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森と林業と田舎の本

2022/09/15

フォレストライズ2022!

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本日はここ。

2022/09/11

次世代森林産業展、覗き見に

今日は、朝から大和葛城山に登ってきた。

疲れた。1000mに届かない、初心者向きハイキングコース! のはずが、なんだ、このきつさは! 急坂のレベルではなく道の落差が半端ない。

というわけで疲れています。

とりあえず本日書いておくのは、今週15日に東京ビッグサイトで開かれている次世代森林産業展2022FORESTRISE(フォレストライズ)を覗きに行ってくることになりました。もし同じく参加もしくは出展している方で、私に気づいたらお声をかけてください。

思えば3年前、この前身の展示会、長野県で開かれた木材フェア(だったっけ?)で『絶望の林業』を販売したのだった。あ、講演もしたのだった。なんと書店で発売前にもかかわらず300冊を売り切ったと記憶しております。

どこか見て面白いブースがあったら教えてください。フィンランド大使館も出展しているみたいだけど(⌒ー⌒)。

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写真は、葛城山登山口で見かけた、木造3階建ての水車小屋。よくわからんけど。

 

2022/04/12

輸入禁止になる「一部の」木材

8日、岸田文雄首相は、記者会見でロシアによる侵攻が続くウクライナで民間人の遺体が多数見つかったことを受け、追加経済制裁を発表した。

具体的には、
(1)石炭輸入禁止へ段階的に削減
(2)最大手行ズベルバンクの資産凍結
(3)ロシアへの新規投資禁止
(4)機械類、一部木材、ウオッカの輸入禁止
(5)資産凍結対象に400個人、20団体を追加
ということだが、私が気になったのはウォッカ……ではなくて「一部木材」という項目。これ、なんなん?

木材全般の輸入禁止ではなく、一部とはどの木材のことなのか。

それを探したのだが、ネット上には具体的な内容がわからない。ようやくフジテレビのニュースに「チップなどの木材」という文言を発見。これでいいのだろうか? ようするに製紙用チップの輸入を止めるということか。製材ではなくて。具体的な輸入量がどれだけあるのかわからないのだが……。

ようやく日本製紙連合会のデータを発見。

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これによると2020年の製紙用針葉樹チップの中にロシア産の記述があった。輸入量1157000BDTのうちの4・9%。つまり56693BDT。このBDTという単位は……Bone Dry ton、つまり絶乾トンらしい。5万6693トンか。この10年で増えてはいるが、そんなに多くはないことはわかる。とくに針葉樹チップは国産比率が高いし。

あまり日本経済に影響ない項目を見つけたなあ。とりあえず制裁しますよ的な禁輸措置か。

こんなことを考えるのは、先日、ウクライナの環境省職員から(間接的に)メールが届いたからだ。少しだけ引用する。

ロシアとベラルーシの経済は、木材や木製品(家具、木炭、紙製品など)の輸出に大きく依存しています。輸出額は年間160億ドルにもなり、その結果得られる財源は、間接的にウクライナへの介入を支援するために使われています。(略)

ウクライナのNGOとして、私たちはヨーロッパやアメリカの政府や活動家とつながりを持っているので、ロシアの木材を禁止するキャンペーンを行っています。しかし、日本についてはパイプがなく活動を展開できていません。

ロシア産の木材を禁止するキャンペーンを国内で支援できる日本のNGOやその他の関係機関をご存知でしょうか?

私にできることは、知っている団体を伝えるとともに、日本とロシア産木材の輸入ルートについて多少教えるぐらいのことだったが……こうした戦い方は、ウクライナ政府としてなのか、NGO、個人として取り組んでいるのかわからないが、考えられる限りの対ロシア活動を行っている必死さが伝わってくる。

実際にロシア産木材・木材製品の主な市場は、ヨーロッパのほかは中国、韓国、日本だ。すでに森林認証制度(FSC、PEFC)はロシアへの認証を停止している。

果たして日本の措置は、どれだけの効果を発揮できるだろうか。


追記・翌13日の朝日新聞によると、「一部の木材」にはチップのほか建材向けに加工される丸太などが含まれる、とあった。

あれ? 丸太輸出はロシア側が1月に禁止したんじゃなかったか。それを制裁分に含めるとは……。それに昨年の輸入額を「107億円にのぼる」とあるけど、貿易とはしてしょぼすぎない? そもそも「建材向けに加工」というのも持ってまわった言い方で、何を指すのか。製材というよりは合板ではないか。疑問だらけである。

 

 

