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森と林業と動物の本

2025/11/11

宮崎県盗伐被害、ついに裁判へ

このところ、裁判所に通ったり司法関係の書籍や資料を読んで勉強したりすることが続く。

もともと事件報道的なテーマは手を出さないと決めていた。目先の事件ものは一過性だと思っていたからである。だが、『盗伐 林業現場からの警鐘』を手がけたことや、地元のメガソーラー問題に顔を突っこんだことから、触れざるをえなくなった。そして日本の司法制度に絶望しかけている。

日本は「法の支配」ではなく「人の支配、法による支配」ではないか……と気づいたからである。冤罪事件の発生はおぞましいが、実は反対に事件にされない事件があまりに多いことにも気づいた。門前払いである。警察、検察、判事……らが、恣意的に取り上げない案件がいかに多いことか。それなりに理由はつけているが、まるで加害側を庇うかのよう。

とまあ、ぐだぐだ嘆いても仕方がない。まったく立件されない盗伐事件も、民事とはいえ、一部でついに裁判が始まった。宮崎地裁である。

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ここで盗伐内容を説明するのは差し控えるが、この訴状の請求金額を見てほしい。

かたや1953万6000円、かたや434万2800円。この金額。もちろん盗伐された森の面積は違うが、通常の業者が「誤伐の賠償金」として提示するのは、その100分の1ぐらい。通常の盗まれた材積の価値も、この10分の1くらいだろう。請求額とはいえ、ぐんと上げたのである。

もう一つ重要なのは、請求先(被告)の中に都城地区製材業協同組合が入っていることだ。つまり盗伐された木材を買った側の業者にも責任を追求している。この画期的なことがわかるだろうか。

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 ようするに「買っただけ」の業者でも真面目に仕事すれば、納入された木材が違法伐採の可能性が高い怪しい物件であることはわかるはず、と切り込んだ。グレーでもダメ、という論法だ。

これが疑惑の業者たちのプレッシャーとなるかどうかに注目である。もちろん判決を待たないといけないが、巨額請求を抱える被告になるだけでも心理的な圧力は発生する。

盗伐問題だけではない。私の見立てだと、宮崎県の林業はあと10年もすれば崩壊する。宮崎県の森林の可能資源量(経済的に採取可能量)が底を突くからである。今の伐採量とコストを維持できなくなり、機械化を進めた業者は小回りが利かずに採算が合わなくなる。倒産・廃業が多発するのではないか。おそらく補助金投入や違法行為で先のばしを図ろうとするだろうが、長くは持つまい。もしグレー木材への目が厳しくなれば、いっそう難しくなるだろう。

賢い業者は、今から転換を模索すべきだろうね。実は転換する方向はいくらでもあるのに、それに目を向けないことに絶望するのだ。

 

2025/10/28

日本林業の祖・和邇氏

奈良女のシンポジウムで私が話したキモ。

日本の林業の祖は、豪族・和邇氏ではなかったのか? 

ピンとこないかもしれない。そもそも和邇氏(ワニ氏)が、あまり知られていないだろう。が、ヤマト王権と深い繋がりを持っていて、大君(天皇家)に10人以上の妃を出し、後漢と貿易をしていて、そこで持ち帰った剣は現在国宝にもなっているほどの有力豪族だ。

だが、その経済基盤は……というと、木材生産だったのではないか、と思っている。

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現在の天理市あたりが和邇氏の根拠地なのだが、その裏山とも言える田原地区(大和高原)で木材生産をしていたらしい。

で、ここで重要なのは、その木材を天理へと山の斜面を下ろしたわけではないこと。なんと、遠く離れた木津川まで運んで川を流していたという。図の矢印がそのルートだ。つまり、丸太の流送技術を持っていたわけである。

しかも、木材取引をほかの豪族と行っていたことや、資源管理もしていて、伐採地を循環させる林業を行っていたらしい。

私は、和邇こそ、日本林業の祖! とぶち上げたわけである。

でも、まだ定説になりきれていないなあ。

 

2025/10/25

丸太は肩に担いで搬出~1500年同じ方法か

明日は、奈良女子大学でシンポジウムなのだが、私は林業の歴史を語る。

そこで資料づくりをしていて、見つけた写真。

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古代は、いかにして木材を山から運び出していたか……という説明を使用として手持ちの写真を探している中で発見したのだ。

これ、人間が肩で担いで運んでいたはずだ。それを説明できるイラストを使おうと探しているうちに写真を見つけたのだ。これはリアルでよい……って、、、写真がある?古代の?まさか!

