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森と林業の本

2023/12/10

紛失!!!

久しぶりに生駒山を歩いてみよう、と出かけた。

そして、紛失した。スマホを……(-_-;)。

最後に使った(写真撮影)ところから、数百メートルしか進んでいないのだが、見つからない。その道を往復して探したが見つからず。撮影の後、胸ポケットに入れたのだが、用心してウインドブレーカーの前を締めたのに、しばらくして暑くなり開けたんだよなあ。。。

倒木を乗り越えたり、くぐったりしたから、そのときに落としたと思うが、山の中では落葉に埋もれたか斜面を転がり落ちたか、もう探しようがない。

というわけで、すぐにDoCoMoショップに駆け込む。そして、相談の末、端末を新しく買い直すことに決定。ただし手続は明日。それに、多分設定などを全部やり直すわけだから、しばらく時間がかかりそう。

というわけで、急な電話連絡は無理となります。メールとメッセンジャーはパソコンで見るので多少の時間差はあるかと。LINEは読めず、過去ログも全部消えるんだろうな。

というわけですので、今晩は何もありませんように。

2023/09/29

ロビン・フッドは木を伐ったか

面白い記事。いや、これを面白いと感じるのは、多分私だけだろうし、そもそも内容もナンなのだが。

樹齢200年の「ロビン・フッドの木」切り倒される 英警察、16歳少年を拘束 

英国の世界遺産「ハドリアヌスの長城」のそばに立っていた樹齢200年近くの木が、何者かに切り倒された。この木は、1991年の映画『ロビン・フッド』にも登場した名木。警察は「意図的な破壊行為」の疑いで捜査を進めており、16歳の少年の身柄を拘束した。

ロビン・フッドは、実在したのかしないのかはっきりしないが、13世紀のイングランドの英雄的人物である。何人かの人物の伝承を合わせて形成された人物像である可能性が高いそうだ。

で、何が英雄的だったかというと、弓の名手だったことに加えて、代官、貴族などの領主、傲慢な宗教家などに反抗し、ときに財産を奪っては庶民に分け与える義賊だったと伝わるからである。

そこで行った行為とは、金品を強奪するほか、森で勝手に獲物をとること、そして木を伐採することだった。当時、森はすべて領主のもので、勝手に森に入ることだって禁止だった。木の伐採はもちろん、ときに落枝などの薪やキノコの採取まで禁じられていた。またシカなど野生動物を捕獲することは重罪だった。

それをあえてやったロビン・フッドは、単なる山賊以上に、時の権力者に逆らう英雄だったのだろう。

さて、今回の事件。イングランド北部のノーサンバーランドにあった「シカモア・ギャップの木」とか「ロビン・フッドの木」と呼ばれていた大木が、勝手に伐採されたらしい。容疑者というか参考人が16歳の少年というわけ。

シカモア・ギャップの木というのは、樹種で言えばなんなのか書いていない。ただシカモアは、エジプトイチジクとか、セイヨウカジカエデ、アメリカスズカケノキなどを指すらしい。それにギャップがつくというのは?シカモアの隙間の木? ハドリアヌスの長城沿いの2つの丘の間にあることを隙間としているのか?

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ただ写真は載っていて、大木ではある。ノーサンバーランド国立公園とナショナル・トラストが共同で管理していたとある。公園当局によると「最も写真に撮られる場所」となっていて、樹齢は200年弱から300年の間と推定。

そして『ロビン・フッド』などの映画に使われたほか、ドラマの舞台としてよく撮影されてきたらしい。だから「ロビン・フッドの木」なんだろう。

しかし、そのロビン・フッドは、盗伐者だったのだ。そして、当時は、盗伐することを反体制的行為として英雄視していたのである。ちょっと皮肉ではないか。……という意味で、私は面白いと感じたのであった(笑)

 

2023/01/14

お休みのお知らせ

基本、毎日記しているブログですが、身内に不幸が出ましたので、しばらくお休みします。

再開は、身辺が落ち着いてからです。

2022/12/19

COP15で決まったこと

カナダ・モントリオールで開かれていた生物多様性条約締結国会議COP15、ついに決議が行えたようだ。徹夜での議論で長引いた。……もっとも、毎度のことなんだが。

30by30
予定通り、サーティ・バイ・サーティは決定。30by30、陸と海の30%を2030年までに保全区域に指定すること。ちなみに日本は、現時点で2割程度しかしていない。