2022/01/13

東京ビッグサイト、行き損ね

2月1、2日、東京ビッグサイトで「モクコレ」こと、WOODコレクションが開かれる、予定だった。
私はメインステージ上で講演する、はずだった。

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あああ、コロナ禍のオミクロン猛威のおかげでオンライン開催だけにするという連絡が来たよ。。。。せっかくビッグサイト見学を楽しみにしていたのに。木材産業関連の展示も久しぶりに目にできるかな、と思っていたのに。

幸い講演は残り、こちらもオンラインで実施する予定だが、なんだか味気ないのお。ちなみにタイトルは「『絶望の林業』から『希望の林業』へ」だったのだが、オンラインだと 「絶望」ばっかりしゃべってしまうぞ(笑)。2日の午後13時~予定(要確認)。

何が悔しいって、多数来場するイベント会場なら、本を販売できたのに、ということ。オンラインでいくらしゃべっても、それで講師の本を買おうと本屋に足を伸ばしたり、ネットで検索する人はそんなに多くない。それに会場なら、多少の割引もできたのよ♡

私は、あくまでライターであって書くのが仕事で、人前でしゃべるのは副業のつもりだ。講師になったと喜ぶ感覚はない。講演も本を売るための布教だよ(笑)。同時に講演などを通じて普段行かない地域に足を運び、会ったことのない人に出会うことは、次の執筆活動に役立つ。でもオンラインは、そんな役得?もない。一方的に話すだけではなあ。

実はモクコレが終わったらすぐに奈良で会議があるはずなのだが、こちらは開催できるか。この会議、2年前に予定していたものだったのだ。ようやく再開の動きだったのに。
せっかくだからモクコレのオンライン展示会のお知らせをしておく。そのうち窓口もできるだろう。

●オンライン展示会
2022年1月18日(火) 10時から2022年2月15日(火) 17時まで

ところで、今日はもう一本メールが。

FORESTRISE2022(第3回次世代森林産業展)は2022年9月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイトで開くとのこと。

半年遅れで東京ビッグサイトに行けるかなあ。あ、こちらで講演する予定はないよ、今のところ。

 

2021/12/06

速報・宮崎県の盗伐に新展開

いまだ盗伐は各地で相次いでいる。相変わらず宮崎県では盗伐が相次いでいるが、ここが酷いのは、山主が切られた自分の山を発見して被害届を出しても警察が受理しないこと。50回ぐらい出し続けて、ようやく受理したかと思えば、すぐ不起訴で立件見送り……。どうも警察と盗伐業者が裏でつながっていることを暗示する証拠がチラホラある。

そこに新たな事態。いきなり宮崎地方検察庁が動いたのだ。これまで不受理だった盗伐案件の現場を検事が実況検分したのだという。

これは異例である。通常、検事は滅多に現場に足を運ばず、取り調べは警察が主体となり、その書類を見て判断するものだからだ。もちろん検事には警察の指揮権があるのだが、滅多に発動されない。今回は、検察抜きで検事(事務官含めて4人)が現場を訪れたという。そして被害者から聴取が行われた。

まだ一報なので、詳しいことはわからないが、もしかしたら「山が動く」かもしれない。

それにしても……毎度の繰り返しだが、林野庁も自治体も、動かない。それどころか某長官は「誤伐かもしれない」と業者を擁護する有様。今年になってようやく末端が現場視察を行ったが、幹部は動かない。

林業系の業界誌紙も、まったく盗伐問題を取り上げないのはどうしてかね。メディアも、一般紙がベタ記事扱いなのは仕方ない(世間のニュースバリューが低いため)として、業界を専門とするメディアが見ざる聞かざる言わざるのは……お見事というほかない。盗伐業者も身内というわけか。やっぱりクソだな。

ちなみに古川禎久法務大臣は、宮崎県第3区選出である。都城から日南、串間、えびの……と“盗伐の本場”出身なんだが、地元のどちらの声を本気で聞くかな。被害者か、あるいは盗伐業者か。注視したい。

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盗伐現場と、そこにある地籍杭。これがあっても、「誤伐」扱いされてしまう。

 

※先日触れた盗伐に関して、書き改めてBLOGOSに「盗伐を音で探知する!」を転載した。

2021/11/04

COP26の言葉尻をとらえる

たまには、昨日の文化の日に訪ねた美術館ののほほんとした話題でも記そうかと思ったのだが……。

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美術館の窓から眺めた景色。

イギリスで開かれている国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)では、2030年までに森林破壊を止めるだけでなく回復させるという宣言に100カ国以上が署名した。森林保護や再生(修復)のために出資する金額は、官民あわせて192億ドル(約2兆2千億円)。ここに日本も多少出したというのが、かろうじて岸田首相の自慢。日本や米国だけでなく、中国やブラジル、インドネシアなども署名している。

