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森と林業と田舎の本

2023/01/23

Y!ニュース「イタリアが都市でもイノシシ狩り…」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「イタリアが都市でもイノシシ狩りをする事情」を書きました。

実はこのネタ、昨年末に書こうと思っていたもの。ただ12月はほかにも多くYahoo!ニュース記事を書いたのでブログネタだな、と思いつつ、イタリアの話は日本にウケるかという思いとほかにもブログネタあるやん、と後回しにしているうちに年を越してまった。

ようやく落ち着いて調べ直すと、なかなか含蓄がある。イタリアと日本の事情によく似ていることに気付く。

実はもう一つ、花粉症ネタも考えていたのだが、そこでも思ったのは、日本ではスギの花粉症が広まって、これは日本独特の事情であるという認識が強いこと。戦後の拡大造林が花粉症を生み出した、日本は不幸だ(泣)という声が強い。だが、実は世界中に花粉症はあるのだ。日本より先に、日本よりひどい花粉症がある。

みんな日本を特別な国と思いたがっているんだな、と思ったら、イタリアのイノシシ事情もYahoo!ニュースに書こうと思ったのである。

あ、ここで触れてしまったけど、花粉症記事もちゃん書いておこう(^o^;)。

 

2023/01/20

「アリス展」で宣伝と著作権を考える

 大阪で開かれているアリス展に行ってきた。

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「不思議の国のアリス」との出会いは中学生のときに遡る(「不思議の国のアリス」そのものを読んだのは小学生の時だが、ハマったのは……という意味)が、その経緯はまたの機会として、今回は大人向きにルイス・キャロルが構築し世界中の芸術創作分野に展開したアリスの世界という位置づけだ。ちなみに観覧者の中にはアリス・ファッションの女子も見られたのだが、意外やおじさん率もそこそこあって、私一人が見て歩いても浮かなかったのであった。

ここでは展示されたアリス世界ではなく、展示のされ方が気になった。一言で言えば、部分的に撮影OKであり動画用の展示(ここで撮影してね!的なもの)もいくつかあったのだ。

Alice-1

この写真も有名な「ティパーティ」会場なのだが、みんな動画撮影しとる(笑)。私も後でしたけど、このブログにはアップできないよ。

ようするにプロジェクト・マッピングの要領で会場の景色がどんどん変化するのだ。

かつて美術展も博物展も、みんな撮影NGばかりであった。今回も全部がOKではないのだが、かなりの部分は撮影できて(1点アップはだめで、部屋の景色としての撮影ならOKといった条件)、それをインスタにアップしてね!と宣伝しているのだ。

ようするにSNSの拡散による宣伝効果に期待している。時代は変わったのである。

まあ、イマドキの事情としてはSNS拡散がもっとも宣伝になるのはわかる。が、これまで依怙地に撮影禁止にしてきたのに、なんだよと思わぬでもない。
だいたいセミナーやシンポジウムのプレゼンも、撮影禁止が多いのはなぜだ。発表したくて、つまり人々に知ってもらいたくてプレゼンしているのに、その内容を撮影するなというのはアホちゃうか、と思ってしまう。もちろん写真などは複写さて別のところで勝手に商業利用されては困るんだが、発表内容を記録して後にゆっくり復習しようという目的まで否定するのは、だったら発表するなよ、と思う。著作権? だったら人の記憶やメモまで禁止するのか。

ちなみに私の講演は、全面的に撮影OKである。映し出した写真を複写されては困るが、文字などはどんどん撮ってくれ。後でかみしめてくれ。なかには後で気付く間違いもあるけど(^^;)。

展覧会が宣伝効果があるならOKというなら、講演も宣伝してもらうつもりで撮影させたらよい。脱線すると、著作権も作者のもので遺族のものではない。それなのに死後50年、70年も保護するというのはどうだか。

宣伝と著作権の間には、不思議の国のご都合主義が横たわっている。

 

 

2023/01/10

今年の朝拝式

朝拝式。天皇が新年の拝賀を祝う式典とされるが、奈良県の吉野では少し意味が変わる。

後南朝の偲び、遺蹟に礼拝する儀式である。

有名なのは川上村で2月5日に行われる。金剛寺に納められた自天王(尊秀王)を祀る。これまでは秘祭として村民もなかなか参拝されずに550年続いてきたが、今から16年前に一般にも解禁になる。(私は、その前から覗きに行っていたが。)