これ、「吉野山林写真貼」という林業遺産にもなっている資料なのだが、そこに写っていた。言い換えると、この写真貼が作られた明治36年でも、まだ肩担ぎをしていたわけだ。

古代の、飛鳥時代、奈良時代の林業を紹介するつもりたったのに……(^^;)。

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ちなみにこちらは,平城宮跡資料館にあった図。こちらは正真正銘奈良時代の様子を描いているのだが、筏をつくって川を流している。こちらの方が進んでいるじゃないか。こんな平野でよいのか、と思わぬでもないが、山から出してきた木を丸太にして平城宮を建設した奈良盆地まで運んだことを示しているようだ。

肩で担いで山から下ろし、川を流して目的地へ……なんだ、飛鳥時代と明治期の技術は一緒じゃないか。

林業技術は、1500年ぐらい進歩せずに来たのかもしれない。

さて、明日はどのように説明するかな……。

 

2025/09/30

アシストスーツ、林業でも実用化

以前より重労働の現場に人に装着型ロボットならぬパワースーツが研究されていた。

私も幾度か取材して林業界への採用を記事にしたことがあるが、実験レベルに留まっていた。だが、ついに実用化するため採用する現場が現れたようだ。

林業の人手不足と腰痛課題に挑む 香川西部森林組合がアシストスーツを導入

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ただ、これは腰痛防止などが目的で、動力(電動モーターなど)を使わない人工筋肉によって背筋を支えるもののようだ。草刈り現場などで有効なのだろう。

マッスルスーツ Soft-Power(R)という名で、サポータータイプとか。人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラスの補助力。腰の負担を35%軽減。……などと書かれている。本体重量が430gというのはすごい。

すでに製造・物流倉庫での持ち上げ・持ち運び作業や介護現場で使われ、姿勢維持、農作業の前傾姿勢などに効果を発揮しているという。言い換えると、山を登るとか、重いものを軽くするのではなく、腕などをサポートする。

私が以前取材したものは、動力でサポートするものだった。

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残念ながらコロナ禍で会社は解散してしまったが……。

いずれにしろ、ロボットやサイボーグ的に力を与えてくれるわけではない。機材の重さ分が増えるから、むしろ身体のの総負担は増えるはずだが、足や腕の筋肉の伸び縮みを補強することで楽にするものだ。

単にパワーを使う作業を機械で行うなら、乗用林業機械になるのだろう。アームで自在にものをつかみ運ぶことはできる。ただ機械を入れる作業道が必要で、それでも機械を入れたら森林土壌を破壊しがちだ。道路のない林内を移動したり小さなものをつかむ細やかな作業をいかにサポートするか。
まだまだ人間の手足で行う作業は、機械に真似ができない。

その前に、現在の林業でそのような細やかさは求められているのか。今は力付くでやればいいじゃん、細かなことするのはコスパが悪い、という雰囲気が横溢しているような気もする。

 

2025/09/12

高校の森林系は消え伝統建築科へ

奈良南高校の学科の再編が発表された。

県立奈良南高校 宮大工を養成する「伝統建築科」新設へ

奈良県教育委員会は県立奈良南高校に宮大工を養成する全国でも珍しい「伝統建築科」を新たに設置することを決めました。

「伝統建築科」が設置されるのは、大淀町と吉野町に学舎がある県立奈良南高校です。

県教育委員会によりますと、高校では毎年、定員割れが続いているということで新たに宮大工の育成や伝統建築の技術に特化した「伝統建築科」を設置し「普通科」と「情報科学科」をあわせた3つの学科に改編することを決めました。