これをグラフにすると、こんな感じ。

30by30_20221219211801

2年遅れだから8年で達成しなければならないのだ。

生態系に悪影響を及ぼす外来種の新たな侵入・定着のペースを少なくとも半減させること。
企業活動が生物多様性に与える影響について情報開示を促す。
30年までに官民で年2000億ドル(約27兆円)を確保すること。
「デジタル化された遺伝情報(DSI)」を使って得た利益を公平に配分する国際的な仕組みづくり。

ちなみに私は、外来種の侵入を50%減にする目標に目が行った。これ、かなり難しそうだからだ。もともと外来種は好き好んで入れるわけでなく、侵入してくるものだからね。

しかし、生息に強い種が世界中に広がる構造は、グローバリズムそのものだな、と感じる。結果的に地域に根ざした種が絶滅に追い込まれていくのは、地場産業が消えていくのと似ている。

ほかにも情報開示とかデジタル遺伝子情報とか……ついていくのに苦労する。が、『虚構の森』に触れたことが登場するなあ。

まだ速報だから、詳しいことは、これからわかるだろう。

 

2022/09/15

フォレストライズ2022!

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本日はここ。

2022/09/11

次世代森林産業展、覗き見に

今日は、朝から大和葛城山に登ってきた。

疲れた。1000mに届かない、初心者向きハイキングコース! のはずが、なんだ、このきつさは! 急坂のレベルではなく道の落差が半端ない。

というわけで疲れています。

とりあえず本日書いておくのは、今週15日に東京ビッグサイトで開かれている次世代森林産業展2022FORESTRISE(フォレストライズ)を覗きに行ってくることになりました。もし同じく参加もしくは出展している方で、私に気づいたらお声をかけてください。

思えば3年前、この前身の展示会、長野県で開かれた木材フェア(だったっけ?)で『絶望の林業』を販売したのだった。あ、講演もしたのだった。なんと書店で発売前にもかかわらず300冊を売り切ったと記憶しております。

どこか見て面白いブースがあったら教えてください。フィンランド大使館も出展しているみたいだけど(⌒ー⌒)。

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写真は、葛城山登山口で見かけた、木造3階建ての水車小屋。よくわからんけど。

 

2022/04/12

輸入禁止になる「一部の」木材

8日、岸田文雄首相は、記者会見でロシアによる侵攻が続くウクライナで民間人の遺体が多数見つかったことを受け、追加経済制裁を発表した。

具体的には、
(1)石炭輸入禁止へ段階的に削減
(2)最大手行ズベルバンクの資産凍結
(3)ロシアへの新規投資禁止
(4)機械類、一部木材、ウオッカの輸入禁止
(5)資産凍結対象に400個人、20団体を追加
ということだが、私が気になったのはウォッカ……ではなくて「一部木材」という項目。これ、なんなん?

木材全般の輸入禁止ではなく、一部とはどの木材のことなのか。

それを探したのだが、ネット上には具体的な内容がわからない。ようやくフジテレビのニュースに「チップなどの木材」という文言を発見。これでいいのだろうか? ようするに製紙用チップの輸入を止めるということか。製材ではなくて。具体的な輸入量がどれだけあるのかわからないのだが……。

ようやく日本製紙連合会のデータを発見。

Figure02

これによると2020年の製紙用針葉樹チップの中にロシア産の記述があった。輸入量1157000BDTのうちの4・9%。つまり56693BDT。このBDTという単位は……Bone Dry ton、つまり絶乾トンらしい。5万6693トンか。この10年で増えてはいるが、そんなに多くはないことはわかる。とくに針葉樹チップは国産比率が高いし。

あまり日本経済に影響ない項目を見つけたなあ。とりあえず制裁しますよ的な禁輸措置か。

こんなことを考えるのは、先日、ウクライナの環境省職員から(間接的に)メールが届いたからだ。少しだけ引用する。

ロシアとベラルーシの経済は、木材や木製品(家具、木炭、紙製品など)の輸出に大きく依存しています。輸出額は年間160億ドルにもなり、その結果得られる財源は、間接的にウクライナへの介入を支援するために使われています。(略)

ウクライナのNGOとして、私たちはヨーロッパやアメリカの政府や活動家とつながりを持っているので、ロシアの木材を禁止するキャンペーンを行っています。しかし、日本についてはパイプがなく活動を展開できていません。

ロシア産の木材を禁止するキャンペーンを国内で支援できる日本のNGOやその他の関係機関をご存知でしょうか?