そこで今年はツアーが組まれるようだ。ホテル杉の湯による企画だ。

川上村御朝拝式見学付宿泊プランー後南朝の歴史を体感ー 

悲運の最期を遂げた後南朝の自天王を偲び、毎年2月5日に自天王の遺品(兜、鎧袖、胴丸鎧、太刀、長刀)を御魂代として礼拝する御朝拝式。1454年から一度も途絶えることなく受け継がれています。
前日に、後南朝や御朝拝についてのミニ講座と川上村朝拝式保存会の方のお話を伺い、当日は第566回となる御朝拝式を見学していただく宿泊プランです。
哀しくもロマンあふれる歴史に触れてみませんか?

最小催行人数:5名
定員    :10名

 

私も、今年は土倉庄三郎伝の出版を控えていることから、参拝させていただこうと思っている。朝拝式に連なる後南朝は、庄三郎が最後の最後まで心を砕き、病を押して上京した問題でもあった。アポもなく首相官邸を訪れると、当時の大隈重信総理を呼び出したエピソードがある。すると大隈は飛んできて、庄三郎の椅子を引いて座らせ、自らは直立していたそうだ。

このツアーには参加は?だけど(^^;)。ひっそりと行きますよ。

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ちなみに南朝の朝拝式は、ここだけでなく天川村でも行われている。南朝遺臣がつくる位衆伝御組が行うものは、後醍醐天皇の即位を祝うもので、700回を超えているとか。

 

2022/12/26

Y!ニュース「メガソーラー、デタラメ申請を通す…」を。書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「メガソーラー、デタラメ申請を通す奈良県の不可解」を執筆しました。

年末に、おそらく最後に発表する記事に、こんな内容は書きたくなかった。しかし、関わった限りは世間に報告する義務があるし、また見逃すことができない。

森林審議会の開催現場には、わりと多数のマスコミが来ていた。が、記事にしたり放映したのは、そんなに多くない。毎日放送、NHK、奈良放送……よみうり放送も今後すると聞いた。見逃しはあるかもしれないが、いずれも奈良県内もしくは関西圏エリアだけで、全国に声が届いていない。結局、私のYahoo!ニュースだけなのである。(ブログや各人のSNSは除く。)

それにしても、前回の記事(奈良県が止めたメガソーラー計画の現場から見えてきたもの )では、全国から「奈良県すごい!」と喝采が上がった。メガソーラー開発を止めたからである。が、今度はボロクソである。なかには安倍首相暗殺事件と絡めるなど、トンチンカンな指摘もあるが、奈良県の評判は相当落ちた模様。愛県精神の強い私としては忸怩たるものがあるが、こうなりゃ徹底的にやるよ。

なお、改めて表明しておくが、私は太陽光発電に反対ではない。むしろ推進すべきだと思っている。地球規模の気候変動を抑えるには、化石燃料の使用は極力減らすべきだし、原子力は将来に禍根を残す。となると再生可能エネルギーを増やすしかない。そのためには景観など多少は犠牲にしなくてはならない面もある。また耕作放棄地などに設置するのも、好きではないが仕方ないと容認する。

ただ森林を切り開いてソーラーパネルを設置するメガソーラーは、まったく温室効果ガスの削減にならず、逆効果だから反対する。同じく炭素を蓄積している森林を伐採して燃料にするバイオマス発電も反対だ。もちろん、現人類が必要とするエネルギーをすべて再生可能エネルギーとするもので賄うのは無理とわかっているから限界はあるが、できることは取り組むべきだ。

が、今回はそうした次元と違うのである。まったく違う、次元が低すぎる。メガソーラーの是非なんぞを論じる前の申請手続の問題だ。

もし、県側がもっと真摯に住民の声に向き合い、意見は対立したとしてもマジメに説明したり、議論するのならよい。誤りを指摘されたら認めて修正すべきところをしたうえで計画を進めるのなら、「結果として」開発を認める結論になるしても、県、住民お互いの立場を尊重するだろう。

だが、現状はあまりにレベルが低すぎる。計算ミスを指摘されても、認めるでなく、反論するでなく、単に黙ってしまうのである。そして訂正もしないで押し切ろうとするのである。反抗期の小学生か。

