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2017/03/17

Appleは大森林主だった

こんなニュースが目に入った。

 
 
アップルって、あのコンピュータのアップル?
 
Appleが環境保護団体と協力し、米メイン州とノースカロライナ州の森林を2015年に購入した土地で、昨年13,000トン以上の木材が計画的に伐採されたことが分かりました。
 
Appleの所有する、36,000エーカー(約146平方km)のサンフランシスコ市に匹敵する規模の広大な森林は、もともと宅地開発による消滅の危機に瀕していた土地で、2015年に環境保全と同社の資材調達先を兼ねて購入されたという経緯があります。
 
146平方キロメートルというと、1万4600ヘクタール。日本なら屈指の大山主だ。近い面積の自治体を探すと、川崎市が142,7平方キロメートルだった。
 
Triangle Business Journalが行った調査の結果、2016年にこれらの森林から13,000トンもの木材がAppleによって調達されたことが分かりました。これは2015年にAppleが製品のパッケージに用いた木材の30%に匹敵する量です。また、木材調達以外の面でも、伐採や植林などに従事する職員30人以上の雇用に寄与したとのことです。
 
1万3000トンの木材とは、ざっと2万16700立米。これが1年間の生産量なんだから、やはり桁違い。ちなみに神奈川県の年間木材生産量がざっと1万6000立米程度。  
アップルの製品パッケージに用いた木材の30%に匹敵とあるが、直接自社森林からの生産材を使ったのではなく、計算上だと思う。
 
いずれにしろ、木材生産でアップルが利益を上げたわけではないだろう。かといって、CSRだとか寄付だとかで金をばらまいたわけでもない。宅地開発で消滅しかけた森林を守って持続的な木材生産を行い、本来必要だったパッケージ用に活かしたのだったら、環境貢献に効果はあったのではないか。ある種のプロボノ(本業を活かしたボランティア・社会貢献)だ。もちろん会社のイメージアップ、宣伝効果もあったに違いない。
 
 
残念ながら、日本ではこうした動きをする企業の話はあまり聞こえてこない。近年ではトヨタやサントリーが森林を購入したり管理契約を結んだが……。
ただ、企業に責任があるとするのもちょっと違和感がある。これは森林を購入する企業がないというより、売り手の山主がいないからではないか。山主の多くは林業は「儲からない」と言いつつ手放そうとしないから。
 
一時騒がれた「外資が日本の森を……!」というのも、ほぼガセネタで終わったのは、実は外資であろうと国内資本であろうと、肝心の買える山がなかなか見当たらない点もある。
仮に購入しても取引単位が数ヘクタールでは話にならないだろう。少なくても数百ヘクタール単位で森林所有が流動化しないと、環境に寄与しない。経済的にも、やる気と資金に余裕のある企業が森林を所有して改革に取り組む方が林業が活性化する。
 
 
アップルも外資だが、日本の山を買わないか? 

2017/02/12

中川町「KIKORI祭」

また北海道中川町から巨大ポスターとチラシが届いた。

 
今年もKIKORI祭 が開催のようだ。
 
Dsc_0394
 
せっかくだからポスターを張ってみた。チラシも、ちょうど参加したセミナーで配る。
 
 
この写真、巨木をソリに乗せて運ぶ競争のようだ。丸太を全部橇の上に乗せるのではなく、先だけを乗せて引っ張る方式か。
 
 
 
木橇と言えば、木馬を思い出すが、木馬道はなく雪の上を滑らすみたい。その点からすると、古代の修羅を連想する。古墳時代に使われた重い石や材木を運ぶための木橇だ。(林業で修羅というと、丸太で組んだ滑り台なのだが、それはとは別)
 
