取材・執筆・講演

2009/11/16

シンポジウムの舞台から

先週末は、奈良県主催のシンポジウムに出席。

なんと、舞台の上で盗撮してしまった(笑)。

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これは、他者の発表中。失礼しましたm(__)m

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これが会場。200人くらいは入っていただろうか。

当日は、奈良県桜井市で発掘された纒向遺跡の現地報告会と重なっていた。なんたって邪馬台国である。森林の話が太刀打ちできるわけがない、と思っていたのだが、まずまずの入り。皆さん、動員というわけではなかろうが、森林に熱心である。私なら、邪馬台国に行くが(~_~)\(-_-メ;)。

会場には、知った顔が多くて、ちょっとやりにくい。

とくに私は、なんと投資ファンドのことをしゃべったのだ! いや、森林環境税って何? いう疑問に対する一つのアンチテーゼとしてなんだけど。

すると会場には、銀行マンがいるではないか。

パワーポイントで生駒山の里山を映し出したら、会場にその棚田で活動しているNPOの人がいるし。

やりにくい(笑)。

ま、いくつか話そうと思っていた話題を飛ばしてしまったが、無難に終わったよ。

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2009/11/13

「日本の森林を考える」の廃刊

会員寄稿誌「日本の森林を考える」の廃刊を知らせる案内が届いた。

この雑誌、以前紹介したことがあったと記憶するが、ようするに林業関係のオピニオン誌である。主に林業関係者、とくに林野庁や林業研究者などに購読者が多かったらしい。それが発行元の財政難と発行人の病気により廃刊することになったという。

年4回で現在で39号。もともと10年間の予定で始めたと聞くから、あと1号、40号になれば満願であったはず。その一歩手前の挫折だけに残念である。

私にとっては、また一つ、執筆舞台を失ったことになる。
これは会員誌であり、別に原稿料を稼いでいた雑誌ではない(それどころか会員費年1万5000円を支払っていた)のだから、これで収入に響くというわけではないのだが、とにかくディープな林業について書ける媒体だっただけに、残念でならない。

今春には「農林経済」が休刊して、大きな執筆舞台を失った。この雑誌も、一般向きではなく、主に官公庁の農林漁業部門や農協、漁協、森組などが講読していたのだが、それだけにダイレクトに関係者に届く媒体だった。それが失われたのだ。

加えて、「日本の森林を考える」がなくなるとなると……。このブログにも書けない堅くて微細な(^^;)、林業論や情報を扱えるところがなくなった。

今や私が、林業について書くところは極めて限られている。たまに依頼があっても、それは初心者向きだったりする。

まあ、私は林業ジャーナリストではなく、森林ジャーナリストなんだから、林業ばかりに傾斜するわけではないが、世の中がいよいよ林業に冷たくなっていくような気がする。
一方で、環境関係では「林業」に注目を集めているのだが、環境のために林業やる、なんて発想は邪道だ。産業なくして林業でなし、である。

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2009/11/11

学生からのメール

こんな仕事をしていると、見知らぬ人からのメールもちょくちょく来る。

その中でも、たまに学生から質問メールのようなものが送られてくるのだが、これがなんともはや……。

意外や卒論の内容に私の著書テーマと重なり、質問が寄せられることが多い。まあ、私も自分が学生だったことを思い出して、できる限り応じることにしている。本来ならプロから簡単に情報を取ろうとされては困るのだが……。

もっとも、私は甘くないよ(-.-)。失礼な内容や文章だと、手厳しく返答する。
そもそも見も知らぬ人に、いきなり意見を求めるのだ。それなりの礼儀はもちろん、最低限研究テーマを説明し、これまでの調査結果、そして自分なりの意見を添えて、それに対してどのように解釈したらいいのか、あるいは自分の考え方はおかしくないか教えてください……と、意見を乞うべきだろう。