それにしても3年確率で降るであろう豪雨で氾濫するところが21カ所とは。30年、50年ではない、3年の間に降るであろう雨量である。平群町のニュータウン(椿台など)はまさに危険にさらされている。

担当者は怖くないのか? 自分が担当したデタラメ申請を認可してから災害が起きたら、徹底的に突き上げられるよ。3年程度まではまだ庁内に籍がある可能性も高いが、そんな自分の身も危うくなるよ。

次からは担当者の個人名も列記して、発言を記録していこうと思う。

 

 

 

2022/12/24

クリスマス・プレゼント……

世間はクリスマス・イブだそうだが、今日も何かと走り回る。

もともと12月の早いうちに仕事納めして、見たい映画に美術館に行くとか、頭の中で進めている自宅改造計画を進行させるとか、鈍った身体を鍛え直すために毎日生駒山に登ろうとか、いろいろ考えていたのに、次から次へと押し寄せる雑務、いえ有り難いお仕事や、身辺に降りかかる事情のおかげで身動きがとれん。年賀状もこれからだし。もはやクリスマスどころか正月の準備も行っていない状態。

そういや、「遊べる相手が見つからなかったら24日に帰省するから、クリスマスの準備をしておきなさい」と厳命?した娘からは音沙汰ないとこをみると、よい相手が見つかったんだろうね。よかったね……。

そんなところに宅急便。なんとクリスマス・プレゼント!?

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初校ゲラだった。。。嬉しいです。(棒)

来年の出版予定、新たな土倉庄三郎伝。とうとうゲラまでたどり着いたか。これを聖夜に、いや年末年始ずっと目を通せということ?分厚いんだよね。前作より100枚(原稿用紙換算)は増えているんだよ。。。嬉しいです。(棒)

ともあれ、頑張ります。(棒)

 

2022/12/22

Y!ニュース「国に金払って……」を書いて思いついた裏政策

Yahoo!ニュースに『国に金払って「土地もらってください」。山林負道産の現実』を執筆しました。

これは、いうまでもなく相続土地国庫帰属制度がテーマなんだが、ようするに今後相続する場合に対応している。

我が家の山林についてはどうなるだろう。仮に私が亡くなった際に娘は継ぎたくないかもしれない(^^;)。所有名義に関しては心配ないが、問題は境界線だ。一応、私はこの土地を引き継ぐときに確認しているが、それは一方的なもので地籍調査したわけでもないし、隣接地の地主と確認したわけでもない。杭を打っているだけだ。20年経ったら認めてくれるのだったかな。この点は、どうなるのだろう。

しかし、現在すでに山林を相続したもののもて余している人は多いし、その土地が膨大なんだから、喫緊の解決には向かないだろう。国は、森林経営管理制度といい、放置されている森林に対する政策は、わりと考えているみたいだが、残念ながらちゃんと機能しそうにない。

いっそ、国が全面的に無料で引き取って保全地区にしてくれないかね。

そうしたらCOP15で決まった「30by30」も達成しやすくなるよ。日本の場合、現在の陸地の保全地区指定が約20%。つまりあと10%足りない。日本の面積の1割だから、ざっと3万8000平方キロメートル。380万ヘクタールだ。それを生物多様性を保てる土地なら無料で国庫に貴族させると言ったら、かなりの面積が上納されるはずだ。まあ保全に値するように管理するのが大変なんだが。

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2022/12/17

『絶望の奈良県庁』は書けるか

Twitterで奈良県メガソーラー問題について連投しました。まとめ。なお字数制限などで書けなかった部分をプラス蛇足も。

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奈良県平群町のメガソーラー問題。住民と県の面談が行われると聞いたので、私は「見学」に行ってきた。部外者の私は「参加」ではなく、あくまでオブザーバー的に聞くだけである。その時点では、取材とも言えない、両者の雰囲気を知っておこうという気持ちだった。話し合いは2~3時間ぐらいかな。終わればどこに飲みに行くかな、という呑気な気分だった。だが、まさか。結果的に昼の2時から深夜12時超えまで。10時間以上も続き、仰天の風景を目にすることになる。

県側の出席者は、水循環・森林・景観環境部次長と、森と人の共生推進課の森林保全係。なぜ長引いたのか。とにかく県側が塩対応だったことに尽きる。だいたい問いかけに対して無言なのだ。文書も出さない。それでは意見交換にさえならないではないか。疑問に対してだけでなく、矛盾や明らかな法令違反の指摘に対しても無言。そして今までどおり進めるの一辺倒。これでは打ち切れない。

そもそもメガソーラー建設は、1年半前に計画に不備があったとして知事が工事を差し止めた。

奈良県が止めたメガソーラー計画の現場から見えてきたもの

それが今年9月に、急に再開のための計画変更申請が出された。おかしい。何も改善されていないのに……という内容の問題もさることながら、最大の仰天は、業者の申請書類がまともにそろっていないこと。それでも受理した? 審議を進めている? 書類一式が揃わなければ受理しないのはイロハのイ。これで、お役所の仕事か?

