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森と林業と田舎の本

2020/07/25

恐竜=ネコ論

昨夜、「ジュラシックワールド 炎の王国」をテレビで見た。実は公開時に映画館でも見ているのだが、まあ、相変わらずの恐竜との追いかけっこを繰り返している(笑)。第1作目を見たときの衝撃は薄れたな。 見るのは惰性のようなものである。

が、いい加減に見ながら、ふと思いついたのだ。それは……「恐竜は、ネコじゃないか説」。恐竜は、実は(人間にとって)ネコと同じなのだ! という論考というかアイデアである。そこで「恐竜=ネコ論」をここでぶってみよう\(^o^)/。

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まず映画の冒頭で、復活した恐竜の棲む島で火山が活発化して、このままでは恐竜は死んでしまう、滅んでしまうという状況が紹介される。しかし恐竜はすでに滅んでいるのだよ。復元したことが正しいのかどうかが課題となるべきだ。映画の中でも政府は、というか主流派は、放置を選ぶ。死んでも仕方ないと考える。DNAから復元したことが街内なら、火山で死に絶えるのも神の摂理だ、というわけである。

が、ここで恐竜保護団体が登場するのである。そして救出運動を陳情する。またジュラシックパークをつくった人物も、恐竜をほかの島に移す救出作戦を進める。ま、これがストーリーの始まりだ。

もう、この当たりで恐竜はネコと同じだ、と感じたのである。存在してはいけない生物種であるのに保護したがる、恐竜マニアの存在。いやマニアを超えて恐竜に身も心も奪われた人々。

ネコも同じである。とりあえずペットとして飼われている分はおいておくとして、捨てネコ、ノラネコ、そして完全野生化したノネコ。さらにペットなのに放し飼いされるネコ。これらのネコは、猛獣であり、本来いるべきでないところに持ち込まれ、生態系に多大な影響を与えている。野にいるネコは、餌として鳥や小動物をかなりの数を捕獲する。
アメリカの研究では、全米で鳥類が年間(中央値)24億羽、哺乳類123億匹……。オーストラリアでは、ノネコのために100種以上の哺乳類が絶滅の危機に追いやられているそうだ。
このように世界的に問題となっているのだ。しかし、駆除しようとすると、激烈な反対運動にぶつかり、捕獲しても里親探しに奔走する人々が多数いるのである。

同じく害獣として駆除されるイノシシやシカは、各々年間60万頭を超える。しかし反対運動とか里山探しは行われない。奄美や沖縄では、地域の固有種の生息を脅かすフィリピンマングースの駆除は熱心にやる(もちろん反対者はいない)が、同じ害をなすノネコ退治には躊躇する。行う人に罵声が飛ぶ。この差はなんだ? ネコの何が人の心を揺さぶるのだ?

恐竜は基本的に爬虫類だとされて、とても可愛い形態ではないのだが、それでも根強いファンがいて(現実には生きた恐竜なんぞ、誰も知らないのだが)保護というか熱中する。映画の中では競りにかけられて、世界中の人々が凶暴な恐竜ほど高く落札する。なぜだ、恐竜にも人間の心を揺さぶる要素はあるのか? 

だから、恐竜はネコと同じなのであるv(^0^)。

しかし野生化した恐竜は、さまざまな害をもたらす。獣害ならぬ龍害だ。

ちなみに、映画の最後で恐竜は野に放たれ、野生化していく。少なくてもアメリカ大陸では共存していかねなばならない状態に陥った……というオチであった。そして「後戻りできない」と繰り返される。(多分、続編に引っ張るのだろうけど。)
ネコも同じだ。野生化ネコは後戻りできないほど増えているよ。でも、ネコだって猛獣なのだ。共存できる……のかねえ。

でも、もしかして恐竜も馴らされて、ネコ並に人間にじゃれつく奴も出てくるかもしれない。ペット化も有り得るかも。

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ほれ、恐竜とネコ(ライオン)が向き合っているよ(笑)。

2020/07/18

異変・奈良の鹿減少? 

