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本の紹介

取材・執筆・講演

2017/11/13

ハフポストに土倉庄三郎の林業哲学

ハフポストHuffingtonpost日本版に「土倉庄三郎の林業哲学 」が掲載されました。

 
内容は、グリーンパワー11月号に執筆したものと同じだが、没後100年記念記事。
 
すでにグリーンパワー7月号の記事 をハフポストに転載しているが、そこでは土倉翁がいかに林業で得た資産を社会事業に投入したか、ということを記した。
だが、それだけだと「金持ちが有り余る金をばらまいた」と感じる人がいるので、実は林業にも大きな関わりのある事業だったことを説明したもの。
 
Img001  グリーンパワー版の記事
 
 
林業、環境、経済、どれもが繋がっていることは、何も欧米の理論や21世紀に入ってからの学説を持ち出さないでも日本でも昔から根付いていたのだと思うよ。ただ、施政者が活かせたかどうかは別だけどね。

2017/11/07

高校生からの質問

某高校2年生から、質問のメールが届いた。

 
なんでも、河合塾の第一回京大即応オープン模試の、地理Bの問題の解答解説文に「安い外材」についての記述があったのだそうだ。
 
問題は、1960年代から70年代にかけて国内の木材生産量が急減した点を、木材と需要と供給の面から50文字以内で書け、というものだ。
 
私のブログや著書を読んでいる某君は、まだそんなことを言っているのかと思ったのだが、農水省の統計を見ても1970、80年代は外材が安くないとは確認できませんでした……というものであった。
 
実際、解答解説文には、次のような文があると添付してくれている。ちょっと問題個所を拡大したのだが。。。
 
Img_1793  
 
いやあ、こんな問題、私なら50文字で書けないようなあ。500文字は必要だ。
 
ともあれ、私も解説しました。極めて簡単に言えば、70~80年代は外材の方が国産材より安かったのだよ、ということになる(~_~;)。
もともと50年代から始まった外材輸入は、ずっと国産材より高かったのだが、70年代に入って為替が変動相場制に移行して円高が進行することで、一気に安くなった。この時期は、たしかに外材の方が安くて、それに国産材は負けていた面はある。
 
だが90年代に入って、再び国産材の方が安くなっていく……が、2000年代はまた乱高下する。(返答では、もっと詳しく書きました。)
 
その資料としては、やはり森林林業白書である。取材による聞き書きも含まれるが。
 
 
ともあれ、高校生の林業オタクがいたことに感心した(笑)。もっとも学校には、話の通じる友達がいないそうだが(~_~;)。
 
ただ、教科書には「世界と日本の林業」という題でまるまる1ページ語られているそうである。そうか、最近の教科書では、また林業が復権しているのか。
 
なかなか勉強になりますな。私も、高校の教科書にも目を光らせようか。

2017/10/31

大和森林物語~林業家のスイス研修

昨日に続いて、自分の記事の紹介になるが……毎日新聞奈良県版に連載中の「大和森林物語」は9回目になった。

 
毎回紹介するのは止めたが、忘れられない程度に(~_~;)紹介しておく。本日10月31日に掲載された記事がウェブにも転載されている。
 
 
ちょっと、このタイトルだけではわからないだろうが、奈良県では今年の夏も林業家をスイスに2週間の研修に送り込んでいる。その話。奈良県から一気に海外まで飛んでしまったよ。
 
実際に参加した森林組合員の中森さんの話を中心にしているが、多岐にわたる感想の中で、今回は都市林業を紹介した。首都ベルンの近郊で本格的な林業をやっていて、その側を市民が平気でジョギングしている……という状況の紹介だ。
 
 
その中でも、私が気に入ったのは、以下の写真。お借りした写真の一部を拡大したのだが、森の中に、丸太を使ったベンチなどがつくられている。その太さの木がゴロゴロしているのも感心するのだが、逆にこれぐらいなら日本でもすぐにできること。
 
2_2
 
でも、日本では公園など特別な場所でさえ、なかなか見かけない。現場の人の一工夫で、簡単に森が楽しくなるのにね。そもそも林業現場に市民を入るのを極端に嫌うし。
 
 
ちなみに、日本人が研修に行ったことは現地の新聞に掲載にされたようだ。全然読めないけれど(~_~;)。
 
Dscf6440
 

2017/10/30

Wedgeに「間違いだらけの獣害問題」書いた裏事情

Wedge10月号に「捕獲すれども被害は減らず、間違いだらけの獣害対策 」を執筆しました。

それがウェブ版のWedgeInfinity に転載されました。
 
Img002
 
これ、実は半年ぐらいかけて取材していて、なかなかの力作です(笑)。
もともと、現在の獣害対策はおかしい、間違いだらけだし、ジビエ振興が対策になるわけがない、という私の見聞から始まった。その点からすると、2年以上前にもYahoo!ニュースに「ハンターが減ったから獣害が増えた?いえ反対です 」という記事も書いている。
 