とくに仰天の中でも問題なのは、必要な排水に関する「河川協議」の書類がないこと。河川管理者(県や平群町)と業者は、事前に協議して林地から流れだす水の量などを点検する。その内容を知りたいと市民団体側が情報開示請求をすると、10月時点まで存在しないことがわかる。その点を問いただすと「今はある」という。では、いつ添付されたのか。ところが日付を教えない。だいたい9月時点ではなかったのに、なぜ受理したのか。もはやこの時点で県は違反していることになる。書類がないのに1カ月間審査していたのか。そもそも本当に協議は行われたのか。

また工事で分水嶺を変更することも林地開発では違反行為。ところが6haの林地の地形改変で、そこに降る水の流下方向を変えている。これ、かなりヤバい。分水嶺は変えてはならないのは国の指針でも基本だ。川の下流の流量が変化してしまうからである。それは水利権にも関わる。だが、地元農家などの水利権者の了解も取り付けていないようだ。歴史的に水利権は、簡単に動かせるものではない。

さらにびっくりなのは、平群町に出された河川の流速の計算式(3年確率降雨)が間違っていた。集水域の面積はヘクタールなのに平方キロメートルで計算していたのだ。計算をやり直した結果、8割の地点で流速がオーバーしNGとなる。秒速6~8メートルで流れる地点もある。これは土石流の速度を上回る。河川は住宅地の中も流れるのだから、水害が危惧されるが、その点を指摘しても県側は無言。

住民説明会も開いていない。説明会開催は審査条件でもある。だが県は、業者側の開いた(住民のほとんどに告知せず?)という主張を鵜呑みにしている。また業者側に出した質問に対する回答も出ていない。ほかにも細かな問題点は山ほどあるが、県担当者はとにかく塩対応と無言を貫き通す。知事の意見を聞いてくれという最後のお願いも拒否。

私は、いったん工事を止めた知事が心変わりして推進しているのかと疑っていたが、どうも知事には伝えずに動いているように感じた。知事は記者会見で、住民説明会は県が主導して開かせると発言していた。ところが、県は業者に働きかけていないのだ。つまり知事の指示も無視しているわけだ。ちなみに林地開発の手続き的には、23日開催の森林審議会が過ぎれば事実上の審査は終わる。では審議会で開発を認められないと委員が言えば止まるかと言えば、そんな権限はないという。通過儀礼なのだ。びっくり。

びっくりしすぎて、気軽な「見学」気分が吹っ飛んだ。もともと私は県はメガソーラー開発に消極的で、業者が申請してきたから仕方なく受けているのかと思っていた。だが、今回の「見学」では、県側担当者には何がなんでも通すという意志を感じ取れた。よほどの政治的利権的な圧力?がかかっているのか。しかし、説明できない点については無言を貫き、それ以外では他人事発言が相次いだ。

とくに耳に残るのは課員の「~じゃないですかぁ~」だ。(業者ができるというんだから)「それでいいんじゃないですかぁ~」。(書類がそろっていなくても)「最後に揃えばいいんじゃないですかぁ~」(水害の恐れも)「調整池つくればいいんじゃないですかぁ~」とへらへら笑いながらいう。自分がこの部署に就く前の交渉経緯は「私は知らない」。次長も、自分が申請書類を受け取ったんじゃないから「(書類が足りないのは)知らなかった」。当事者意識が全然ない。では誰が受け取ったのかと聞いたら無言。

