ニュース

2009/10/26

林政の行方

どーでもニュース(笑)。

ここ数年、日本の林業界をドイツと比較しつつ改善点を提案してきた某シンクタンクの某K氏(ここまで書けば、たいていの人はわかるか?)が、とうやら政府に入るようだ。非常勤委員のようなものなのか、完全な役職に就くのか、どんな形かわからないが……。

彼は、林業関係のシンポジウムなどには引っ張りだこだった。そして集約化に機械化を組み合わせた提案型施業と、それに関わる新生産システムなどを主導してきた立場だから、いわば自民・公明政権下でも、林政に発言を重ねてきた。

ところが、民主党のマニフェストづくりにも参加しており、菅直人議員とも親しいようだ。
そして、案の定、民主党政権下で公職に就くわけである。

これで、民主党政権の林政が、これまでと大きく変わる要素は低くなったかな。ただでさえ、政治家で林業に詳しい人が政権入りしていないのだから。
もっとも族議員はいなくなったし、政権交代で新しいことをやりたがっている様子はあるから(とくに赤松・農林政素人大臣はね)、変わったイメージを付けるために何か言い出すかもしれないなあ。

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2009/10/23

林業で3万人雇用!?

仰天するというか、唖然とするというか、こんな記事が流れた。
                                    
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 赤松広隆農相は21日、東京都内で講演し、政府の緊急雇用対策に関連し「公共事業が減り、地方に働き場がなくなっている。林業で直ちに約3万人の新たな雇用を生み出したい」と述べた。仕事としては、荒れ放題となっている民有林の間伐や間伐材を運び出す作業道の整備などを挙げた。(産経新聞)
                                   
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林業で3万人ですか。現在の林業従事者が5万人程度だというのに……。農林業ではなく、林業なんだよな。赤松さん、いい間違えたか、なんて考えてしまった(^^;)。
それに仕事が間伐と作業道づくりですか。人材以前に進まない材料がいっぱいあるし、そもそも経済にならない。むやみに間伐材を出せば相場を崩して木材が今以上に安くなるし、労働条件も改善できない。作業道を作るのは、技術が相当必要だし、危険度も高い。しかも税金投入なら、これは雇用創出というより失業対策事業。
                                    
赤松大臣は、今回の内閣の中で、もっとも専門性がなくて、旧態型(官僚依存型)の大臣だと思っている。しがらみなく、頑張ってね(^o^)。

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2009/10/21

但馬の仇を奈良で……

今日は、南都銀行本店で座談会。

吉野heart」として展開している、主に国産割り箸に広告を付けるアドバシ事業に関して林業振興を訴えるものだ。いろいろ話したが、最後に、川上サプリ(川上村吉野材販売促進協同組合)の理事が、

「これを単なる話し合いで終わらせないで、ちゃんと結果を出したい」と強調した。

そこで思わず私は、
「大丈夫ですよ。この事業には補助金が出ていないから
と口走った。

すると事業の中核をになう㈱ハートツリーの服部社長は、
絶対、公の金は受け取りませんよ。それを使ったらオシマイだから

これで、その場はちゃんちゃん、となったのだが、これこそもっとも重要な言葉だと思った。

吉野heartは、アドバシで国産割り箸に加えて、間伐材ペーパーを始め、さらに今度は建材まで広げようとしているが、イマドキの経済情勢だけに、決して楽な事業ではない。この1年、リーマン・ショックもあって、広告環境はかなり厳しいはずだ。しかし、もらい得の補助金は入れない、入れたら事業じゃない、という信念は正しい。安易なお金は、事業をダメにする。だからこそ、私も応援できる。

林業関係者、そのこと、わかっていますか?

割り箸という小さなアイテムから、吉野の森を救い、日本の森を守り、世界の森へと広げることができるかは、この信念にかかっている。

さて、終わってからちょっと飲み会。

そこで案内された居酒屋は、お任せで、なんとマグロの大トロなど刺身がてんこ盛りに加えて、カニが出た

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但馬で食べられなかったカニを奈良で堪能したではないか!

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2009/10/10

森林の市in大阪

今日、明日と、大阪の近畿中国森林管理局前で「森林の市」が開かれている。

私は幾つかの用事をかねて大阪に出た際に、見学してきた。

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人の出は多いというほどではないが、そこそこ。全体としては公的機関と森林組合関係、それにNPOが多いかな。木工コーナーもかなりあるが、そこでいろいろ木工をしている姿は、子供よりも高齢者が多く目についたのは気のせいか(^^;)。

私は、おとなしく見学し、珍しい木製品は出展されていないかと見ていたのだが、それほど目立ったものはなかった。木のハガキやオモチャ系かな。木粉入りのコースターや皿もあった。ちょっと興味あったが、混入率が20%と聞いて、引く。これでは木製品というよりはプラスチックというべきだ。

ちょっと笑えたのは、この写真。

Z

木造住宅のコーナーで、柱材がタダ! と言われてもなあ。フツーの人は持って帰れないだろうな……。だいたい何に使うのやら。でも、まあ、こうした出展の仕方は好きだ。

ところで吉野関係の出展は多く、私は目立たないように顔を伏せつつ通りすぎたのだが、見つかってしまいました(^^;)。そこは割り箸の組合のお店。

A でも、これほど吉野割り箸が並ぶのは壮観だ。地元でも、このように様々な種類が並んでいる店頭はない。しっかり「国産割り箸はエコ」を主張するようになったのは歓迎したい。これまで、割り箸批判の嵐をすぎるように過ごすことが多かったから。

そのほかのところでも捕まり,パンフレットをもらうと、ちゃんと割り箸まで付いてきた。またコレクションが増えたよ。明日の福井に持っていこう。

ちなみに、もっとも気に入ったのは、局内で無料で配布していたコレ。

Photo

ツキ板で木の葉の形をつくったものだが、そこにカレンダーを印刷している。月遅れのものを「栞にどうぞ」というわけだ。

栞はともかく、今後ツキ板という加工法には注目したいと思っている。

さらに和歌山県の龍神村森林組合の知り合いにも出会う。なんだか同窓会みたいになってきた。

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2009/10/03

どんぐり豊作?

久しぶりに生駒山の森遊び研究所に行く。

雨上がりだから濡れていたが、驚いたのはどんぐりだ。今年はやけに多い。豊作か?

とくにクヌギのドングリが一面散乱していた。思わず拾い集める(^o^)。これは反射的か?

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これなら山の動物も太るだろう……と思っていたら、森の中に一筋の路が。

私が通る路ではない。別の、細い、か細いが踏み分けたような路。

けもの路であった。イノシシ? 森には動物が集まっているようだ。

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2009/09/19

農林水産副大臣に山田正彦議員

農林水産副大臣の一人に、山田正彦議員が任命された。

先に、農水大臣に??? を付けたから、副大臣に注目していたが、今度は農政の専門家ど真ん中、という感じか。それに漁業もうるさい……いや、詳しい(^^;)。なぜなら長崎出身で、選挙区は五島列島など離島地域だからだ。そして党の農林漁業再生本部長である。

林業関係は、あまり目立たない。長崎は林業県でもないし。が、それなりに勉強しているのだろう。というのも、私は一度お会いしたことがあるのだが、それが京都府日吉町森林組合だったからだ。ここの視察団に参加していたということは、林政も知らないはずがない。

ただ、私にとって、全然別の意味で記憶に残っている。

というのは、数年前、仕事が減って非常に困窮している中、あえて自腹を切って五島列島のさらに離島・黄島にカメラマンを連れて行った。冬である。福江島から、小さな連絡船に乗る。実は20年前にも訪れていた。だが今やこの島の人口は、50人を切っていた。平均年齢は70越えているんじゃないだろうか。ここで取材したいテーマがあったのだ。しかし訪れた日は嵐が訪れていて……。

そんな思いで取材したのに、肝心の記事を載せてくれる媒体がなかった。いろいろ雑誌に声をかけても色好い返事がない。わずかにビーパルに小さく紹介された程度。これでは、旅費丸ごと赤字だ……。何より、発表舞台がないというのは精神的にきつい。

それでも、とうとう掲載してもらったのが、雑誌「島へ!」だ。ご存じだろうか、海風舎という会社が出版している島の情報誌である。
http://www.kaifusha.com/

この雑誌、島の情報誌と言っても、実は旅行雑誌ではない。たしかに旅に役立つ情報も載せているが、よく読むと、旅人向きというより、むしろ島を応援する雑誌だ。島おこし雑誌と言えるのではないか。

そこに記事は掲載されて(原稿料はしれていたけど(^^;)、私の思いは、ようやく消化できた。

で、話はもどるが、この「島へ!」を創刊したのが、山田議員なのである(^o^)。今も社主なのかな。もちろん編集長は別にいる。そう言えば、当人も小説を書くなど、執筆にも意欲的。

ともあれ、私は、このことで山田議員を評価している\(^o^)/。

彼は農政通、水産通であるというだけでなく、辺境地に関心を向けている一人だと感じている。つまり林業ではなく、地域づくりの視点から、今後を見守りたい。

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2009/09/18

“more trees” チャリティ写真展

明日の講演会ですが、事務局からプログで告知しておいてくれ、と頼まれましたので、アップしておきます(^o^)。

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パルコ40周年記念、“more trees” チャリティ 写真展
「TOUCH WOOD」にて
9月19日(土) 17:00 - 18:30
にトークショーをします。

場所は渋谷パルコパート1・6F「PARCO FACTORY  パルコファクトリー」
入場は、森づくり参加料500円(税込)をお支払いいただければ聞けますが、
入場が多数予想されますので、下記までご予約ください。
03-3477-5873(パルコファクトリー)

詳細は
http://www.touch-wood.jp/
まで、

※受付開始(電話受付可)整理番号を発行致します。
03-3477-5873(パルコファクトリー)
※トークイベント開催日はイベント準備の為、開始30分前に一時閉場、15分前開場。
※入場は整理番号順とさせて頂きます。
※混雑時には、入場を制限させていただく場合がございますので、 ご了承下さい。

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2009/09/17

鳩山内閣のサプライズ

ようやく民主党政権・鳩山内閣が始動した。

昨日の大臣任命は、ほぼ順当というか、想定どおりというか、意外感のない、これまで下馬評に上がっていた人を得意分野、専門分野に当てはめた人事と見ている。

その中で、もっともサプライズだったのが、農林水産大臣だ(^^;)。赤松広隆氏なのである。

なんで? この人が? 頭の中に???マークが渦巻く。

赤松氏は旧社会党出身で、かつてのホープだが、どこをどう見ても農政と接点が見当たらない。せいぜい社会党書記長時代に、米の関税化(ようするに輸入容認)案を出して批判されたくらいだ。ましてや林政に対する発言は、ゼロと見てよいのではないか。

マスコミは、今のところこの人事に目を向けていないが、何か意図があるのか。それとも党内バランスを考えて、何か役職を与えようとする中で、テキトーに埋め込んだのか。いやいや、表に出ないところで、赤松氏は農林政に対する意欲を示していたのか……(ないだろうなあ)。

政策的には、民主党マニフェストに沿って、たとえば農家の個別所得保障をいかに実行に移すかが課題で、自らの政見はなくてもよいのかもしれない。党内手腕があればいいと考えたか。でも、官僚を距離を置こうとすると、よほどの知識はいるはず。政策的なことは副大臣、政務官に期待するのかもしれない。

もっとも林政に関しては、私は自民党と民主党の差をほとんど感じていない。だから、目立った「政見交代!」の息吹は感じそうにないなあ。

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2009/09/08

稲穂

まだ本屋の店頭に『ゴルフ場は自然がいっぱい』はない……。

だからじゃないけど、生駒の棚田を見てきた。

実は、定点観測じゃないけど、定期的に棚田の変化を観察するようにしている。夏の間は途切れがちだったが、久しぶりに峠を越えて巡回した。

09_5                                               

暗峠から見た棚田は、稲穂に埋めつくされている。

稔り具合は悪くなさそうだ。天候不順と言われたが、意外と水稲は強い。温度はそこそこ高かったし、8月後半以降は、晴天が続いているからだろう。雨にやられるのは、野菜や果実なのだ。

09_8                                                 

なんと!! もう稲刈りをしているところもあった。

ハイカーもそこそこいて、やはり人気の山と里山景観である。

まあ、こんなところを紹介すると、理想的な里山ぽいが、残念ながら生駒山の棚田は、虫食いのように放棄地が広がっている。むしろ水田の方が虫食いに当たり、放棄地の面積の方が広いかもしれない。耕しているところも、野菜だけでなく花を咲かせているところもあって、水田耕作は減っている。

それにイノシシが荒らしたようなところも見つかる。今後この里山をどのように維持するかは、大きな課題だろう。

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2009/08/24

スクミリンゴガイ

まずは、この写真。1

                                                 

稲の茎に、赤い塊がいくつか付いているのが見えるだろうか。

では、それをアップ。

Photo                                               

このとおり。鮮やかな赤い塊は、赤い粒々であった。卵塊であることはわかるだろう。

これは、生駒の南隣り、平群町の水田で見つけたもの。

スクミリンゴガイの卵だとすぐ気がついた。
単純に言えば、カタツムリの仲間。ただし、外来種である。かなり巨大に成長する。日本名はジャンボタニシではなかったか。

日本には食用?で持ち込まれたといわれるが、もちろん食べるものはなく、あっという間に野生化して大繁殖をしている。草を食べるので、害虫である。それを目の前に確認して、やはりドッキリ。

「この田んぼは、タニシがたくさんいるなあ」と思ってみていただけに、ちょっとショックである。もちろん、私は田んぼに下りて、見つけた卵を全部つぶしてやったけどね。

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2009/08/18

選挙公約への質問

衆議院選挙が公示されたから、多少は、時事らしい話題にも触れておこう。

Googleが衆院選に向けて「未来のためのQ&A」というコーナーを設けている。候補者への質問を募集しているのだが、そのうち林業にも関わりのあるようなものを選び出してみた。http://moderator.appspot.com/#15/e=9df89&t=93f86

                                                           

「後継者不足なのに、新規参入に対する壁がものすごく厚いこれらの分野に、どのような政策を持っていますか」

「日本の食糧自給率を高め、国民の食の安全を確保し、荒廃しつつある森林や農地を適切に維持管理するために、あなたはどのような具体策を講じることができますか」

「一次産業にもっと税金を使う事で、豊かな自然を維持できるようなシステムを考えられないでしょうか?」

「輸入に多くを頼っている農林水産物に関して。中国やインドなどの急成長にともない、これらの国との獲得競争のため、これまでのように輸入が難しくなっていくと思われます。農林水産物の安定的な確保のため、どのような政策を考えていますか」

「国内の森林のほとんどは人工林であり、持続的な林業の存在がその維持には欠かせませんが、現在深刻な課題を抱えています。日本は次の100年間でどのような森林をどのような手段で実現すべきでしょうか?」

「過度な植林によって杉に代表される針葉樹で覆われてしまった日本の山々を、本来の姿である広葉樹の森に戻すためにはどのような政策が必要だとお考えですか」

                                                          

最後のは、大いに異議あり! の質問(^^;)だが、概ねいい線を突いた質問ではないか。

さて、1000人を越える候補者の各々は、これらにどんな回答をするだろうか。ま、その前に回答する候補者はどれだけいるだろうかね。林業に多少とも関心を向けているのは、何人いるだろうか。

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2009/08/08

民主党のマニフェスト

民主党のマニフェストが、なぜか届いた。

なぜか、って、まあ、多少は仕事などで民主党議員とおつきあいがあったから広報委員会の名簿に載ったかな。

で、今日は、そのマニフェストを点検して林業政策をどうこう……言おうというわけではない。もしかしたら、そのうち各党のマニフェストを比べてみるかもしれないが、まだそこまで手間が回らない。

で、土曜日の今日は、軽く……民主党の政策の根幹であるバラマキについて(笑)。

与党側の批判は、財源問題に集約されている。それを言えば自民党はすでにバラマキし続けているし、財源が赤字国債という借金なんだから話にならないが、とにかく民主党は平成25年度に16,8兆円必要となると説明している。その財源として、国の総予算207兆円を全面組み替えして捻出するという。それが不可能だ、と与党は攻撃しているわけだ。

私は、そうでもないと思っている。十分捻出できる。

考えてみよう。これが民間の会社で、4年後に売上を2倍にアップさせると経営計画を立てても、肝心の売れる商品商材がなければ不可能だ。どんなに努力しても、徹夜しても、営業かけても、広告打っても、消費者が欲しくなり、コストパフォーマンスのよい商品がなければ、売れない。熱意だけでは売上は伸びない。企画開発が重要なのだ。

ところが行政の財政再建は簡単だ。利益を上げるのではなく、支出を削るだけでよい。もともと行政は、金を生み出す場ではなく、金をばらまく(使う)機関なのだから。
大阪府は、財政再建団体に転落寸前だったが、橋下知事になってたった1年で財政を単年度黒字にしてみせた。それもそのはず、ものすごく強引なコストカットをしたからだ。それこそ、学校を中退しなくてはいけなくなる、と泣く高校生相手に「自己責任」と言い放つ度胸? 冷酷さ?   を持って、予算を切りまくった。だから、支出を減らして黒字化できた。そこに斬新な方策があったわけではない。

だから民主党案も、簡単だよ(笑)。

ただし、本気で予算を組み替えられるか? 公共事業カットに公務員の人件費カット、衆議院の議員定数も80人減らすとあるが、それを実行できるのか? おそらく非難ごうごう、猛烈な抵抗、サボタージュ、裏工作が巻き起こるだろう。自らの支持母体や連携する党派の反対も強烈に違いない。

それでもできるか? 

