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森と林業と田舎の本

2019/12/12

Y!ニュース「廃業時代に失われる?……」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「廃業時代に失われる? 日本の森が生み出した隠れた宝の行方」を執筆しました。

お気づきの方はいるかどうか、ツイッターのリツイートでは「廃業時代失われる?」となっているものがある。そう、最初はそう書いてしまったのだ。どうも助詞がオカシイと「廃業時代失われる」にすく替えたのだが、ツイートは更新できない。その点FBはできるのが有り難い。

ちなみに最初は、所有者の名前を出すつもりだったが、当の本人が断ってきた。出せば、もしかして「買いたい」という人が現れたかもしれないのにねえ。名前不詳だと、仮に興味を持っても連絡をとる手段がないから難しいはず。
もっとも、全部まとめて買い取ろうとしたら10億円を軽く超すから、おいそれと手を挙げられないだろう(^^;)。

個人的に感じたのは、こうした銘木というのは、結局は趣味の世界なんだなあ、ということ。ビジネスの世界ではない。希少価値を売り物にするより、安く扱われている木を高く売る方法を考えるべきだと思うよ。

 

2019/12/05

文章講座の講師やります

え~成り行きで、こんな講座の講師を務めることになりました。

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http://www.alterna.co.jp/28865

本当は単なる飲み会のはずだったのに……(内緒)。

実は、前夜にYahoo!ニュース個人のクリエイターズプログラム感謝祭というのがあって、別の取材で東京に行く用事があったから参加することにした。で、一泊して翌日は国立科学博物館のミイラ展でも見て帰ろうかな……と思っていたらお呼びがかかって、では夕方から一杯飲みましょうか、という話になったところ、なぜか「副業ジャーナリスト講座」開きましょう、となって私にも話してくれと。。。

講座というより小規模な塾。そのまま打ち上げ?飲み会となったら帰れないよね~、ともう一泊することに。

もし興味のある方がいたら、ご参加ください。ジャーナリストとあるが、企業の広報とかネット、SNS発信などを行う人向きでもある。なお有料である。時間が書いていないけど、午後4時~6時らしい。会場となるオルタナ編集部は、駒場東大前駅からすぐ。

私自身は、やるとなったら、単なる取材の裏話とか経験談をだべるつもりはない(そういうものは、無料のブログに書く)ので、いかに読者に伝えるかというテーマで話すつもりだ。

あ、ミイラ展、一緒に行く人いない? 誰かデートしよう、ミイラ見ながら(^o^)。それから20日は朝帰りのつもりだけど、そんな時に限って国境なき医師談主催の「エンドレスジャーニー展」18~22日開催)の案内が来た。こちらに興味ある人いる?

 

 

2019/12/04

被ユーチューバーになる?

「CGS 神谷宗幣」というネット番組に出演した。昨夜から4回放送のはず。1回10分~15分である。

第1回 森林ジャーナリストという仕事

 

「林業」について絶望する実情を遠慮なく語ってくれ、とのことだから出たのだが、これは私にとって初めてのユーチューブ出演?になった。これで私もユーチューバーと言いたいところだが、正確には被ユーチューバーね。自身で発信しているわけではない(^^;)。

正直、私はユーチューブをあまり見たことなかった。せいぜい谷山浩子の歌を聴くぐらいだ\(^o^)/。でも、今やテレビや新聞読まないでユーチューブだけを見て育つ子供も多いらしいので、私も挑戦?してみようかな、と思っていた。で、試しに見たのがストリートピアノを弾く人たちで、これがなかなか面白かった。プロの演奏家がストリートピアノではタダで演奏するのね。そうしたプロが自身の技量を無償で発揮させたい気持ちになるのは面白い。(ま、私もブログは無料で執筆しているわけだが……。)今後、ハマるかもしれない。

さて、この番組は、中でも語っているが、『絶望の林業』を読んだ方が、この神谷氏に私に「出演してもらったらどうか」と連絡したのだそうである。その人はとくに神谷氏と知り合いではなく、あくまでCGSチャンネルの登録者だという。だから直接の依頼は彼女(長野在住のフリーライターだそうである)からあった。もちろん私とも面識はない。こんな関係を築けるのがネット番組かも。

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とりあえず本を写してくれ、というのが私の条件。『絶望の林業』だけじゃない、『森は怪しいワンダーランド』も。『森は怪しいワンダーランド』を中心に語りたい、と言ったのだが、さすがに無理だった(^^;)。

今後3回アップされるはずだから、よろしかったら見て聞いてください。

 