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大阪・道明寺で発掘された修羅。
 
 
何はともあれ、北の国のキコリの大会である。頑張ってくれ。行けないけど(笑)。
 

2017/02/11

春日大社のスギとクラウドファンディング

奈良の春日大社のスギから木製小物をつくるプロジェクトがあるが、そこでクラウドファンディングが採用されるようになった。
 
春日大社境内は、神域のため、草木といえども殺生禁止。しかし、藤棚への悪影響があるということで樹齢数十年程度のスギ30本を間伐することになった。
通常は伐った木は春日大社内で処分されるのだが、今回は社会福祉活動に役立てるという趣旨のもと、奈良県内の社会福祉施設、企業、NPOがこのスギ材を使って、プレミアム木工製品の商品化を目指すことになった。
プロジェクトでは、障害者なども製作に参加し働く環境を提供すること、手入れが必要な原生林、人工林の木材活用につなげること、ビジネスモデルづくりも目論んでいる。
 
ただ伐採した木を春日大社境内から搬出・運搬したり、保管・乾燥・製材したりする資金が必要なため、それをクラウドファンディングで集めようというものだ。 
3月末日までの実施で、目標金額は150万円。主催はあたつく組合。
 
搬出するのは、NPO法人森の月人。吉野でログハウスを作っている組織だ。
搬出後は、製材所で一次加工され、最終的には、たんぽぽの家が運営する「Good Job! センター香芝」にて製品に仕立て上げる。
詳しいことは、リンク先を見ていただきたい。
 

2017/02/01

森林の仕事ガイダンス2017

先週、森林の仕事ガイダンス2017in大阪に顔を出してきた。

 
なったって、全国から大阪に林業関係者が集まってきてくれるのだから、労少なく全国の情報を仕入れられる。そうでなくても、なんとなく会場の空気だけで近年の傾向が感じられるので、恒例行事みたいなもん。常連? の関係者とも会って、旧交を温めるというか、同窓会みたいな気分にもなるし(笑)。
 
 
2017_2
 
今年の空気は……人数的にはそんなに多く感じなかったが、若者が目立つ。とくに女子が多くなった気がした。昔は中高年ばかりで、定年後の田舎暮らしセミナーみたいだったのに比べると、かり本気度の高い人々が詰めかけているような気がした。
 
実際、採用人数も増えているようだ。慢性的な人手不足ではある。
 
2017_1
 
女子3人(プラス司会者)のトークショーも満員。観客席にも若い女性の姿が増えた。
男3人のトークショーもあったのだけど……(~_~;)。話題には、伐木チャンピオンシップも売り出し中でした(笑)。技術を身につける点で、こうした大会は効果的のようだ。
 
 
 
ま、ここで仕入れた情報は、しっかり熟成させるとして(~_~;)、私が面白いと思ったのは……。
 
実は、隣の会場なのである。そちらでは、新農業人フェアをやっていた。つまり新規就農希望者向きのガイダンス。
 
こちらもついでに覗いたのだが、農業とともに林業も教えます、という講座もあって、なかなか面白い情報を得た。こちらも、いつか使えるように熟成させるとして(^o^)、会場で見かけたコーナーに、こんなのがあった。
 
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「出展者の方が声をかけてくれるエリア」。
 
なかなかのアイデアだと思う。訪問者は、興味は会ってもブースに座って話を聞く勇気がない人もいる。また冷やかしというわけではないが、自分なりに話を聞きたいのであって、なし崩しに声をかけられてキャッチセールスみたいな状況を好まない人もいるだろう。
 
で、このコーナーに入れば、声をかけてくれるのである(^o^)。
 
農林で言えば、農の方にアイデアあり、だね。

2017/01/31

豊後大野のバイオマス発電所

友人のカメラマンが空撮してきたと、バイオマス発電所の写真を送ってくれた。

 
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これは大分県豊後大野市のエフオン豊後大野発電所。意外と空から見たバイオマス発電所の写真は目にしたことがないから貴重かも。
 
ちょっと大きくしてみると。
 
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ソーラーパネルも周辺にあるから、太陽光発電も兼ねるのであろうか。
 
 
ちょっと調べると、設立したのはファーストエスコ社である。すでにエフオン日田発電所を開業しているそうだが、今回は豊後大野市の大野郡森林組合の隣に設立したとのこと。総工費80億円だ。
 