私は、極めて怪しいと思う。腰砕けになるんじゃないかな。その結果、政策を撤回するか先送りにするか、あるいは赤字国債に頼るか……あんまり楽しい未来は描けない。

もし本気で実行したら、その時は私も本気で民主党を支持するよ。

私のところに届いたマニフェストは、厚さ4㎝の宅配便の箱に入っていた。中身は薄いマニフェストの冊子3冊だけ。測ってみると5ミリに足りなかった。これくらいなら封筒に入れた方が安上がりではないか。
業者に一斉発送を依頼すると、部数に関わらず全部箱を使った方が簡単で、金額的にはさして変わらないのかもしれない。が、箱詰めすれば、かさばり重くなって、流通上のエネルギー消費は増えただろう。紙資源も無駄になったはず。こんなところで、民主党のコストカット意識や環境配慮への意識に緻密さがないことを感じる。

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2009/07/26

セミナーつづき。

昨日、今日とセミナーつづき。

それも昨日は里山について地元生駒市で行ったのだが、本日は森林管理セミナー。こちらは私は講師兼スタッフ?の状態で、手作りで会場設営から行った。

内容についてはまたの機会にするが、どちらも参加者はアラカンが多い印象がある。つまり還暦前後のリタイヤ組?である。

里山については、仕事から離れて森林ボランティア的なことをしたい人。
森林管理については、山林を持っている(相続など)が、どのように扱ったらいいかわからない人が、対象。

前者は自分は山林を持っていない。そこでいの一番の質問は、他人の土地である森林にとうして手をつけたらいいか、である。
後者は、自分の土地の確定に悩む人。なんだか裏表の関係だ(笑)。

実は、どちらも多いのだ。森に手を出してレジャー的保全活動? をするか、自ら森林を購入かレンタルしてもいいから遊び場にしたいと思っている人もたくさんいるし、森林を持っているけど、どうしてよいのか持て余している人も少なくない。

本当は、両者をマッチングするのが一番よい。

後者のセミナーでも質問があったが、いくら小面積の山林を売りたいと言っても買い手をどうしたら見つけたらよいのか。ここは、インターネットに両者マッチングサイトを作ると、人気を呼ぶかもしれんぞ。ネットの山林ブローカーである。

早くも、新ビジネスネタを見つけた(^○^)。

森林管理セミナーの様子。1

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2009/07/15

高校生の木材商品開発

広島県の府中東高校のインテリア科の生徒による作品展(福山市東桜町の広島県民文化センターふくやま)のニュースが流れていた。8月末まで。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200907140232.html

昨年度までの10年間に3年生が在学中に課題研究で制作した木製家具と遊具など7点を展示しているという。

たとえばステゴサウルスをイメージした骨格模型や、プロペラ機の主翼が台となる机、木琴と一体となったたんすなど。なかなか斬新な発想が満ちている。

少し調べてみると、この高校のインテリア科は、これまでも様々な家具や遊具の作品を発表しているようだ。ラブランコ?とか、ロープが付いて山登りが出来る「お山の大将」、テーブルといすを組み合わせた「ふれんどりぃ~」……。

さらに、児童施設などの備品を作り替える地域貢献授業も行っている。老朽化した家具に替わる新作を生徒が授業で手作りするのだそうだ。

これは、女子大生も負けてはいられません(笑)。向こうは自分で作れる強みはあるが、こちらもなんとか試作品まで持ち込みたいし、もっと売れる実用品を考えたいなあ。

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2009/07/07

国産材の時代、到来か?

ドツボのような不況の進行で、林業界もよいニュースがない。原木価格が2割、3割下がったなんて言われている。

が、河北新報に面白い記事が載った。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090706t72019.htm

東北の木材需給の統計が出たのだ。

製材や合板用として東北6県の加工業者が仕入れた丸太素材のうち、国産材(地場産含む)の割合が2008年は8割を超えたことが5日、農林水産省の木材統計で分かった。

なんと、製材や合板用に使われる原材料の8割が国産材になったというのだ!

ほんの数年前まで、合板はほぼ100%外材、製材も東北ならおそらく半分以上は外材だっただろう。秋田県でロシア材を輸入して製材したものを、「秋田で製材したから秋田産材」と主張して顰蹙を買っていたのを思い出す(笑)。

それが、ものすごい勢いで国産材に転換が進んだのだ。

6県の製材工場や合板工場などに入荷した08年の丸太素材は合算で約541万2000立方メートル。うち国産材は約446万6000立方メートルで82.5%を占めた。入荷総量は景気悪化による住宅需要の減少などで前年より約89万3000立方メートル(14.2%)減ったが、国産材は23万立方メートル(5.4%)増えた。

どうだろう。全体の木材需要(入荷量)は、金融危機後は格段に落ち込んだのに、逆に国産材需要は増えたのである。つまり、減産するのは外材であり、国産材は減らさないどころか増やしたことになる。

国産材の割合は青森が96.5%と最も高く、岩手86.8%、山形83.1%、秋田81.2%、福島80.3%の順。最も低い宮城でも74.1%に上った。国産材の割合は各県とも増加傾向で、04年に29.5%だった宮城は44.6ポイント増、秋田も42.1%から39.1ポイント増と急伸している。

東北に多い合板メーカーおよび、大手製材所が、不況下でも国産材への転換を進めたのである。もちろん、その理由は、国産材の価格が安くなり、しかも輸送費も少なくて済むからだとは思うので、それが林家に直接利益に跳ね返るわけではない。しかし、林業復活の目が出たと言える。
このまま各社の工場が国産材仕様になれば、景気回復後や材価のアップが始まっても、そうそう外材にはもどれないだろう。また外材の供給は、長期的に見てしぼむのは間違いないから、国産材は打って出るチャンスだ。

国産材の時代がやってくる(と思いたい)!

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2009/06/26

土地境界でもめないセミナー

今、家の前の道路拡張問題で我が家が揺れている。

道路拡張は、町内の長年の課題であり、昨年来より動きだした。

道路を4m幅にするためには、現在の道路の両側にそれぞれ70㎝程度広げねばならない。当然、その土地の持主は供出することが前提となる。多少の補償はあるが、何も喜んで出す人はいないだろう。私は、借地借家人なので一見関係ないのだが、それでも駐車場にしている部分がかなり削られる。が、それは大家さんが承諾したことであり、私も文句はない。

問題はここからだ。我が家の正面の家が、拒否したのだ。その家にとって70㎝というのは、土地を削られるというほどではなく、塀の下の石組を外す程度のものである。庭さえ削られない。が、「美観を損ねる」と拒否した。

すると市は、その分をこちら(私の住む側)を多く削ることで拡幅を確保したいと言い出した。それでは、駐車スペースが狭くなるどころか駐車自体に支障が出るうえ、これまで一角を提供していたゴミ置き場もなくなる。さらに庭にも食い込んで木も伐られる。
一方で、譲らなかった方は、そのまま道路になるべき土地を合法的に確保できる。敷地を広げられるのだ。

おいおい、それはないだろう。なんで前の家がごねた分だけこちらが被らないといけないんだ。……と大家さんと一緒に怒っているが、それで件の家に直談判しにいくと、大家さんが喧嘩腰で決裂した(*_*)。なんと、私が止め役になるなんて。

いまや泥沼の町内事情である(-_-)。実はほかにも多くの人間関係が絡んでいて、本来なら仲裁に入るべき自治会も機能していないし、事態は複雑になるばかり。そもそも、この土地の占有は違法であるとか、長年の経緯と人間関係が土地の問題にも波及している。

ま、今夕にも市と交渉を行うつもりだが、かくも土地を巡るトラブルはやっかいなのである。

                                                      

で、山林の土地なのだが(唐突か)、ご存じの人も多いが、今や危機的なのは林業とか森林生態系だけではない。土地境界線が消えかかっているのだ。記憶している人がどんどんいなくなり、かといって明確な印をつけていたり地図を作っている山林図も少ない。いまどき測量を頼むと、莫大な金がかかる。

それをなんとかしようというセミナーが企画された。誰でもGPSを使って個人で、簡単で安く境界線を確定させる技術を教えようというものだ。

とりあえず奈良森守プロジェクトと名付けた。

以前あった吉野まるごとプロジェクトより範囲を広くして、いろいろ森を守る方策を提案していこうという試みだ。今回は、その提案の第一弾。
で、リンクしているページを見ていただければわかるとおり、私が前座の講演をすることになった。本命の話の前のにぎやかし、露払いである(^o^)。

ともかく、山林境界線の問題は重大だ。仮に自分の土地が莫大な価値を生み出すことがわかっても、境界線がわからないと一文にもならない。何より人間関係を壊す。興味のある方は、どうぞ。

■主催 奈良森守プロジェクト
 後援 奈良県林業研究グループ連絡協議会・吉野町林業研究グループ連絡協議会
     奈良県木材共同組合連合会
■日時 平成21年7月26日(日) PM1:30~4:00 
■定員 30名(7月24日までにお申し込み下さい。)
■参加費 無料(但し、資料代200円)
■場所 奈良県社会福祉総合センター 5F 研修室A   周辺地図はこちら
     近鉄畝傍御陵前駅 東出口から北東へ徒歩3分 
     奈良県橿原市大久保町320番地11  TEL 0744-29-0111
■お問合せ TEL 0744-46-4233 (今西まで)
        FAX 0744-49-6670
  

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2009/06/21

世界一太い?木

日曜日は、読む人も頭を使うのもナンなので、こんな話題。

コスタリカの国立生物多様性研究所が選定する今年の「並はずれた木」に、サンホセの北方約150キロのカブラ デ コバノにある樹齢100年のイゲロンという木を選んだというニュース。高さ40メートルで、直径は21.5メートルにも及ぶとか。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2612780/4277367

「並はずれた木」という選定が何を意味するのかわからないが、ともかくこの直径の数字はとてつもない。

世界一の木とされているアメリカのセコイヤ国立公園のシャーマン将軍の木は、直径11・1メートル。高さ84メートル。これは体積が世界一ということらしい。

世界一太いとされるのは、メキシコのオアハカ州のサンタ・マリア・デル・トゥーレにあるメキシコラクウショウは、直径11・6メートル、高さは約35メートル。ちなみに周囲が36・2メートル。

21・5メートルの直径とは、それらの2倍くらいになる。

ただ写真を見ると、丸ごと幹ではなく、ガジュマルみたいに気根が癒着しているようだ。ま、新発見の木というわけではないようだが、目の保養に(^o^)。

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2009/06/20

関西の林業界

昨日は、㈱トビムシの林材関係のマーケティング・セミナーに参加した。

トビムシに関して、あるいはセミナー内容に関しては、改めて書きたいと思うが、ようするに林業-木材産業に関する勉強会である。

まあ、私はマーケティングに興味があるとともに、トビムシという会社にも興味があったのだが……もう一つの目的とは、林業界でセミナーに参加して自らの事業を見直そうという人は、どんな人かという点でも注目していた。

で、会場に着くなり、見知った顔が続々と……(笑)。

なんだ、林業界は狭い(^o^)。やる気のある人は少ないだけに、セミナーに参加意欲のある人は限られてしまうのかもしれない。しかも、山主は少なく製材関係者、自治体の林業部署の人が多い。

とはいえ、初めての人、久しぶりの人と情報交換ができた。今、林業界の動きはIT産業並に早い(ホンマか?)。オタオタしていると、すぐ情報が古くなる。

さて、今日も出かける。セミナーじゃなくて、飲み会かも(^^;)だが、こちらでも情報交換して、世の中の動きに遅れないようにするべ。

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2009/06/04

繭づくり

今日は終日、福知山。

そこで眺めてきたのは、カイコの繭作りである。

ああ、疲れた……。

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2009/05/29

クローズアップ現代「木くずで発電」

28日の「クローズアップ現代」で、木くずで発電することによって、CO2削減をめざす動きを紹介していた。カーボン・ニュートラルの理論を紹介して、建設廃材による木くずを発電に利用するものだ。

ところが、木くずが足りなくなったので、林地残材に目を向けた。横行する伐り捨て間伐によって無駄にしている木材が2000万トンもあることを指摘しつつ、この未利用材を燃料にしようというわけだ。もっとも伐出コストがかかるため、おいそれと実施できない。

そこで解決策として登場したのが、カーボン・オフセットの考え方だ。

……ここまで紹介して、気がつくのは、このブログで論じてきた「伐り捨て間伐」問題と、「カーボン・オフセット」が見事に登場していること。

なんというタイミングの良さ(笑)。まるでディレクターが、このブログを読んで番組を作ったみたいだ。
え? 私が、NHKの動きを知って先に書いたんじゃないかって? そ、そんな、そんなことないよ。ないない。絶対ない(笑)。

ま、細かな点をつけば問題点もあるのだが、わりとうまく全体の考え方や各所の動きを整理して紹介していたという印象を持った。

さらに発展させて、私がバラ農家で見たカーボンオフセットの考え方を、山村のような小さな自治体が行うことで苦しい自治体の財源にできる可能性も出てくるのではないかと思った。村上げて、木材などバイオマスのコジェネレーションを実行するなどしてCO2の排出を削減し、その量を売るのである。
以前、「森のゼロエミッション構想」(自治体内のエネルギー消費量と、自然エネルギー生産量を均衡させる)という夢物語があったが、金につなげれば実現性が具体化して見えてくる。

でも、CO2削減量を買い取れる企業って、そんなに多くない。買い取る量も限られている。結局、早い者勝ちかな。

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2009/05/25

NHKからの根源的質問

先日、NHKの某地方局のディレクターから、電話取材を受けた。声からすると、まだ若手のような女性である。

それによると、森林関係の番組づくりを始めているが、「荒れた森林」とか「森林整備」という言葉が当たり前のように出てくるが、これはどんな状態をいうのか、という質問が出た。

これは林業、あるいは森林問題の根源的質問である(笑)。

たしかに、何をもって「森が荒れた」というのか。

また「森林整備」と言えば、間伐と相場が決まっているが、なぜそれが整備になるのか。

本当に間伐は必要なのか。よい間伐とは何か。

森林が荒れた場合の問題は、土壌流出や土砂崩れなど砂防的な面だけなのか。

そして「よい山」とは何か。

……いずれも、簡単に答えられそうで、結構奥の深い命題である。

私も、こうした根本をつくような問いを投げかけられると、ちょっと焦る((^^;)。かなり慎重に答を考えた。それなりに答えたが、はたして……?

