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森と林業と田舎の本

2023/09/22

47万年前の木造構造物?

アフリカのザンビアで、人間が加工した木材でつくったとされる木造構造物が発見されたとニュースになっている。

47.6万年前の木造構造物発見 ザンビア 

北部の国境近くにあるカランボ滝のすぐ上流の川辺で出土したとのことで、約47万6000年前につくられた世界最古の木造構造物だという。建造物と言わないところが微妙 (@_@)。

具体的には、見つかった木材は長短2本の丸太で、短い方の木材には、長い木材と組み合わせた際にずれないように、石器などでくぼみが作られていた。周りからはくさびや穴を掘る道具なども見つかっている。川辺の足場か通路、水上家屋の一部ではないかという意見と、木造住宅などを建てて定住していた可能性があるとする見解もあるらしい。ちなみにつくった人種としては、ホモ・ハイデルベルゲンシスが指摘されている。ホモ・エレクトスと同時代の原人とされる。ホモ・エレクトスと同種とする説もある。

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発掘風景。記事よりいただきました。

たしかに大発見だとは思うが、そもそも原人ともなると、火や石器を使っていたことは確認されていて、木材もなんらかの加工をして使っていると考えられていたはず。槍とか丸木舟とか。こん棒だって加工は必要だろう。ただ木材は腐るから証拠となる遺物がない。今回は腐らず砂に埋もれていたのが偶然地表に露出していて見つけられたそうで、その点からの大発見だろう。

原生人類ホモ・サピエンスではなく、時代も桁違いに古いが、木材の利用には、加工が必要という証明かも。そのうち組織的な伐採=林業の痕跡とか、植林の可能性が指摘され始めるかもしれないよ。

ちなみに日本では縄文人の遺跡(石川県真脇遺跡)から、ほぞ穴を開けて組み合わせた木材の遺物が出土している。これは軸組工法で建物を建てていた証拠とされる。こちらで4000年くらい前だったかな。伝統工法の家づくりは、それぐらい歴史がある?

 

2023/08/22

9代目木製腕時計に挑戦!

私の使う木製腕時計は8代目。その顛末については、今年4月に

8代目?木製時計

に記した。ようするに、一般に見かける木製腕時計にはいい加減なものが多く、ようやくたどり着いたブランド品でしっかりしたものも、木製ゆえにネジが木にめり込むことで外せなくなっている、そのため電池交換が難しく、電池切れがそのままオシマイになる……。

だから8代目として購入したのは、木と金属併用。肝心のネジ部分は金属なので大丈夫! というものだったが伏兵あり。なんと、重いのだ。木製腕時計の特徴とも言える軽さがなくなった。

それでも使っていたのだが、なんか腕が引っかかるなあ、と不満が溜まる。

そこで、ふと「木製腕時計」で検索してしまう。そして、衝動買い (@_@)。

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ちょっと派手で、いろいろな色の木を使った完全木製の腕時計。その値段は、5分の1。

こんなに安いなら、仮にすぐ壊れてもいいや、とファストファッション感覚になってしまった。

しかも注文して1日で届く。前回は2週間ぐらいかかったのに。(アメリカからの小包)

かくして9代目となった。たしかに軽い!これぞ木製! しかもカレンダー付きだ。マシンはクオーツだから、そんなに心配いらないだろう。
ただ、写真で見たスタイリッシュさとは別に、間近で見ると、やはり加工度が安っぽいよ。見ると中国製だった。

実は、これを選ぶ前に、重い方の8代目のメーカーでも、もっと木製で緻密な時計も出していた。ネジ周りは金属で、バンドほかは完全木製。そちらに心が動いたのだが、価格はまた上がる。どうしようかな、と思っていたところに見つけたのが、9代目安物(^^;)というわけだ。まずは安物買いをしてみよう。それに飽きたら、また考える。

まあ、二つの時計を使い分けて見るか。

 

 

2023/08/12

お土産は会津塗り箸

お盆休みに娘が帰省した。

お土産があった。春先だったかに旅行で訪れた福島県の「会津塗り箸」。

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漆は輸入と書かれているが、本物の漆塗りで蒔絵会津。箸の素地は「天然木」と記されているが、何の木だろうな。硬いから広葉樹材であろう。輸入材のように思う。輸入材に輸入漆の郷土土産……と、せっかくのお土産にこうした推測をするのは無粋だね。私が箸コレクションをしていることを知ってのお土産であった。正確には割り箸コレクションであるが、塗り箸も結構な数になっている。

さて、これを実際に使うかというと……わからない(^^;)。普段は割り箸だからなあ。こうしてコレクションに愛蔵される品が増えていく。

今夏は、何かと厄介な事案が重なってバタバタしているうえに、これまでにない酷暑。乗り切るには、気合が要りそうだ。

 

