道の駅と富雄丸山古墳
先日、奈良天理市の道の駅を紹介したが、実は先週末に奈良市に新たな道の駅がオープンした。我が家から車で20分もかからないかな。
「道の駅クロスウェイなかまち」。中町という地名なのだけど、ダサい名称だ(笑)。
まあ、敷地は広く、建物は木調で、いくつもの棟があって、ドッグランまで併設している。なかなか豪華である。中心は、やはり農作物など地場産品。なんとなく、観光地の土産物売り場を連想してしまう。
オープンから数日経って平日ならすいているかな、と思って訪れたのだが、まだごった返しているわ。
建物も商品陳列も、なかなかオシャレにしている。そしてよく売れている。ただ私には、あまり魅力的でなかった。木製品は入り口横の薪ぐらいしかないし(^^;)。核になるものがない。ほかの土産物店でも並んでいるような品が多い。あえて特徴を出しているのが、これかな。
そう、富雄丸山古墳で発掘された蛇行剣をイメージしたお菓子。ただし、中身はポップコーン?だった。それはつまらんだろう。どうせなら蛇行した煎餅ぐらい焼けなかったのか。安易に走ってはいけない。ちゃんと剣の形にしなければ、そのうち人気がなくなるだろう。
とはいえ、富雄丸山古墳が名所であるのは間違いない。なぜなら、この道の駅の隣にあるのだから。(間に田畑などが横たわるけど)
せっかくだから、そちらにも行く。
こんな道路標識?が。もともと古墳は公園になっていたから、道はしっかりしている。
たどり着いた。以前のような発掘現場の屋根は取り外したようだ。警備員もいない。でも、監視カメラがあるようだ。中に潜入してみてえ、と思いつつ、自粛。思えば、この古墳に関しては30年ぐらい前に「奈良最大の円墳!」と記事を書いたこともある。その後も幾度か訪ねている。あの頃は、簡単に森林に入ることができたのに、とちょっと残念な思い。
こんな感じ。3つの古墳が重なっているかのよう。
そのうち道の駅周辺に古墳の資料館でも建って、観光客を呼べるかもしれない。奈良市というが、大和郡山市に隣接しているから、再来年の大河ドラマの主人公・豊臣秀長の居城もある。薬師寺、唐招提寺も、平城宮跡公園も近い。また高速道路インターもある。すごい恵まれた立地だ。
だけど、しかし……今のままでは安直な道の駅だよ。
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