最近も、某大学生から卒論を書いているとメールが来たのだが、意味の取れぬ言葉遣いの文章であるうえ、一方的に質問を並べて答えてくれ、という代物だった。
そこでビシバシおかしな点を指摘して、その上で私なりの意見を添えた。指導教官よりマシ?のつもりだが、最近の教官は学生に優しいのだろうか。

で、案の定というか、その後礼の一本も寄こさぬ……。怒られて気分を害したのかねえ。こういう目に会うと、せっかく忙しい中に時間を割いたことに虚しくなる。

もっとも、気持ちの良いメールを掛けとることもある。

これまで、もっとも感心したメールは、当時高校生だった女性からのものだった。焼き畑の可能性に関する論文を仕上げていて、それに対する意見を求められた。もちろん、ていねいに(^o^)、優しく(^^;)、返答しましたよ。

それから某女子大生(当時)から割り箸に関する卒論に関するメールもよかった。その後、私は彼女の取材を受けた。そして完成した卒論も送ってきた。
礼を尽くした真っ当なメール、マジメな姿勢に対しては、私も誠心誠意対応するよ。(この場合、何も学生に完璧な文章力や礼儀を要求しているのではない。ようは取り組む真摯な姿勢である。)

あっ、何も優しくなるのは女子高生、女子大生だからではないからね! 女子大生でも、無礼なメールには、徹底的にタタキ潰す返信をするから覚悟しておきなさい。

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2009/10/30

取材の暗黙ルール

東京滞在中に,メールで大阪のテレビ局から取材申込があった。

割り箸問題なので、私も多少とも振興の一助になればとOKしたが、何分東京なので、帰ってから打ち合わせしましょう、と返信した。

が、すぐに電話があり、結局急ぐらしいので帰宅してすぐに取材を受けることに。

場所は、背景も考えて「私の応接間」、生駒山中のスリランカ料理店ラッキーガーデンを指定する。ここなら野外で撮影できる。そのための許可も取った。

さて、朝から現地を訪れる。開店間近の時間で、ほかの客が来ないうちに済まそうということになった。

そして、約30分で取材を受けて撮影も終わった。

私としては、場所を借りるのだから料理は無理でも、お茶くらい頼もうとしたのだが、テーブルにお茶があると撮影に邪魔だというので、最初は頼まなかった。
そこで終わってから頼もうとすると、「時間がないから」とすぐに帰ろうとする。

しかし、それは店に失礼だろう。場所を借りながら何も注文しないなんて。が、帰るというのである。私が残ろうかと思ったが、山の中の店で、私も彼らの車に同乗しているから、一人残ると帰れなくなる。

結果的に、何も食べず飲まずに、撮影のための場所だけを借りて、さっさと帰ることになった。

これって、失礼じゃないか。いくら丁寧に礼を言っても、筋が通らん。何も店のオーナーは、場所を提供していくらか儲けようとしたわけではないし、私も客引きをしたつもりもないが、これでいいのか。急ぐといっても、お茶を飲んでも10分~20分のことだろう。撮影が延びたと思えば済む時間だ。単に撮影さえ終われば用なしという態度が透けて見える。

なんだか、釈然としない。テレビ出演は、いつも何かひっかかる。

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2009/10/29

六文銭

東京での講演は、「自治政策講座」というもので、全国の自治体(都道府県、市町村)の議員が参加する勉強会である。

そこで森林政策について語ったのだが、参加者は都市部選出議員が多いと聞いていた。それで林業に力点を置きつつ、森林の変遷から始める初心者コース(^^;)として話したが、何の会場には長野県や岩手県など林業県からの参加者もいて、結構密な質問が出る。最後に「実は材木店を経営していて」なんて言われると、いやはや(~_~;)。

一方で都市近郊の里山保全を考えている女性議員もいる。こちらは、機会があれば里山中心の話をさせていただくことになった。

そこでセミナー主催者と話題になったのが、地方自治体向きの森林政策本の執筆である。
議員や職員向けに、論点と展開を整理したら面白くなるのではないか。もちろん実例も上げたいが、基本的には考え方をフローチャートまではいかないまでも示す。

