無料ブログはココログ

本の紹介

木製品・木造建築

2017/07/24

名古屋城って。。。

先日、名古屋城を見学した。

 
尾張名古屋は城で持つ……だそうで、しかも木造復元化計画も進行しているとのことで偵察の心持ちであった。
 
2
 
これが全景。正直、ずんずりむっくりというか下半身デブ(笑)。美しい城というよりは、質実剛健? これはコンクリート製だが、戦前の木造城を外見だけは真似て復元したそう。
 
5
 
これは、石垣こそ昔のままなんだろうが、天井は?何、これ。鉄板かあ?
……いやあ。その。困った(笑)。
 
さらに何が驚くって、天守閣の入口の立て看板でしょ。
 
 
4_2
 
耐震性能が劣化している? 震度6強程度の自身で崩壊する?
それなのに観光客を入れていいのか。
警備員やスタッ目の指示に従え? どんな指示が可能なのか。地震は警報出てから何秒後に起きるのかわかっているのか。30分も1時間もあるわけない。早ければ数秒後、長くても30秒とないだろう。逃げようがないだろう。
 
しかも木造化が耐震に繋がるとは、勇気ある発言だ。そりゃ,CLTで建てるんならいいけどね。なお、展示もびっくりというか、苦笑いというか。。。
 
名古屋城が、こんなにツッコミドコロ満載とは思わなかった。
 
まあ、私は、可愛い女性と一緒に見学したから満足したけどね\(^o^)/。
 

2017/07/15

ラジアータパインは環境によい?

近隣のホームセンターで見かけた看板。

 
2
 
ラジアータパイン集成材のパネル等を販売しているのだが、そこにある言葉に目が向いた。
 
地球環境にも、人にも優しい集成材です。」とある。
 
なぜ地球環境に優しいのか。その下にある文字が、
植林木のパイン材が原料です
 
植林した木だから環境に優しいのか! たいていの木材は今や植林木だと思うのだが。国産のスギやヒノキはもちろん、SPF材も、かなり植林されたものを使っているはず。ポプラ材なんてのもあったな。
パイン材という書き方もなんとなく笑える。松材とは書かないのね。。。
 
 
 
さらに「F☆☆☆☆対応の接着剤を使用しています」とあるが、これは接着剤の性質のことで、身体に無害と言いたいのだろう。
 
これまでラジアタ、いやラジアータパインと言えば、材質があまりよくなく梱包材などに使う木のイメージだったが、今や環境によいと言われ始めたのか。ある意味広告の戦略だが、これで材のイメージがよくなるなら、結構なんだが。。。

2017/07/08

厳島神社の寄進願い

奈良は雨も降らず、チョー暑い。

 
これで少し涼めないだろうか。。。。
 
16
 
先日訪れた、宮島の厳島神社にあった「お願い」。
 
檜板1枚3万円なり。
 
平舞台というのは、屋根のない部分で、大雨のため写真に撮らなかったが、ここの板の修復を行うのだそう。
 
う~ん、3万円かあ。安い? 高い? と、ここで涼む(笑)。
 
 
15
 
こんなところの板なら、30万円出しても手に入らないかもしれないがなあ。
 
13
 
アップにするとわかる通り、いろいろ切り貼りしたように修復していますよ。

2017/07/05

古材利用のホテル

能登だ、島根だ、宮島だ、と旅する日々を紹介したが、実はその合間に京都でも泊まっている。

 
京都は私の家から近すぎて宿泊することなど滅多にない。せいぜい娘の下宿だ(笑)。だから希少な経験であった。
しかも、今回泊まったのは、なかなか高級感あふれるホテルだった。
 
