の図。

 

2021/06/15

どうなる、鳥獣害対策とジビエ

2007年に制定された鳥獣被害防止特別措置法が、今国会で改正されるはずだった。もうすぐ国会閉じるが、どうなるのかな? 反対意見があるとは聞かないから通ると思うのだが。

これまでの特措法に基づく支援は、市町村が計画を作成して、国は「鳥獣被害防止総合対策交付金」を支払う形で実施していたが、シカやイノシシなど野生動物は、市町村の区域にまたがって生息するため、改正案では都道府県の関与を強化する予定だそうだ。まあ、それはそれでよいが。

今以上に駆除を進めたいというのが前提だろう。

 

それと関係あるのかないのか、朝日新聞にジビエの記事が載った。

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実は、私も取材を受けている。上記の記事は小さくて読めないだろう(笑)から、私のコメントのある部分だけ拡大。

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ようするに、ジビエと鳥獣害対策は別よ、ということだ。このコメントを取るために、わざわざ生駒まで来た記者さん、ご苦労さまでした。ちゃんと「『獣害列島』などの著作がある森林ジャーナリストの」という肩書をつけてくれた。

まあ、初めは電話かZoomか、メール交換か、と提案されたのだけど、私は「来てください!」と言ったのであった。記者もコロナ禍で動きたいのに動けないという気持ちを持っているから、「取材相手から来てくれと言われたら、不要不急ではないですよね」と上司を説得できるというものだ。そこまで読み取っての要請である。これを忖度という(笑)。ちなみに記者は、PCR検査を受けているそうだ。

ともあれ、ジビエの話のはずが、ほとんと獣害の話ばかりしたのだが、数を追う対策は、肝心の害を減らすことにはつながらない。まず必要なのは、鳥獣の生態や被害の実態、そして捕獲技術を調査研究することだ。その上で目的を明確にする。獣害の場合なら、「農家の被害を減らすこと」である。殺すシカとイノシシの数を増やすこと、ではないはずだ。
さもないと、単に木材生産量を増やすことばかりに熱中して、肝心の林家を瀕死に追い込んでいる林業界の二の舞ではないか。

加えて、駆除個体とジビエに回す個体は別物であることを認識すること。ジビエを普及したければ、粛々とやればよい。しかし、それと獣害を減らすこととはつながらない。

おそらく現場レベルでは、駆除とジビエは両立しないというか、別物とわかっている(わかっていないのなら、単なるアホ)と思うのだが、引っ込みがつかないのではないか。世間的にも、単に駆除して捨てました、では反発買うから、資源として利用しましたという体裁を取らねばならない(と想像している)。

……なんてこと、話したんだけどなあ(^_^) 。

 

2021/06/14

ペットにすると、脳は小さくなる?

面白い。こんな記事を見つけてしまった。

科学に佇む本の棚-飼いならされると脳が小さくなる

ごく簡単に要約すると、家畜やペットのように人に飼育された動物には、脳の縮小がある、ということだ。

・ブタやニワトリは、野生の仲間と比べ、脳全体に占める前脳の割合が約1割少ない。
・飼いならされた猫もヤマネコより脳が小さい。犬の脳は、25%ほど狼より小さい
・ウマの脳は16%、ブタの脳は34%も、そしてイヌの脳は10から30%小さくなった

・家畜化によって:気性がおとなしくなり、人間に服従しやすくなる。すると脳が縮小する。
・家畜化は一般に、成体になると消滅するはずの特徴を保ち続けるよう働きかける。人間を含め家畜化された動物は、野生の祖先に比べて穏やかで社会性が高く、また子どものように見える
・ブリーダーが牛肉や乳製品のより従順な動物を選択するとき、恐怖、不安、攻撃性を制御する脳の部分を縮小する遺伝子を選択している。その結果、人間との接触が最も多い品種の脳は小さくなります。

もともと『獣害列島』の執筆時に、野生動物と家畜の違い、あるいは野生動物が家畜(ペットを含む)になる過程で何が起きるのか。すべての動物が家畜になれるわけではなく、動物の特性がある。それは何か……という点に興味を持っていた。まあ、あまり本では突っこんだことは書けなかったが、人と動物の関係を考える際に避けては通れぬ、と思ったのである。

その延長に、こんな研究があったのね。拙著でも少し紹介したが、家畜化する過程で、人は攻撃性が弱くて懐きやすい個体(遺伝子)を選んでいるのだが、それはネオテニー(幼生成熟)させて、脳を発達させないということだったか。ようするにペット動物は、野生より馬鹿だと(笑)。