2023/08/02

台湾提供のヒノキ間伐材

首里城再建に、台湾から台湾ベニヒノキが5本提供されたというニュース。

台湾、首里城再建にベニヒノキ5本提供へ 20年に人工林で間伐 

外交部によると、火災前の首里城の木造建築に台湾のヒノキが使われていたことから、日本側からベニヒノキの提供に関して打診があったという。台湾では天然林の伐採は禁止されているが、人工林では定期的に間伐が行われ、間伐された木は貯木場で保存される。日本に贈られるのは、2020年に間伐された3.86立方メートル分だとしている。

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5本でも提供されれば有り難いことだが、私が引っかかったのは、人工林のベニヒノキだということ。

タイワンヒノキと呼ばれる樹木は、大半が紅檜、ベニヒノキだが、台湾の固有種だ。かつてはご神木だった。阿里山などには直径数メートルものヒノキの巨木林があったことで知られる。今は伐採禁止になっているが、人工林もつくっているのだね。そして写真によると、間伐材でもこの太さ。比較するものが明確にないが、おそらく直径80センチ以上のものだろう。それだけの木が人工林でも育っているのか。

さて、ここで見てもらいたい写真がこれだ。

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これは土倉龍次郎の縁戚からお借りして私が複写したものだが、どうも龍次郎が台湾探検に歩いたときに撮ったものらしい。写っている背景にあるのが、直径1・5メートル級の大木。多分、タイワンヒノキ。これが、いつ、どこで撮影したものかわかるといいんだがなあ。

写真には、軍人ぽい姿の隊員も写っている。龍次郎は、1895年12月に台湾に渡って、それから数年間は台湾中を歩いたとされる。最初に台北から台南へ縦断し、その後、阿里山や玉山も歩いたと伝わる。その真偽を証明するかもしれないのだ。写っている人物がわかればなあ。

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こちらは先住民の村。やはり探検途上に寄った村だろう。薪用なのか、木片がたくさん転がる。

 

2023/07/29

超絶技巧展

大阪、あべのハルカス美術館で開かれている「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」展を行ってきた。

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以前もあって、これで三回目? いずれも楽しめるので好きなのだが、サブタイトルから明治時代の工芸作家が中心かなと思っていたら、むしろ現代作家が中心であった。たとえば看板にあるスルメ。これは一枚板から彫り出したものだ。吊っている洗濯ばさみまで同じ木である。足は立体的にうねっているし、とてつもない技巧である。

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これ、板の上にチョウチョが水を飲んで集まっている様子。が、これも全部木。水に見えるところも木。しかも着色していない。全部木の色を行かした蝶の羽である。

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アップにするとこんな感じ。ミスに見えたのは、盛り上がった木を磨き上げている。アゲハチョウの羽の色も天然木で表現できるのか。

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この髑髏も木。表面の紋様は木目ではなく、全部彫ったもの。しかも薄いのだ。髑髏の中はもちろんくり抜いているし、透けて見えるほど薄く彫っている。

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これは鉄作品。龍が三匹。鱗一枚一枚を張り合わせており、手足も含めて全部動く。

これは工芸というよりアート作品だが、ここまでの表現が可能なんだなあ。

 

2023/06/24

岡山山中で発見した逸品

津山で一仕事を終えて帰途に着く前にどこか寄ろうと智頭を見る。

すると津山から北に進むと人形峠があるではないか。よし、人形峠でウラン鉱石を拾うのだ、と目的を定めて出発。

ただ、その前に発見したのが、「かがみの近代美術館」だ。鏡野町の山中に、古民家を改造した美術館ができたという。これは個人美術館らしい。そしてテーマは、夭折したミカンの画家たちの作品だという。「才能はあった 情熱もあった ただ時間だけが無かった・・・」というキャッチフレーズに惹かれてGO!

それが、なかなかのものだったのだよ。

詳しくは、かがみの近代美術館を見てほしい。

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が、今日は疲れているので、またの機会にするとして(^^;)、あえて驚きを。

津山市では、今注目を集めている人物がいる。一つは漫才コンビ「ウエストランド」。M-1グランプリで優勝して一躍人気者だが、この二人とも津山市出身だった。

そして、もう一人がドルーリー朱瑛里だ。女子駅伝で新星の如く登場し、17人抜きの偉業を見せた後も、次々と記録を出している。そして今春は進学校で有名な津山高校に進んだ。スポーツだけでなく頭脳もなかなか、と思っていたら、実は絵も習っているらしい。そして小学校のときに描いた絵が、かがみの近代美術館にあったのだ。狼の絵なのだが、なかなか上手い。小学校でこんな密な描写をしたのか、と思わせる。
実は絵の先生が、この美術館の顧問なのである。だから彼女も出入りもしているらしい。こんなに有名になる前は、彼女にゆるキャラのコスプレさせるイベントまで計画があったとか……。