奈良のシカの頭数は、毎年7月に行われている(奈良の鹿愛護会調査)のだが、だいたいにおいて増え続けていた数が、今年はいきなり102頭も減った結果が出た。

昨年は過去最高の1388頭だった。ところが、今年は1286頭。これほど大規模に数が減少したのは始めての記録ではないか。終戦時などを除けば。

原因は、今のところはっきりしない。そこで、推理してみた。

まず、コロナ禍で観光客が減ったので鹿せんべいをもらえる機会が減って、それならわざわざ公園に出て人間に媚びる必要ないや、と気づいた鹿たちが、森から出てこなくなったという推論が成り立つ。シカは、人に会いに公園に出てくるのではないのだ。むしろ溢れる人間に触られたり追われたりするストレスがなくなって喜んでいるかも。
あるいはソーシャルディスタンスをとって、バラバラにいたら数えにくくなって見落としが増えた……という推論はどうだ。

なお頭数調査を行うのは、寺社の境内や芝の公園部分で、春日山原始林内は調べていない。だから森の奥に潜んでいたらカウントできなかったと考えるのが自然だ。

もしかしたら、鹿せんべいをもらえない公園に用はないと、旅に出たことだって考えられる。春日山を越えて大和高原まで行く。あるいは住宅地に入って街路樹や庭木を食べることを覚えて居つく。こうなると調査にカウントされないだろう。

ただ、別の考え方もある。先月末までの1年間に死んだ鹿の数は308頭で、これは前年より129頭多い。死因別では、病気が102頭(前年比15頭増)、交通事故(前年比15頭増)の49頭頭。また老衰や死因不明などは144頭だが、これは前年比86頭増なのである。

全体に不慮の死が増えたことになるし、老衰・死因不明が非常に多くあった点が気になるところだ。

そこで気になるのは、前々から奈良のシカは栄養失調気味であったことだ。奈良公園というエリアに1000頭以上のシカがいるのは異常なのである。同じ広さの森なら、せいぜい300頭くらいしか住めないはず。4倍以上になって、餌が足りなくなっている。鹿せんべいも、シカの食欲を賄うのには足りない。だから植物繊維なら何でも、と森の樹木も食べられて劣化させる現象も起こしている。それでも足りずにごみ箱漁ったり、落葉食いまで始めている。もっとも植物が豊富な夏なのに落葉を食べなくてはならないというのは危機的かもしれない。

いずれにしろ餌不足が続くと、奈良のシカの健康状態に問題が出る。すると病気や怪我で亡くなる可能性も高くなるのではないか。

……これらは邪推だろうか?

ただ減ったとはいえ、まだ1200頭をはるかに越す頭数がいるのだ。まだまだ多い。下手に心配して鹿せんべいを大量に供給しようとか、野菜などを撒いて餌やりをしようなどと思ってはいけない。あくまで奈良のシカは野生なのだから、このまま様子を見よう。さらに減るか。あるいは来年はちゃっかり元にもどっているか。いずれにしても自然の摂理だと見るべきだろう。

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2020/05/11

奈良のシカは本当に「凶暴」になっているのか

コロナ禍騒動が続く中、奈良のシカが取り上げられている。

最初はコロナウイルスが広がりだして、国の内外の観光客もシャットアウトされだした頃、「奈良のシカが鹿せんべいをもらえなくなったので凶暴になっている」という記事が出回った。

最初はSNSだ。私の見たのはツイッターだったが、一読「これはネタ」と笑い飛ばしたものだ。たしかに観光客が減ったら鹿せんべいを買って与える人が減るので、それ目当てに公園にたむろしているシカにとっては困る。そこに少人数の鹿せんべいを持つ人が現れたら群がってせがむ。その様子をユーチューブでアップしている人もいたし、鹿せんべいを欲しがるシカを「凶暴」という言葉で表現すれば笑えるのだろう。