そういや最近、インドネシア食料農業省の高官が、新規のアブラヤシ・プランテーション開発を今後許可しないと発言している。これまでは「一時停止」だったのだが、その期間は9月19日に終了していた。もっとも明確な代替案は示されていないのだが……。

ともあれ宣言への参加国の森林面積を合わせると、世界の約85%の森林をカバーする。で、気になるのが、ジョンソン英首相のコメント。
「巨大な生態系は私たちの地球の肺だ。森林は、コミュニティー、生活、食料供給を支え、私たちが大気中に放出する炭素を吸収する」。

揚げ足を取るつもりはないのだが、この手の発言にはいつも引っかかる。ここでいう「地球の肺」とは何か。炭素を吸収して酸素を出してくれるという意味なのか。それがなぜ「肺」なのか。森林は二酸化炭素を吸収源だというのは無理があるし、酸素も本当に出しているのか。それどころか温室効果ガスを減らすのに森林は役立っているのか。

また東南アジアの熱帯雨林破壊の最大要因とも言えるアブラヤシ・プランテーションの拡大を止めることはよいのだが、そもそもパームオイルを求めるのはなぜか。今や油脂需要は拡大するばかりだ。発展途上国の生活水準が上がったから……という説明は片手落ちだろう。人口減の日本を始め欧米など先進国でも消費は拡大するばかりだ。人類は、塩や甘味料に続いて油脂の依存症になったのか。

もやもやするのだ。

だから『虚構の森』にもそんなことを書いている。関係している第一章と第六章を紹介しておこう。

第1章 虚構のカーボンニュートラル
1.地球上の森林面積は減少している?
2.アマゾンは酸素を出す「地球の肺」?
3.間伐した森は「吸収源」になる?
4.森林を増やせば気候変動は防げる?
5.老木は生長しないから伐るべき?
6.温暖化によって島国は水没する?
7.砂漠に木を植えて森をつくろう?

第6章 SDGsの裏に潜む危うさ
1.桜樹は日本人の心だから保護すべし?
2.和紙も漆も自然に優しい伝統工芸?
3.木材を使わない石の紙は環境に優しい?
4.再生可能エネルギーこそ地球を救う?
5.パーム油が熱帯雨林を破壊する?
6.農薬や除草剤は人にも環境にも危険?
7.人口爆発のため食料危機になる?

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2021/07/18

全国再エネ問題連絡会の結成

私も多少顔を突っこんでいる、メガソーラー建設に伴う森林伐採問題。

主に地元の奈良県平群町のケースだが、このほど全国の同じような問題を抱えている地域で反対運動を行っている組織が全国規模の連絡会議をつくるという連絡を受けた。そして、その結成会議に声がかかったので覗いてきた。と行ってもZoomによるウェビナー(web会議)である。

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私的には、勉強も兼ねた取材のつもりだったが、案内状を読んで、一点で目が点になった。

共同代表に、日本熊森協会が入っているではないか。それどころか事務局は熊森協会が引き受けているではないか。

こだけで私は引いてしまった。近頃、この協会が風力発電や太陽光発電の問題について盛んに発信しているのは知っていたが、もしかして呼びかけて結成したのも熊森協会?

とはいえ、まずは様子伺い。ひっそりと私もパソコン画面を覗く。こちらの顔は映らないように……(^^;)。

ウェビナーは淡々と進んだ。あくまで連絡会であって、全国統括組織ではなく各地の組織の連絡をになう、専門家も入れて政策提言を政府や行政にしていく等々。ただ、仕切るのは事務局の熊森協会会長なんだよね。今は会長は交代したのか、弁護士の室谷悠子氏だが。

全体を通しておかしな言動はなかったが、私的には熊森協会というだけで色眼鏡で見てしまう(笑)。世間的にも、賛同者を集めるのに足を引っ張るんじゃないかな。

とはいえ、改めて各地の報告を聞いていると、日本全国でとんでもないことが起きていることを痛感する。国内最大級のメガソーラーとされる五島列島の宇久島のものは720ヘクタールという恐るべき面積で島の4分の1をソーラーパネルで覆うという計画だ。それに建設に伴う許認可では、どこもありがちなヤクザや地上げ屋まがいの恫喝が行われている。

名称どおり再生可能エネルギーの問題全体を扱うというが、指摘されたのはメガソーラーと風力のようだ。今もっとも伸びていて問題も大きいバイオマス発電には誰も触れない。みんな気がつかない? それともバイオマスは自然に優しいと思ってる?