2019/12/03

Y!ニュース「石でつくられた紙はエコか…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「石でつくられた紙はエコか。リサイクルできない紙が増えている!」を書きました。

もともとは紙のリサイクルシステムが崩れかけている……といった記事を軽く書くつもりで、しかもブログ用だった。ストーンペーパーのことも付け加えよう、いやこちらをメインにするかな?なんて迷いつつ書いていたのだけど、調べているうちに硬い記事になってしまって、ええい、これならYahoo!ニュースでもよくね? と方針転換したのであった(^^;)。

だから意外と時間かけているのだよ。我が家にあるストーンペーパーも探し出すのにも時間かかったし。これは随分前の何か産業展覧会か何かで展示されていたものだ。

私は紙について、いつか本でも書けないかと思って目についた資料を集めてきたのだが、どんどん増えても書き始めるパッションが高まらない。。。そもそもテーマが定まらん。和紙も扱いたいが、伝統和紙の世界は嫌いだし(⌒ー⌒)、和紙から洋紙に切り替わる頃の時代や、日本中の森林を所有するようになる歴史も追いかけたいのだがきりがないし……。
それに製紙業界が巨大な装置産業となってしまって、今や森林とかけ離れてしまったから面白みがない。

さて、今後はどうするかな。

2019/11/25

Y!ニュース「けものフレンズは絶滅動物を救う~」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「「けものフレンズ」は絶滅危惧動物を救う~動物アニメや動物園の意外な効能が見える化された」を執筆しました。

実はネタ探しの過程で、いくつかの研究ネタサイトを回った。そして「ネイチャー誌」の研究に一つ、森林環境関連のネタを見つけた。これで何か書くか……と考えたのだが、イマイチ面白みがない。

それで「日本の研究.com」を見ていると、この「けものフレンズ」ネタを発見。これはオモロイ、とあっさり決めた。研究規模だとネイチャーの方が大規模で国際的なのだが、ここではオモロイかオモロナイかが分かれ目。

日本の研究現場の疲弊がよく語られるが、こうした「けものフレンズ」アニメを研究テーマに取り上げることができたのは、まだ日本の現場に多少の余裕がある証拠だろうか。こうした研究をいっぱいすることが肝心だと思うのだ。さもないと、本当に重要な研究に近づけなくなる。
今回のは、結果は極めて順当というか当たり前の帰結だったが、そのうち仰天結果につながるかもしれない。その結果が、とてつもない理論を構築するきっかけになるかもしれない。

私は、ノーベル賞よりイグノーベル賞の方が好きだが、イグノーベル賞は日本人研究者が常連化している。欧米だと研究させてもらえないようなテーマに、わりと日本人は取り組んでいるのだ。もちろん現状を見ていると、どんどん窮屈になり、そのうちイグノーベル賞につながるようなオバカな研究ができなくなるかもしれない。その時こそ日本の没落の始まりだろう。

 

ちなみに、この記事のためのビジュアルを探した。「けものフレンズ」の画像が使えたらイチバンなのだが、著作権フリーの画像はなさそうだ。そこで動物園の写真を探したのだが、私はわりと各地の動物園に行っていることに気づく。手元には4つの動物園の写真があったよ。
ただ、動物だけの写真は面白くないね。それを見ている人間も一緒にいる写真はあんまり撮っていなかった。

ところで動物園を訪ねるのは、たいてい一人(^^;)。ちと寂しいというかみっともないから、誰がつきあってくれ。

 

2019/11/22

セミ終活で捨てる資料

近頃、セミ終活、プレ終活を始めている。

まだ完全な終活をするには早すぎると思うが、少し身辺整理(^^;)をしようという意味だ。なにしろ自宅兼仕事場には、本などが溢れている。それを少しずつ片づけたい。最近はマスコミで孤独死などが取り上げられるようになったが、その場合に映し出される家は物があふれて遺族の片づけが大変という状況。自分はああはなりたくないな、と思いだしたのだ。いやいや生きていても、あんなゴチャゴチャの家には住みたくない。私も急死するかもしれないし、身の回りのブツを減らそうというわけ。断捨離、とは少し違う、身軽になりたい気分。

とりあえず本を減らすことにした。と言っても、当分仕事は続けるので、仕事にかかわる資料としての本は処分できない。そこで、まず読み返すことのなさそうな小説から片づける。段ボール箱30箱ほど出した。さらに読んでも中身の記憶に残らなかった本……。かれこれ何百冊を処分したことか。

次に手を付けたのが資料類。こちらは慎重に選ばなくてはならない。もう仕事にしないテーマを外していく。地域起こし系はもういらないと決めて大量処分した。雑誌も、自身の記事の掲載誌は複数送られてくることが多いが、1冊だけ残して残りは出す。さらに掲載ページだけを切り離して残りを処分。