私はというと、ひたすら聞くだけで、10時間座っているのも辛かった。まあ、口を開いたら爆発しかねないけど(笑)。いや、実はつい口を開いてしまったところがある。最後に「住民説明会を開いてくれと住民が言っていることを知事に伝えてくれ」といった時も無言が続いたので、「なんなら私が伝えましょうか」と言ってしまったのだ。部外者の私にそんなことされたら面目丸つぶれだから、それは困る、私から伝える……と返事しないかなと思ったのだ。それで終わらせようよ(だって10時間だよ!)という心理もあったのだが、やはり無言だった。私の方は無言でいることに疲れていたのだが、次長は無言でも疲れないらしい。結果的に「明日、上司(部長)と相談します」だったが、翌朝、速攻で知事には伝えないと連絡してきたそうだ。


私は、県と住民の話し合いとは、カンカンガクガクの議論をするか、意外と和やかな雰囲気なのか……と想像しつつの「見学」だったが、まったく違った。役人はとにかく言質を取られないことが最大の対応で、形だけの手続きを進めるのが結論なのだ。だから証拠の残る文書による見解は出さない。業者への指導も口頭で文書にしないという。公務における文書主義の真っ向からの否定だろう。また林野庁や環境省などの見解も示された(住民代表は、わざわざ霞が関まで行って、平群町案件に対する見解を聞き取ってきたそうである。)が、無視する覚悟のようだ。中央官庁もなめられている。すごいね、知事も国の見解も無視して進める事業。

ちなみに森と人の共生推進課は、私にとってもっとも関係の深い県の部署である。森林の新条例(新たな森林環境管理制度)づくりの際に私は委員として関わったから、課員には知り合いも多いし、飲み歩いたこともある。そして奈良県の森林のより良き未来を語り合ったのである。意見が違っても、最終的な結論が私の考え方と違うようになっても、それはそれ。納得してきた。

だが、今回の件は、内容以前の県の対応の問題、姿勢の問題だ。私も戦闘モードに入るよ。

思いついた。次回の私の著作のタイトルは『絶望の奈良県庁』だ!

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道路から見た建設予定地

 

 

2022/12/16

Y!ニュース「バイオマス発電所が軒並み稼働停止」を書いた裏事情

Yahoo!ニュースに「今冬、バイオマスス発電所が軒並み稼働停止」を執筆しました。

燃料価格が暴騰して、次々とバイオマス発電所が行き詰まっているニュースは少し以前から把握していた。このほど宮の郷発電所が止まったと聞いて、いよいよ,と思って書いたわけだ。

ただ、私が思ったのは記事にしたバイオマス発電所のCO2排出問題とともに、実はもう一つあった。

あっさり停止したことへの違和感だ。少なくても東電、関電といった大手老舗は、どんなに燃料価格が上がっても止められない。赤字になっても発電し続けなくてはならない。(赤字にならない仕掛けもあるが。)それは義務でもあるわけだが、新電力は、あっさり停止するなあ、という点である。もちろん財務面の体力差もあるのだが、そんなに簡単に停止されても困るのだよ。

いっそ電力料金を値上げしてでも発電を維持していけば、電力会社として認知度が上がるのではないか。

それにしても、いくらバイオマス発電がグリーンウォッシュだ、と言っても止まらないが、燃料が値上げしたらすぐ止まるのだから、その点でもなんだかなあ、な気分なのである。

 

2022/12/12

「週刊ポスト」にイノシシ記事

週刊ポスト12月16日号に「凶暴イノシシを倒せ!」という記事が載った。私は、そこにコメントを出している。

もう、この号は売っていない(本日、次号が発売された)だろうから、ここに紹介しておこう。

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この記事の発端は、神奈川県の秦野市の住宅街にイノシシが現れたことから始まる。そして、イオンモールへと近づき、ぶつかった人に軽傷を負わせたらしい。この事件に触発されたから記事にしようと思ったようだ。そして『獣害列島』を執筆した私にコメントを求めてきた。

私は、この事件を知らなかったので説明を受けたのだが、「そんなの、地方に行ったら日常茶飯ですよ」と最初に発言してしまった(^^;)。

まあ、軽傷といえどもけが人を出したこと、そして市の担当者が槍で突き殺したという点は斬新かもしれないが、イノシシの出没は地方に行ったらニュースにもならない。せいぜい町内会の回覧板か市報に載るぐらいではないか。やはりマスコミの編集部は東京都心にあるのだなあ、と思った次第。(ちなみに記者は、地方出身で身近だったそう。)