問題という点では、バイオマス発電が最大と思うのだが。メガソーラーや風力は、建設場所が山林地帯の場合だったり、規模がやたら大きい場合に問題が発生するが、発電方法としては期待されている方だろう。少なくても原子力や石炭火力より。
その点、バイオマス発電は、建設そのものよりも、建設後の稼働によって莫大な森林資源を燃やしていく。メガソーラーを一ヶ所つくって破壊した山林面積を毎年破壊していくと思ったらよい。あるいは海外から燃料を輸入するため二酸化炭素の排出は増えるばかり。産廃業者の参入も多くて、FITの悪用も目立つし、盗伐現場で起きているような恫喝などの噂も絶えない。闇にうごめく業者たちは、みんな同じ臭いがする。結局、根は一緒なんだな。

それこそ、バイオマス発電が、もっともクマの棲息地を破壊していますぜ( ̄∇ ̄) 。

さて、今後どのように発展するか、問題化していくか、私も見ていこう。ま、少し引いているけどね。。。

 

2021/06/01

表彰、受けました

本日、大阪府大東市消防本部で、表彰を受けました。

これは4月2日に生駒山北端の飯盛山で、私が山火事を発見、通報した件に関してです。

当時は、まあ、ボヤだし。。。と思って忘れかけていたところに連絡があって「表彰したい」と言われたので有り難く受けたのだけど、なんにろ緊急事態宣言真っ盛り。5月連休が明けたら、といいつつ、また延長で延びたものの、もういい! やる! ということで本日となった次第です(笑)。

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ま、そんなに大袈裟なものではないけど。それでも雑談の中で、山火事は、いったん広がったら簡単には消せなくて1週間2週間と続くこともあるので初期の通報は有り難かったと感謝された。たしかに当日は風が強かったので、飛び火の可能性はあっただろう。しかも私自身の経験でも、炎を斜面下で確認してから電話で通報して場所を説明しているうち(5分くらい)に上まで火が昇ってきたので、延焼は早い。
大規模に燃え広がったら夜も昼もなく消火に従事しなければならなかった、と聞いて、そうか、厳しい労働を多少とも軽減する面でも役に立ったのかもしれない、と思う。

表彰というのは、その事績を記録・記憶に残す意味もあるのだろうけど、同時に世間への広報の役割もあるのかと思う。私も森林ジャーナリストなるものが存在することを世間に知ってもらえるチャンスとも捉えているv(^0^)。



 

2021/05/21

先んじられた?木造人工衛星

今年1月に木造人工衛星がめざすものという記事を書いた。

ようするに京大と住友林業が一辺10センチほどの小型人工衛星を木でつくり、2023年に打ち上げるというものである。

ところがフィンランドの企業が、年内に木造人工衛星の打ち上げを発表した。計画の責任者は「年内にニュージーランドからこの衛星を打ち上げる予定だ」と述べた。もちろん、世界初となる。日本は抜かれたのである。

目的は、日本の場合は、宇宙環境における木材の物性に関する研究、宇宙環境における樹木の育成に関する研究などを掲げている。
一方でフィンランドの方は、宇宙空間で、木材の適性を検証するのが目的という。こちらの衛星は10センチの立方体だというから、日本の計画したものと似ているが、合板でできているという。

フィンランドの方が具体的で実利的。真空で、宇宙線の飛び交っている空間に耐える合板を製造するつもりのなのだろうか。

いずれにしろ、このところ日本は常に抜かれるねえ。。。しかもし2年も早くとは、どう考えても計画はフィンランドの方が先にあったのではないか。抜かれたというより日本の物真似と言われかねない。

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ところで、私はニュージーランドに宇宙空間にロケット打ち上げ基地があったことを初めて知った。実は別の記事で、北海道大樹町が、ロケット発射場などを整備する「北海道スペースポート(宇宙港)」構想を掲げて、町の委託で関連施設の管理運営などを担う新会社「SPACE COTAN(スペースコタン)」を設立したというニュースもあった。2025年度までにロケット打ち上げ場2カ所の完成を目指すとか。