私にできることは、知っている団体を伝えるとともに、日本とロシア産木材の輸入ルートについて多少教えるぐらいのことだったが……こうした戦い方は、ウクライナ政府としてなのか、NGO、個人として取り組んでいるのかわからないが、考えられる限りの対ロシア活動を行っている必死さが伝わってくる。

実際にロシア産木材・木材製品の主な市場は、ヨーロッパのほかは中国、韓国、日本だ。すでに森林認証制度(FSC、PEFC)はロシアへの認証を停止している。

果たして日本の措置は、どれだけの効果を発揮できるだろうか。


追記・翌13日の朝日新聞によると、「一部の木材」にはチップのほか建材向けに加工される丸太などが含まれる、とあった。

あれ? 丸太輸出はロシア側が1月に禁止したんじゃなかったか。それを制裁分に含めるとは……。それに昨年の輸入額を「107億円にのぼる」とあるけど、貿易とはしてしょぼすぎない? そもそも「建材向けに加工」というのも持ってまわった言い方で、何を指すのか。製材というよりは合板ではないか。疑問だらけである。

 

 

2022/01/13

東京ビッグサイト、行き損ね

2月1、2日、東京ビッグサイトで「モクコレ」こと、WOODコレクションが開かれる、予定だった。
私はメインステージ上で講演する、はずだった。

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あああ、コロナ禍のオミクロン猛威のおかげでオンライン開催だけにするという連絡が来たよ。。。。せっかくビッグサイト見学を楽しみにしていたのに。木材産業関連の展示も久しぶりに目にできるかな、と思っていたのに。

幸い講演は残り、こちらもオンラインで実施する予定だが、なんだか味気ないのお。ちなみにタイトルは「『絶望の林業』から『希望の林業』へ」だったのだが、オンラインだと 「絶望」ばっかりしゃべってしまうぞ(笑)。2日の午後13時~予定(要確認)。

何が悔しいって、多数来場するイベント会場なら、本を販売できたのに、ということ。オンラインでいくらしゃべっても、それで講師の本を買おうと本屋に足を伸ばしたり、ネットで検索する人はそんなに多くない。それに会場なら、多少の割引もできたのよ♡

私は、あくまでライターであって書くのが仕事で、人前でしゃべるのは副業のつもりだ。講師になったと喜ぶ感覚はない。講演も本を売るための布教だよ(笑)。同時に講演などを通じて普段行かない地域に足を運び、会ったことのない人に出会うことは、次の執筆活動に役立つ。でもオンラインは、そんな役得?もない。一方的に話すだけではなあ。

実はモクコレが終わったらすぐに奈良で会議があるはずなのだが、こちらは開催できるか。この会議、2年前に予定していたものだったのだ。ようやく再開の動きだったのに。
せっかくだからモクコレのオンライン展示会のお知らせをしておく。そのうち窓口もできるだろう。

●オンライン展示会
2022年1月18日(火) 10時から2022年2月15日(火) 17時まで

ところで、今日はもう一本メールが。

FORESTRISE2022(第3回次世代森林産業展)は2022年9月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイトで開くとのこと。

半年遅れで東京ビッグサイトに行けるかなあ。あ、こちらで講演する予定はないよ、今のところ。

 

2021/12/06

速報・宮崎県の盗伐に新展開

いまだ盗伐は各地で相次いでいる。相変わらず宮崎県では盗伐が相次いでいるが、ここが酷いのは、山主が切られた自分の山を発見して被害届を出しても警察が受理しないこと。50回ぐらい出し続けて、ようやく受理したかと思えば、すぐ不起訴で立件見送り……。どうも警察と盗伐業者が裏でつながっていることを暗示する証拠がチラホラある。

そこに新たな事態。いきなり宮崎地方検察庁が動いたのだ。これまで不受理だった盗伐案件の現場を検事が実況検分したのだという。

これは異例である。通常、検事は滅多に現場に足を運ばず、取り調べは警察が主体となり、その書類を見て判断するものだからだ。もちろん検事には警察の指揮権があるのだが、滅多に発動されない。今回は、検察抜きで検事(事務官含めて4人)が現場を訪れたという。そして被害者から聴取が行われた。