むしろ私は、今後は都会こそ野生動物に狙われていますよ、という点に重心を置いて語った。

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こんなコメント。サルの話は山口市で起きたことだが、人間は手出ししていないのにサルから住宅内に侵入して暴れた事例に注目していて、いよいよ人と動物の全面戦争が始まるよ、と煽っておいた(⌒ー⌒)。そして、もはや個別の事例はニュースにもならないだろう、と。

私も、獣害に対するコメントを出せるのは、今のうち、かもね。

さて、どうなるかなあ。

 

2022/12/08

メガソーラー事変~ツイートまとめ

私は日々の著述の基本をブログにおいて、それをTwitterやFacebookに転送している。SNSは、いわば拡散手段である。

が、奈良県平群町のメガソーラーを巡る事態について記そうとしたとき、ぐだぐだやっているヒマはないと感じた。もっとも早く拡散する手段を考えたところ、Twitterへの連投を思いつく。よくやっている人は見かけるのだが、私は考えながら書き込むと文章がまとまらないと危惧していてやらなかった。そもそもツイートは140字内にいかにまとめるかを競っているような気分もあったし。

しかし、今回は初挑戦。

ここでは、その連投したものをまとめて収録。それをまたTwitterに転送してみよう(^-^)/ 。

奈良県平群町のメガソーラー計画に急展開の気配。一度は止めた開発を奈良県が認可する動きを見せている。何が起きているのか、情報はあまりに少ないが、可能な限り伝えていきたい。

このメガソーラー計画は、2021年2月より工事が始まったが、6月に県が差し止めた。計画書に意図的とも思える誤りがあったからである。その後、県はメガソーラー建設のガイドラインづくりも行ったが、実質的に建設はストップになったと思われていた。「誤り」を修正するのが不可能に思えたからである。

排水路の傾斜角などは直しようがないからだ。また県は業者から裁判を起こされる可能性も視野に入れて準備を進めていると聞いていた。その後、伐採地からの土砂流出防止の工事を行うことなどで話は進んでいた。業者(実質はアメリカのファンド)はなかなか工事を始めなかった。

それでも、今年夏前にはようやく合意し、土砂流出防止工事も行われるように見えたのだが……なぜか、その頃より県が開発認可するという噂が広がり始めていた。それも計画書の誤りをほとんど修正しないままだというのである。













そもそも開くように要請した町の住民説明会も、未だに開かれていない。県も指導する様子はなく、むしろ地元の住民団体にメガソーラー開発の再開を打診してきたという。それまでの県の動きが一変している。何か大きな力がかかったように感じるのだ。





 
慎重・反対姿勢だった県に圧力をかけたとなれば、やはり国レベルだろう。加えて11月にあった平群町町長選挙では、もともと計画を推進していた現町長が、反対派候補を破って再選した。これが勢いをつけた感がある。おりしも来年は県知事選が行われる。
 


実は、某官僚にこの話題を投げかけたところ、選挙に絡んで自治体に圧力をかけることはよくあるそうだ。現知事が次の選挙に出馬するかどうか表明していないが、すでに総務省官僚が立候補を発表した。また再生可能エネルギーを増やさねばならないことから、太陽光や風力発電計画が全国に広がっている。
 
それにしても計画に瑕疵があるから止めたはずなのに、そのほとんどが解決しないまま認可するというのはどうしたことか。変更申請は、森林法に違反のほか、県の大和川治水条例にも抵触するように見える。防災面でも不安があるが、そもそも森林破壊を進めて脱炭素の再生可能エネルギーでもあるまい。
 
それにしても、私が昨夏に記した記事は、手前味噌ながらかなりの反響があり、奈良県を賛美する声が湧き上がったのだが、ここで方針転換し、結局は建設を認めたとなるといかなる声が世間に広がるか。




やっぱりまとまらん。ツイートは一度アップしたら修正が利かないから、後から内容を変えようとしたり書き順を並べ替えたくなっても不可能だ。頭に浮かぶまま書くわけだから、思考状態を披露しているようにも思えるが、そんなこと書いちゃって、と「思いつき」を露骨に出してしまう点もある。しかし、それはそれで面白い。そして書きながら思い出すこともある。
またやってみることにする。目先の仕事に終われているのに、新たな執筆方法にチャレンジだ。
そういや、2カ月前にもこんな記事を書いていた。

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ようやく建設された防災ダム。これで土砂流出を止められるのかどうか……。

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