それにしても、こうした点から悩みだすと、番組づくりも難行しそうな気がするなあ。
単に、森が荒れているから大変だ、なんとかするため間伐推進! と煽る番組では、国の思うつぼだ。なんとか乗り越えて、視聴者が、なぜ日本の森は問題を抱えているのか、自ら考えるような番組を作ってほしい。

ところで私の回答はともかく、森林に関心の深い皆さんも、ぜひ回答を考えていただきたい。

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2009/05/18

「日本の森を守る地方銀行有志の会

あんまり知られていない……というより、ほとんど知られていない(^^;)のだが、この4月から「日本の森を守る地方銀行有志の会」が活動を開始した。

文字通り、地方銀行の有志が、日本の森を守るために立ち上がった、らしい。

発足は、昨年7月。8つの地方銀行が行っている森づくり活動の情報をネットワークすることによって、日本の森を守る活動を支援していくのだそうだ。現時点では、地方銀行64行中56行まで参加銀行は増加している。

せっかくだから、名前を羅列しよう。50音順である。
青森、秋田、足利、阿波、伊予、岩手、大分、大垣共立、沖縄、鹿児島、関東つくば、紀陽、
京都、近畿大阪、群馬、佐賀、山陰合同四国、七十七、清水、十八、十六、荘内、常陽、
親和、泉州、但馬、第四、千葉、千葉興業、中国、東京都民、東邦、東北、南都、西日本シティ、八十二、肥後百五、百十四、広島、福井、福岡、北越、北都、北陸、北海道、三重、みちのく、宮崎、武蔵野、山形、山口、山梨中央、横浜、琉球(太字が、創設行)

肝心の具体的な活動なんだが、それがよくわからない。ようするに、一般企業のCSR、つまり企業の森とか、森林ボランティアとか、まー、よくある活動に関して情報交換や事例発表を中心に行うらしい。先駆的な銀行が、後から参加した銀行に活動を指導したりすることもあるようだが、よくわからない(^^;)。

ただ、最後に申し訳程度に、「環境金融商品・環境金融ビジネスの研究」が入っている。

私に言わせれば、銀行が森づくりに関与したければ、これしかないだろう、と思う。銀行員が山に入って下刈りをしたり植林したりせんでよい。そんなの無駄、足手まとい……とまでは言わんが、まあ自己満足だろう。
一方で林業と森林所有事情を考えるに、現在の金融はかなり乖離している。それを埋める仕組みづくりを研究するのが、一番の貢献ではないか。

もともと林業には、先物的要素や、証券化の要素がいっぱい詰まっている。また森林所有者の悩みには相続税対策が、かなり大きい。林業自体も現在機械化や後継者問題がクローズアップされている。森林金融ビジネスの出番ではないか。

地方銀行有志の会じゃなく、融資の会にしてほしい(^o^)。そして、バンカーの雄姿を見せてほしい(^o^)(^o^)。

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2009/05/16

続・中国資本が山林買収?

さて、今回の「中国資本が……」の報道を読むとわかるのは、報道側も、登場するバイヤー、つまり中国資本の意を受けて買収できる山林を探している人々も、基本的に山林や林業について素人っぽいことだ。

林業の現状については勉強した後が伺えるものもあるが、どうも山林土地を平地の通常の不動産と同じように考えている様子がある。

だが、現実の山林土地事情を俯瞰すると、買収しようにも境界線の確定さえできていないところが多いし、所有者の名義も100年前に亡くなった爺さんのまま、しかも小規模多人数の所有者が入り組んでいて、さらに地元の権利関係もややこしくて……と、まったくうんざりするような手続きが後に控えている。

そして売買価格を算定しようにも、立木の価値を読むのは、かなり難しい。森林を伐採するにも、誰が手がけるのか、搬出はどうしてするのか、コストを考えると頭が痛くなる。
もし水資源を狙うなら、どれほどの埋蔵量? があるのか、水質はどうか……というのはその筋のプロでないと無理だろう。

そして林業にしろ、水掘削にしろ、資源量や輸送法などを検討すると、とてもコストが引き合わないことはすぐわかる。

中国資本の正体も、不明だ。中国政府の息のかかった団体なのか、純然たる民営企業(そんなのが共産・中国にあるのか?)なのか。

中国人のビジネスでよく指摘されるのは、彼らは短期的な利潤を追求することだ。何年か先に利益を生み出すまで育てようとせず、今が大事。すぐ転売して儲けるとか、今ある資産をすぐに金に替えることを狙う。

その点からすると、日本の育成林業も、水ビジネスも、あまり中国人に向いていないだろう。

もしかして、中国資本は日本のバイヤーに騙されているんじゃないの? と思わないでもない。

これまで日本の様々な企業やビジネスマンが中国に騙されて痛い目にあってきたが、今回は意趣返しを企て、彼らに「日本の山林は美味しいよ」という餌をまいて、一杯食わせようとしている……いう仮説を立ててみた。

たしかに中国は木材や水を欲しがっている。しかも、金融危機の前までは泡銭や持っていた。そこに「木材も水もたっぷり眠っている日本の森林は底値で買い時」という話をちらつかせて、だまし取ろうとしているのではないか?

そこまで壮大な国際的陰謀(^^;)を築けるバイヤーが日本にいるかどうか……これこそ妄想だろうか。

そこまで行かずとも、「日本の山林を買って大儲け」を思い付いた中国資本の手先となって、自分もまったく山林事情を知らない業者が、手当たり次第に山間部に出かけて声をかけている可能性はあるのではないか。

もしかしたら、幾重にもバイヤーが間に入っていて、首尾よく山林の売り手を見つけて、中国資本の手に渡した業者もいるかもしれない。たとえば競売にかかった土地などは、わりと簡単に手に入る。

が、結局は持て余して、何ら利潤をあげることもできず、転売も難しく、中国人の不在地主が多数大面積生れるかもしれない。これこそ、最大の危機である。

もし林野庁なり国土交通省なりが、今回の事象を問題とするなら、中国資本のどうのと小さいこといわず、山林の不在地主対策に取り組むべきだろう。国内でも、まったく森林整備や経営に興味を見せず、土地を眠らせている所有者は多い。彼らこそ、日本の山を荒らす大きな要因だ。

中国資本だからと沸き立つのではなく、広く森林所有の権利と義務を問い直すような構想はできないか。
たとえば、ちゃんと経営したり保全に務める所有者には助成金をたっぷり渡して利得を保証する。逆に荒れたまま放置しているような所有者には、環境破壊者の烙印を押して森林保有税をかける。イヤなら売却するか公的機関に委託させることで、森林の集約化を押し進める。

中国資本の山林買収を逆手にとって、そんな国際的陰謀を仕掛けられないだろうか。

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2009/05/15

中国資本の山林買収?

近頃、新聞や雑誌によく持ち出されるのが、「中国資本が日本の山林を狙っている!」という話題だ。とうとう林野庁も調査に乗り出したそうだ。

私は、3年前からこの事象について耳にしていた。ターゲットになった大台町では、この動きを警戒して何やら右翼やら政界、官界、財界を巻き込んだ動きもあった。だから、今頃になって記事にするなよ、林野庁も動くの遅すぎ! と思ってしまう。

実は、私のところにも意見を求める打診が来ている。
これまで山林の所有などに全然興味を示さなかった人たちも、今回は色めき立っているというのが印象だ。やはり中国が、日本国土を所有することが驚きを持って感じられたらしい。

中国筋の意向で、山林を探すバイヤーが各地を物色しているのは事実らしい。

実は春先に、東京財団がこの問題を調査して報告書を発表している。日本の林業の動を分析して、森が荒れていることも、山林価格が暴落していることも指摘していた。そして、中国資本が日本の山を買収しようとする理由は、木材ではわりに合わぬ、きっと水資源を狙っているのだ、と推測を立てている。

なるほど、話はかみ合う。
世界的には水不足が激しくなり、各地で水源の確保が問題になっている。各国の大手資本が水源地の買い占めに動いたという事実もある。中国も、黄河は枯れ、長江も汚染が進み、飲み水が逼迫してきた。一方で、降雨量が多く、水不足は局地的にはともかく、国民のほとんどが気にかけない日本。しかも林業は落ち目で山林価格も底のまま。買収するにはもってこいの状況だ。日本人が潜在的な山林の価値に気づかないうちに買い占めるべく、赤い資本主義国家が手を延ばし出した……というわけだ。

とくに最初に狙われた三重県大台町は、日本有数の多雨地帯で水に溢れているから真実味も増すというものだ。

なかなか、よくできた話だ。

が、少し冷静になって考えると、どうもおかしい。東京財団の報告書も読んだが、最初の部分は、よく林業を勉強したなあ、と思わせたものの、後半の水資源の話になると、飛躍が目立ち、しかも推測に推測を重ねたもの。とても議論に耐えられない。

だいたい、本気で水資源を狙うのなら、最初に地下水脈を調べないで、いきなり山林買収とは無理がありすぎる。しかもいきなり掴み金渡すように山林を買収するなんて目茶苦茶だ。

何より、安いといっても日本の物価は、世界有数。あえて水源地を買収しなくても、水そのものを買い取る手段はいくらでもある。木材についても同様だ。

加えて、いきなりマスコミに色めき立つのも深慮がない。その下にナショナリズムの香りとともに、反中意識や警戒感が透けて見える。

この論考、続く。

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2009/05/13

温室効果ガス排出量は増加!

環境省が、平成19年度の温室効果ガス排出量を算定した結果を発表している。

それによると、総排出量は二酸化炭素換算で約13億7,400万トン。これは、平成18年度よりも約3200万トン多い。率にして約2,4%の増加だという。

京都議定書の規定による基準年(主にCO2で1990年)の総排出量(約12億6100万トン)を約9,0%上回る。基準年より6%削減をめざしているのに、逆に増えているのだから大変だ。大雑把にいって15%削減しなければならない計算になる。ほとんど不可能だろう。

ここ何年も、二酸化炭素削減を叫び続けて、何かと手を尽くした結果がこの有り様だ。おそらく景気対策の名の元にばらまいた政策は、いっそう二酸化炭素の排出を増やすだろう。高速道路料金の土日1000円などは典型だ。

ちなみに19年度に森林や緑化地帯が吸収した二酸化炭素は、約4070万トンに当たるそうだ。これは基準年総排出量の約3,2%に相当する。こちらは頑張り次第で3,8%に届きそうな錯覚に陥る(笑)。
いずれにしても、今後また森林吸収量の確保のため、間伐促進が叫ばれるだろうな。

しかし、森林が二酸化炭素を吸収してくれる、それも間伐を施した「管理された森林」だけがカウントできる、という欺瞞を打ち破る時期が来たのではないか。森林に、そんな過大な期待を持つことは、結果的に何も生み出さない。森林をどんなに整備しても、炭素固定にはならない。木が育っても、一方で木は枯れ、腐り、燃やされているのだから。

…もう諦めたらどうだ、と思う。二酸化炭素削減は、不可能なのだ。仮に京都議定書の数値を世界中が達成しても、何も変わらないだろう。 

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2009/05/05

ラジオ関西出演

連休中は、なぜか朝早く出かけることが続いているが、明日はもっとも早い。
午前5時半には家を出なければならぬ。

というのは、7時半にはラジオ関西(558ヘルツ)のスタジオ入りする予定だからである。番組「三上公也の情報アサイチ」に生出演となる。ようするにゲストとして呼ばれたのだ。

ここでの私の使命は、『森を歩く 森林セラピーへのいざない』について語ること。つまり拙著の宣伝になればという下心(^^ゞである。

とくに事前に打ち合わせることもなく、多少の質問項目を聞いただけで、あとはぶっつけ本番である。私の出演する時間は、だいたい8時10分くらいから……と聞いているが、これだけは生だからわからない。とりあえず7時45分までに来てくださいと言われた。ギリギリなら8時でもいいという。おいおい出演10分前でいいのか(@_@)。

まあ、私もなるようになる、その場の成り行きで話すつもりだ。

ラジオ関西の放送エリアは兵庫県下だから、聞ける人は少ないだろうが、もし機会があったら聞いてくれ。『森を歩く』を購入して読んだ人は必要ない(⌒ー⌒)。

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2009/04/29

タケノコとイノシシ

今年もタケノコ堀りに出かけた。

私のフィールドである生駒山は、 ゴールデンウィーク前後にもっともよくモウソウチクのタケノコが出る。

今年は暖冬で、とくに3月下旬から4月上旬が異常に温かくなったから、早めに出るのではないかと見回りをしていたが、4月中旬時では、まだほとんど出ていなかった(1本だけ)。

そこで、例年通りと見込んで満を持して出かけたのだが……あまり見つからない。ただ1メートル以上伸びて食べられないタケノコ?を5、6本見つけて退治する(へし折る)。昨日までの雨で「雨後の筍」状態かと思っていたのだが。

もしかしたら、ここ数日の異常低温(3月下旬並)のために伸び損ねたのか?

が、よく林地を見ていると、林床がかき回された跡がある。どうやらイノシシだ。掘り返して、タケノコの残骸が残っている。イノシシはタケノコが好物だから、食べてしまったらしい。
もしかしたら、人が取ったものもあったかもしれないが、ほどよいタケノコは先に取られ、伸びすぎだけが残されているのである。

例年、1日で20~30本は掘るのに……今年は、ようやく7本。

同行した父親と山分け。持ち帰った4本をとりあえず茹でる。食べるのは明日になりそうだ。

1週間ほどしたら、もう一度チャレンジする予定だ。今度は、イノシシに取られないよう競争である。これ以上、イノシシが闊歩されては困る。

もともと雑木林を竹林にしないための「タケノコ退治」が目的だったのだから、人間の代わりにイノシシがタケノコを退治してくれると思えばよいのだが、いざとなると、やはり悔しい(^^;)。

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2009/04/23

田中淳夫違い

近頃、2冊も本を出されたんですね、と言われることが幾度か続いた。

私の出したのは森林療法の本だけですが……。

ミツバチの本も出版していませんでしたか?

それは、人違いです!

というようなことが続いたので、改めて記しておこう。ちなみにAmazonで私の名を検索すると、「銀座ミツバチ物語―美味しい景観づくりのススメ 」という本がヒットする。文字通り、銀座で養蜂をしている人の記録だ。テレビなどにもよく紹介されていたから、知っている人も少なくないだろう。

その著者は、まぎれもなく「田中淳夫」なのだが、その略歴を見ると、

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中 淳夫
(株)紙パルプ会館常務取締役。特定非営利活動法人銀座ミツバチプロジェクト副理事長。1957年東京生まれ。1979年(株)紙パルプ会館に入社。総務部長、取締役を経て、現在関係会社(株)フェニックスプラザ代表取締役兼(株)紙パルプ会館常務取締役。2006年3月、「銀座ミツバチプロジェクト」を高安和夫氏と共同で立ち上げ、2007年、特定非営利活動法人の認証を受け、NPO法人銀座ミツバチプロジェクト副理事長に就任。松屋通親交会理事、京橋消防署防火管理研究会監事、東京消防庁災害時支援ボランティア・京橋消防署コーディネーター、銀座の街研究会代表世話人、銀座食学塾世話人……

とある。別人です(笑)。私は、こんなに華麗な経歴と肩書を持っていません。

まあ、私もミツバチの本を書こうと動いたこともあったし、拙著の中で触れたことも幾度かあった。テーマ的には私の扱う内容に近いので、違和感なく私の本と思ってしまう人もいるのだろう。

一度会ってみたいものである。同姓同名の人に。この人を、私がインタビューして執筆したら、面白い本が書けそうだ(^o^)。三人称が、いつの間にやら一人称になったりして。

ちなみに、田中淳夫名の本は、ほかにも
「鋼構造の接合―ワンポイント=建築技術」とか「送電線路の碍子耐塩塵害設計と保守」という本を書いた人もいる(^^;)。

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2009/04/13

植林マルチ商法?