しかも、Wedgeの記事として取材を初めてから「獣害とジビエは違うのだから、別の記事にしようか」と提案されて、それで先に書いたのが「ジビエ・ビジネスの光と影 」である。
 
 
ついでに言えば、派生して書いたのがYahoo!ニュースの「獣害駆除にもアニマルウェルフェア 」。こちらの取材はWedgeの記事を書き終えてからではあるが(^o^)。
 
 
結構、動物記事は多いのだよ。
 ゛
もともと私の森林ジャーナリストとしての原点は、野生動物にある。。。。というと不思議に思われるかもしれないが、かれこれ学生時代まで遡る話。ボルネオにオランウータンを追いかけに行ったのが、森林問題に目覚めるきっかけだった。卒論も獣害だったし。
 
だから、原点なのだよ、この記事は。
 

2017/10/26

Yahoo!ニュース「森をなくすことに補助金?…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「森をなくすことに補助金!林業政策の大転換 」を書きました。

 
 
これは、先週に続けて書いてきた「来年度の林野庁予算請求 」の続きだ。もっとも引っかかった点を、どうせならとブログではなくYahoo!ニュースに記そうと思ったのである。
 
 
実は、以前、林業の補助金がいつ頃からどんなものが出始めたか、ということを調べたことがある。すると、戦前にもわずかながら造林に補助金は出されたようだ。そして戦中にも出されていた。やはり、造林は大切と見なされたみたいだ。
 
そして戦後は、時代と共に次々とスケールアップされていく。
 
しかし、70年代だったか「これ以上は出せません」という声が、林野官僚から出てきた。
やはり、「営利事業に税金は使えない」という原則に従おうとしていた。その点、真っ当な神経を持っていたと言えるだろう。
 
が、結局は歯止めがなくなるのである。
 
もはや地球環境だ、公益的機能だ、という言葉自体が消えつつある。むしろ林業振興のため……いや、失業対策のため? になりつつあるのではないか。
 
お役人、といえば「杓子定規」というイメージを当てはめることが多いが、いまや「なし崩し」「理由は後から付いてくる」の方が近いかもしれない。
 
 
でも、これで喜ぶ山主や、素材生産業者は多いだろうなあ。再造林セットなんて、誤魔化すことはいくらでもできる。また植えるだけで放置して、その後は枯れたり食われても知らぬ存ぜぬになるのではないか。
 
……こうしたことを書くと、山主、儲かるのは素材生産業者の方だと思うが、きっと反発が噴き出るだろう。せっかく儲けるチャンスなのに邪魔するな、と。ま、モラルハザードを来した人に文句を言っても仕方がないが。
 
 
あえてマシな形を考えるなら、皆伐・主伐に補助金を出すのではなく、再造林を10割補助にするようにしたらどうか。そして10年後に成林していなかったら補助金返却を迫る、ぐらいにしてほしい。それなら、ずっと先になるが森にもどるだろう。
 
Photo 植林された皆伐地

2017/10/22

台風下の講演会

台風下の講演会
小浜に来ている。選挙投票日と台風直撃。こんな日に参加者いるの? と思っていたが、時間になると続々と足を運んでいただいた。
最終的には8割入り。60人くらいにはなっただろうか。イメージ的には満席だ。

お陰さまで講演会も盛り上がった。
感謝感激である。

今はホテルの部屋に帰っているが、窓の外は、文字通り嵐。ゴウゴウ、ドンドンと風が鳴る。8階建てのビルが揺れる。すごいぞ、台風。


明日は地元林業家のところにお邪魔する予定だが、大丈夫か?