 
そこで見かけたのが、こんな壁面。
 
1
 
わかるかな? 木の内装なんだが……。
 
アップしよう。
 
2
 
もうお分かり? 襖(ふすま)の敷居や鴨居の溝部分。正確な名称は知らないが、襖溝である。
 
もちろん古材。色も幅もバラバラ。それを上手く配置すると、なかなかえオシャレなデザインになっている。
 
もう一つ。
 
3
 
右端のフロント係の女性に注目……するのではなく、フロントカウンター部分。ここ、木口を張り付けてあるのだ。しかも、よく見れば全部芯去り(中心の芯部分を外して製材したもの)。材の樹種まではよく見なかった。(見てもわからなかったと思う。)
 
ついでに。
 
Photo
 
これ、エレベーターホール。これまたシックな和風デザインだが、よくよく壁を見ていただきたい。
 
名栗って、いうんだっけ? 数寄屋づくりによく登場する加工法。
 
 
ともあれ結構、木の内装にこだわっているホテルだったのである。

2017/06/30

日本一長いベンチ…に使った木材量

能登半島一周の旅から帰って来ました。時折、土砂降りのなか。。。

 
いやあ、能登半島って、デカいんですね(~_~;)。意外や走れども走れども、奥が見えない。高速道路並の速度で走っているんだけどな。。。
 
ま、そこで見てきたものの報告はおいおいするとして、一つだけ。
 
石川県志賀町にある、日本一長いベンチ。
 
増穂浦海岸に全長460,9メートルのベンチが作られている。
 
Dsc_0540
なんでも夕日の名所なので、「日本海に沈む夕日を見てほしい」というつもりで1987年に地元住民有志で組み当てられたのだという。1989年には、ギネスブックに世界一長いベンチとして掲載されている。
正直、ギネスブックなんぞはどうでもいいのだが、私が思ったのは、これだけのベンチをつくる木材はどうしたのか、ということ。地元調達? まさか外材?
 
…こういう発想する私は、かなり毒されていると思うが。
 
 
だた、企画次第で、イベント的な木材需要を生み出せるかも。。。というところに感心した。
もちろん、地元の士気を上げたり、「日本一」という看板で引き寄せられる観光客などの派生効果の方がデカいけどね。

2017/06/27

木を売るか家具を売るか

ちと変わった店を発見。

 
奈良のイオンタウンの中にオープンしたのだけど……。
 
008
 
無垢の板がズラリ!! 銘木屋か? イオンタウンを訪れるお客さんは、木工家が多いのか?
 
こんな一角もあった。
 
015
 
奥に巨大な原木が置いてある。スライスしてあるけど……。
 
手前のテーブルを見たらわかるだろう。そう、この店は家具を売っているのだ。無垢材による家具を販売しているのである。主に扱うのは無垢の天板のテーブルらしい。
 
 
004
 
全体を見回すと、こんな感じ。たしかに家具が並んでいる。が、圧倒的に(私の)目が吸いよせられるのは板だ。幅1メートル近い無垢板もある。
 
ナラ(ミズナラか)のほか、ウォールナット、サクラ(カバザクラ)、トチ、クルミ、クリ、セン、ケヤキなどが並ぶ。
 
システムとしては、家具を注文する際に気に入った板を選んで、それから要望に合わせたオリジナル設計を行う。つまりオーダーメイドである。
 
パンフレットによると、工房・工場は奈良市の山間部にあって、販売店は各地にいくつか持っているらしい。つまりわりと手広くオーダーメイド家具を販売しているのだ。個人の家具職人の工房なんかとは違う。
もちろんお安くないが、板価格がそのままテーブル価格になるらしい。
 
 
この店のシステムは、なかなかクライアントの心を上手くくすぐっていると思う。最初に完成した家具を見てその中から選ぶのでは、必ずしも自分のほしい物と一緒にならない。かといって、自分でイメージどおりの図を描くのも難しい。しかし、原材料の木の板を見て想像を膨らませながら設計してもらうのは満足度が高まるだろう。最終商品をほしい際に原材料から選ぶということに価値がある。
 