これ、伝統建築科の新設にスポットを当てているが、個人的には森林系がなくなったことに目が止まった。
奈良県立の奈良南高校は、最近、吉野高校と大淀高校が合併してできた新設校である。そして吉野高校には、森林科学科、さらに以前は林業科のあった高校であった。

少し歴史を概観すると、1902年(明治35年)に設立された農林学校に原点があるのだが、そこに林科があって定員は38人と農科よりも多かった。そして1923年に吉野林業学校となる。さらに川上村に移転して演習林も約90ヘクタールある全国屈指の林業学校となる。川上村こそ吉野林業の中核という思いが強かったのだろう。

卒業生には官庁や銀行、医師もいて、海外渡航する者も多かった。政治家や財界も輩出している。
戦後は、一時期普通高校に再編されたが58年に再び林業高校へ。そして珍しい高校の林業博物館も設置される。ここには、実はとてつもないブツが並んでいるのだが……正倉院や法隆寺の遺物とか台湾の植物標本とか……それはともかく、78年に工業高校と合併して吉野高校になった。また川上村から吉野町へ移転もしている。

だが、生徒数の減少に加えて、林業界に就職する者はほぼゼロ状態が続き、合併続きで 森林・土木探究科 になるのだが……。
それでも生徒数減少に歯止めがかからず、今回の「伝統建築」の分野に衣替えすることになったわけだ。「森林」と
いう分野より、建築の方がまだしも生徒にウケると睨んだか。今回の再編で、完全に森林分野は消えることになる。100年以上の歴史も打ち止めだ。

4_20250912093701川上村に残る碑

かろうじて材料は森林から伐りだす木材だよ、それは林業だよ、という程度には基礎教養で残すのかもしれないが。基本は大工養成だろう。

まあ、奈良と言えば大仏とシカだけでなく、伝統建築である(^^;)。現役の宮大工が講師となるそうだし、2級建築士や木造建築士の受験資格も得られるらしい。伝統建築に特化した公立高校の学科は関西では初めてのようだ。新潟県や熊本県にはあるが。

なお旧吉野高校の校舎には、奈良県立フォレスターアカデミーが誕生している。歴史的経緯は違うし高校でもないが、こちらが林業の学びの伝統を引き継ぐのだろう。

2025/09/10

水産業者の嘆きが他人事でない……のはなぜ?

たまたま水産業者の記事を読んでいた。

ようするに漁師も漁協も卸業者も、そして消費者もみんながトクするウィンウィンな新ビジネスを開発し、頑張って普及しているのだけど……という話。そこに何が起きたか。

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とくに漁協組合長が抵抗勢力になる話。常にやらない理由を探し、自分がやらないだけでなく他人がするのを邪魔し、単純にマーケットを知らない以上に「面倒だからやりたくない」意識が強い。

まあ、ここに紹介した以外にも、さまざまなエピソードがてんこ盛りで、漁師や漁協だけでなく、卸の同業者も出し抜こうとさまざまな邪魔しつつ、自分だけ儲ける手を考える……契約の概念もなく、目先の利益に飛びつく人たち。

笑ってしまうと同時にひんやりしたものが背筋に流れるのだけど、こんな様子って、別の業界にもありますよね(⌒ー⌒)。ほら、あの業界とか……。

 

2025/09/02

無断伐採調査結果の公表

昨年度の盗伐、いや無断伐採についての調査結果か公表されていた。

民有林の無断伐採に係る調査結果(令和6年)について

あくまで情報提供や相談が寄せられた件数なので、全体からすると氷山の一角なのだろうが、それなりに参考になる。前年度に比べてわずかながら増えている。

図表を貼付する。詳しくはリンク先を見てほしい。

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とくに林野庁は、この結果についてはコメントしていない。ただ、このようなサイトもある。

森林窃盗、無断伐採事案の未然防止

盗伐を減らすところまではいかないようだ。両者の認識の違い、というのも、どう解釈するべきか。間違えただけ、誤伐だ、というのをどこまで信用するのか。むしろ、その後の賠償をどれほど真摯に行ったかという点を考慮に入れた方がよいかもしれない。