こちらも抜かれているみたいだが(^^;)、それでも打ち上げ基地というビジネスを模索しているのは面白い。ロケット自体は、あまりに先端技術すぎて誰でも参入できるものではないが、地理的条件が適しているのであれば、宇宙港を建設するというのは地域起こし的には目のつけどころがいいかも。今後、絶対に需要があるのだから。

 

2021/04/02

山火事を通報

ちょっと希有な体験をした。

できるだけ毎日山歩きをするようにしているのだが、だんだんコースに困るようになってくる。同じルートは歩きたくないからだ。そこで迷う中、今日は家を出てから生駒山系の北端近く、飯盛山に行くことに決めた。ここから北側に下って四條畷神社などを巡るコースはまだ行っていないと気づいたからだ。

車で楠公寺に行って、そこから飯盛山に登り、ついでに城跡も見ながら北へ下ろう……。この城は、かつて三好長慶が機内天下を納めた拠点だ。キリスト教の布教を許したから城下にはキリスト教徒がたくさん生まれて、教会も建てられ南蛮文化が栄えた都となったのである。たった数年だけと……。そして山城としても、結構な規模を誇る。当時は珍しい石垣もつくっているし。

というわけで、楠公寺から南の郭跡を巡ったのだが、そこで何やら妙な音が。パチパチと草が燃えて爆ぜる音だ。見回したが、とく煙は見えないのだが……どこかで草刈りと野焼きをしているのか???

気になったので、千畳敷と呼ばれる(もっとも広い郭)の奥に向う。そこから音が聞こえたからだ。郭の周りは急峻な崖になっている。いよいよ音が派手になってきた。そこで斜面を下って音のありかを探す。すると、煙が上がって、炎が見えた。人気はない。

こりゃイカン。山火事だ。谷底が燃えて火が斜面を上がってくる。

2_20210402224501 山火事確認現場。

すぐに電話で119番。電波状態はあまりよくなかったが、飯盛山城が火事です、と伝える。わかってくれない(笑)。

まあ、それからああだこうだと場所の説明をしたのだが、そのうちに炎は斜面を駆け上って、郭の縁まて燃えだした。5分くらいの間にかなり広がったのである。とにかく消防隊を送るというので、私は待機しつつ、火を消す。と言っても足で踏みつぶす以上のことはできないのだが。

それでもササや落葉の燃えるのを抑えて少しは延焼を防いだが、そのうち大きな炎が樹木まで焦がしだした。

しかも風で、どんどん範囲が広がる。

Photo_20210402223601 炎が樹木まで移ってきた。

消防隊はなかなかやってこない。ちょっといらつきつつ待っていたが、ようやく到着したのは30分くらい経ってからか。ここまでのルートを見つけるのに手間取ったか。ちょっとややこしく、道も狭い。3~4人の消防隊員が来たが、消す道具類を何も持っていない。FM局までは道路もあるからそこからホースを伸ばすかと思っていたのだが、どうも放水車はそこまで登れないみたい。しかも消火栓がない。結局、楠公寺当たりから数百メートルもホースを伸ばすことになったようだ。

Photo_20210402223001 グーグルマップより。

飯盛山の南隣の峰にはNHKのFM局と、FM802の送信アンテナが建っているのだが、その裏である。真ん中に見える建物がFM局で、右上が楠公寺。火災場所は赤く塗ったところ。その間が平坦な土地が郭。

一応、私への事情聴取もあって、これまでの成り行きと連絡先を伝えた。

……ここまでで私の役割はオシマイ。その後、飯盛山を巡って……もう時間がない。仕方ないので北の郭を巡って、石垣なども確認して、帰ることにした。しかし、今度は警察から電話があって、電話で事象聴取。そして消防隊に消防団、そして警察関係車両と、山の中に続々と押しかけてくる。

最初はボヤぽかったのだが、意外や火はなかなか消えないようだ。そもそも自然発火とは考えづらく、不審火にしても、燃え始めた谷底には何もない。もしかしてマイナーな山道があって、そこに入った人が良からぬことをしたのか。不審者は見なかったか、と聞かれたが……。

もし誰も気づかないまま放置したら、どこまで燃えたか。郭の樹木まで燃え広がったら、FM局も煙に包まれたかもね。

もしかして飯盛山城が焼け落ちる幻影を(脳内に)見られたかもしれない。

私も、さすがに現在進行形の山火事に遭遇したのは初めて。通報も初めて。焼き畑するため山に火をつけたことはあるのだが、山火事とは違うわ。希有な体験だろう。そのとき、私は何を思ったか。

あ、これで今晩のブログネタは決定だな……であった(^^;)\(-_-メ;)。

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