そして今回は冊子類に手を付け始めた。仕事がらみではあるが、もう使わない・内容が古すぎる各種の紙資料が多すぎる。報告書だったり冊子だったり新聞の切り抜きだったり。じっくり読めば貴重な論考もあるだろうけど、それをチェックする余裕がないし、今から10年20年前の資料は、もう使えまい。また廃刊になった幻の雑誌、市販していなかった某専門誌なども10年分以上溜まっているが、目を通すことはないので処分することにした。

廃棄を決定する時は、若干惜しい気がするが、処分し終わると、意外と快感。過去を捨てるのは心地よい、て大袈裟か。

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でも、それらを段ボール箱に詰めていると、新しい雑誌や資料が届くんだよねえ(^^;)。結局、荷物を減らすというより増えないようにするのが精一杯か。来年からは、林業雑誌も講読を止めよう。

いつか本気の終活を意識したときは、私の森林関連資料を一括して寄付できるような図書館を探しておこう。

 

2019/11/12

四手井綱英氏を「殺した」……

四手井綱英・京都大学名誉教授の『森林はモリやハヤシではない』を、たまたま古書店で見つけた。94歳の時の出版である。

私が林学に興味を持ったのは四手井氏の本を読んだからなのだが、この本は知っていたが今まで読んでいなかった。それで手にとったののだが……。

その中に「私は二度殺された」というページがあった。短いエッセイだが、いやな予感がして、そのページを開いた。

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これ、一度は私のことだ……。

20年以上前に『「森を守れ」は森を殺す!』を出版した際、初版が上がってきてすぐに気づいた。四手井氏に触れた部分に「故」を付けてしまったのである。まだその頃は、80代始めではなかったか。すぐに謝りの手紙を書いて、謝罪にうかがった。ちょうど会った場所(イベント会場)が畳の部屋だったので土下座した(-_-;)。

実は、執筆中に中尾佐助氏が亡くなっていたのである。四手井氏と並ぶ「今西錦司のベンゼン核」と呼ばれた学者の一人。私も取材に行ってお会いしたことがあって気にかかっており、その影響か四手井氏に「故」を無意識に付けてしまったらしい。そして校正も通してしまった。

冷や汗の思い出であるが、それを本人がエッセイに書いているとは思わなかった。ああ、今も冷や汗が出る。
でも、この記事によると、朝日新聞も「殺していた」らしい。少し気が紛れる(^^;)。

もう四半世紀前の恥ずかしい思い出を今頃振り返ることになるとは思わなかった。はぁ~。

その四手井氏は2009年11月28日に亡くなった。ちょうど10年経つか。今は「故」を付けてもよいわけだが、もう付けません……。

 

 

2019/11/10

Y!ニュース「首里城復元に使うべき木材はスギだ…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「首里城復元に使うべき木材はスギだ。琉球の歴史をひもとけば見えてくる木材事情」を書きました。

いやあ、まいった。首里城復元の方法が議論されているので、私もイッチョカミしようと、「CLTでいいやん?」とか書いてやろうかな、と思いつつ念のため、琉球王国当時の木材事情を確認しようと、江戸時代初期の宰相・蔡温と「林政八書」の内容を調べだしたら、いやはやハマってしまった。そして薩摩が原木2万本提供というネタまで見つけてしまった。これは面倒になった、と感じた(^^;)。

おかげで方針転換。復元木材はスギ! と決めつけたのである。(タイトルにそう書いたのは失敗した。)

とはいえ、直径1メートル級のスギだって、そんじょそこらにはない。全国では屋久杉並の天然スギか、神社のご神木クラスだろう。日光の杉並木とか、伊勢神宮の境内林とか。。。。だが、ある。吉野にはある。樹齢200~300年のスギ(ヒノキも少し)がごまんとある。いまだに見渡す限り巨木が並ぶ森がそこここにある。もちろん人工林だ。つまり伐って使うために植えられた木々。トレーサビリティも環境負荷も心配しないでよい。スギの大径木をまとまった量を出せるのは吉野ぐらいのはずである。

 

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吉野で見かけた切株。直径1mを優に越えていた。

つまりスギ材で首里城復元をうたえば、業者は吉野に原木調達に走るだろう。私も可能なら空売りしたいぐらいだ(笑)。
もちろん所有者が伐採を了解するかどうかは別。しかし、最近では川上村の300年生のスギ林を伐っている。その一部は明治神宮の鳥居をつくるために使われるそうである。この林地は立木一代限りの契約だったらしく、伐らねばならなかったようだが…。(伐った後の跡地の再造林が決まっていないと聞く。こちらも気になるが、まさか放置はしないだろう。)