私自身は、よくできたネタと思っていたのだが、それがネットで拡散され、そのうちテレビのワイドショーが取り上げ、さらにはニュース番組や新聞まで取り上げた。それも笑い抜きの「奈良のシカが凶暴に」である。この現象自体が笑える。

もっとも、すぐに奈良のシカ愛護会が声明?を出して、「鹿せんべいはおやつぐらいの役割しかなくて、主食の草や芝をたっぷり食べているから飢えていないし凶暴にもならない」と説明した。おかげで私は、Yahoo!ニュースに同じことをアップするチャンスを失った(笑)。

ところが、最近また取り上げられている。それも、今度は鹿せんべいが食べられなくなったから、シカが街の中まで進出してきた、という記事。

まあ、これもネタだろう(笑)。たしかにシカが商店街や駅前を闊歩したり、たまには店の中にまで入ってくることはある。アーケード内で雨宿りしているシカを見たこともある。また園を出て、群で駅前とか住宅街をほっつき歩いたり、ときに暴走することもある。が、それもコロナ禍とは関係のなく昔からの風景なんだから。

ただ最近は、あまりに観光客が増えすぎて、商店街も人通りが多すぎてシカが歩けなくなっていた。それが、コロナ禍のおかげ?で人通りがなくなったのだから、また進出し始めることもあるだろう。ちなみに奈良のシカは慢性的な餌不足でもあるので、餌となる草を探しに遠出することもあるはずだ。それはそれで可愛い奈良のシカの風物詩復活として捉えよう。

こうした記事がよく出るのは、みんな奈良のシカが人に依存して生きている、つまり飼育していると思っているからだろうか。鹿せんべいも必ず欲しがるものと想像しているのだろう。しかし奈良のシカは、あくまで野生だ。人には馴れているが、懐いてはいない。

3_20200511231001近鉄奈良駅前。

だいたい今の季節は、もっとも新芽が伸びて、美味しい草が増えているとき。冬ならともかく、飢える心配はない。

私は、シカも鹿せんべいばかり食べたら栄養が偏って病気になるんじゃないか、と思っていた。鹿せんべいは基本的に小麦粉だからデンプン質であり、糖質と言ってもよい。またタンパク質のグルテンも含む。これは依存症になりやすい。人間も「グルテンフリー」を心がける健康法があるぐらいだ。
だから現状の奈良のシカは、(鹿せんべいを)食べたくても食べられないから鹿せんべい依存症から回復して、さらに散歩の距離も伸ばして、むしろ奈良のシカは健康になっているんじゃないか、と想像している。

コロナ禍のせいで自宅にこもり、インスタントのでんぷん・糖類が過剰な料理やお菓子ばかり食べ、運動不足になった人間より、奈良のシカの方が健全な生活を送っているかもしれない。

 

 

2020/05/03

明治時代のナラシカ

連休と言っても、何の動きもなくて話題も少ない……。

ここは秘蔵?写真を紹介しておこう。

まずは、川上村の成瀬氏からいただいた明治時代の奈良公園、おそらく東大寺の参道の写真だ。

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奈良のシカ、ナラシカは、今と変わらぬ姿でいたことになんか微笑ましい(笑)。

この写真は明治30~40年ごろと思われるが、実はこの直前までナラシカは酷い目にあっていた。明治になって赴任した県令が、ナラシカを撃ってすき焼きにしたり、馬車を牽かせたり、あげくは柵に閉じ込めて大量餓死に追いこまれたりしています。38頭まで減ってしまったとか。

ようやくナラシカ保護策が立てられたのは明治10年、そして12年に奈良公園が設立される。そこから徐々に数を増やして元の「町中をたむろするシカ」状態にもどっていったのだろう。写真の頃はナラシカの数も元にもどり、蛇の目をさす人の手から鹿せんべいを受け取るまでになっている。写真の左隅には、鹿せんべいが売られている模様だ。