そこで私が感じたのは、木を売る場合は、逆に最終商品を見せながらスタートできないか、ということだ。 家具を売るために原木を見せる……。ならば木を売るために最終商品につなげることも重要だろう。
何も家具を見せて原木を売れ、というのではない。たとえばシイタケを見せて、これを栽培するためのコナラのホダギを売る。料理を見せて割り箸を売る。木の使い方から紹介して行くことも必要かなあ、と感じたのだ。
 
 
経済の拡大期ならば、分業が強みとなるが、縮小期に入った今、全工程を握ることが強みとなる。川下からも、川上からも。
 
 
そうそう、お店の名前を書かないと失礼だよね(^o^)。
 
手づくり工房風樹の塔 。ふきのとう、と読むらしい。社名は、有限会社カントリーハウス。
 
 
 

2017/06/19

メタセコイアは早生樹

先日、大阪市立大学を訪れた際に、こんな展示があった。

 
3
 
ギターなのだが、メタセコイアとヤマザクラの材でつくられたらしい。
 
ヤマザクラは広葉樹であり木工材料としてポピュラー……とは言わないまでも、そこそこ使われているのではないか。
で、思わず注目したのは、メタセコイアである。
 
メタセコイアは、ヒノキ科に属する針葉樹で、とにかく生長が早い。数年で高さ5メートルくらいまで伸びるという。だから街路樹など緑化木に使われることも多い。
 
これが、ほんの70年ほど前まで絶滅した化石として知られていた(日本で化石を発見して、メタセコイアと命名したのが、大阪市立大学の三木茂教授なのである)。
ところが、その後(1945年)に中国の四川省で生きた樹木として発見された。そのため「生きた化石」扱いされたわけだが、今や珍しくもなんともない。生長が早くて根付きもよいのなら、なんで絶滅寸前まで行ったのだ?
 
それはともかく、メタセコイアでギターをつくっているのだから、木材として使えるのだろう。
 
なんでも材質はスギに似ているというが、生長が早いだけに軟らかいそうだ。ヤマザクラのようなハードウッドならともかく、楽器に向いているのかどうか、私にはよくわからない。
 
しかし、ボードにするのなら問題ないはず。チップにしてもよいし、集成材にもできるだろう。アカシア、ファルカタとかポプラなどの早生樹の木材だって、そうして使われている。
 
しかも近年は早生樹植林ばやり。ならばメタセコイアも加えたらどうだろう。植え付ける技術は、緑化木として確立されているはずだ。スギ山を皆伐した跡にメタセコイア(@_@)。
花粉症の心配もないだろうし、材はスギの代用品として使える。見映えも、針葉樹とはいえ、葉は広がっており好きな人もいるだろう。人気呼ぶかもしれない。
 
なんなら街路樹の更新名目で今あるメタセコイアを収穫してもよい(笑)。
 
 
2
 
大阪市大にとって、メタセコイアは記念すべき樹木だ。(写真は、市大キャンパスのもの)
もっと活用を考えてはどうだろう。
 

2017/06/17

腕時計の修理

腕時計のバンドが欠けた。

 
私の腕時計は、木製である。すでに何代か重ねているのだが、木製バンドの腕時計を愛用している。最初は、ちょっとシャレのつもりだったのだが、一度使うと快適で止められなくなった。
なんたって軽い。また汗をかいてもべとつきが少ない。肌触りも、プラスチックはもちろん金属とも比べようがないほど心地よい。
 
そんなわけで愛用しているのだが……初代は数年使ったが、フェリーに乗って洗面台に忘れて数分の間に盗まれた(-.-)。
 
2代目はネットで安いのを見つけたのだが、いざ取り寄せると粗悪品。文字盤など木に見せかけた紙だったし、バンドも止めにくい。そしてすぐ時計そのものが狂った。 
3代目は、バンドと本体のつなぎ目が割れた。そこを接着剤で固定してテープで止めるなど苦労する。しかし時計が止まった。電池を入れ換えるものの、やはり動かない。実用できないのでは話にならない。
思えば2代目3代目は、取り寄せてわかったのだが、中国製。。。そんな情報はネットショップには書いていなかったぞ。
 