スタイレックエンタープライズという会社が、マルチ商法を行っていると経産省が、3カ月間の業務停止命令を出した。

ついに、植林でマルチ商法が行われるようになったか! と妙に感慨深い(^^;)。

この商法、スーパーポローニアと呼ぶ品種改良された桐を植林するからと出資を募るものだ。この桐は、4、5年で成木となり木材として売れるのだという。出資額は、25万円程度だが、すでに3万人の会員(グリーンシップサポーター)を集めたという。その会員募集の際には、会員を勧誘すると換金するシステムだと説明したとかでマルチになるのだが、その問題は一般マスコミに任せておこう。

会員募集のもう一つの売り文句は、地球環境への寄与だ。生長が早く二酸化炭素を通常の木の4、5倍も吸収するとか、緑化に役立つとか、植林のよいイメージを最大限に使おうとしているのである。
ちなみに植林地は、アメリカとオーストラリア。朝日新聞には、「ほとんど植林していない」と書かれて、「14万本植えている!」と抗議したそうだ。

そんなことよりも笑うのは、根本的に桐材が高く売れるとしていることだ。

売れんでしょう。日本では桐というと、桐タンスを思い浮かべて高級材かも、と思いがちだが、現実の桐材は軽さは喜ばれるものの、材としてはあまり強度もないし、傷つきやすいし、使い道は限定される。チップにはなるだろうが、高く大量に売れる木材ではない。

この木をいくら植林しても、売れず、売れても馬鹿安値で、とても配当できないだろう。

この会社のホームページを見たら、真面目に作っている印象を与えていたが、よくよく読めば突っ込み処満載(^o^)。桐の説明や美しいイメージばかりで、肝心のビジネスが記されていない。だいたい会社そのものが4年前に設立されたばかりで、スーパーポローニアの販売に関わった形跡も見られない。(そもそもスーパーポローニアという名自体、この会社が勝手に命名したようで、別に新品種ではない。)

一方で林業不況が嘆かれているのに、木を植えたら儲かる! と訴えているところは、暗い顔した林業関係者への景気づけにはよいかもしれない。

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2009/04/10

落枝裁判

尾瀬国立公園の木道で、折れたブナの枝の直撃を受け死亡したの遺族が、県と国を訴えた裁判の判決がでた。福島地裁会津若松支部は、「主因は強風であり、行政の管理が不十分だったとはいえない」などとして、請求棄却である。

この裁判で思い出すのは、十和田湖国立公園……だったかな。遊歩道を歩いていて、同じ落枝で半身不随になった女性の裁判。こちらは請求を認めた。よく似た条件で、まったく正反対の判決がでたわけだ。

その際にブログに書いたのだが、私の立場は、なぜ自然物の管理責任があるのだろうか、という点だ。両事件の細かな条件は当然違うだろうが、国立公園は管理する公園なのか。

法律論議はさておき、管理を求める市民が増え裁判が頻発すれば、おそらく役所はどんどん厳しくなり、自然との触れ合いも消えるだろう。

市民の多くは、公園という名に騙されているのではないか。都市公園、児童遊園ではなく、国立公園は自然の保護区域を示す用語だ。

いっそ国立公園、国定公園、さらに森林公園なんて言葉も使わない方がいいのかもしれない。そして自然と触れ合うには、リスクを負うことを伝えるべきではないか。

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2009/04/07

東京-山梨行

昨日から、東京と山梨を回っていた。ちょっと疲れモード。

東京は桜が満開。山梨の山も、新緑に覆われていた。奈良より早いかも。

東京では、次の出版の打ち合わせ。どうやら7月に出そうだ。ちょっと急がなくてはならない。第一稿は4月1日に上げたのだが、まだこれからだ。

『森を歩く』も、もう一踏ん張り。
かなりいい線まで行っているようだ。
花姥さんの活躍は、しっかり伝えました(^o^)。
いまや営業を出版社側にだけ任しておけない……とは、編集者との話。

本の内容は、これから、むしろ新緑の5月に売れるべきものだし、書評などが出てくるのもこれからだ。すでにインタビューを受けた新聞もある。今度はラジオ出演の話も来ている。それまでに店頭から消えてはチャンスロスしてしまう。頑張らねば。

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2009/04/06

中国発・木製自転車

自転車大国の中国で、完全木製自転車が登場した。

http://www.gizmodo.jp/2009/04/100_4.html

090401woodenbike_shandong.jpg

ハンドルやシャーシーはもちろん、タイヤも木製。チェーンは、木製クランクシャフト式にしている。お見事! という出来だ。

作ったのは、中国山東省の大工Peijia Wuさん。55歳のこのおじさんは、製作に3ヶ月かけたそうだ。

乗り心地や売り物としてはともかく、木製にこだわるんなら、ここまで行くと楽しい(^o^)。

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2009/03/19

テンプレート変更(^o^)

見てのとおり、テンプレートを変更しました。

たまたま、このテンプレートを見つけて、なんじゃあ、こりゃ、と思ったら手が勝手にクリックしてしまった(笑)。

ま、春ですから。衣替えもよいでょしう。

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2009/02/26

朝日新聞・森のCO2記事

関西地方では、昨日の朝日新聞夕刊・環境面に、「森のCO2吸収量を資金に」という記事が、わりと大きく載っていた。

カーボンオフセットのための吸収体として森林を捉える考え方を紹介しているのだが、その舞台が、北海道の下川町。ここは、国の環境モデル都市に選ばれ、木質バイオマスボイラーの導入も決まっている。

Img015                                                      

                                                 

……実は、この話を、先週の北海道で聞いていた。そして裏話も(^^;)。う~ん、ここに書かれているほどきれいな展開ではないなあ。なんだか上からの発想で、導入した施設の維持管理が大変そうだ。地元でも不安視する声があった。

ただ、記事に添えられている写真と同じ光景を私も見てきた。

6                                               

こちらが私の撮った写真。                          

                                               

記事には、先にブログに掲載したフォレストック認証制度のことらしい制度にも触れている。また国(環境省)の始めた制度も紹介する。こちらも、そんなにきれいごとではないなあ。

私自身は、カーボンオフセットの考え方自体を胡散臭く感じてしまう。だいたいバイオマスと言ったって、それを木材として使うから意味があるので、いきなり燃料にしたり、間伐すればカウントするというのは乱暴だ。オマケに、森林のCO2吸収量は、今後減る可能性が高い。この点は、そのうちちゃんと考えようと思っている。

しかし、始まってしまったのだから仕方がない。今後の進展を見守ろう。

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2009/02/12

世界最古の木

世知辛い話題ばかりではイヤになるから、たまたま見つけたこんなネタ。

世界最古の生きた樹木が、なんとスウェーデンで発見されたらしい。ドイツトウヒらしいのだが、なんと樹齢9550年だというのだ。

これまで世界最古、もっとも長寿齢の木と言えば、アメリカカリフォルニア州ホワイトマウンテンのブリスルコーン・パインだとされてきた。その樹齢は、約5100年。ただし、この木は枯れている。生きた樹木としては、この木の近くにあるメスーゼラと名付けられたブリストルコーンである。こちらで4600年くらいとされている。これらは年輪を計測して確認されている。

ところが、今回発見されたのは、ダラルナ州の標高910メートルの当たり。面白いのは、高さ4メートルの樹木のうち、地上部分は古くはなく、幹の部分の寿命は約600年だということだ。ところが根系は、9550年間にわたって成長してきたというのだ。これは根に対し、放射性炭素年代測定法で測定した結果わかったもの。

ようするに、幹の部分が枯れても、根から次の芽が出てまた成長したということ。これを一つの木の寿命と見るべきなのか疑問もある。そもそも研究チームは、スウェーデン国内のほかの古いトウヒも調べたところ、のきなみ樹齢は5000~6000年あったらしい。つまり、樹木の寿命が根本的に見直さねばならないわけだ。

だったら、日本の巨木も計測し直すと面白いかも。縄文杉の寿命も延びるかもしれない。あるいは北山杉のように台杉、つまり切り口から枝が出て生長する木も延びる可能性がある。

ともあれ、1万年に近い寿命を持つ生命体が存在したことはたしかのようだ。

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2009/02/01

農林業系雑誌の廃刊

某農林系の媒体が3月一杯で廃刊するという案内が届いた。

これは大ショックである。

私が関わって廃刊・休刊になった雑誌などは数多くあり、私が書くと廃刊になるのか、とさえ思うほどだ(x_x)。だから、それ自体には驚かない。

が、今度はちょっと意味合いが違う。なぜなら、農林水産業の専門誌であり、とくに私には林業について専門的な記事を書かせてくれるほとんど唯一のメディアだったからだ。

たまに林業関連記事の依頼がある雑誌はあるが、どうしても万人向きにかみ砕いたり、また単発ゆえに微に入り細に入り書けない。その意味でも、この雑誌は貴重だったのだ。

たとえば、新生産システムのナンタラとか、製材のウンチクなんて、マニアックな分野でも、書かせてくれた。かといって業界誌ではないし、また論文誌でもない。長さも比較的自由だ。こんな媒体、ほかにない。これがなくなるということは、今後、私が林業の記事を発表するところがなくなるということだ。

これまで、どんな専門的、マニアックな林業関係の記事でも、最後はそこに書けるからと、取材することも多かったのに、今後はいくら取材しても発表舞台の心当たりがなくなると、取材自体がしにくくなるだろう。私も林業の最新情報から離れることになりかねない。

これも不況の煽りだろうか。世間は農林業に目が向いていると言っても、実態はこのとおりなのだよ。今後、どんどん世間は締めつけられていくだろうな。

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2009/01/25

謎の? 光

徳島の某漁村から帰って来た。

昨夜は、久しぶりに読書に耽溺したなあ。

で、朝の散歩で港近くにある神社に登り、何気なく振り向いて山を見ると、怪しげな光が。

Photo                                                      わかる? 山の中腹に輝いている点があるだろう。

なんだ、何か反射しているか。それとも光る物体があるのか。もしかしたら狐火か(笑)。

と、思わず想像力をたくましくしてみたのだが、なんのことはない、朝日が透けて見えているのであった。山の稜線よりかなり下の部分だが、実はそこは森だった。地山はもっと低いところにあり、その上にかなり高木が育っていたらしい。私がたまたま立った位置から、森の木立の間を縫うように、朝の太陽光が射し込んだようだ。なかなかの偶然かも。

しかし、稜線だと思っていたところは林冠であったことに、ちょっと驚き。数十年前は、これらの森の木は小さかっただろうから、山も小さく見えたのだろう。今見ている山の景色は、昔とは違っているんだろうな。

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2008/12/22

ブログ紹介

世間では、年の瀬の休暇の谷間。

まあ、私には関係ないんだけどねえ。

そこで、ちょっと林業関係のブログを紹介。

森田稲子のブログ

会員制寄稿誌「日本の森林を考える」編集長のブログである。

長く林業と向き合ってきた人だから、結構林業界の裏話が出る。ン十年前の林業界の意識はこうだったんだ、という点でも勉強になる。もちろん、現在進行形の話もある。

ちなみに「日本の森林を考える」は、年間4冊発行。会費は1万5000円。高い? 私も先日、泣きを入れながら払いました(^^;)。会員にならないと読めないのはもちろんだが、執筆も会員にならないとできない。私にとっては、お金を払って原稿書いてる媒体になる。

でも、かなりディープな情報や論戦が載っている。日吉町森林組合がメジャーになるきっかけだって、この誌に寄稿があったからじゃないかな。読者(会員)は、森林組合や研究者、官公庁の人が多いような気がする。
その発行者兼編集長のブログである。

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2008/10/26

木造住宅裁判

面白い判決を見つけた。

木造住宅で、木材が割れるのを欠陥だとして出たクレームに対して、住宅建設会社が木材業者を訴えた裁判の判決が、東京高裁で出たのだ。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20081017/527180/

結果は、極めてまっとうに、木造で構造材(柱や梁)が、乾燥によって割れるのは欠陥ではない、というもの。そもそも未乾燥材を使ったことの認識が住宅会社側になかった(グリーン材という言葉も知らなかった)というのだから、当たり前と言えば当たり前。

一部を引用すると、
●住宅会社の主張
・総額3500万円の木造住宅を個人の建て主に引き渡した後、建て主から「木材の割れる音が絶えず、不安を感じる」、「建物が緩やかに揺れ続けている」というクレームを受けた。このクレーム対策として1600万円の補修工事を実施した。
・割れるような木材を注文した覚えはない。この補修工事の原因はグリン材が割れたことにある。

●木材業者の主張
・見積書には「米松GRN材」などと記している。
・グリン材が乾燥で割れるのは当然。多少割れても強度的な問題はない。取り替え工事は住宅会社側の過剰な対応だ。

●裁判所の判断
・請求を棄却する。訴訟費用は原告(住宅会社)の負担とする
・住宅会社は、もともと『グリン材』という言葉は知らず、木材業者から構造材にふさわしくない材を納入されたと主張しているが、それは、住宅会社関係者が建材に対する知識や配慮を欠いていたことを示しているだけに過ぎない。
・グリン材が『安価だが十分乾燥していない含水率が高い木材』であることは建築業界の一般常識。
・一般的に、木材には乾燥収縮による干割れなどが生じる。グリン材ではより起こりやすいのは確かだが 貫通割れがなければ強度上の問題はない。

木造住宅のなんたるかを知らない建設会社も怖いが、本当にクレームを付けて1600万円の改修をさせた施主も怖い。これでは、住宅メーカーが未乾燥材の多い国産材住宅を建てたくなくなる気持ちもわからないではない。本来は、施主へ説明能力のないことが問題なのだが、それを面倒と感じるのだろうか。

ここではっきり判例を作って、世間に流布する努力も必要だろうな。でも、それをやると、木造住宅からの忌避が強まったりして……。

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2008/09/19

1年未満で交代……

また1年未満で交代……というと、誰もが総理大臣を思い浮かべるだろうが、実はそれだけではない。大臣もだ。内閣改造が頻繁にあるから、平均在任期間は1年前後だろう。とくに農水大臣は、ここ数年頻繁に代わる。さらに事務次官も交代する。今回は、事故米騒動で太田誠一農相とともに引きずり下ろされた。
が、ここで指摘するのは大臣・事務次官だけではなく、林野庁長官もそうであることだ。今回は農林水産省の白須敏朗事務次官が退任し、その後がまに井出道雄林野庁長官が納まったからから空席になった。この井出氏は、その前の林野庁長官が緑資源機構問題の責任をとって辞任した際に着任した。それが今年1月。つまり在任8ヶ月か。前職の辻氏も在任1年足らずだった。その前の川村長官も、1年未満で宮崎知事選に出るために任期半ばで退職している。

井出氏は林野畑出身ではないが、積極的に全国の現場を回っていたという。着任してからせっせと林業を学んでいたのだろう。その点は買っていた。が、結局は税金使って勉強して、そこで身につけたものを活かす間もなく去っていくわけだ。今回は天下りというよりは天上がりだけど。
ちなみに後任長官は、内藤邦男氏。この人も事務官だし、林野畑出身ではない。

大臣も事務次官も長官も1年ごとに交代するのでは、たいした政策出ないよなあ。だいたい官僚自体が2~3年ごとに配置換えする。なぜか不思議だ。専門性を身につけない方がいいという判断でもあるのか。
が、もっと不思議でもっと感動的なのは、彼らはそれでも与えられた仕事をしっかりこなすことだ。

以前、奈良の観光に関するシンポジウムが開かれたのだが、そこで講演した国土交通省の女性部長?は、シンポの1週間前に着任したばかりだった。それ以前は、観光産業部署ではなかった。いや関西にさえいなかったようだ。そしてまったく奈良のことを知らないまま、講演をした。それがまた統計データを駆使した見事なものだった(笑)。うわべを繕うのは天才的だ。

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2008/07/27

日本林業再生の道シンポⅣ

京都のキャンパスプラザに出かけた。

着いてみると、なんだか森林関係の会合がいっぱい。
まず「NPO森林再生センター」の総会があって、次に
シンポジウム「かしこい植樹・かしこい市民」というのも開かれている。