このころは日本の歴史上、もっとも獣害が問題にならなかった時代だ。正確に言えば、明治30年~昭和40年ぐらいの間か。もっとも獣害が極端に減ったのは、野生動物が減ったからだけど。その中で保護されたナラシカは、もっとも平和な時代だったのかもしれない。

さて今の奈良公園、観光客がいなくなって鹿せんべいをもらえないから狂暴化しているという噂が飛び交っている。まあ、おやつがなくて苛立っているかもしれないけれど(笑)、今は草木がもっとも新芽を出す時期。食べるものに困ることはない。むしろ少し野性味を取り戻しているかもしれない。最近のナラシカは、ちょっと人に馴れすぎだったから。

ちょうど今年初の子鹿も生まれた。

 

2020/04/17

アフターコロナ。野生動物とのつきあい方

いよいよ逼迫してきた、コロナ禍。とうとう全国に緊急事態宣言だって。

そんな中、わりとネットを含む論壇の中で目につくのは、「アフターコロナ」だ。あえて、コロナ禍が終息した後の世間がどのように変わるかを予想するような論説が目につき始めた。グローバルリズムからの転換もあれば、リモートワークの進捗、いや人生観の転換までさまざまな論者がさまざまな視点から語っているが、私も少し参戦(^0^)。

その前に示しておきたいのは、朝日新聞夕刊の記事「新型コロナ 野生動物と私たち(上)だ。

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ようするに、COVID-19の元になったコロナウイルスの起源を探っているのだが、内容は私もYahoo!に記した「野生動物に気をつけろ! 新型コロナはペストと同じ人獣共通感染症」と一緒で、コロナウイルスが人に感染した元が野生動物である可能性が高いことを示している。中国のどこかだろう。おそらく宿主はコウモリであることは間違いなさそうだ。SARSもそうだったから。
ただし直接コウモリのウイルスが人間にうつるとは考えにくく、センザンコウが中間宿主として上げられている。日本では珍しいセンザンコウは、中国ではわりとポピュラーなジビエ食肉だから、その接触機会は食肉とした市場が怪しい。

もっとも、アメリカは中国武漢のウイルス研究所を疑っているし、中国は武漢の海鮮市場で発生したとしている。海鮮もの市場で野生鳥獣の肉も扱っているのかよ。
ともあれ、野生動物の持つウイルスが人間に感染し、さらに変異を重ねて強毒性と強感染力を持ったのが今回の新型コロナウイルスだろう。

だからアフターコロナ時代を考えると、野生動物対策が厳しく問われるのではないか。中国も野生動物市場を閉じると言っているが、それだけでは済まない。日本も他人ごとではなくなる。今や日本列島は獣害列島、野生の楽園なのだ。イノシシやシカだけでなく、野生長寿に付いていたダニや寄生虫も感染源になりかねない。そして食肉にはE型肝炎ウイルスに留まらず未知のウイルスが危険視される可能性がある。ジビエや獣害駆除の様相が一変する可能性がある。
シカやイノシシは在来種だから心配ないと思う人もいるだろうが、なに、センザンコウだって何十万何百万と食された中で、今回の新型コロナが登場したのだ。これから在来の日本の動物から現れる新種ウイルスだってあるだろう。

ジビエの普及が足踏みするか。野生動物との関わり方、獣害駆除のやり方も問われるかもしれない。いや、ペットだって不安が広がるかもしれない。野生動物とのつきあい方を見直していかねば、同じことは幾度も繰り返されるだろう。動物をなめるなよ(なめられるなよ)。

 

2020/02/22

ネコは害獣?ペットか野生動物か

今日は(日本の)ネコの日らしい。なんや、それ?と思うのだが、愛猫家は喜んでいるのだろう。

実は、私もネコについて考えていることがある。それはネコはペット・家畜か、野生動物か、という点である。もう少し突っ込めば、なぜ人はネコを好きなのか、ということにもなる。