 

 

2025/08/21

奈良の林業を木材生産量から読む

こんな表を見た。

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20年間の素材生産量の増減を示した統計のうち、下位10県だというのだが……なんと奈良県が半減している。1番は北海道だが、これは面積が全然違うので、増減率からすれば奈良県はダントツの1位だ。つまりもっとも減っている。

これを、どのように読み解くか。

奈良県の林業は壊滅的? もはや吉野林業は消えてしまうのか……。

いや、私は別の見方をしている。むしろ、この減産こそ、奈良県の林業が生き残れる証拠ではないか。よく吉野の大山主は、「材価が安いから100年寝かそう。その間、木は太る」と言っているではないか。

はっきりしているのは、どこの道府県も生産量は減っている。増加率トップは秋田県とか宮崎県などだが、いずれも生産量自体は減っている。
なぜ減るか。木材需要が減っているからだ。これまでは、それをバイオマスと輸出で誤魔化してきたが、そろそろ限界。

建築需要は、ずっと落ち続けている。これまでは、輸入木材による合板を国産材に置き換えることで国産材需要も保たれていたが、そろそろ限界だろう。置き換えられる分は置き換えた。住宅建築も人口減社会で増えるとは思えない。木造ビルを増やしても、木材の使用量的にはたいしたことはない。

増えているバイオマス燃料と輸出も、今後は怪しい。バイオマスは頭打ちだろう。国産燃料としては、今以上に増やせまい。輸出は今も伸びているが、将来的に明るくない。中国が主だが、中国も景気減退している。それに日本材など小さなシェアしかない。最初に切り捨てられる。

バイオマス、輸出とも九州が主立った生産地だが、はたして今後も素材生産量は伸ばせるか。そもそも山に木はあるのか。机上の計算では、「日本の山は太った」となるが、現実は違う。まず伐りだせる山がない。ほとんど皆伐で稼いできた木材生産量だが、機械を入れられる山は、どんどん少なくなっている。それでも出さないと林業事業体も製材所も破綻するから、盗伐もはびこる。

今頃、再造林に熱心になってきてているが、植えても40年~50年待てるのか。

需要はないよ。しかし需要がなければ行き詰まる。そろそろ林業全体の破綻が近いのではないか( ̄∇ ̄) 。

私は、ここで木材生産量の半減を主張したい。そうすれば出回る木材は減って価格は上がる。しかし林業従事者はどうする?

心配ない。林業従事者は実質4万人しかいないのだから、半分が失業しても2万人だ。そのうち半分は造林や育林、木材加工などに回せるだろう。流行りの里山で広葉樹林業!を取り入れたら、もっと吸収できるかもしれない。人手不足は農業や建設業もだから、十分に吸収できるだろう。そうした雇用の流動化をさせることこそ、国の仕事である。

伐採量を減らして、長く寝かして木材を太らせる。そして高く売る。これぞ、奈良の、吉野の戦略ではないだろうか。心配なのは、生産量の減少で従事者も減ると、技術の伝承は大丈夫か、という点だ。これこそネックである。吉野の大山主は、ここを頑張らないといけない。

以上、地元ヒイキ(^^;)の奈良の林業必勝論であった。

 

 

 

2025/08/13

宮崎県は年間どれほどはげ山をつくっているのか

宮崎県が、スギ丸太生産量連続34年日本一を達成したというニュース。

スギの丸太生産量 宮崎県34年連続で日本一

農林水産省の統計によりますと、宮崎県は去年1年間のスギの丸太生産量が、172万8000立方メートルで、34年連続日本一となりました。
前の年に比べ11万8000立方メートル減りましたが、2位の秋田県とは35万立方メートルの差となっています。