ただ出力が1万8000キロワット級である。年に21万トンの木質チップが必要らしい。これ、国産材で賄うとのことだが、全部未利用材かどうかは確認していない。一般木材も入れるにしても、莫大だ。
しかも豊後大野は、内陸部である。輸送を考えると大変だ。本当に集まるのだろうか。
 
ちなみに日田の方は、1万2000キロワット。さらに大分県には佐伯市に5万キロワット級のイーレックス佐伯発電所がオープンしたばかり。こちらは輸入のパームヤシ殻を燃料にするそうだが……。
 
 
まあ、頑張ってください\(^o^)/\(-.-)/。。。(オテアゲ)
 
 

2016/10/29

開催!講演『森は怪しいワンダーランド』

天気もいいし、近頃運動不足だし、久しぶりに生駒山の森を歩くことにした。

 
スタートに選んだのは、極めてマイナーで、ここ1年くらい入ってない地点から。崖を降り、谷に入っていくと……かつての記憶とは随分様子が違うのだが……何より感じるのは獣臭いこと。ムッと野性味のあるすえた臭いが漂っている。
 
イノシシだ。かなり濃密にいるのではないか。警戒しながら進む。このところ、森でイノシシの姿を見ることが増えた。基本的に夜行性で昼は滅多に出会わないはずなのだが。
 
それに昨日の雨で全体に湿っているし、倒木が多い。道とは言えないようなルートを進み、シロキクラゲ?の群生と出会ったりもする。
 
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尾根を越えて大阪側に入り、下っていく。こちらも廃道かと見紛うような道。道なのか湿地なのか川床なのか……そして道のないところにポツンと立つ石碑。久々のワンダーランドだ。
 
 
森を黙々と歩くと、いろいろ思い出す。『森は怪しいワンダーランド』に書かなかったエピソードも思い出す。こんな出来事もあった、あんな思いもした……。
 
『森は怪しいワンダーランド』では、基本的に不思議で笑える話を選んだのだが、改めて思い出すのは、もう少ししみじみしたというか、切ない話。出会ったさまざまな人々。彼と彼女との別れ。旅の空の下、一人で何をしているのかという焦りともだえ。さらに森から少し離れた探検エピソードもいっぱいある。
 
なんだか『森は怪しいワンダーランド』の続編を書きたくなったなあ。タイトルは、『森は切ないワンダーランド』か(笑)。
 
しかし、『森は怪しいワンダーランド』が十分に売れてくれないと続編どころではないのだよ。奈良の書店では、まだ1冊も自分の本を見かけていないという事実が辛い。ちょうどAmazonと楽天で途絶えていた在庫も回復したので、ぜひとも応援を(-人-)。。。
 
 
ところで、来月11月3日は、大阪南港のATC(アジア太平洋トレードセンター)では木育・森育楽会が開かれる、ここで私はお話しする予定だが、その演題が『森は怪しいワンダーランド』(笑)。書名そのまま。
ここで『森怪』の裏話と、続編?構想を話そうかと思う。乞う、参加。
 
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会場で『森は怪しいワンダーランド』も販売します。多分、価格は税込み1700円と、普通に買う(1728円)より少しお得価格にします。単に、お釣りの準備を簡単にするためだけど(~_~;)。
すでに購入された方はごめんなさい。
また、書店では手に入らない『樹喜王 土倉庄三郎』や、『樹木葬という選択』もお得価格で販売予定。
 
 
ちなみにこのイベントは大阪府木材連合会も関わっているから、木材関係者も来るだろうし、
森のママまつり」も同時開催だから、きっとヤングママも大挙来てくれると信じている(^o^)。

2016/07/05

モリスク・フォーラムの「問題点」

すでに告知したとおり、来週7月16日に大阪で「誰が日本の森を救うのか」フォーラムが開かれる。

 
Img001
 
もう一度、告知しておこう。
 
開催日程:平成28年7月16日(土曜日) 開場12:30  開始13:00 (終了予定16:30)
開催場所:マイドームおおさか 第1+2会議室
  第1部:講演A「日本林政の今-来るべき日本の森林の姿-」  速水亨
        講演B「林業とは森づくりか?木材生産か?」        田中淳夫
  第2部:パネルディスカッション「森が日本の山元に利益を還元できるのか」
 