実は、世界中でネコが野生動物を殺し、一部は絶滅に追い込んでいることが研究の結果わかってきたのだ。

ナショナルジオグラフィックによると、アメリカでは、毎年、鳥が14億~37億羽、哺乳類が69億~207億匹にのぼると推定されている。それは主に野良猫やノネコによるものだが、飼い猫も放し飼いが多くを占めるため、無実ではないだろう。

実際に、小笠原諸島や沖縄、奄美諸島では、ネコ(ノネコおよび飼い猫)が、絶滅危惧種のアカガシラカラスバトやヤンバルクイナ、アマミノクロウサギといった野生動物を殺して食べているらしい。私も、Yahoo!ニュースでそれに近い記事を書いた。

ネコの「可愛さ」はずるい。駆除される動物について考える

おそらく、本土でも相当な数の野良猫および放浪する飼い猫は、世間でなにがしかの獲物をとっているはずである。もしかしたらそれで数を減らしている鳥類や哺乳類もいるかもしれない。

そもそもネコは、イヌおよびその他の家畜とは決定的に違う点がある。それは人が飼い馴らしたのではないこと。むしろネコが人間社会に近づいて人間を手なずけたらしい(笑)。いや、本当に人間の住む集落には穀物を貯蔵しており、そこにネズミが発生するから、それを獲物とするためにやって来たらしいのだ。そしてねずみを捕ると人も喜ぶので、一緒に住むようになった……。だから、対等なのだ。決して囲い込まれて人に懐いたのではなく、人と一緒にいたら都合がいいからいる。だって、人はせっせと食べ物を運んでくれるから。ネコは人を手なずけた気持ちでいる、と。だから、ペットではなく野生動物なのだ。

まあ、そんなことを唱える学者もいます(笑)。

ともあれ、獣害といった場合、シカだイノシシだというだけでなく、ネコ被害も計算に入れるべきではないか。そして被害が大きくなれば、頭数制限、つまり駆除すべきだと思うよ。

と、ネコの日に愛猫家を煽ってみたのでした(⌒ー⌒)。

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以前、我が家に居ついていたネコ。当時、私はネコに飼われていたのか?

 

 

2019/12/06

ご当地・ジビエバーガーに未来はあるか

大阪の繁華街で見かけたロッテリアの看板。

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鹿肉バーガーなるメニューがあった。ジビエを売り物か。よく読むと、鹿肉6割と2割の2種類あるそうだ。全部を鹿肉にするのは無理だったか。そして期間限定。ところで鹿肉は、どこから調達しているのか。国産であることを願いたい。1か所で十分な量を調達できないだろうから、全国各地に分散させているのだろう。

これは、所謂ご当地バーガーらしい。全国画一ではないメニューづくりというのが、近頃の大手ファーストフードでは流行りなのだ。

私は滋賀県でのフランチャイズcoco壱番屋で鹿肉カレーを販売しているのを取材したことがある。こちらも、店舗ごとのご当地カレーづくりで行ったもの。本部に提案して何とか了承はとったものの、実現するのは大変だったそうだ。鹿肉の安定供給問題から衛生管理、味付け……。それでも今も販売し続けるのは、一にも二にも担当者の熱意以外の何者でもなかった。獣害対策として、農業や森林劣化を止める一助として、でも獣害駆除で終わらせないため。(しかも、鹿肉カレーは赤字だそうである。)

008 鹿肉カレー

ロッテリアの場合とどうかは知らないが、頑張っていただければ。

ちなみに、ロッテリアには、「天ぷらライスバーガー」なる商品もあるらしい。あの手この手で新商品づくりを展開している。なんだか大変だなあ、と思わずにいられない(^o^)。

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2019/10/31

幻のオオミミズを探せ!