これでも減った方らしい。このニュースは,ようするに自慢しているのだろう。

これ、一体どれだけのスギ林を伐っているのか。宮崎県では、あまり利用間伐生産はしていないはずなので、全部皆伐によると仮定する。

スギ林の1ヘクタールの材積はどれくらいか。

林野庁の「森林資源現況調査」(令和4年3月31日現在)によると、全国累計から算出したものでは、36~40年生のスギ人工林の1ヘクタール当たりの幹材積を337立方メートル(樹高約20メートル、平均直径20センチのスギが1ヘクタールに1000本ある林分の材積量)としている。

宮崎県は、相当樹木の生長がよいし、伐るのも40年生以上の林分が多いから、とてもこんなものではないと思うが、計算をしやすくするために400立方メートルにしておく。また幹材積と丸太の材積は近いものとする。

すると単純に4320ヘクタールになった。もっと正確な各数値を見つければいいのだが、調べるのが面倒くさい。ここではこうしておく。これが皆伐面積? いくらなんでも……と思うが、どこか計算間違いしていない? 

このうちの7割に再造林しているから、1296ヘクタールははげ山のまま。この数字が34年続いていたら、4万4000ヘクタールのはげ山が誕生したことになる。今後、再造林率を上げると言っているが、こうした過去の跡地はどうなるか。

宮崎県のスギ人工林面積は、23万9113ヘクタール。はげ山率は18%になってしまう。

この計算の誤差がどれくらいかわからない。極めて大雑把だ(笑)。でも、お遊び的にでも、こうして数字を出すと、なんとなく宮崎県の林業の実態像が見えてくる。

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2025/08/04

バイオマス白書2025を読んで考える

バイオマス白書(主にバイオマス発電)が発行された。そのサイト版は、こちら。

バイオマス白書2025 サイト版(本編)

毎年出されているが、年々暗くなるような気がする。当初は、まだバイオマス発電への希望も触れていた気がするんだけどなあ。

私も、数多くのバイオマス発電の記事を書いてきたが、暖簾に腕推しではないが、むなしくなる。なんと我が地元生駒市にも完成したのだ。
以前より計画があるのは知っていたが、コロナ禍もあって工事が進んでいる様子は見えなかった。何よりマスコミも市の広報もまったく取り上げなかった。私が情報提供したこともあったのだが、新聞社も動かないのだ。

メガソーラーなどは景観の問題もあって、反対の声が高まっているのだが、バイオマス発電に関してはあまり市民も関心を持たない。

一つは発電所自体は小さく、それほど目立たないこともある。一つ工場が建ったね、ぐらいの感想なのだ。ソーラーや風力のように目に大きく映る代物ではない。その背景に広大な森林が伐られるのだけど。

同時に、環境に悪いイメージが伝わらない。あれが動くためには、年間10万立方メートルの木材を燃やすんだよ、と言ってもわからない。

どれだけはげ山が増えるのか、あるいは海外からの輸入なら海の向こうで何が起きているのか伝わらない。林業とつながることでもあるが、林業そのものに関心を持たれない(-_-;)。

とまあ、私自身の忸怩たる思いもあるが、この白書では、カナダ、ベトナム、そして今度はインドネシアへと広がる木質ペレット問題を取り上げている。

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また、国際、故国内の動きも取り上げているので、有り難い。バイオプラスチック利用予想なんてのも出ている。

矢野経済研究所は、2030年のバイオプラスチック国内販売量(国内製造、輸入)は約8万tと予測している(図7)【*41】。大手石油精製メーカー各社が廃食油を原料とするSAF製造プラントを稼働する予定だが、副産物のバイオマスナフサがバイオマスプラスチック市場の成長要因となると指摘している。また同研究所では、木粉、デンプン、セルロース繊維、貝殻、卵殻など、バイオマス由来の原料(バイオマスフィラー)を、カーボンニュートラルやバイオエコノミーへの注目から、日用品や玩具、雑貨類などを中心に、従来使用していたプラスチックに高配合し、化石資源由来プラスチックの使用量を削減するという取り組みが進展しているとしている

どうだかなあ。可能性と実現性の乖離が甚だしい。

ともあれ、じっくり読んで脳内の情報をアップデートしたい。


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