 
……このチラシを見ていて、ある問題点に気づいた。。。
 
その前に、昨年のチラシを見ていただきたい。
 
2015
 
さらに遡ること、2014年バージョン。
 
2014
 
 
わかるだろうか。私の来ている服がみんな同じなのだ! (赤堀さんも能口さんもだけど。)
 
私は断じて、同じシャツしか持っていないわけではない! 毎年、同じシャツを着ているわけでもない。ちゃんと着る服は変えているのだ。写真が同じものを使っているだけなのである。
よく見ると、能口さんだけ14年と15年が違っているが。私に関しては同じ年に撮影したものであろう。
言い換えると、私の顔も3年前のままということになる。ま、若々しいのは変わらない、と思うが。。。
 
 
今年は速水さんに負けないようなファッションをしていこう(^o^)ヾ(- -;)。

2016/06/08

「ポーの一族」と「カードキャプターさくら」

「ポーの一族」(萩尾望都)の続編・新作が、40年ぶりに発表されたそうだ。

その雑誌「フラワーズ」7月号は雑誌としては異例の重版。結構、盛り上がっている。
 
と言っても、「ポーの一族」を知らない人には何のことかわからないだろうなあ(笑)。
 
「ポーの一族」は、漫画である。不死の吸血鬼伝説を軸に何百年もの歴史を描く少年エドガーとアランの物語。名前をつなぐとエドガー・アラン・ポーであることは言うまでもない。。伝奇的で壮大なロマンあふれる作品だ。
一応、少女漫画であったが、男性読者も含めて熱狂的なファンが生まれた私も高校生の時に読んではまった一人である。
 
しかし、もと様がねえ。。。。40年経って続編とは。読みたいと思うが、「フラワーズ」を購入する勇気がない(^o^)。
 
 
娘に買わせようかと思わないでもないが、娘は萩尾望都も「ポーの一族」も知らない。
むしろ、今は「カードキャプターさくら」に夢中なのである。
こちらも約20年前に始まった漫画で、テレビアニメにもなった。魔力を持つクロウ・カードを巡る話なのだが、こちらも16年ぶりの新作が「なかよし」に掲載されたらしく、またテレビでもアニメの再放送が始まった。
 
本日は、「さくらと花の運動会」の回で、私のもっともお気に入りであった(^o^)。
なんたって、運動会の日に「フラワー」のカードが悪さして、花びらで校庭を埋めつくしてしまい、花びらに胸まで埋もれつつ泳ぐように走るという……かなり笑える回なのである。
 
2  3
 
いやあ、懐かしい(^o^)。それにしても、娘は毎回のストーリーをほぼ覚えているらしい。
 
そして古い漫画を取り出して読む。欠けている巻をブックオフで探してみよう。私も、どこかにしまい込んださくらのカードを探さねば。
 
1
 
それにしても、リバイバルブーム。往年の名作を続編の形で引っ張りだされることが相次ぐ。昔の読者を惹きつける手だろうか。
 
 
……まあ、このブログならば、ここで何か教訓めいたことを森林や林業につなげて語ると思っている読者もいるだろうが、今回はまったくないのである(⌒ー⌒)。
 
単に懐かしく楽しんだだけ。そんなら裏ブログに書けばいいんだが……。
 
 
あえて言えば、これぐらい興味のウイングを広くしておかないと、物書きなんぞやってられませんよ。
 

2016/06/02

林業遺産に福井の研磨炭!だけど……

日本森林学会が認定する「林業遺産」に今年は二つ選定された。

 
 
●若狭地域の里山における熊川葛の生産技術
 
……どちらも福井県の若狭。ほかに応募がなかったのだろうか? というようなゲスな疑問は置いといて。
 
研磨炭は、私もかつて幾度か取材している。名田庄村も通った。
研磨炭、簡単に研ぎ炭ともいうが、漆芸や精密機械、レンズの研磨に使うもので、原料にアブラギリを使った白炭だ。いまだこれに優る研磨材はないらしく、私の取材したときは、1キログラム2万円! の高値がついていた。世界一高い炭なのである。
 