需要あるかな。ちょっと真剣に考えてみよう。

ちなみに、セミナーでは多くの人と名刺交換したが、その中に長野県上田市の市長や選出議員がいた。なんたって、戦国武将ブームの今、人気の真田幸村の本拠地 である。

思わず「この夏、訪れました! 『サマーウォーズ』も見ました!」と口走ってしまった。

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そこで、こんなストラップもらったv(^0^)。

六文銭だよ。

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2009/10/22

せんとくん

来年は、平城遷都1300年祭。そのキャラクターとなった「せんとくん」は知っているだろう。

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私は発表時から大のお気に入りなのだが、世間ではバッシングを受けて、市民団体や坊さんの会が、それぞれ「まんとくん」とか「なーむくん」を立ち上げたことで有名になった。

私は、「ゆるキャラ」というのが嫌いで、だから「せんとくん」が気に入ったのだが、「まんとくん」も「なーむくん」もゆるキャラタイプ。だから、どーでもよいのだが、奈良では、この3人?は、手打ちして、3者3様で遷都1300年をアピールしようよ、ということになっている。
ところが、最近これらのライバルを目にしない。なんでも資金難で、「まんとくん」を団体等が使う場合は、使用料を徴収することにしたとか。でも、そんなこと言えば、いよいよ露出が減るんじゃないかなあ。

ちなみに「せんとくん」は、使い放題(^o^)。

こんな図案もあること知っているだろうか。

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さて、最近の私の講演では、パワーポイントを使う場合、たいてい、この「せんとくん」が登場する。林業の話題でも、森林の話題でも、地域づくりの話題でも。

なぜか。まあ、つかみに便利なんだけど(^^;)、奈良を少しでも宣伝する意味も含んでいる。そして「せんとくん」の次は、これまたたいてい大仏や大仏殿が登場する。もちろん、ちゃんと本題につながるのですよ。

知りたい方は、どこかで参加してね。

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2009/10/15

ミツバチ激減と農薬

養蜂の取材を行った。

この養蜂家とは、楽しいハチミツの話もいっぱいして、それは面白かったのだが、先に話題になったのは、やはり昨年ぐらいから世界的な問題になっているミツバチの激減。急に巣からミツバチが消えた、と騒がれている問題だ。

現在の報道では、ダニやら電磁波や地球温暖化まだ持ち出し様々な可能性を並べて、「結局、決め手になる原因はわかりませんでした」という内容で終わっている。

が、なんのことはない、答は出ているのだという。

それはニコチノイド系の農薬である。これにやられてハチは死んでいくらしい。

すでに死んだハチが見つかっており、それを調査した結果、ニコチノイド系農薬が検出されているというのだ。それは北海道や東北のこと。そして、農協側がそれを認めて賠償金を養蜂家に払っている。ここまで因果関係がはっきりして、両者が認めているのである。

こんなこというと、またぞろ、環境ゴロが書き散らしたトンデモ本(たとえば「悪魔の新・農薬「ネオニコチノイド」―ミツバチが消えた「沈黙の夏」など)が世情を賑わせている。

こんな本は読むに値せず、私なんぞ書店で立ち読みして投げ出した(^^;)。

ゴルフ場は自然がいっぱい』で農薬の心配は薄れたと書きながら、ここでは農薬批判かよ、と思われるかもしれないが、ちょっと意味か違う。

簡単にニコチノイド系農薬を説明すると、これは節足動物の神経に効く。これまでの有機リン系の農薬は、選択性が作られていて、ある程度定められた害虫だけに効くことに対して、たいていの虫には有効だ。言い換えると、虫ならなんでも殺してしまう。しかし、人間などセキツイ動物には何ら影響が出ない。地下水も汚染しない。