昨日は、京都で開かれた森林総研関西支所の公開講演会に顔を出してきた。

テーマは「森林の小さな生き物たち」。土壌動物のことである。アリやセンチュウの専門的な話もあったのだが、私が引っかかったのは、土壌動物の分類と研究状況。

土壌動物は、0,1ミリ以下のセンチュウなどを小型、2ミリまでのダニやトビムシなどを中型、2ミリ以上のアリやミミズなどは大型に分類するらしい。そして日本で研究が進んでいるのは、意外やセンチュウやトビムシなどで、大型のミミズなどは遅れているという。

そこで、私が取り上げたいのは、大型も大型、幻のオオミミズ。通常?の数センチのミミズではなく、20センチ以上、いやできれば50センチ以上のミミズである。

まずは10月29日に毎日新聞奈良県版に掲載されたこの記事を見てほしい。

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奈良県には、未知のオオミミズが発見されているのだ、それも2種類も!

一応、日本で最長のミミズとされているのは2015年に発見されたハッタミミズ96センチとされているが、ミミズの長さはあんまり当てにならない。伸ばせば伸びるし、死ぬ(乾燥する)と縮む。だから重さが一番重要らしい。その点ハッタミミズは、やたら細い。重量はしれているだろう。それにこのミミズは東南アジアからの外来種ではないか、持ち込んだのは江戸時代の金沢の豪商・銭屋五兵衛(密貿易で東南アジアにも行っていたらしい)持ち込んだのではないか、という想定も(以前は)あったのである……。

ともあれ、太くて長いミミズを見つけよう。なかには直径が2センチほどある太いミミズもいるそうだ。日本で記載されているミミズはざっと50種類ぐらいらしいが、おそらく生息しているのは200種は下るまい。そもそもミミズの研究者は少なく、十分に新種を発見できる可能性がある。とくに大きければ日本最大級を謳うことだって可能だ。なお新種登録するためには同種を2個体必要となる。外観だけでなく解剖して内蔵を調べ記載しないといけないからだ。

ただ探すのも土の中だから簡単ではない。可能性としては、雨で土壌の含水率が上がると土から出てくる確率が高い。だから林道の法面のような土の断面部分や、そこから落ちて土や落葉の溜まった側溝が狙い目。見つけたら土と一緒に捕獲して、大急ぎで記事にある連絡先(奈良県立磯城野高校の吉田教諭)に。できる限り生きた状態が望ましい。記事は奈良県民だけに呼びかけているが、全国どこでもよろしい。

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十津川村で発見された仮称・トツカワオオミミズ。(渡辺弘之・京都大学名誉教授提供)

 

 

2019/10/21

イノシシのための二期作

生駒山麓は田園……というより棚田地帯だが、どこも柵か網で囲まれたところばかり。いうまでもなく、イノシシを中心とした銃がいい対策だ。
生駒山系にシカはいないが、イノシシは激増しているし、ほかにアライグマなども増えている。

ところが、そんな中を散歩していて見かけた一角。

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ここは柵がない。まあ、稲刈りを終えて必要なくなり外したのかもしれない。が、よく見てほしい。この棚田は二期作だった。。。。

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しっかり刈り取った後の株からヒコバエが伸びて、すでに出穂している。もうすぐ稔って米が採れる。

このヒコバエの米の量は想像以上に多い。10アールで47キロになった、という実験結果もある。自家用のためはヒコバエを刈り取るだけで得られる、しかもこの米が美味い、という農家もいる。(過多気味の窒素が抜けるため。)

二期作というのは、かつて米不足の時代に、1枚の水田から年に2回米を栽培する方法として考えられた栽培法だ。早稲なら8月には刈り取れるから、それからもう一度田植えをして11月に収穫する……というようなことが行われた。労力とコスト増の割には収穫量の増加分はしれているうえ、米余りとなり減反が進む今では行われることはないと思っていたら、しっかりやっている。ただし、2回目の収穫はイノシシ用(笑)。