だが、私の目的は、毎年恒例?のシンポジウム「日本林業再生の道Part IV」に参加するためである。かなり専門的な、中身の濃いシンポなのだが、なんだか会場は見たことある顔ばかり(^o^)。4回目ともなると、参加者も常連と化すのか。

今年のテーマは、「人材育成と社会システムの構築-」で、ドイツからフォレスター(森林官)である元ショップハイム営林署長   Gerhard Rieger 氏を招いての話とパネリングだ。
   パネラー  ・Gerhard Rieger 氏( 同 上 )
                     ・池田 憲昭 氏 (ドイツ在住ジャーナリスト)               
          ・長谷川 尚史 氏(京都大学フィールド研)
          ・佐古田 睦美 氏(近畿中国森林管理局)
          ・小林 耕二郎 氏(日吉町森林組合)                
コーディネーター:相川 高信 氏 (三菱UFJR&C)

Photo                                                

                                               

                                                   

話を聞いていると(もちろん通訳あり)、ドイツの林業の仕組みが見えてくるのだが、その中で印象に残ったのは、休憩時間に日吉町森林組合の湯浅参事と話したときのこと。

「昨日はリーガー氏を日吉町の現場に案内したんだけど、そこにあった重機類(ハーベスタやグラップルなどか?)を見て、『これと同じ機械は、20年前に林業の遅れているイタリアで、古いものを見たことがある』というんだ。20年前に古くてボロボロだったというから、30年40年前の機械ということか」

日吉町森林組合は、日本では機械化が進んでいるところとして知られている。Jフォレスターの養成も行っている。それがヨーロッパの30年以上前の状態とは……。

08                                                      

                                                

写真は、日吉町森林組合の重機                                             

でも池田氏の最後の言葉、「ドイツの森林は1000万ヘクタール。日本の人工林と同じ面積で、林業関連業界でGDPの5%を稼ぎだしている。そして雇用者数は自動車産業よりも多い。もし日本が同じことをすれば、地方を再生することができるだろう」に共感。

終了後、その場に居合わせたメンバーで反・新生産システムのための謀議。

 

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2008/07/13

モリコロパーク

海上の森から帰った。

なかなか面白い経験や人にも会ったのだが、その話は改めてするとして、海上の森が舞台になった「愛・地球博」は、実際には隣接する長久手の公園を会場とした。そこが、現在パビリオンなどを撤去して整備中である。

そして、その名前が「モリコロパーク」。

記憶にある人もいるだろうが、実はこのブログの前身(現在は裏ブログ)は、『だれが日本の「森」を殺すのか』というタイトルだった。なぜなら、拙著のタイトルをそのまま使ったからである。そしてこの長いタイトルの略称が、森コロ、モリコロ、である。

もちろん公園名のモリコロは、博覧会のキャラクター、モリゾー・キッコロの略なのだが、思わず、看板に目が行ってしまった。

思えば、このブログ、拙著の発売記念に思いつきでスタートした。ほとんど頭に浮かんで十数分後に作っていたもんね。そして期間限定?のつもりだった。本の販売が一段落したら止めるつもりだったのだ。
それなのに続いているねぇ。それどころか、プログが二つになっちゃったし。

また、模様替えしようかな(^o^)。

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2008/07/11

モディリアーニ展にて

大阪・中ノ島に人に会いにリーガロイヤルホテルに出かけた。

その帰り、せっかくだからと近くの国立国際美術館へ。ちょうど「モディリアーニ展」をやっているのだ。正直言って、モディリアーニは、そんなに好きな作家ではない。しかし、このチャンスを逃すとまた見逃す。

200807111552000                                                

会場は地下3階である。

モディリアーニと言えば、ポスターにもなっているように、肖像画が多く、しかも傾げた長い首に瞳のない目……が特徴だ。言い換えると変化に乏しく表情がない。

ところが、会場でまず見せられたのが若いころの習作とも言えるスケッチ。古代ギリシャやアフリカ、オセアニアに見られる原始を感じさせるプリミティブ・アートに影響を受けた作品群だ。
なるほど、アフリカの民俗の仮面は、みんな瞳のない目に細く伸びた首と顔だ。この影響を受けてモディリアーニの作風が生れたのか。

なかなかうまい見せ方だ。その後時代を追う中で、なかには瞳を入れた絵もあり、それが実に素敵なのだが、それでも一貫して首は異常に細長い。そのほかマリー・ローランサンの肖像画があったり「ミラボー橋」のアポリネールとお友達だったのか、など楽しみつつ、途中絵を見ながら居眠りもしつつ(^^;)、出たところに特設のミュージアムショップ。

なんと、プリミティブ・アートの作品群。アフリカの木工品やらアクセサリーやら。モディリアーニのレプリカなどは脇に寄せている。私には、こちらの方が興味あったよ(笑)。なかなか商売っ気があるではないか。

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2008/06/28

東京観光

東京より帰りました。

観光……いや、ちゃんと仕事もしたんだけど(^^;)、それなりに羽を伸ばしたので、身体は疲れたけど、心はすっきり\(^o^)/という気分。

その中でいくつか印象の残った一つが、浅草の箸。

004                                                    

仲見世通りにある箸の専門店で、様々な箸を見た。割り箸はないが、千差万別の塗り箸は、それなりに面白い。写真のように、豆腐箸、蕎麦箸、うどん箸、ラーメン箸にスパゲティ箸まである。
実際には、どこに工夫しているのかわからないものもあったが、この商品開発の努力を、割り箸業界もすべきではないか。

驚いたのが、「江戸木箸」という世界があったことだ。

これは、硬い木で作る素の箸で、何も塗らないそうだ。素の木の箸という点では割り箸に通じるものがある。素材はタガヤサンなど南洋の鉄木のほか、桑など。曲がった桑の木でも箸にしてしまうところは、機能性ではない価値があるのか。

もう一つ驚いたのは、駅前の露天で見かけた箸売り。

033                                              

すごいでしょ。この十把一絡げの箸の売り方(^^;)。

l一応、塗り箸なんだけど、「手づくり」と書いてある。さらに「高級」の文字も。そしてお値段は……120円(爆笑)。どこが高級で、どこが手づくりなんだ!

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2008/06/25

読売新聞の広告

6月23日の読売新聞に全面広告が載った。

200806251552000                                                    

                                               

「みんなの力で、山村を元気に!」と打って、山村再生を謳っている。

ようは、林野庁系の都市農山漁村交流活性化機構の助成制度で山村再生プランを募集しているのだ。昨年までの「森業・山業」事業と「山村力」事業を統合したものである。

そして例として上げられている10の事業の一つに、吉野チェンソーアート事業が紹介されている。森業・山業に採択されたからだ。前回の福岡の山村再生セミナーに続いて、大きな宣伝になったと思う。
なんたって、読売新聞全国版となれば1000万部を越える世界一の大新聞。この告知効果はかなりのものだろう。

200806251553000                                                  

真ん中の段。読めるかな?

                                              

                                            

さっそく今日(25日)に青森から反応があった。もちろん、この距離だから、すぐに何か成約するというものではないが、名を売るということは重要なことだ。

実は、助成制度の採択を受けるのは、補助金をもらうこと以上に、世間の認知度を上げることに価値があると私は思っている。
なんていうと、顔をしかめる人がいるかもしれないが、単なる新ビジネスではなく、地域づくりに寄与する事業という、大げさに言えば国のお墨付きをもらったことになるからだ。

その代わり、中身を伴わせないといけないけどね(^^;)。

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2008/05/24

講義「吉野林業と割り箸」

奈良大学で、「奈良文化論」を行ってきた。受講者は約200人。学生は90人程度で、あとは一般人のようだ。

テーマは「吉野林業と割り箸」。しっかり拙著の宣伝も含めて(^^;)、話してきたが、終わると学生はその場でレポートを書く。その論題は「割り箸はもったいない、か?」にした(笑)。

今、手元にあるレポートを順番に読んでいる。みんな短時間にわりとたくさん書き込んでいて、結構学生の本音が伝わる。たとえば多くの学生が、「林業は環境破壊だと思っていました」から始まるのを読むと、想像以上にそうした発想が世間に広がっていたことを知って暗然とする。
それでも的確にこちらが講義したことを聞き取っているのもあれば、???のトンチンカンなもの、さらに講義内容は理解しているが、「それでも割り箸はもったいない!」と記しているものまであり、面白い。

また絶妙な育林法と利用法を生み出した吉野に対する驚きが目立つ。奈良の大学に学んでいるのだから、吉野への誇りを芽生えさせたことはよかったと思うが、私も、ちょっと吉野林業を美化しすぎたかな? と反省している。たしかに昔は徹底的に木を利用し尽くす林業であったけど、残念ながら現在はそうでもないからだ。
そのほか、様々な思いやアイデアも書かれている。何度も使える割り箸をとか、使用済み割り箸を薄く削って新たな割り箸にしてみては(^^;)とか。「使い捨てにも文化的意味がある」と指摘するものもあった。
このレポートは、私には非常に貴重な資料になるだろう。そして割り箸を通して環境問題に複眼思考を持ってもらえたのなら大成功である。

ところで、最後に質問を受け付けたら、「吉野町出身」という学生が手を挙げた。割り箸を含めて吉野は今後どうなるのか、何をすればよいのか、と問われる。
こーゆー質問が一番むずかしい。現地はきわめて厳しい立場にあるわけだが、それを乗り越える智恵が要求されるだろう。

さらに、今後広島で割り箸づくりを企てている広島の夫婦も来ていたし、林野庁の人も顔を出していた。そして一様にいうのが「ブログ読んでいます」。

そんなこと言われると、書きにくくなるではないか(^^;)。○○○のことも書いていましたね、なんて言われる。あ、あの件はちょっと批判的に書いたからなあ……。

よし、次からは遠慮してよい面を探して書こう……ということには私は絶対にならないから覚悟してね(^^;)。

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2008/05/23

何の骨?

病院通いが続いて、十分に竹の子堀りができなかったが、昨日、久しぶりに森遊び研究所に行った。

案の定、アチコチの雑木の間から竹が伸びている。まだ筍皮がついたまま、高いものは4mを越えているだろう。
それをナタでたたき折っていく。このままだと竹林が変わってしまうからだ。何十本にもなっただろうか。なかにはほとんどタケノコと言える程度(10㎝くらい)しか顔を出していないものもあるが、それも堀り折った。

ちなみに、タケになってしまったように見えても、それらの若竹の穂先は食べられる。20~30㎝程度切り取って10本ほど持ち帰った。皮をむいて茹でたら、ちょっと形はタケっぽいが、しっかりタケノコしている。これを今春最後の味としよう。

さて、だいたい折り取ったところで帰ろうとしたら、足元に妙なものを見つけた。

200805221509000                                              

                                               

何か、わかるだろうか。……明らかに頭蓋骨だぁ! 

もちろん人間ではない。どうもシカらしい。さすがに生駒山にはシカは生息していないはずなのだが。ここで朽ちて骨だけになったのでなく、外から持ち込まれたものだろう。
しかし、誰がシカの頭の骨を持っていて、それを生駒山の森の中に捨てに来るのだろうか。ちょっと謎だ。

ちなみに私も、吉野で拾ったシカの下顎骨を持っているけどね。

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2008/05/17

講座「奈良県の木材産業」

奈良大学の「奈良文化論」の講座を聞きに言ってきた。

今回は、「奈良の木材産業」である。来週が私の番なので下見にもなるし、何より奈良の木材産業について研究者はどんな分析をしているか、私も勉強したいという気持ちがあったからである。

訪ねてみると、300人は入る大教室。う~ん、こんな場で「講義」するのか……。来週の自分の身になって考えてしまう。

講義は70分。残念ながら私の想像とは違って、現在の木材産業を分析するような内容ではなかった。もともと担当された教員は、マーケティング論が専門で、奈良の林業や木材産業に関してはそんなに詳しくない。だから私がすでに知っている数字を紹介した入門的なものであった。
むしろ後半の「地域ブランド」に関するところが面白かった。吉野の地域ブランドがどのように立ち上がるか、またその動きを紹介したからだ。今後、吉野のような林業地は、いかにあるべきか考えるきっかけを得ることができた。これ、別のところで使おう(^o^)。

なお、奈良文化論の講座は、基本的に奈良大学の学生向きである。ただ一般公開もしていて、誰でも入って受講できるのだが、会場を見回したところ、どうも一般の人の方が多いように見える(^^;)。それもお年寄りが多いんだなあ。

奈良の人は勉強熱心だ。

来週の準備、しっかりしなくっちゃ。

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2008/05/13

看板

すっかり報告を忘れていた、「吉野チェンソーアートスクール」の看板。

Photo                                                 

                                            

連休前に完成しておりました。

当初の構想より、よほど立派。立派すぎ。こんなに贅沢に吉野材を使い、書家に描いてもらった文字を彫り込んでいる。立てるのも基礎を打った。高さは3メートルを越す。

当然経費もかなりかかった。これに見合うだけの受講生が来てほしいが、幸い、連休中は見学客も多かったように思う。

場所は、桜井市より県道37号線を南下、新鹿路トンネルを抜けて200mほどのところ。もし機会があれば、見てほしい。ちなみにオープン日は月に2~3回。主に週末だ。

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2008/05/12

奈良大学で講義

なんだかいくつもの病院掛け持ちで回る日々。

その間に手をつけた仕事が、来週24日に奈良大学で行う私の講義。

「奈良文化論」の前期、大和“木”ものがたり の6回目に、私が「吉野林業と割り箸」というテーマで話すことになった。
さすが奈良大学、ラインナップを見ると、“木”と言っても、大半は歴史に関わる木材である。学外講師も私だけかな。ちょっと異色の内容になるかも。

ともあれその準備に取りかかり、資料の写真も用意するが、整理の悪さで、悪戦苦闘。
加えて、割り箸にも端材から作るものと丸太から作るものがあり、さらに海外産がある。そして林業地も、吉野林業の歴史をまともに振り返ると複雑すぎ。これらを整理して学生相手に話さなくてはならない。

それはともかく、改めて割り箸と吉野林業を整理すると、我ながら見事な(^^;)整合性があるのだが、ではほかの林業地はどうなのか、という疑問が沸いてきた。いくつか吉野に近いビジネス・システム化した地域もあるが、大半は真っ当な産業になっていない。

さて、この講座。学生主体とはいうものの、一般人も聴講可能である。手続きもいらないので、もし奈良まで足を運べる方はどうぞ。詳しくは、上記のHPを見てください。

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2008/05/08

紫の杉

先日、吉野に行った際に見かけた木。

Photo_2                                                 

                                              

スギのはずなのに、なんかヘン。よく見ると、紫……いや藤色に染まっている。

なんのことはない、スギにフジがはびこり、花を咲かせているのであった。そのためフジの花のうすむらさきと、黄緑の新葉の色が際立っていたのである。

本来なら、世話をしていない証拠のけしからん現象なのだが、今では「これも景色かな」と思ってしまう。

そういえば、スギの新緑というのはないのだろうか。暗緑色ばかりではなく、もえぎの色も目立てば、杉山の景観を楽しくすると思うのだが。

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2008/04/29

タケノコ豊作

気がついたらゴールデンウィークに入っているらしい。

全然自覚のないまま、山へタケノコ堀りへ。

前回より1週間ほどたっている。かなり出ているだろうという予測だったが、それが大豊作。それこそウジャウジャ出ている。一応、雑木林なんだけど。

200804291207000                                                

                                                 

なかには写真のように、一度に3本も生えているところもあった。地下茎の同じところから複数タケノコが出るのは、ちょっと気持ち悪い。
2本くらいはザラで、前掘った跡近くから出ているものもある。

おそらく30本以上掘っただろう。でも、伸びすぎたのは捨てる。持ち帰れない。道に運び出すだけで重労働だった。デカイのは、ラッキーガーデンに上納。こちらの店、今日はお客さんでテンテコマイ状態。ほかにも陶芸家のところなどいろいろ配る。