まだ一報なので、詳しいことはわからないが、もしかしたら「山が動く」かもしれない。

それにしても……毎度の繰り返しだが、林野庁も自治体も、動かない。それどころか某長官は「誤伐かもしれない」と業者を擁護する有様。今年になってようやく末端が現場視察を行ったが、幹部は動かない。

林業系の業界誌紙も、まったく盗伐問題を取り上げないのはどうしてかね。メディアも、一般紙がベタ記事扱いなのは仕方ない(世間のニュースバリューが低いため)として、業界を専門とするメディアが見ざる聞かざる言わざるのは……お見事というほかない。盗伐業者も身内というわけか。やっぱりクソだな。

ちなみに古川禎久法務大臣は、宮崎県第3区選出である。都城から日南、串間、えびの……と“盗伐の本場”出身なんだが、地元のどちらの声を本気で聞くかな。被害者か、あるいは盗伐業者か。注視したい。

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盗伐現場と、そこにある地籍杭。これがあっても、「誤伐」扱いされてしまう。

 

※先日触れた盗伐に関して、書き改めてBLOGOSに「盗伐を音で探知する!」を転載した。

2021/11/04

COP26の言葉尻をとらえる

たまには、昨日の文化の日に訪ねた美術館ののほほんとした話題でも記そうかと思ったのだが……。

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美術館の窓から眺めた景色。

イギリスで開かれている国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)では、2030年までに森林破壊を止めるだけでなく回復させるという宣言に100カ国以上が署名した。森林保護や再生(修復)のために出資する金額は、官民あわせて192億ドル(約2兆2千億円)。ここに日本も多少出したというのが、かろうじて岸田首相の自慢。日本や米国だけでなく、中国やブラジル、インドネシアなども署名している。

そういや最近、インドネシア食料農業省の高官が、新規のアブラヤシ・プランテーション開発を今後許可しないと発言している。これまでは「一時停止」だったのだが、その期間は9月19日に終了していた。もっとも明確な代替案は示されていないのだが……。

ともあれ宣言への参加国の森林面積を合わせると、世界の約85%の森林をカバーする。で、気になるのが、ジョンソン英首相のコメント。
「巨大な生態系は私たちの地球の肺だ。森林は、コミュニティー、生活、食料供給を支え、私たちが大気中に放出する炭素を吸収する」。

揚げ足を取るつもりはないのだが、この手の発言にはいつも引っかかる。ここでいう「地球の肺」とは何か。炭素を吸収して酸素を出してくれるという意味なのか。それがなぜ「肺」なのか。森林は二酸化炭素を吸収源だというのは無理があるし、酸素も本当に出しているのか。それどころか温室効果ガスを減らすのに森林は役立っているのか。

また東南アジアの熱帯雨林破壊の最大要因とも言えるアブラヤシ・プランテーションの拡大を止めることはよいのだが、そもそもパームオイルを求めるのはなぜか。今や油脂需要は拡大するばかりだ。発展途上国の生活水準が上がったから……という説明は片手落ちだろう。人口減の日本を始め欧米など先進国でも消費は拡大するばかりだ。人類は、塩や甘味料に続いて油脂の依存症になったのか。

もやもやするのだ。

だから『虚構の森』にもそんなことを書いている。関係している第一章と第六章を紹介しておこう。

第1章 虚構のカーボンニュートラル
1.地球上の森林面積は減少している?
2.アマゾンは酸素を出す「地球の肺」?
3.間伐した森は「吸収源」になる?
4.森林を増やせば気候変動は防げる?
5.老木は生長しないから伐るべき?
6.温暖化によって島国は水没する?
7.砂漠に木を植えて森をつくろう?

第6章 SDGsの裏に潜む危うさ
1.桜樹は日本人の心だから保護すべし?
2.和紙も漆も自然に優しい伝統工芸?
3.木材を使わない石の紙は環境に優しい?
4.再生可能エネルギーこそ地球を救う?
5.パーム油が熱帯雨林を破壊する?
6.農薬や除草剤は人にも環境にも危険?
7.人口爆発のため食料危機になる?

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