これでは、獣害防除になりませぬ。いくら駆除してもイノシシは美味しい餌を提供されるのだからやってくるだろう。餌をバラマキながら防護柵もないのだから餌付けに近い。まず田畑に寄せつけないようにしなければ。

 

改めて記す、獣害対策とは「予防」と「防除」を合わせて「駆除」を行わねば成り立たない。

ちなみに、近くの畑は、こんな状態だった。

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赤いのは伏見トウガラシか。それにナス。それにトウガン? 色はインスタ映えするけど(^^;)、たっぷりイノシシ用の餌を栽培しているのであった。

 

2019/10/19

ジビエをペットフードに!

農水省は、ジビエの利用拡大に熱心だが、今度はペットフードの加工を推しているようだ。そして「ジビエペットフードシンポジウム」を開催するという。

ジビエ利用拡大フォーラム内
ジビエペットフードシンポジウム

日時:令和元年10月21日(月曜日)15時30分~17時30分
会場:農林水産省 本館7階 講堂

内容は、ジビエ利用モデル地区の取組事例の説明及び意見交換
〇捕獲鳥獣の有効利用のためのジビエ協力隊について(長野県長野市)
〇シカ・イノシシ丸ごと1頭活用ネットワークの構築(兵庫県県内広域)
〇外食事業者が求めるロットの確保のための統一規格の運用(岐阜県西濃ブランチ)
〇研修により解体処理技術等を新規施設に移転(鳥取県東部地区)
〇高級部位以外をおいしく加工(和歌山県古座川町)
〇学校給食やペットフード等幅広い需要開拓を推進(大分県県内全域)
ジビエ利用拡大に向けた対応方向
 

私は、昨今の鳥獣害を防ぐために主にシカを駆除するのは致し方ないと思いつつ、それをジビエに利用するというのは無理だろうと思っていた。なぜなら、駆除目的で獲ったシカを食用にするのはハードルが高いからだ。

たとえば銃で撃つには胴体はダメ。内蔵の大腸菌などが肉に飛び散るからだという。頭か首、あるいは胸を撃ち抜かなくてはいけない。
かといって罠猟も難しい。かかった個体は暴れて蒸れ肉になるからだ。それに毎日見回りするのはキツい。
それに仕留めてからせいぜい2時間以内に解体場に運ばねばならないのも厳しい。かといって山の中、川の水などを使った解体は衛生上売り物にはできない。ま、ほかにもいろいろあるが、人が食べられるようにするのは大変なのである。

ただ一つ。ペットフードはどうか、と思っていた。シカのジャーキーや骨付き肉は、イヌネコの高級やおやつとして人気だと聞いたからだ。やっぱり野生の肉は食肉目の動物を奮い立たせるようだ。ペットの健康志向も高まっている。需要は結構あるだろう。

Kiji1img シカ・ジャーキー。

材料としては、蒸れ肉でも構わないようだし、これまで人間は食べない肩肉やすね肉も使える(人間はモモとヒレ肉しか食べない)。シカ肉は牛肉などに比べ、低脂質で高タンパクと栄養価が高いだけでなく、稀にいるウシアレル ギーのイヌへの需要も見込まれる。加工時に、人間用ほど衛生面で気をつける必要もない。

すでにペットフードに使われるシカ肉もあるのだが、それはミンチにして配合飼料と混ぜた品で、業者に卸すだけでは安価で利益が出ない。しかし、ジャーキーへの加工なら捕獲者自身でもできる。ようは乾燥させるだけだから。そして高価だ。

とまあ、このように考えていたわけだ。駆除個体をジャーキーにして利益を出せば、それなりに駆除も効果的になるのではないか。

さて農水省が音頭を取って、そんなに上手く行くかどうかはわからないが、珍しく方向性としては私の意見と一致した(笑)。

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