我が家は、いらない(^^;)。前に掘ったのが、まだ冷蔵庫に眠っているから。

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2008/04/20

シラカバ花粉症

奈良では、いよいよヒノキ花粉が終焉に近づいたという報道がされていた。

そうか、スギの次にヒノキ花粉が散っていて、それで花粉症になる人もいたんだ。そのことを思い出した。

ところが、別のニュースで、北海道ではシラカバの花粉が例年より10日以上早く飛び散り始めたと伝えている。しかも史上最大規模だという。

シラカバ花粉も、花粉症を引き起こすらしい。スギ花粉に悩む人が、スギのない北海道に逃避旅行をすると言われているが、北海道には北海道の花粉症が待ち受けていたことになる。

スギやヒノキの花粉症の人は、シラカバ花粉にも反応するのかどうかは知らない。しかし、花粉症からは逃げられない日本列島なのだ。

ちなみにシラカバの花粉がそんなに北海道で増えたのは、植林したわけではなく、おそらく過去の開墾地が放棄されて、そこに自然繁殖したのだろう。これでは誰かに罪をなすり付けることはできないねえ。

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2008/04/13

菜の花まつり

今日は、菜の花まつりの取材……。

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といっても、場所は生駒の棚田地帯で、自宅から車で5分。実はまつりを取材するつもりはなく、主催しているNPOの取材なのだが、時期的にちょうどこのイベントがあったわけ。

菜の花というのは、菜種油を絞って、その廃油をバイオディーゼルして……という循環を目指すもので、実は生協の申し出によって実施したそうだ。そして折々にまつりを開く。

今日は200人あまりの来訪者がいて、太鼓にオカリナにハーモニカの演奏もあり、さらに山菜の天ぷらなども供された。イベントとしては成功だろう。

012                                               

                                              

ただ、裏を聞くと大変(^^;)。

まず菜の花を栽培しても、そのまま油が取れるわけではない。花のきれいな品種と油が取れる品種は違う。そして油がとれても人の身体にいいかどうか別で、健康に害する成分を含まない菜の花品種でなけゃならぬ。ところがそれは東北の品種で、門外不出とか…。ようやく手に入れたら、F1で来年度以降は自家播種ができない。

そして搾油もどこでもできるわけではなく、専門家にお願いしなければならない。

そして生協も、必ずしも廃油を集めているわけではないし、循環というにはほど遠いのだ。

ま、それでも硬いことはいうまい。とりあえず春の日に満開の菜の花を見つつ、みんなが楽しんでいるのだ。私も、車で5分でここに来れる環境を喜んでおこう。

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2008/04/12

吉野アートスタジアム

また朝から吉野。

で、先週から何をやっているかと言えば、吉野アートスタジアムの看板づくり。

吉野アートスタジアムとは、チェンソーアート常設練習場のこと。道沿いだが、意外と気がつきづらい場所にあるので、前から看板を掲げる計画が進んでいたのだが、だんだん大がかりな話となり、製作日数と経費ば莫大なものになりつつある……

で、今日は棟上げくらいかな。まだ全然完成していないが、とりあえず立ち上げた。

012                                                   

                                              

なんだか、鳥居みたいでしょ(^^;)。もちろん全部吉野杉で、しかも太さは半端じゃない。高さも3mを越えるのだ。作るのも大変なら立てるのも大変。トラック、クレーン車、ユンボなど重機も総動員。今後、どのように作られていくかはまた報告するが、今日は疲れた……。

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2008/04/02

また世界チャンピオン

今日は、お休みにしようと思ったが…

昨夜飛び込んできたのは、北海道のチェンソーアーティスト木霊さんが、オーストラリアのタスマニアで開かれたチェンソーアートの世界大会で優勝したということ。
つまり、世界チャンピオンだ。

城所啓二氏に続く、二人目の日本人チャンピオンの誕生というわけである。

日本のレベルは相当高まっていることを示せたか。

実は同時刻の昨夜から、私は森業山業関係の決算書類づくりに追われていたのだが、これで再びチェンソーアートに注目が集まれば、スクールも人気呼ばないかな(^o^)。

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2008/03/30

ジオラマのレストラン

奈良公園に新名所ができた。

東大寺の大仏殿入り口近くにできた、「ふれあい回廊 夢しるべ風しるべ」と呼ばれるいろいろ店舗が集まった一画である。

食べ物、お土産関係の店が多いが、その中の新名所が、「シルクロード終着駅」というレストランカフェである。ここには巨大な鉄道ジオラマが作られているのだ。西日本最大規模だろう。描かれているのは昭和30~40年代の奈良。そこに列車を自分で走らせることができる。Nゲージ、HO  ゲージ……なんて言葉使ってわかるかな?

Diogallery_01                                                      

Diogallery_02まさに鉄ちゃん・鉄子御用達のお店というわけ。昨日覗きに行ったが、子供が多かった(笑)。 

この店造りをしたのは、実は社員の鉄ちゃんらしい。何も最初からコンセプトを作って計画したのではなく、マニアの社員の声が通ったのだ。元祖オタクの力を使ったことになるだろうか。

こんなコーナーに興味ある人います? このプログにもいたかな。

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2008/03/27

「移動学」序説

国会で議論の的になっている道路問題。ガソリンの暫定税率問題と言ってもよい。

道路の必要性と、ガソリン価格ばかりが話題になるが、そもそも道路の存在理由から考えてみた。

前々から考えていることなのだが、道路は一見ハードであるが、実はその役割は目に見えにくい。なぜなら「ものの移動」を担うものだからだ。そして、道路の大切さとは、移動の大切さではないか。

かつて人は、自分の足だけでしか移動できなかった。それも原野だ。時速に直すと、どんなに急いでも20㎞に達しなかっただろう。そこに歩きやすい走りやすい道を作る発想があり、瞬間なら30㎞くらいは出るようになったかもしれない。

そこに馬などの乗用動物が登場して、飛躍的にスピードアップが行われた。運べる量も増えたはずだ。
また丸木舟のような舟の登場も、水の流れと浮力による移動を可能にした。

しかしもっと大きな変化をもたらせたのは、車輪の発明だろう。飛躍的に移動速度と物量が増えた。ただしそれには道路がいる。そして動力機関がついて鉄道・自動車などによる移動が可能になる。これは、200㎞くらいは可能になったと考えられる。

その後は、航空機が開発され、ロケットが開発され……現在、人工の乗り物でもっとも早いのは人工衛星だろう。なかには2時間で地球を一周するものもある。時速は10万kmを越えるかもしれない。

一方で、物量を迅速に移動させる手段を得た現代は、社会が急激に変化している。モノの生産より流通の方が重要なのだ。たとえばペットボトルの価格は、ほとんど流通費と言ってよい。中のジュースやボトルの単価は1割以下だ。木材も、かさばるゆえの流通コストが問題となっている。

そして、在庫と販売の分離もできるようになった。通販やネット販売がそれを如実に証明する。

……というようなことを整理して、移動学を作り上げられないかと考えているのだけど、今のところは序説である(笑)。

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2008/03/26

中国へのチップ輸出

昨日は、ココログのメンテで休止。

さて、気になるニュース。宮崎県の県森連が、中国へチップを試験輸出したというもの。紙需要が爆発的に増えている中国のために古紙だけでなく、国産チップも売ろうというのである。使うのは製材残材、つまり背板類だ。

だが、どうも解せない。実は、ちょっと前に王子製紙がアメリカからの輸入チップの価格を約11%値上げしたというニュースがあったからだ。それも一度決めた価格を改定する形で妥結した。ようするにアメリカでチップ不足が進行して、当初の契約を反故にしてまで値上げしたのである。
どうやらうちではサブプライムローンが絡んでいるようで、アメリカの建設業界の不景気は、製材量を減らしてチップ生産を減らすらしい。

そんな状況なのに、なぜ国産チップを輸出する? おそらく中国向けのチップに高値はつけられないだろう。なんだか見通し悪い構想だなあ。まあ、試験出荷なのだからいいか。

ただ、中国への原木輸出がうまく行かないからチップ、ではちょっと危なっかしい。
私は、短期的な取引では、中国ビジネスの怖さから国産材の原木輸出がうまくいかないこともあるだろうが、長期的には結構悪くない市場だと思っている。しかし、チップはどうかなあ。もともと単価安すぎるし。日本でも必要だし。背板は、もっと高価格商品に加工してほしいし。

ただ宮崎は、何かにつけて元気というか新しいことにチャレンジする点は立派。

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2008/03/20

恐竜博物館

福井から帰って来ました。

福井では、なんたって、勝山市の恐竜博物館に行っていました。ちゃんと恐竜にも逢えたし、満足満足。

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ユルバーサル・スタジオ・ジャパンの「ジュラシックパーク」より楽しめたな(^o^)。恐竜の化石やレプリカだけでなく、古生代の大森林や、第3紀の巨大哺乳類、そして数々の鉱物(宝石含む)まで展示してあったので、私の趣味に合いました。

ところが帰りの列車、今度は「強風のため湖西線が通行できません」だと。
結局、米原経由で東海道本線に出て京都・大阪へ走るルートになってしまいました。

行きもトラブル、帰りもトラブル。どうやら今年はJRと相性がよくないようですなあ。

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2008/03/06

木の城たいせつ倒産

北海道の大手住宅メーカー「木の城たいせつ」が倒産した模様だ。

ローカルなニュースではあるが、私はこの会社をユニークな名前のため覚えていた。

「たいせつ」は実は耐雪であるらしいのだが、北海道の木だけを使って北海道にしか家を造らないと標榜していたことも記憶に残った理由である。いわゆる地産地消の建築版、地材地建を行っていたのだ。ほかにも、結構変わった工法を採用するなどして、北海道では有名な存だったらしい。
ただ北海道の友人に評判を聞くと、あまり高くはなかった。かなり雑な工事を行うので、問題になったこともあるらしい。

今回の倒産の理由は何か、詳しいことは知らない。昨今、急激に住宅着工が落ち込んだことはたしかだが。

実は、先日建築業界の人に取材したのだが、そこで広告効果のことを聞いた。彼が昔いたのは、設計士が立ち上げた会社で斬新な設計が売り物だった。そして新聞に年に2、3回の広告を関東圏で打つと60軒ほどの注文が取れたそうである。
ところが次に立ち上げた会社では、工務店の協同組合に属して広告を定期契約で10回以上打っていたが、30軒以下しか取れなかった。しかも組合各者で分け合うため、1社に1軒分の仕事しかなかったという。

その差は、広告に使う住宅デザインにある。設計士主体の会社だと見栄えのよい写真を使う。ところが工務店主体の広告は、「木の素晴らしさ」を謳うのだ。そして大工の腕を誇る。紹介する家は、たいてい伝統的な和風建築。

結果は如実だ。施主は、木そのものの機能なんかに興味は持っていない。完成した商品である住宅の見栄えに注目するのだ。木材は、ほしい商品(住宅)の素材にすぎず、大半の顧客にとってどうでもよいことなのだ。

だから広告のメインにはなり得ない。このことを意識すべきだ。

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2008/03/04

MSC商品発見!

今日の買い物で発見したもの。

Photo

                                                           

                                                

見ての通りの、アラスカ産の潮紅鮭。いわゆるアトランティックサーモン、かな? そのハラスである。一番脂の乗ったトロの部分。

で、よくラベルを見てほしい。Photo_2

そう、海洋認証協議会の認証マークだ。FSCの水産版と言われるMSC が付いていたのだ。これが付いているのは、環境に配慮した漁業をしているというお墨付きである。

残念ながら、まだ日本では取った漁協はない(舞鶴漁協が審査中)が、一足先に商品は輸入物の中に混じっていた。着々と広がっているのだ。

さっそく衝動買いをした。今晩のオカズにしよう(^o^)。別に味に関係はないが、意識してMSC商品を食べることに意義がある。

ちなみに買ったのは、ジャスコ。イオングループは比較的熱心で、イオン独自のトレーサビリティも、ネットで追跡できるらしい。

水産物は日々の値動きが激しくて、この認証を取るために価格が上がったとしても、ほとんど目に見えないように吸収できる。その点が木材と違うところだが、森林認証よりも早く普及するかもしれないな。

このハラスは、3本入って358円。高いか安いか。

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2008/02/14

森林リサーチ科

ストップ温暖化大作戦~CO2削減「一村一品プロジェクト」~の全国大会で、京都府北桑田高校森林リサーチ科が、『地元の木を使って「ウッドマイレージ」を減らそう!』が全国1070件の提案の中からランプリを獲得したそうだ。

ようするに地元の木で家を建てるというものだが、私が目を留めたのは、高校に「森林リサーチ科」というのがあることだ。昔の林業科から名を変えたのではないかと想像するが、う~ん、何をリサーチするんだ?

ちょっとホームページを覗いたところ伐採のような施業のほか林産加工を得意とする学科のようだ。

大学から林学科が消えて行って久しい。ほとんどの林学科が森林なんとか学科に名を変えた。その流れが高校にも向かったのだろうか。

ところで大学では、かつて林学科と言えば男の巣窟だったのが、森林○○学科になったとたん、女子学生が増えたそうだ。我が母校など、女子学生の方が人数が多いと聞く。林学よりも、森林学の方が、女性を呼び寄せる力があるらしい。結構なことではあるが、その実習内容を考えると女性が過半で大丈夫? とも思う。もっとも教官によると、女子の方が男子より頑張る…とのことだったが。

名前を変えるだけで、学生募集が有利になることを身をもって示したのだから、林業もそろそろ考えなくてはならないかもしれないなあ。

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2008/01/21

捨てるシステム

先日のシンポジウムの続き。

国産割り箸問題に関連して、M氏は、なかなか興味深いことを言っていた。

それは「捨てる」ことだ。捨てないと世の中の循環が保たれない。それなのに「捨てること」を悪いことにしてしまったことが、木材業界の失敗だった、という見立てである。割り箸なんぞは、その象徴だろう。ちゃんと使って捨てているのに、まるで捨てるからいけない、使い捨てはいけない、という象徴にされてしまった。しかし捨てないと、次の商品を買えずに社会的な循環が保てない。また割り箸の木材自体の循環も止まってしまう。

例に出されたのが、ペットボトル。石油製品であるペットボトルは、捨てても腐って分解されることもなく、燃やせばCO2排出につながるわけだから、決してよいものではない。ところが、業界上げて「捨てるシステム」を作り上げた。ゴミの分別項目にも入った。回収されたペットボトルは、中国などに送られて別の製品に化けたりする。
そのため、「使って捨ててもリサイクルされるからいいんだ」という意識を市民に植え付けた。おかげでペットボトルの生産は下がることはない。しかし、実はペットボトルによって石油資源が浪費され、最終的にはCO2排出につながることは何も変わらない。

木材にも「捨てるシステム」をつくるべきである。そうすれば、ペットボトルよりももっと環境に優しい使い捨てが実行できるのだ。すると心理的抵抗もなくなるだろう。

……なかなか意味深である。
私は話を聞きながら、江戸時代の「改革」を思い出した。享保の改革、寛政の改革、天保の改革……いずれも幕府の財政難に対応するため打ち出した改革だが、内容は節約と禁欲ばかりであった。経済の循環をストップさせる方向に働いたのだ。結果的に社会・経済を沈滞させて、さらなる財政難と社会不安に陥り失敗に終わる。

何も割り箸の回収システムをつくれというのではない。そんな小さなレベルではなくて、建築廃材も含めた大きな木材回収システムが必要だというのはよくわかる。それをチップ化して紙にするもよし、木粉から新たな製品を開発するもよし。捨てるから廃棄物が出て、廃棄物から新製品を生み出す発想を持たねばならないのではなかろうか。
「捨てる」だけではダメ、「捨てない」だけでもダメ。「捨てて利用する」システムを作り出したい。

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2008/01/18

1月17日

1月17日。この日が過ぎた。関西では、13年前のこの日は原点となっている。

数日前、おそらく関西版だけだろうが、朝日新聞夕刊に「被災地の謎の張り紙」のことが書かれていた。
13年前、被災地の避難所にはおびただしい張り紙がされていたが、その中でひときわ目立つ赤い縁取りがされた紙があった。人探しと自分の滞在先を記入する用紙である。