餌の調達にも敵にも備えなくてもよくなった動物は、のほほんと暮らして脳味噌を劣化させていたのか。

人間も肝に銘じよう(^^;)。

2021/06/06

駆除動物の運搬機材

森林総研関西支所の研究情報で、「森林内で捕獲したシカ個体を運搬する機材の開発」という研究を紹介している。

獣害対策としてシカやイノシシの駆除が進んでいるが、銃で倒しても、山の中から里に下ろすのが大変だった。昔なら、その場で解体してバラバラの肉塊を担いだり、2人で棒にくくりつけて担ぐ……なんてことをしていたが、今の時代にそれは無理だろう。

かといって駆除個体を埋めることもままならず(山の中で深い穴を掘るのは大変)そのまま放置という例もあるが、それでは腐敗して環境問題になったり、クマなど肉食獣の餌となったりする。そもそも法律違反でもある。もちろん、ジビエなどの資源にするのも難しい。解体まで何時間以内、という条件がつくからである。

そこで、森林内で倒してから運ぶ機材として、

1、簡易架線 2、電動クローラ型一輪車 3、携帯ウインチ

を開発したのだそうだ。詳しくは、リンク先の「研究情報」を読んでいただきたいが、それぞれの地形条件に合わせることになっている。

しかし、軽トラから架線を引くのは、ちょっと手間であんまり現実的でないような……。ウインチもいいが、地面をずるずる引きずると毛皮が引き裂けるかもしれないなあ。電動一輪車は、農業用などにもあったが、それを山の中を走らせられるか?

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実は、同じような発想で開発されたのが、「山猫」。岩手の小友木材店と和銅産業のコラボで小規模木材運搬車として考えられたが、使い道としては駆除個体の運搬も入っている。こちらは、以前私が紹介して実験場の募集をしたのだった。

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実はほかにも、開発に取り組んでいる人もいる。わりとニーズはあると見込まれているのだ。

 

 

 

2021/05/25

捨てネコ対策の看板

我が家の仕事場のベランダから庭を見ると、木の上に何かが。柿の木の高さ3メートルくらいの枝の上だ。

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目が光っているが。クロネコであった。
最近、ノラネコが庭を闊歩している。単に歩くだけならよいのだが、餌をねだる。そこで私は野菜の切れ端を投げつけて食べさせようとする。ネコの草食化計画だ。草を食べるようになったら、ノラネコも安泰なのに。。。

それはともかく、生駒山の森林公園を歩いていると、ニャアニャアうるさい。斜面上を見ると。

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ここにもノラネコがいた。まだ人になついているところを見ると捨てられて日が浅いのだろう。ノネコになりきれぬノラネコだ。
実際、ノラネコが増えている。この公園に捨てる人が増えたのだろう。ちなみに公園といっても、何ヘクタールもあって、巨大なため池が広がり、大部分が急傾斜の山林地帯だ。姿はほとんど野生化しているが、かろうじて人間を怖がらないところを見ると人に飼われた記憶の残るノラなのだろう。

そして看板があった。「ネコを捨てないでください」「餌をやらないでください」「連れて帰って家で飼ってあげてください」といろいろ書いてある。そもそもノラネコは冬を超すのは難しいこと、餌を求めて小鳥や昆虫を襲って食べていること……ネコも鳥も、どちらの命も大切なのです、と切々と訴えている。

が、これじゃあ、効果はないな。と私は判断した。優しく書きすぎ。みんな大切な命、というのは簡単だが、ネコ好き、というよりネコ馬鹿連中はネコにしか興味を持っていないのよ。もっと、きっちり書かねば。

私ならどう書くか。頭の中で反芻する。こんなのはどうだ。

「そんなにネコが嫌いですか。そんなに小鳥が嫌いですか。
あなたが捨てたネコは、飢えて栄養失調になっています。
生きるために小鳥やリス、森ネズミなどを襲って食べています。

カラスやタカに襲われるネコもいます。
でも、寒い冬を越せずにほとんど死にます。
なかには餌をもらって生き延び、子ネコを産んだネコもいました。
でも、その子ネコはみんな死にました。
それは、あなたが捨てたネコです」

こんな感じかな。これにガリガリに痩せてふらついているネコの写真を載せる。これぐらいしなくては。

この文は、無償提供する(笑)。

ACジャパンのテレビコマーシャルにも「(親切な人に拾われてね、と捨てるのは)犯罪者のセリフです」というのがあるが、なかなかよくできている。ぜひ、見てほしい。

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