2017/10/18

横長部屋の講演

今日は、大阪で「日本芝草学会」で講演。

楽しく話させていただいた。
ただ部屋が驚くほど横長なの(笑)。
3つの教室を連ねたようだが、幅50メートルくらいある?プロジェクターも3つ。

だから私も、首を右左に振りながら話したのでした(^-^)v 

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2017/10/17

Yahoo!ニュース「総選挙の各党の環境と森林政策……」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「総選挙の各党の環境と森林政策を見てみた 」を執筆しました。

 
これ、なんとなく乗り気はしなかった。いまさらという気分と、どうせこの手のテーマはアクセス数も増えないだろうし、という打算(~_~;)から。
 
実はYahoo!ニュースの編集部から、 「希望の党の“花粉症ゼロ”という政策について何か書きませんか」という提案をいただいていたのだ。
しかし、それを受け取ったのがノルウェー旅行の真っ最中。ちょっと時間的に無理であるし、論じるまでもないというかたいして紙数を費やせないと思って流していた。
 
しかし、帰国後はそれなりに時流に触れる。私も選挙に行かねばならない。 
で、一応やっとくべきだな、という使命感? 森林ジャーナリストと名乗らせていただいている限りは、業界記事ばかり書くのではなく、世間に示すべきものがあるという崇高な(笑)思いを持って調べだした。
 
しかし、各党の公約を調べるというのは、思っている以上に手間だ。というより、いくら公約のホームページを探し出して読んでも、森林や林業政策とか環境理念に触れている部分を見つけることが困難なのだ。
 
いかに、今回の選挙に向けた公約が薄っぺらというか、考える暇がなかったというか。。。新党も多いこともあるが、世間の興味が地方や環境などに向いていないことを示しているのではないか。
 
まあ、各種マスコミでは、憲法や原発などの政策比較が行われている。それに加えて見てください。あと数日で結論が出るのだから。
 
 

2017/10/15

10月22日は、ぜひ……

私の手元に、総選挙の入場整理券が届いた。

 
Img001
 
そう、10月22日は衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査の日である。
皆さん、必ず行ってくださいよ!……と一応は言っておく(~_~;)。
 
私は、明日にでも期日前投票に行っておこうかな。。。
 
そう、22日は地元にいないのだ。この日、私は福井県小浜市に行く。れいなん森林組合の招きによる講演会である。
小浜市にあるが、福井県嶺南地方の6市町を管轄する大きな森林組合だ。敦賀市やおおい町、高浜町、若狭町、美浜町も含む。森林の水PR館という施設も持っていて、この日は森の感謝祭も開催中
、  
 
告知は、こちら(チラシ)
 
演題 期待される林業イノベーション
日時 平成29年10月22日(日曜日) 13時30分から
場所 れいなん森林組合 森林(もり)の研修館 小浜市神宮寺5-30
定員 先着150名まで(入場無料)
 
連絡先 れいなん森林組合 0770-65-5600(山本・小谷)
 
正確には、嶺南林業振興会とれいなん森林組合の共催だ。もちろん、決まったのは、何カ月も前。
 
 
まさか、その日が総選挙投票日となるとは……。
この講演会は、森林組合なと林業関係者はもちろんだが、地元の市町村の林務関係者向きに企画したということだった。だが投票日となれば、自治体職員はみんな投票所や開票所に動員をかけられるだろうから、参加はかなり厳しくなる。
 
私としても、どうせなら人数が多い方がよいに決まってる(~_~;)。
 
 
そんな時に、たまたま私の読者から、講演会に参加したいが近く開かれませんか、というメールが来た。
 
そこで、この小浜のものを紹介した。メール主がどこに住んでいるか知らないし、無茶ぶりなのは覚悟の上で……。
 
そうすると、参加するというのだ。しかも、住んでいるのは神奈川県川崎市。えっ!
 
超長距離ではないか。
有り難いというしかない。。。。
 
ともあれ一般参加OKらしいので、どうぞ近隣にお住まいの方、これを機会に小浜や北陸を観光で回ろうという方、足を延ばしてみませんか。無理かなあ。。。
 
 

2017/10/12

Yahoo!ニュース「ノルウェーは驚異の木造都市だった」書いた裏側

Yahoo!ニュースに「ノルウェーは驚異の木造都市だった 」を執筆しました。

 
たらたらとブログにアップするより、ガツンとまとめて記事にしておこうと、今回のノルウェー紀行のもっとも衝撃を受けた部分を記事にしました。
 
 
実際は、木造ビルだけを見に行ったわけではないのだが、やっぱりインパクトがある。
トップ画像.がショックだからか。 せっかくだから、もう一枚。
 
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ほかにも、こんなビルもあった。
 
3
 
これはNINA、水産研究所だそう。なかなか斬新なデザインな上に木の使い方が上手いなあと思う。
 
もちろん、伝統的建築もある。
 
Photo
これ、バイキング時代の教会かな。
 
 

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森と林業と田舎