ちゃんと印刷されているから、その場で作ったものではない。とはいっても行政が用意したものでもない。誰が作って配布したのだ? この紙は、色とデザインからよく目立ち、現場では重宝されていたのだ。

記事は、その謎が13年ぶりに解けたというものだった。広告代理店にいた人が現場を歩いて思いつき、すぐに印刷して各避難所に配ったのだという。これまで作った人の名前も明かさなれなかったが、関係者が告白して特定できたそうだ。

その人の言葉として「我々はコミュニケーションのプロ。自分ができることをやった」というものだった。

私は常々、マスコミは虚業だと思っている。広告なんかとくにそう(笑)。 報道だって、形のないあやふやなものを扱っているにすぎない。報道そのものは重要だとしても、被災者個人にいかほどの役に立つか。だから被災現場でできることなんぞしれている、と思っていた。しかし、「プロ」ならでは、その場でできることを見つけるべきかもしれない。

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2008/01/16

日本製紙の再生紙

先日、古紙の配合率をごまかした年賀状葉書をつくった日本製紙。少し同情的な書き方をしたが、どうやら根本的な会社の精神が腐っていたようだ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080116i302.htm?from=main3

一般の再生コピー紙も、大幅に古紙配合率をごまかしていたらしい。とくに公的機関は、グリーン購入法で100%再生紙を使用しなくてはならないから、このごまかしは、結果的にグリーン法違反を引き起こしたことになる重大な偽装である。

なぜ偽装したのかまでは記事には書いていないが、考えられるのは

①技術力がなくて、古紙を使うとまともな紙を作れない

②古紙の方が価格が高くて、利益率を上げるために配合量を減らした

③古紙の供給が安定せずに納品する在庫が足りなかった

……いずれにしろ、経営的に大問題であろう。新聞記事としては大きくないから、あまり世間は関心ないのかもしれないが、食品だけが問題なのではない。いかなる表示も信頼感がないと無意味になる。

実は来週、神戸で森林認証制度やトレーサビリティについて話す機会があり、その内容に呻吟八苦しているのだが、実はいかなる認証も内容が正しいか証明するのは難しいのだ。第三者の審査だと言っても、その多くは書類審査であり、誤魔化す方法はいくらでもある。だからFSCの認証だって審査をパスしても、本当に環境に優しいと言い切れるのか怪しいと思っている。またトレーサビリティも、本当に信用できると誰が判断する? この点についてはお手上げだ。

皮肉な言い方をすれば、正しいと信じることでロマンを買うようなものである。

ま、今回の偽装発覚で日本製紙が営業停止に追い込まれでもしたら、一罰百戒になるだろうけど、まず無理だろうな。

≪追記≫ なんと古紙配合率の偽装は、日本製紙だけでないことが判明。少なくても大手5社はみんなやっていたようだ。なぜ偽装していたのかとは点では、どうやら①に近いようである。日本製紙の社長も引責辞任。

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2008/01/10

コナラの伐採

シイタケ原木にする目的で、コナラの伐採に山へ行った。

前から目をつけていたのは、道路際の木である。枝振りから、伐採すれば道路側に倒れて道を封鎖してしまうが、通行量は少ないから、さささと玉切りして移動させれば大丈夫だろう、全部終えるのに30分もあれば、という目算である。

が、異変は伐採直後に起きた。見事コナラは倒したのだが、なんとチェンソーのチェンが外れたのだ。しかも運の悪いことに、そこへ車が。
道路いっぱいにコナラの幹と枝が広がっている。さすがに人力では移動させられない。チェンを張り直すには時間がかかる。結局、車はバックして迂回してもらったが、まず自分の車まで走り、ナタとノコギリを持ち出して、倒したコナラをギコギコ切る。ナタをバンバン振るう。腕が痛い。それでも必死だ。

幸い2台目の車が来る前に、コナラの幹をいくつかに分断できたので、引っ張って移動し、とりあえず道路を通れるようにした。
ホッとして、チェンソーのチェン張りを始める。チェンが外れること自体はままあることなので、そんなに心配していない。ちゃんと張れたらすぐにシイタケ原木によい長さに玉切りにして、積み込んで帰るはずだった。

が、おかしい。張り直したチェンソーがうまく動かないのだ。しかもすぐに外れる。またやり直しだ。何度か繰り返すが、どうにもチェンが回らない。バーとチェンのかみ合わせが悪くなったようである。このチェンソー、ものすごく整備がしづらい構造なのに、何度もチェンをいじっていると絶望的になる。

さずがにマズいので、チェンソーをいったん諦めてまたもやナタとノコギリで幹をギコギコ切る。腕が張ってきた。ともかく枝を払って、いくつかに分けて道沿いに積んだ。とてもシイタケ原木用にまでは切れない。道路を掃除して、ギブアップ。

思えば安物のチェンソーの上、すでに10年以上前から使っている。もう買い換えようかなあ。もっと扱いやすくて、軽くて、どうせならチェンソーアート用を買おうかなあ。チェンソーアートスクールを運営しながら、まともなチェンソー持っていないのもおかしいしなあ。

と、考えながら、トボトボと帰り路に付いたのであった。冷汗も含めて、よく汗をかいた。

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2008/01/05

カピバラ

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UFOキャッチャーの中にあったぬいぐるみ。何かと思えば、カピバラだそうだ。

アマゾンなどで生息する齧歯類の一種…つまりネズミの仲間だ。姿も大きさもイノシシと似ているから、世界最大のネズミとも言われる。肉は美味しいらしい。だから食用に飼育したりもする。

今年はネズミ年だから、こんなぬいぐるみも登場するのだろうか。それとも以前から人気のキャラクター?

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2008/01/03

年賀状

年末年始、堅いことを書いてしまった。が、時流に棹さすスタンスとしては、悪くなかったかもしれない。世間がめでたい、めでたいと言っている時は、要注意。

で、謹賀新年である(^o^)。

そこそこの枚数の年賀状が来た。私がすでに出したものと、出していないところから来たものを区別する。そして、こちらからも追加で出すべきかどかを考える。

ところが、一枚、どうしても誰なのかわからない人がいるんですよ(-_-)。名前を見ても思い出せない。住所を見て、内容から考えて、ストックされた名刺を確認するが見つからない。こちらの住所を知っているのだから、おそらく名刺交換したはずなのだが…。昨年は、かなり多くの名刺交換したのだが、こういう人もいたかなあ。私は、名刺交換した人なら、ほとんど覚えている(人物の顔などは忘れていても、どういう状況か、は把握している)つもりだったのに。向こうは名刺を出さなかったのだろうか。

困ったなあ。誰かわからないまま、こちらから出すべきかなあ。

悩んでいます。

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2007/12/24

メリークリスマス!

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ユニバーサルスタジオジャパンの巨大クリスマスツリーでした。

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お馬鹿番組に抗議を

フジテレビの新春隠し芸大会で、お馬鹿な番組をやるようだ。

新春かくし芸「チェーンソーショー~切れ味のいい女たち
http://wwwz.fujitv.co.jp/ichioshi07/080101kaku/west_05.html

見ていただいたらわかるとおり、タレントにチェンソーを使った危険な芸に挑戦させるもの。人の頭の上にリンゴを乗せてチェンソーで切るとか、口に加えた鉛筆を切るとか、極めて下劣な番組だ。素直にチェンソーアートでもさせたのなら、素晴らしかったのに、なぜ危険な方向に持っていこうとするのか。

チェンソーアートでは、いかに安全にチェンソーを取り扱うかと腐心している。そのために安全意識の普及や安全マニュアルづくりを急いでいるというのに、テレビがチェンソーをオモチャにして見せてはたまらない。真似するお馬鹿が現れる可能性だって捨てきれない。そして事故がおきれば、チェンソーアート全体まで批判されるだろう。

ことはチェンソーアートだけではない。チェンソーを日常から仕事で扱う林業関係者にとっても、仕事道具の危険さを弄ぶような番組が公開されるのは、由々しき事態だと思う。

即効で抗議のメールを送った。もし同じ問題意識を持たれた方がいたら、どんどん抗議メールを送ってほしい。幸い?テレビ局のホームページでは、いたるところからメールを送れるようになっている。「放送倫理・番組向上機構(BPO、放送倫理機構)」というところもある。

http://wwwz.fujitv.co.jp/ichioshi07/080101kaku/index2.html

http://www.fujitv.co.jp/index.html

http://www.fujitv.co.jp/index.html

http://www.bpo.gr.jp/

全国のチェソー所有者の皆さん、大いに声を上げよう。放送日は近い。

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2007/12/18

山里のラーメン

山里のラーメン
また山村に来ている。珍しくラーメン屋を発見して、昼飯にするつもりで入る。あまり期待していなかったが、意外といけるではないか。最近、山里で美味しいラーメンやチャンポンの店に出くわすことが増えた気がする。

山里もそばだけではなくなったのだ。ラーメン人気は広がっているぞ。もちろん都会に出店して行列ができるほどとまでは言わないが、レベルは上がっているのではないか。

今に超人気ラーメン屋が過疎の山里にできて、訪れる人が増える時代が来ないかな。

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2007/11/13

白神山地の無断伐採事件

ちょっと気になっているニュース。

世界自然遺産に登録された白神山地で、ブナに巻き付いているつる植物約220本が無断で伐採されていたことが今月初めにわかり、警察に被害届を出した、というものだ。
その場所は、国定公園内の第三種特別地域だから、県と町は自然公園法違反容疑での告訴も検討しているとか。

ただ、よくニュースを読むと、伐採されていたのは白神岳の人気のある登山道沿いで、ブナに巻きつくツルアジサイやツタウルシ、イワガラミなどのつる性植物が、高さ1―2メートルのところで切断されていたというもの。切られたつるの太さは1㎝から10㎝で、発見されたのは9月末らしい。

ここまで紹介すればわかるだろう。おそらく“犯人”は、ブナの幹を締め付けているつる植物を除いてやろうと、「善意」で切ったことが推察される。たしかに放っておくと、ブナが枯れる恐れもある。ただ、ツルアジサイなどは美しい花を咲かせるので、それを破壊した面もある。

私は、このニュースを二重の面で面白く感じた。
まず、四角四面に法律を適用して、世界遺産・国定公園内の植物を無断で傷つけた、と騒ぐ人々。
一方で、ブナこそ大事とつる植物の排除を善意で行った人。

どちらが正しい? いや、どちらも馬鹿げていると思うな。
これがスギやヒノキの人工林なら、つる植物を除いてやることは重要な育林だ。他人がやっても感謝されるだろう。「他人の森であっても、つるを払ってやる」ことを美徳とする杣人の話を聞いたこともある(土倉庄三郎も言っている)。その善意をブナにも適用したのは、案外林業家かもしれない。

が、すべての植物を保護し管理下におこうという法律の元では、ケシカランことになってしまう。法律違反なのは間違いない。しかし、あまりにせこい了見だ。枯れたつるが、下を歩く登山者を直撃する危険性もあるなんて理由を付けているが、ブナが枯れたら、その枝も落ちるかもしれないよ。

私は、ブナのためを思ってツルアジサイを伐った“犯人”の気持ちはそれなりにわかるが、問題視されることに同情する気持ちにもならない。が、こうしたことで摘発を考える輩に対してはもっと胸くそ悪い。騒ぎ立てるほどのことじゃないだろう。まさか、本当に犯人探しをしないだろうな。いよいよ、自然に触らぬ神にたたりなし、になっちゃうよ。

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2007/10/17

テンプレート変更

発作的にテンプレートのデザイン、変えました。

まだ昼はTシャツ1枚で過ごしているけど、そろそろ秋の装いをしてもいいかな、と。

紅葉や落葉、ドングリの季節はこれからです。

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2007/10/16

講演会場

近頃、パワーポイントを購入して遊んでいる。

講演で、何もオシャレな動画などを駆使して粋がろうというわけではない。これまで、写真などを映し出すにしても、なかなか自分のイメージどおりにならないことが多かった。それを少し自分でいじろうという小心な発想である。

で、その第1回目となりそうなのが、この週末だ。岩手県にお呼ばれしている。その担当者から、会場を設営しています、というメールとともに会場写真が送られてきた。それが、これ。無断で転載ね。

Photoどひゃ! 松林の中の完全な野外である。そして 椅子は丸太の輪切り。

育樹祭の会場です、とは聞いていたが、てっきり野外ステージみたいなところがあるのだと思っていた。まさか。

これで晴れていたら、素敵な環境だ! ……と喜びたいが、肝心のパワーポイントのデビュー、上手くいくかなあ(^o^)。

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2007/10/13

テスト問題

今日届いた郵便物の中に、某教育関係の出版社からの通知があり、そこには拙著の文章が、このほど実施された中学3年用の国語のテスト問題に使われたとあった。

それは『割り箸はもったいない?』の一節。といっても割り箸に関するところではなく、日本の森林問題の本質をまとめた部分である。世界の森林問題は木を伐りすぎたことだが、日本の場合は木を伐らなさすぎること、という趣旨である。それを元に6つの設問がされている。私も解こうと思ったが、頭が痛くなったので止めた(^^;)。

これを中学3年生約5万1000人が解いたのか。いや、解けたかどうかは知らないが、少なくても問題文として読んだだろう。もちろん、あくまで問題を解くために読んだのだろうが、少しは内容も印象に残ったかな?

思えば、私も学生時代に教科書やテスト問題などに登場するエッセイなどをかなり読んだはずだが、なかには面白くて問題そのものより覚えているものもある。
たとえば「蛇、長すぎる」とかいうエッセイでは、なぜ蛇が嫌われるか、怖がられるか、という分析をしていて感心した記憶がある。トカゲは平気で触れる人でも、蛇はいや。その差は形状や動きが、人間にとって違和感があるからではないか……といった話だったと思うのだが、さて、それがどんな問題だったか、それとも教科書の一文だったかも覚えていない。でも、普通に学生生活を送っていたら読まなかっただろう、一文だった。

さて、拙文を読んだ学生は、日本の森林問題に対して少しでも理解してくれただろうか。もしこれを機会に日本の森林に興味を持ってくれたのなら幸いだ。

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2007/10/11

再び緑のオーナー制度

またお昼のワイドショーで、「緑のオーナー制度」を取り上げて、詐欺だ! と気勢を上げていた。しつこい(笑)。

まあ、林野庁もいろいろ不備のある制度を勢いで作り上げ、よく500億円も集めたものだと思うが、私個人としては、もう諦めろよ、と思ってしまう。
最大の問題は、リスクを明記していなかったことが詐欺に当たるのではないか、という点だ。しかし分収林制度は昔からあり、そこではリスク明記なんかされていない。まともな契約書さえない場合もある。山を金融商品として見るのは、現代の感覚すぎる。

思えばバブルの頃、私も銀行金利の低さに唖然として、かといって株式投資する気にもなれず(株の記事を書くために、毎日証券会社を取材していたんだけどね)、投資信託に預金を放り込んだ。その時の銀行マンの言葉は忘れない。
「絶対、元本割れはしません。いざとなったら国が補償しますよ」(このセリフを言った、当時の住友銀行生駒支店の●○氏。覚えているかね。)
だがバブル崩壊とともに、元本が危なくなってきたのに気づいた。しかし途中解約はできないのだ。ジリジリと待って、満期時には見事に元本割れして返ってきたよ(;_;)。

でも、文句は言っていない。自分の責任だと諦めている。国や大銀行がやっているから安心なんて甘い甘い。自己責任だよ。

そういえば、危険を侵してボランティアや報道のためにイラクに入って拉致・拘束された日本人に対して「自己責任論」をふっかけてバッシングした人々は、緑のオーナー制度を批判できるのだろうか。ちょうど、またイランで日本人大学生が拘束されたようだが……。

閑話休題。
私は、緑のオーナー制度には、別の疑問を持っている。これって、本当に分収林なのか、ということだ。分収なら、払ったお金は契約した自分の森林に使われるはずである。それならば、伐採時に思うような売上がなくても仕方ないと思う。