ただ、彼女の絵を公開することは禁止されているのでここに今回できません。また絵自体も、現在は展示されておりません。見たい人は、この美術館を訪ねて、館長と交渉してください(^_^) 。

ここでは、別の面白さを紹介しておく。

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古民家を改造して美術館にする時にわかったこと。この立派な梁が、なんと床の間を串刺しにしていたのである。こんな構造はかなり珍しい。そのほか、巨大ケヤキの大黒柱など、見どころいっぱい。古民家に(^^;)。

あ、人形峠の話は、次回にしよう。

2023/06/20

美術館の椅子

先日、大阪・中之島美術館で開かれている「佐伯祐三」展に行ってきた。

日本では珍しく大半が所蔵品で開いたものである。というか、中之島美術館が建てられたきっかけは、佐伯祐三の作品が大量に寄贈されたからなのだが……。今回は会館1周年記念である。

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実は、私自身はそんなに佐伯祐三の絵は好みではない。が、もうすく閉館(6月25日)だったので、せっかくだから行くか、という気分であった。

たしかに一人の作家の140点を超える作品群は迫力はあった。ただ……申し訳ないが、やっぱり好みではない(^^;)。

風景画が多いのだが、なんとなく陰鬱になる風景で、しかも初期のものは有名なパリ時代のタッチとは違い、これまた好みではない(しつこい)

それでも、いいなあと思えたのは、最晩年、パリで描いた絶筆5点。有名な「郵便配達夫」に加えて、「ロシアの少女」、そしてレストランの扉。ちなみに、絵画の大半は撮影OKだった。昔とは様変わりである。厳重に撮影禁止、スケッチも禁止。そんな時代から、どんどん撮影してね。それをSNSで発信して宣伝してね、という時代に変わった。いい加減なものである。

ただし、チラシをひらひらしながら絵に近づいたら注意を受けている人がいた。これは何の意味があるのか謎だ。古くさい監視員である。

それと気に食わないのは、ほとんどの絵画はガラスに覆われていること。そこに天井からのわりと強いスポットライトが当たり、反射するのである。それでは絵画鑑賞に水をさす。なんとかならんか。

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が、私は、ここで自分の好みの絵画を語りたいのではないのだ。実は、気になったもの。

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展示室の各所に置かれた椅子というかベンチ。これ、集成材である。が、本当に全部木材なのか。重すぎるのではないか。したにはキャスターがあるかのようだが、動かすのが大変すぎないか。内部は空洞になっているのだろうか。この椅子の構造が気になってしまったのである。ちなみに何の木だろう。特注か。それとも意外と出回っているのか。気になる。

本当は下を覗き込みたかったのだが、美術会場でそれはあまりに怪しいし。誰か、知りませんか。

 

2023/05/22

組子復活の起爆剤になったのは?

福岡で訪れたところは数あるが(そもそも観光旅行を兼ねたトークショー出演であったのだが、3日間ぎっちりと視察旅行になったのはなぜ?)……そのお土産の一つがこれ。

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組子の部品だ。木下木芸を訪ねると、もう完成したので、余分なこれらは捨てるというのでもらってきた。こんな薄く細かな木の組み合わせ作業をどれぐらい行うかと言えば。 (゚o゚;) (゚д゚)

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これぐらい。ここにあるのは壁の1面なので、実際にはこの数倍つくらねばならない。それが完全手作業だ。

実は、これと同じぐらいの大きさの組子の壁の1枚が、失敗したので壊すという。何か一列か間違えてずれたので、全体のバランスが崩れたとかなんとか。捨てるなんて、ください! 担いで帰ります!と宣言したのだが、現実には担げる大きさではないわな。山陽新幹線に積めない(泣)。(その前に駅までも運べない。)

いかにも日本の木工芸の粋とでも言える細かな技術で素晴らしいが、これ、一時期滅びかけていた。というのも、主な需要の欄間や茶室、床の間などが1990年代にほぼ消えたからだ。和室がなければ成り立たない……そう思えたのだが、それがいきなりの復活。約10年ぐらい前だ。

その起爆剤となったのが、こちら。わかるかな?

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JR九州新幹線の超豪華寝台列車「ななつ星in九州」の内装である。デザインを手がけた水戸岡鋭治氏によって組子が選ばれた。
私は、いくら有名になったと言っても、たった1車列(7台編成)だけでは、一過性の需要だし、乗る人は限られているから組子を目にする人も少なく波及効果はないのではないか、と思っていた。
それがそうでもないらしい。乗らなくてもマスコミ報道で有名になって、どんどん飛び火して、全国各地にと似た豪華列車がつくられ、また組子も採用される。列車以外にバスや駅舎、町並みにまで応用されるようになり、大きな需要を生み出したそうである。

そして行き着くところの作品がこれ。

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これも水戸岡氏のデザインだそうだが。スケッチを渡されて、そこから作り上げるのが職人の創意工夫だ。組立式茶室by組子。

技術は変わらなくても、用途が変わればデザインも変わる。そして人気が復活する。

もっとも職人養成が進まないから、将来は厳しい……というのも現実だ。さて、どうする?