もっともスギばかりではなく、沖縄のイヌマキも一部でよいから使ってほしいものである。

そして、地震にも火災にも強いCLTもよろしく。

 

 

 

2019/11/01

告知・ならどっとFMに出演

ちょっと告知。

来週4日(月)、ラジオに出演する。と言っても、奈良のFMラジオだから、あんまり聞ける人は少ないと思うが、少ないだろうから告知(笑)。

ならどっとFMというコミュニティFM(78.4MHz)で、月曜午前12時半からの(ゴンザレス井原の)「PROFESS SALON」。もちろんパーソナリティは日本人です(^o^)。餅井戸商店街の中にスタジオがある、いかにも地元密着の局ですね。ちなみに電波の届くのは奈良市周辺だけ。京都南部に若干かかるが、大和郡山市まで行けば、多分電波が弱くなると思う。

そこで夏前から出演依頼があったのだが、ずっと日程(月イチ番組)が合わなくて、ようやく11月に実現するという……。テーマは何にするか迷うところだが、リスナーの特性を考えると『絶望の林業』の話は向かないと思って、ナラシカにした。奈良の鹿なら外さないでしょ。林業のことは、来年動きがあるから、その時にしようということになった。

これまで幾度か出演したことはあるが、今回はライブ。しかも台本なし、打ち合わせなし。ぶっつけです(笑)。
ネタ本は『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』だ。今から読み返さないと……。こちらの本もてこ入れだ。そしてナラシカをもっとブームにしたいと目論んでいる。意外と奈良市民は、あんまり身近すぎてナラシカのことを知らない。

実は、全然別に、私のYahoo!ニュースの記事を読んで「獣害に関する本を書きませんか」という依頼も来ている。が、『鹿と日本人』て、基本は獣害問題の本だからなあ。もう書いちゃったわけですよ。

そのうち、このFM番組の常連になろうかと目論んでいる。

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2019/10/29

Y!ニュース『「緑のダムは無駄? それとも…』と「天気の子」

Yahoo!ニュースに『「緑のダムはムダ? それとも……最新科学から考える森林の治水機能』を書きました。

唐突だが、今夏よりロングラン上映を続けている新海誠監督のアニメ「天気の子」。このストーリーを思いきり短く言えば、何年も東京に雨が降り続ける話である。

終わり方(主人公の決断)を「これでいいのか?」と議論があったそうだが、私は、どちらか選択しろと言われたらそうなるわな、人の心の仕組みはこうなっているのだよ(笑)と思った。ただ見ていて私が気になったのは、物語の冒頭だけでも、3か月ぐらい雨が降り続けているという設定であること。おい、それでいいのか?

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そんなに雨が続いたら、その時点で東京は都市機能を停止しているだろうに。それが、最後には「もう3年~」だったので、もはや日本は沈没している(´Д`)。日本という国が壊滅しているか、せめて遷都しなくてはならないだろう。たしかに下町は水没しているような会話はあったが、そんな程度で済むはずがない。それは、今回の水害から連想してもわかるはず。

なぜ雨が降り続けるのか、多少とも(こじつけでもいいから)科学的な理由付けがあればとも思うが、一切無視して降り続いていると言われても。結局、天気の神様に見入られた彼女のなせるわざか?

あるいは雨だけ・東京だけに限定せずに、異常気象全般にする(夏に雪は降ったけど)とか世界的現象とすれば、現実に起きている地球規模の気候変動をほのめかしになるのだろうが、あえてそんな方向性やテーマ性は選ばなかったのね、監督は。

 

さて今回の記事は、今年は9月10月と主に東日本で猛威を奮う風水害に触れて、少し科学的に取り上げてみようと思ったわけである。で、またも谷誠先生のお世話になった(^o^)。

昔から繰り返されている「緑のダム」論だが、常に新たな知見が出てくる。それだけ研究が進んでいるわけだが、一般人にはどんどんわかりにくくなっていく。結局、「緑のダムってあるの?」と聞かれれば、「あるけど、効果は限定的だし、それを左右するのは人間には難しいし…」とごにょごにょ言わなくてはならなくなる。

とはいえ、9月に千葉の風害記事で110万アクセスも稼いだのだから、今月は地味で、あまり素人の興味を引かない話題でも取り上げるのも私の勤めだと思うのである。少しでも最新知見を知り、「俗説」に対するリテラシーを身につけるために。

 

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