しかし、緑のオーナー制度で契約する森林は、多くが林齢30年以上のようだ。ならば何に金を使うのか。下刈りは必要ないし、徐間伐だっていらない時期に来ているはず。ほとんど保育時期が終わった森林を対象にするのなら、そもそも支払った金は何に使ったのか。本当に契約林のために使い切ったのか。

おそらく、緑のオーナー制度で集めた金は、契約した森林に使われていない。ほかの、荒れた森林に使ったと想像する。特別会計の中で、どんぶり勘定にしてしまったのだろう。つまり、最初から分収林ではなかった。ほとんど寄付金感覚で集めたのだろう。

いっそのこと、満期が来ても「今伐ると損です。伐期を延長して100年200年の巨木の森を作りましょう、ひいては管理費を追加で払っていただきたく……」と契約者に申し出たらどうだったのかなあ。

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2007/10/07

店番

今日は、吉野チェンソーアートスクールのオープン日(自由練習日)。私は、その「店番」に、吉野アートスタジアムに朝から詰めた。

朝8時半に各種の鍵を開けて会場を設定し、やってきた人々の受付と簡単な案内をし、必要な人に木材や燃料・オイルなどを販売し……それで、もう終わり。あとは、参加者自身が自由にやることになっている。

私は、小川のせせらぎと、のざわめきと、ラジオから流れるシューマンの音楽を聞きながら読書。と言いたいところだが、なんと言ってもチェンソーアートなんだから、みんなが練習を始めたらウィンウィンと轟音が響く。まあ、これもBGMのつもりで楽しもう。昨日に続いて、チェンソーアートに耳から浸る。
昨日のイベントは人が少なかったと書いたが、山の中に比べると人だらけだったな、と妙な感想を抱く。

今日はみんな朝から用事があって来れないということで私がピンチヒッターに立ったのだが、有り難いことに10時を過ぎた頃から続々とスタッフがやってきた。私一人では不安なのだろう(^^;)。おかげで話し相手にも不自由しないし、一方で携帯の電波も通じないし、のんびりした休日になったと言えるかもしれない。

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2007/10/06

森林の市

大阪の近畿中国森林管理局前で開かれている「第1回水都おおさか森林(もり)の市」を覗きに行った。

会場は、JR桜宮駅を降りてすぐ、大川(淀川から分岐した大阪市内を流れる川)沿いである。「森林の市」と言えば、東京の日比谷公園で毎年開かれているものがあるが、その関西版というところか。

006

写真は、できるだけ人の多いところを写したもの。

                               

しかし、規模はずっと小さい。東京の市が、全国の国産材商品が出展され、様々な催し物が行われる一大イベントなのだが、こちらは出展もちらほら。しかも府県のブースが多く、さほど見るものはなかった。当てにしていた食べ物関係も少ない。丸太切りとか、木工などのブースもあるが、イマイチ盛り上がっていない。目玉企画も見当たらないのである。

ただチェンソーアートショーが、行われていた。003_2  演者はなんと知り合いであった。

              

                                                                          

ステージもあるが、人がいたのは、無料の苗の配布する時だけ(^^;)。やはり、盛り上がりが足りないのは、来訪者がそんなに多くないためだろう。どの程度宣伝したのか知らないが、私だって、たまたま直前のML情報で知ったのだから、充分に告知を行っていたとは言えない。運営も不慣れなら、動員かかったお役人も大変でした。

007 これは一応あった、奈良ブース。非常に狭く、一つのテントを京都ブースと分け合い、ほとんど展示物がないのが辛いなあ(^^;)。

                                            

実は、自宅を出る直前に連れができ二人で訪れていたのだが、おかげで間が持てた。一人で来ていたら滞在30分で会場を出たかもしれない。

午後は、天神さんの古本市に行った。こちらの方は、なかなか賑わっていたよ。

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2007/08/05

高知巡礼?

高知から帰って参りました。

なんやかんやとアチコチ走り回ってきましたが、それはオイオイ報告するとして、今日は満水の早明浦ダムの写真を。P8040074

                                            

貯水率は、実は100%を越えています。そこで、

P8040077

                                             

放水中。この前までの渇水とは大違い。

                                                   

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                                                                                       そこで上流に向かうと、川から流れ込む水と、水位を上げたダムの水がぶつかっている現場に遭遇。色が違うなあ。

                                                                                        

              

ちなみに夜は、国交省のダム作っているお役人と出会って飲んだのだけど、

「水をためたきゃ、ダムの上流の森林を全部伐ってしまえ」とか「下流の洪水が怖けりゃ、下流に高い堤防築け」とオダ巻いておきました(^o^)。

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2007/08/03

台風の影響

台風の影響は、意外なところにあった。

実は、この週末は、高知土佐町のシンポジウムの講演で呼ばれていたのだが、台風の接近によって中止になったのだ。これまで大雪で延期になったことはあるが、直前の完全中止は初めて。

しかも、3日前に決まったものの、その後の台風のコースは微妙に九州にずれたうえ、スピードを増して前日には日本海側に抜けてしまった。結果的に当日は何も問題ないらしい。

が、なまじ空路も平常通りとなると、直前だけに航空券ほかのキャンセル料もかかる。私も高知行きで準備万端にしていたのだ。
そこで考えた末、シンポジウムはなくても、出かけることにした(^o^)。航空会社にお金を払うだけなのもシャクだから。私も講演がないので気を楽に高知旅行を楽しめる。レンタカーで走り回ってくるつもりだ。

さて、何を見て来られるか、また報告しよう。

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2007/07/17

早明浦ダム

台風に大地震と、さんざんな連休だったが(私には連休なんて関係ないが)、気になっていた四国の早明浦(さめうら)ダムの水位を調べてみた。なんと言っても、渇水のたびに湖底をさらして、全国的に有名になったダムだ。

案の定、昨日の間に満水になっていた。たしか数日前までは貯水率25%を割り込んでいたと思うから、台風の雨で4倍に増えたことになる。四国の人、とくに吉野川流域の香川などは、「恵みの台風」だったことになる。おそらく、しばらくは河川からの水がダムに流れ込み続けるだろう。

もし、次の台風がすぐに来襲したら、今度は洪水の心配をしなくてはならないだろう。すでにダムは、放水を始めているようだ。コンクリートのダムなんて、涸れるのも早いが満水も早い。緑のダム以下だ(笑)。

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2007/07/07

豪雨で集落孤立

梅雨のようで梅雨でない天気が続いているが、降るときはやたら降る。ここ数日は、九州地方で豪雨が続いており、山間の集落がいくつも孤立したというニュースが伝えられる。

その映像を見て感じたこと。

まず、道路が崩壊して脱出ルートさえない集落の今後だ。もちろん緊急の救出は行われるだろうが、完全に復旧することはあるだろうか、という心配。山間道路の復旧は難しく、コストもかかる。しかも、その奥に住む集落の人々ば高齢化の進んだ10人20人程度のところも多い。その修復に国や自治体は本気で取り組むだろうか。
かつては、それこそ公共工事であり、地場の土木会社の出番だったが、昨今の財政事情からは後回しにされるところも出るだろう。ブルドーザーで仮道路を作って、とりあえず通れるようにするだけとか、あるいは集落の移転を余儀なくされるケースも出てくると思う。仮に修復することが決まっても、完成まで何年もかかるだろう。それまで集落は持つか?
これこそ「消滅集落」への道だ。

豪雨や山崩れなどの自然災害を、地球温暖化による気候変動や森林整備の欠如に理由を求める声がある。ケースバイケースであり、そうした指摘が当たっているところもあるだろうが、本当に「未曽有の災害」なのかどうか。
人の記憶の伝達は、意外と続かない。おそらく一地域で過去の記憶として伝承されるのは、せいぜい祖父母の代まで。年数で言えば60年~80年程度ではないか。だが自然災害は100年以上のサイクルでやってくるものも多い。仮に100年ごとに山崩れが起きていたら、常に「未曽有の災害」になってしまう。
それに、そこに被害者がいるから「災害」なのであって、100年前には集落はなかったかもしれないし、あっても尾根筋の山道だけのアクセスの場合、孤立しにくい。また孤立したとしても外部に知られる情報量はしれているから問題として認識されにくい。住民はもともと自給自足的生活のため、孤立しても自助努力で済ませてしまう……。

ある意味、人間社会は常に変化することを前提に作られており、災害に会わない頑丈な社会基盤を作るよりも、災害時に被害を小さくし、すみやかに復旧できるシステムを設ける方が柔軟に対応できる気がする。

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2007/06/19

NHK「みどりのニッポン再生」

先に、になみさんからコメントで紹介のあったNHK教育の「みどりのニッポン再生」、ようやく録画を見た。

東京で開かれたフォーラムの収録だったが、パネラーは、オークヴィレッジの稲本正、宮林茂幸・東京農業大学教授、 JTの篠原政美CSR推進部長、橋本大二郎高知県知事、中野雅光・和歌山県森林・林業局長という面々。

内容は、極めて簡単に言えば、日本の森林を、国産材を使うことで再生しよう、という呼びかけだ。まあ、このプログの読者には、今更、と思えることかもしれない。その大筋には文句を付けないが、気になったのは、映像リポートも含めて、大雑把な表現が平気で使われていることだ。

相変わらず「安い外材」とか「日本の木材需要の8割以上が外材」「水は森林土壌に溜められる」などという言葉が出る。そして、高知県から始まった「森林環境税」、和歌山県が先鞭を付けた「緑の雇用」の手放しの称賛。そして新たに始まった「企業の森」。
そんな単純に森林環境税が褒められるのか、緑の雇用の実態をわかっているのか、と突っ込みを入れたくなる。それに、結局は税金の投入とボランティア頼みの方策であって、林業を経済的に再生する仕組みではない。

でも、まあ。

とりあえず、日本の森林の問題点と模索状況を示すということで、こんな感じでまとめました、ということかな。これはこれで、世間向けには一歩前進かもしれない。

ちなみに番組タイトルは、「みどりのニッポン」の再生という意味のようである。拙著のタイトルは、森林からの「ニッポン再生」と読んで欲しい。区切る点が違っていたよ。

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2007/06/13

朝日新聞・時代は「ニッポン」?

今朝の朝日新聞に、『森林からのニッポン再生』が登場した。

……といっても、この時期に書評ではない。文化欄だ。

そこに  時代は「ニッポン」の気分
       映画、TV、本のタイトル続々と

という記事があり、ようするに日本、ニホンではなく、ニッポンという表記が流行っていることを紹介しているのだが、そのヴィジュアルとして、タイトルにニッポンという表記が使われている本を集めた写真がある。その一角に「『森林からのニッポン再生』も写っているのである。ちなみに、本文に『森ポン』については一言も触れていない。

なに、これでも人の目に触れる機会が増えたのだからよいのです(^o^)。

ちなみに記事では、ニホンとニッポンの違いを論じているが、私がニッポンをタイトルに使ったのは、漢字と比べたのだ。森林、日本、再生と漢字ばかりが続くタイトルは見栄えが重くなるので、カタカナを使った。ニホンにしなかったのは、単に語呂の問題である。発音したときに、ニッポンの方が口にしやすかったから。

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2007/05/31

速報!ドイツのチェンソーアート大会

速報です。
ドイツのザクサン州、フライバーグ郡ムルダで開かれていたドイツチェンソーアート大会ハスクバーナ・カップにおいて城所ケイジが総合優勝したという一報が入りました。

それが、只事ではない!

5カ国18名で行われたものですが、

スピードカービング1位。(オークションの売上げ金額)
ピープルズチョイス1位。(メインカービングの観客による人気投票)
メインカービング優勝 (メインカービングの審査員による審査)
さらに、カーバーズチョイス(カーバーが選ぶ1位)

驚異的な圧倒的1位です。
メインカービングは、200年生のオークを使って彫りあげた龍。「世界の平和を祈る」というタイトルだそうです。写真などは、彼が帰国後紹介しますね。とにかく、凄いから。

日本でも同じ時期に東栄町でチェンソーアート大会が開かれましたが、日本および日本人の活躍でチェンソーアートの認知度がもっと高まることを期待しています。

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2007/05/29

松岡大臣の自殺

このブログでは、政策は扱っても政局を取り上げる気はない……つもりだったが、さすがに感じるところがあったので、急遽、一言。

松岡利勝農林大臣は、林野庁出身者ということで、多少は興味&期待するところがあった。政策的には賛成しかねることも多いのだが、少なくても林業に詳しい点と、豪腕との評判ゆえ、何か仕掛けたら動きは早いからだ。事実、就任前にはサミットで違法伐採を取り上げさせて世界的な違法木材締め出しの大きな流れを作った。

ただ就任後は、かなり強引な人事をしたことで知られている。マスコミはまだ取り上げていないが、官僚には恨んでいる人も多いのではないか。
この半年以上、次々と大臣に関する醜聞・疑惑が噴き出るのは、それもあってリークが相次いだからだと睨んでいる。自殺の原因に関しては、これから調べが進むだろうが、数々の疑惑が絡んでいるのは間違いないだろう。

それにしても、何か気分が悪い。その原因を自らに問いかけると、生駒市で今起きていることと、似ている点があることに気づいた。わが町では、前市議会議長に前市長が相次いで逮捕された。こうしたことで自分の住む町が有名になることは喜べない。それにもまして気分が悪いのは、鬼の首をとったかのようなマスコミと便乗する市民の存在だ。
マスコミは、膿を出せ! とばかりに腐敗の構造を報道している。とにかく醜悪に描いて叩くことがいいことだと思っている。そして一部の市民まで、自分の住む町をけなすことに夢中だ。おそらく町への思い入れが薄いのだろう。まるで自分の知っている土地が、事件の舞台になったことにワクワクしているかのようだ。

私は逮捕された二人に多少とも面識があり、悪いやっちゃなあと思う反面、身近な人が逮捕されたことへの憐憫も湧く。この距離感がわからない批判は気分が悪い。
おそらく私は、林野行政をウォッチングしているせいもあって、松岡大臣本人は知らないし政策も評価していないものの、なにがしかのシンパシーを感じていたのかもしれない。

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2007/05/23

 第2回森林ビジネス塾

今日は、丹波の森林ビジネス塾第2回目。高島屋京都店の丸山氏に消費者ニーズについての講義を受けた。

内容を一言で言えば、「作りたいもの、売りたいものより、買いたいもの」。

すべてのニーズは、買う側から始まるのだ。多くの業界、とくに林業・木材業界は、売りたい原木や木材があって、どのように売ろうか考えがちだが、本来は買いたくなるものをいかに木材で作るかを考えるべきなのである。

丸山氏は、百貨店業界の豊富な例を紹介しつつ、その実態を語っていただいた。
印象に残った言葉は、質問に「自分の作りたいものを求める人だけに売る」という職人気質の人の可能性に対するもの。

作りたいものを作る。最高ですね。でも、100%消えるでしょう

そんなに販売というものは甘くない、という。たしかにそうした品を求める客もたまにはいるが、100に1つか2つ。それでは持続できずに消えるのである。

私も賛成だ。実は、本当に腕のよい職人ほど、口では好きなものだけを作る、と言いつつも、消費者の声をしっかり捉えている。その上で、ニーズを自分なりに表現する腕がある。

さて、受講生は、今後の商品開発に今日の講義を活かせるだろうか。少なくても、想定外の内容だった様子は伝わってきた。ただ、まだ殻を破れないでいる。

最後の課題である、「今、欲しい品(木製品)」を書き出す作業でも、すでに存在する木製品を思い浮かべながら、選んでいるように見えた。なかには木製自動車、木製パソコンといったアイデアも出たが、それを発展させられるか否かが、今後の鍵である。

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2007/05/07

新ブログ、始まります!

新しいブログを始めました。
これまで『だれが日本の「森」を殺すのか&田舎で暮らす!』ブログを愛読していただいた皆さん、そして新しくアクセスされた皆さん、こんにちは。

今後は、こちらで森林と木と木材と田舎について記していきます。まだ十分に落ち着いていませんが、長い目でみてやってください(笑)。

またホームページも更新(『割り箸はもったいない?』のコーナー)しました。こちらもよろしくお願いします。

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