2023/04/25

「環境不動産」と「環境利益」

不動産業界に「環境不動産」という言葉があるそうだ。一般に環境性能が高い、たとえば省エネとか再エネ、建築時の環境負荷、解体時の環境負荷が低い……といった建築物を呼ぶそうだ。「環境不動産(Environmental Real Estate)」

そこに高知県が、独自に「環境不動産」として認定制度を創設したそうだ。そこでは木材、とくに県産材を使っていること。そして認定されると、容積率緩和や不動産取得税の免除が行われるという。

ちょっと条件を見ると、延べ床面積300平方メートル以上、1平方メートル当たり0.15立方メートル以上の木材使用、県産木材使用率が60%以上―の非住宅建築物と4階建て以上の住宅……。

もともとある建築環境総合性能評価システム(CASBEE)では、自然エネルギーの利用や雨水、太陽光の活用など92項目のチェックポイントがあるが、県独自の基準もあって、林業・木材産業の持続性確保、脱炭素社会の実現、室内での木材使用、室外での木材使用、地域経済の活性化(県産材を使うこと?)といった5つの観点で評価。高評価だと認定し、さらに良ければ税などの優遇もあるという仕掛け。

おそらく高知県は、住宅よりは非住宅の建物、それなりの大きな建築物を対象に木造化を推進しようという意図なのだろう。以前より高知県は木造建築物への税の軽減を国に要請してきたというから、その動きをプッシュする狙いだろう。

まあ、あの手この手をやるという点では頑張っているね(^_^) 。反対派しませんよ。あまり木造建築物が増えてはげ山まで増やす心配は……まずない(笑)。そんなに増えないだろうから。

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ただ、木材を使えば環境によいという単純思考に、私はイマイチ引く。これも量の経済、もっと言えば量の林業を指向しているからだ。林業を経済的に捉える点からは、本来は利益率とか純益を基準にしてもよいのではないか。

1軒の木造建築物を建てることで使った木材の量と原木からの歩留りを計算できないか。1本の木を無駄なく使ったことを示し、それらが生み出す経済効果とする。原木から製材(あるいは集成材)にするまでの歩留りを示し、その時に出た端材を処分していたら減点、とか。極端に言えば、製材時のおが屑を商品化していたら、それを歩留りと利益に加えて計算してもよい。

一時期流行ったウッドマイルズ(木材の移動によるエネルギー消費を数値化)のように、使われる木材の経済的貢献指標を示せたら地域経済への寄与率も出るだろうに。木材環境利益、ウッドプロフィットとか名付けて。みんな自身の利益を隠すから難しいか? 

2023/04/23

無垢製材の巨大スパンを見る

実は、昨夜まで大分に行っていた。温泉はつからず山の中ばかりを歩いたのだが……その話はおいといて、ちょっと脱線して見学したのがこれ。

レゾナック武道スポーツセンター。これは現在の名前で、以前は大分県立武道スポーツセンター。また昭和電光武道スポーツセンターだった時代もある。そこで見たのが、こんなホール。巨大体育館と武道場がくっついた建物と思えばよいが、中が木構造となっている。(外観は、リンク先のHPを見てくれ。)

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わかるだろうか。スパン、梁が木材なのだが、最近はこんな体育館やドームも増えてきた。ただ、これは無垢の製材なのだ。集成材を使っていない。なんと最大スパンは70メートルある。日本、どころか史上最大だそうだ。

証拠に、少しアップしたものを。

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アーチトラスに使われているのは、120ミリ×240ミリで長さは2~4メートル材だそう。一般的に流通している製材寸法だ。部分的には3本をH型に組み合わせているという。ボルトでつないでいるところが確認できるだろう。もちろん大分県産材を使っているのがジマン。なお乾燥度とヤング率は4つの種類に分けて適材適所に使ったらしい。

ついでに紹介すると、内装も凝っている。

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竹を多用している。コンクリートの壁も竹を並べるだけで和風になる。なおテーブルやイスは多分ファイバーボードによる組み立て家具だ。

こんなのを見ると、やれ大規模集成材だ、CLTだといわなくても木造建築はできる。主構造はもちろん鉄筋コンクリートと鉄骨だが、十分に木質をオモテに出している。その方が木材としての歩留りもよいだろう。ちなみに使われた木材量は985立方メートルであった。

まあ、余った時間で温泉つかるか別府の地獄巡りするか、と迷ったあげくにこんな建物見学してしまうのだからヤダねえ。

 

 

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