つまり、人間には無害で、虫なら何でも効くから、いちいち何の害虫にはどの農薬、と考えずに散布できて、農家にとって非常に便利なのだ。逆に言えば、せっかく選択性を高めて特定の害虫だけに効く農薬を開発してきたこれまでの方向性を変えてしまう代物だ。

この点、トンデモ本は、人間にも危険とあおっているのは間違っている。

そして、本当の問題は、農薬にあるのではなく、散布側にあった。

実はこの農薬は、全国各地で散布されているが、どこでもミツバチに害を出しているわけではないそうだ。日本なら東北-北海道が問題なのである。
その理由は、この地域の水田では、無人ヘリを採用していることにある。ヘリに農薬を積み込む場合は、農薬を水に溶かさず、粉末状のものをそのまま使う。その方か圧倒的に軽いからだ。

ところが、粉末農薬は軽いゆえに風に乗り、何キロも飛んで行く。養蜂家がハチを離しているところは農薬散布をしないように地元と協定を結んでいるが、その範囲を越えて飛散する。そのためミツバチに被害が広まったというのだ。事実、通常の水溶液にして水田に播いているところでは、ほぼ被害は出ていない。

つまり散布方法に問題がある……あまりに簡単な解答である。農薬を責める前に、やることがあるだろう、という話になってしまう。

それをなぜ、報道しないのか。この点については、また改めて。

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2009/10/08

プランナー養成講座の宿題

但馬から帰って来た。台風の風雨は全然たいしたことなく、ほかの地域は大変だなあ、とテレビを見て思っていたのだが、いざ帰ろうとしたら、列車が動いていない……。こんなところで台風の影響をようやく感じた。

さて但馬には、カニを食べに行ったわけではない。どうせ、カニなかったし……。

いや、すねてません(^^;)。

実は「森林林業活性化プランナー養成講座」というのを開いていた。長い名前だが、ようするに林業現場の人にやる気を出してもらおう、情報発信力を身につけてもらおうというのが狙い。講師は、私ではなく、別の専門家である。

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今回はアイデアの出し方である。内容は全部はしょる(^^;)が、最後に宿題を出した。

それは、この地方の丸棒加工工場でつくっている杭

その価格は600円で、はっきり言って売れていない。だってホームセンターに行けば400円くらいの杭が売っているから。工場は赤字、このままではアブナイ。

そこで出した宿題は、この杭を1000円で売る方法を考えること。もちろん、今のままの杭では売れない。だから,どのように手を入れ、宣伝し、1000円でも売れるようにするか。これが課題だ。

もしアイデアがあったら、お寄せください(^o^)。派手な色を塗るとか、焼き印でかっこよく装飾する、いっそオモチャに改造する……なんでもよろしい。本当によいアイデアがあったら、現場に提案します。

この講座で参加者が考えた心構えは、

「周囲と連携して、基盤整備を進め、儲かる仕組みを考え、業として成り立たせる」

「プロ意識を持ち、林業の現実と可能性をPRし、連携強化をはかる」

である。この言葉どおりできるかな。

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2009/09/28

タイトルの力

記事の執筆、もしくは講演の際には、まずタイトルを考える。

意識するのは、読者(聴視者)の脳にひっかかりを作る言葉だ。スルリと聞き流すタイトルではいけない。中身がわかったような気になる言葉がほしい。

よく素人がタイトルを考えて、内容の要約になったり、建前の標語になるケースがあるが、これでは目にした人の脳裏に何も残らない。タイトルというのは、記事のデザイン力と似ている。デザインがよくなければ、商品を手に取らない消費者が増えている。逆にデザインがよければ、機能が同じ商品の5倍の価格でも買う。そしてタイトルにも消費者を左右するそれだけの力がある。