そして4代目が現在の品。国産の手づくりメーカーの品を選ぶ。なかなか心地よく、狂いもしないので愛用していたのだが……。
ある日、バンドの一角の木片が割れたのである。しかも、割れた破片がどこかに行ってしまった。接着剤で張り付けることもできない。
ただ、時計そのものは問題ない。
 
というわけで、自ら修理に挑む。
まず割れたところを固定するため、接着剤を染み込ませた布片で割れた部分を包み込む。これで金具は外れないだろう。が、布ではいつかまた剥がれるかもしれない。見た目もよくない。
そこで、割り箸を削って木片を布表面に張り付ける。色が違うからサインペンで塗ってみた(~_~;)。まったく同じ色ではないが、いくつか色を重ねてそれっぽくする。
これで完成。
 
Photo
 
ま、木工家でないので技術も道具もない。応急修理としてはこんなものだろう。もう少し割り箸を膨らんだ形状に削ればよかったと後で気づいたのだが。
とはいえ、チラリと見たぐらいでは気づかぬ程度にはなった。
 
木製腕時計、もう少し長持ちしてもらいたい。

2017/05/16

新大阪駅のトイレ

新大阪駅に行ったとき、寄ったトイレは、なんと「日本トイレ大賞」を受賞していた!(平成27年)

 
1
 
このトイレのどこが「大賞」なんだ? 一応、壁面を緑にしているが、これ造花(葉)だし。
が、中に入ってわかった。
 
2
 
壁面は、木の木口で覆われていたのである。
アップすると、こんな感じ。
 
Dsc_0499
 
木材の色を上手く模様にしている。
 
……なんだか、木を内装に取り込んだら、すぐに評価が上がるような気がしてきた。インテリアを手がけているデザイナー諸君。木という素材は狙い目だよ(⌒ー⌒)。

2017/05/15

箱根細工はツキ板?

先日の「ブラタモリ」は、箱根の関所がテーマだったが、目を引いたのは箱根寄木細工だった。

色の違う木材を張り合わせて模様や文字を絵画的に描いた木工品(主に小箱)だが、ちょっと想定していなかった点があった。
 
1  3
 
すごく細かな模様だが……これ、木を寄せただけではなかったのね。
 
2
 
鉋をかけるのだった。
 
4
 
なんと! この模様は鉋クズとなってしまうのだ……。
 
いえ、もちろんクズではありません(~_~;)。 暑さは0,2~3ミリくらいだろうか。これほど薄くして、別の木工品の表面に張り付けることで完成なのだった。こんなに薄くして利用するなんて。
 
箱根細工について詳しく考えたことはなかったが、なんとなく寄せた木の板をそのまま小箱などに仕上げるイメージを持っていた。しかし、模様と本体は別だったのだ。
 
 
そこで気になるのは接着剤。寄せ木の接着もだが、本体に張り付ける際には何を使っているのだろうか。現代はなんとでもなるが、江戸時代の接着剤は何を使ったのかね。ニカワでそんなにきれいに張り合わせられるのだろうか。接着面が極薄になっても離れない品質が求められる。
 
 
それにしても、ある意味、現代に通じるのではないか。きれいな模様のあるのは表面だけでいい。内側は見えないのだし。銘木のツキ板を無骨な集成材や合板に張って、豪華な無垢材に見せる技術に通じる。
いわば寄木細工は、化粧ツキ板みたいなものである。
 
現代は、集成材とかツキ板張り付けとかいうと、なんとなくまがい物のイメージがあるが、箱根細工は伝統工芸だ。ツキ板使って、箱根細工の現代版を生み出せる可能性もありそうだ。
 
 
8
現代のツキ板でも、こんな象嵌ぽいことも行える。

より以前の記事一覧

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

森と林業と田舎