 
そして、この製炭技術を持つ東浅太郎氏は、国の無形文化財だかに指定されたはず。
ご存命なら、年齢は90歳近いはずだが……。
 
 
ところが、よくよく説明を読んでいると……「現在は若狭地域在住の木戸口武夫氏が、全国唯一の研磨炭の商業生産者となっている。
 
 
あれえ? おかしい。だって木戸口氏は東氏と○○○を○○ったはずで……(モゴモゴ)。
東氏の技術を継いでお墨付きをもらったのは、和歌山県の○○○○氏と、京都府美山町の○○○○さんではなかったか。。。
 
きっと大人の事情があるのだろう。ただ、少なくても全国唯一と書かれると抵抗あるなあ。
 
裏事情を知りすぎると、伏せ字で書かねばならないのが辛い(~_~;)。
 
 
ついでに記すと、熊川葛もいいけど、葛と言えば奈良県大宇陀の吉野葛が先に登場しないのは、ちと疑問……。宮内庁御用達でもあるよ。
 
 
 
林業遺産は、地元が応募しないと審査対象にもならないから、もっと積極的に手を挙げないと、せっかくの価値ある林業関係の文化も認定されないからなあ。

2016/05/31

兵庫県立森林学校だって

以前、紹介したと思うが、いよいよ来春には兵庫県に林業大学校が開校する。

そして生徒募集を始めたようだ。名前は「森林大学校」になっている。
 
 
兵庫県立森林大学校 第一期生募集
 
要項を並べると、
 
● 設置場所 兵庫県 宍粟市一宮町能倉(H29.4~H30.3 宍粟市一宮町安積)
● 募集定員 20名(平成29年4月入学)
● 就学期間 2年間
● 入学資格 高等学校卒業又は同等程度、40歳以下
● 入学試験 推薦入学試験、一般入学試験(詳細は後日決定)
● 入学考査料 2,200円
● 入学料 5,650円
● 授業料 月額9,900円(その他教科書代、被服費、宿泊研修費用等は別途負担)
● 就学支援 国の給付金制度が利用可能(最大150万円/年・2年間、給付要件あり) その他無利子貸付金や奨学金貸与制度が利用可能(資格審査あり)
 
 
この学校の特徴とすれば、まず法的には専修学校であることだろう。最近開校するところは、各種学校扱いのところが多かった記憶がある。
どちらがいいのか一長一短があると思うが、専修学校となると、いわゆる一条校として学校教育法の範疇にあるということか。
 
もっとも気にかかるのは、国の給付金制度によって最大150万円の支給が可能ということ。実質的に無料で、また生活費用の補填にもなる。 
 
 
次々と林業教育施設ができることは、基本的には望ましい。
いきなり現場に連れて行かれて、ちゃんとした指導もないまま「習うよりなれろ」で危険を林業作業に従事するより(即戦力の養成を謳っているが、それは無理)、最低限の基礎知識と基本技術を身につけることができるのだから。
しかし、課題は卒業後の進路だろうなあ。
 
以前、卒業間際の林業大学校の生徒と話したとき、「林業には就職しません」と断言されてしまった。
なぜなら林業事業体や森林組合の待遇が悪すぎたから。せっかく技術を身につけても、十分に活かせる場とそれに見合う待遇がなければ居つかない。
加えて、古くさい慣習を引きずっている職場では、せっかく学んだことが活かせない。セクハラ・パワハラの横行も心配だ……。
 
最近は、保育士や介護士の待遇見直しが叫ばれているが、林業界もなんとかしないと。今後、続々と林業大学校やそれに近い施設が誕生するはずだが、本当に進路は大丈夫か。
 
 
そういや、兵庫県には、以前「山の学校」という林業を教える学校?塾?があったはずだが……なぜ、それがなくなり、今度の森林大学校はその点をどのように考えているか示してほしい。
 
 
 

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森と林業と田舎