タイトルの付け方は、若い頃に少し勤めた夕刊紙で鍛えられた。この新聞社では、記者とタイトルを付ける整理部が分かれていず、紙面のタイトルも記者が付ける。いや、それどころか「タイトルを読んだら、中の記事を読まなくてもわからせるように付けろ」と、記事よりも重きを置いていた。なにしろ夕刊紙は、駅売りが勝負。タイトルでいかに買わせるか、が最大の関門だからだ。

たとえば今なら「イケイケドンドンの鳩山政権の3つのアキレス腱と、墓穴を掘りかねないアブナイ閣僚の面々」なんて付けてしまいそう(^^;)。読みたくならない? 内容は、タイトル決めてから考えるのだけど。

だが、こうしたタイトルを好まない人も少なくないのは事実。とくに講演で私の付けたタイトルを変えてくれという主催者側が、結構いる。
以前「森は本当に必要か」なんてタイトルにしたら、幾度も幾度も「これでいいんですか」と電話がかかってきたことがあった。
そして、タイトルを変えてくれ、頼まれるケースもままある。たいていつまらなくなる(-.-)。

実は、現在も遭遇している。

森林環境税をテーマにしたシンポジウムだというから、「あなたは森にお金を払いますか」と付けたら、もう少し減速を、という依頼がきた。

これでもスローボールなんだけどな。本当は森林にジャブジャブつぎ込まれる税金をおびやかす3つの罠と、鳩山政権の農林政策が決まる裏事情なんてやりたい(^^;)。これなら満員御礼間違いなしだ。

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2009/09/24

未訪問の土地

これまで全国各地、いろいろなところを訪ねたが、果たして訪れたことのない都道府県はあるだろうか……。

そんなことを考えた。訪れると言っても、この際だから仕事かプライベートかはこだわらないことにする。期間も考えず、とにかく私が生まれてからこれまでに、足を踏み入れたことがあるかどうか、を考えてみた。

まず近畿圏6府県は当然全部行っている。中国地方の5県もかなりの回数訪れている。四国も1周したことがあるし、4県とも訪問回数は多い。東海地方は住んでいたこともあるし、三重県も含めてクリア。中部内陸、北陸も全部歩いて泊まった。九州だって住んでいたし、その後7県とも頻繁に訪れている。そして北海道はある。沖縄もある。

とすると、問題は東北か。しかし、学生時代に東北一周の旅をしているんだな。もちろん仕事でも足を運んでいる。あえて言えば、秋田県は近年足を踏み入れた記憶がない。が、とりあえず6県ともクリア。

さて、残るは関東だ。東京、埼玉、群馬、神奈川、みんな行った。栃木も昨年宇都宮で餃子を食ったぞ。茨城……ないか。いや、学生時代に筑波学研都市を訪れたっけ。ほかにも鉄道で縦断した記憶がある。

あ、もしかして千葉……。千葉は行ったっけ? それが、ない。ディズニーランドにも行っていない。九十九里浜も知らない。

もしかして、私が訪れていないのは千葉県か??

まあ、冷静に考えれば東京在住時代に東京から少し越境したことはあるように思う。また成田空港から海外に飛び立ったことも幾度となくあるから、千葉県にまったく足を踏み入れていないとは言えない。が、仕事など何かはっきりした用があって、千葉を意識して訪れたかと言われると疑問符が就くのである。

なんと、意外なところに穴があったではないか。これは、なんとしても踏み入れよう。

そう思って訪れたのが、連休中のツリーハウスのある南房総なのあった。

それでも、取材を済ませたら、その日のうちに東京にもどるはずだった。ところが、「昼飯食っていけ」「晩飯食っていけ」「泊まっていけ」「酒を飲もう」「朝飯食っていけ」「昼飯食っていけ」と次々と繰り出される言葉にからめ捕られ、動かざること山の如し……で、翌日午後まで居すわってしまった。「もう一泊して行け」の声に、さすがにマズいと、なんとか移動したら、渋滞に突入して酷い目にあった。ともあれ、これで私は千葉に足を下ろした千葉通だ。

さあ、これで全国制覇したぞ。

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