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本の紹介

木製品・木造建築

2018/02/10

木の価値の新潮流?

なんか林政など施策以外の話題を探す(^^;)。

 
で、こんな日経新聞の記事があった。
 
 
出だしは、
国産の木材を使ったオフィスや店舗、駅などが増えている。天然の木の生み出す穏やかな空間に人が集まり、コミュニケーションの活発化などの効果がみられる。耐火性能など技術の進歩で柱など使える範囲も拡大。国産材振興の流れも追い風に、木の空間は住居から公共の場へと広がっている。
 
というように、木の使い方が変わってきたことを示している。そしていくつかの企業の試みを紹介する。オフィスや店舗、JRの駅(秋田駅)などである。
「コミュニケーションが取れる仕組みを」
「週5日過ごす場所。自分の部屋の延長線上のような居心地良いオフィスを目指した」
「客の滞在時間は他の店より長く、リピーターも多い。接客時間も増えるので、客単価は全店の中で一番高い」 
駅にいる人の滞留時間が従来の倍以上になった。人が集う風景が日常になってきた」
このような効果が出たとか。
これらをまとめて、こんな言葉を引き出す。 
「企業の社会的責任(CSR)で間伐材を使った時代は過ぎた」(竹中工務店木造・木質建築推進本部の小林道和副部長)
生産性向上などを勘案すれば価格が高くても導入したいと考える企業が増えているそうだ。
 
この記事のように、木造に「木を使う」だけの価値ではなく、作業効率や収益性・集客力が上がるから使う、となればシメタものだ。仮に単価が高くても意義がある。
 
……本当かなあ。いや、効果がないとは言わない。経験則としてはある。が、数値に現れるものではない。多分に感覚的なものだ。それで単価が高くても採用する価値があることをクライアントが理解してくれるかどうか。
ちなみに上記の例の仕掛け人は内田洋行らしいのだが……。
「天然木には調湿や脳活性化など12の効能がある。感じが良い場所に人は自然と集まる」(門元英憲オフィス商品企画部長)。
国産材を使った置き型家具の17年売上高は16年の2.5倍に増えたそうである。
 
まずは推移を見守ろう。(今回は毒を吐かないよ)。

2018/01/13

これも北欧デザイン?

ふとデスクの上にあるペンを見て、これも北欧デザイン? と思った。

 
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ペンとペン立て。昨秋のノルウェー行でもらった品だ。このペンの形はシンプルだけど、日本では見かけない気がしたので。
 
真横から見ると。
 
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しかも、ペン先を出すのは、日本で多いノック式ではなく、ねじり式。ペンの中がどうなっているのか気になる(~_~;)。インク芯は、上部がくびれている分だけ短かい。ちなみにペン立ては、ケボニー化ラジアータパイン製。
 
 
ほか、気になるノルウェーのデザイン。
 
1
 
斬新だが、持ちにくかった(~_~;)。ペンと一緒で、機能よりデザインなのか。
 
2
 
ホテルのロビーにあった人形? フィギア? それともアート?
穴だらけだし。機能はないわなあ。

2017/12/10

居酒屋のイス

ふらりと入った「ならまち」の居酒屋。

 
ならまちとは、奈良市内でも江戸時代の街並みの残る一角で、近年はこの界隈にさまざまな形態の出店が相次ぎ、奈良観光の新しいホットスポットになっている。
 
先日、お客さんが来たので、どうせ飲むならと案内した。
 
そして行き当たりばったりに店を選んだわけだ(^o^)。
 
入ってから、店内が木であふれていることに気がついた。おや、それを狙ったわけではないのだが……。
 
1
 
これが私の座ったイス。
 
2
 
隣のベンチ。
 
自然木でつくられたものばかりが並んでいた。なかなかこだわりの店主らしい。割り箸を使っていたが、元禄箸だが、おそらく国産のものだろう。吉野産かどうか。
ただ、座り心地はイマイチ(笑)。。。。う~ん、永く座ると尻が痛くなる。
 
 
ちなみに、この店は豆腐料理をメインとしている。たしかに豆腐やアゲ、湯葉は美味かったよ。外国人カップルも入ってきて、なんだか不思議そうに食べていた。で、なぜかキスしてやがんの……。
 
と、ともかく! ならまちには似合う店であった。
 

2017/12/06

神様グッズ

ホームセンターシリーズ№3(笑)。

 
今の季節だからなのか、いやそこそこ以前から常設コーナーもあったようだが……。
 
2
 
神棚。わりと精巧に作られている。
 
1  
 
こちらは神酒口(みきのくち)。神棚の左右にとっくり?(瓶子)に差し込まれてあるものだ。正月によく備えるものらしい。全国各地に、さまざまなデザインがあるが、なかなかオシャレではないか。どんな意味があるか、歴史はどんなものか、よく知らない。ただ、吉野で作られている。写真のものも、そうかな。
 
これがホームセンターで売っているというのがミソだろう。
 
神棚や神酒口、そして三方(三宝)など正月の鏡餅を載せる台もそうだが、吉野の下市が産地だ。いずれも小さな木工品だが、節の少ない木目の木材が必要だから、吉野檜、それも辺材部分が最適なんだろう。
 
これで、思いついた。
神様グッズというのは、これからよく売れるんじゃないか。それもインテリアとして。
 
たとえば伝統的な神棚ではなく、オシャレなマンションの洋室でも備えられるようなデザインにする。キットにして買った人がし自分で組み立ててもいい。あるいは、細かな部品をばら売りして、自分なりの神棚を作らせる。パルテノン神殿型とか、ペトラ神殿型とか、イースター島神殿なんてのがあってもよい。ある種、ジオラマみたいな感覚だ。
 
堅苦しさはなくしつつ、神聖さは残したい。平面神棚というのがあってもいい。狭い部屋向きの厚さ数センチの神棚。それも絵画を掲げるような感覚で設置できるもの。 
 
神酒口なんか、もっと用途を見つけると人気呼ぶと思うな。マドラーとか栞とかペン先とか。。。いっそオミクジや、恋のお守りグッズ・幸運グッズ・悪運グッズ・悪霊退散グッズ……なんて能書きつけたらヒットしないか(笑)。
 
 
こうした木工品も大切だと思うんだけどねえ。木材量に比して、価格は高くできるし、木の神聖さを前面に出せる。結構、利益率の高い商品にできるような気がする。
 
 

2017/12/05

国産材のツーバイフォー

ホームセンターには、とくに用がなくても訪れて見て歩く。

すると、いろいろ感じるのだ。何か刺激がある。木工品とか商品づくりとか世相とか。そこで、昨日に続いてホームセンター連載をしてみよう(^o^)。
 
まず木材売り場。
 
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ヒノキ材とスギ材。今や普通に国産材がホームセンターに並ぶようになった。これ、意外と最近だから。私の観察では、10年も経っていない。
 
以前、タナカ山林の中にデッキを築こうとして、せっかくだから国産材と思って探し回ったかが、素人には手に入らなかった。本格的な材木店で見ると、サイズも違うし、価格はわからない。そもそも一見さんの買える雰囲気ではなかった。
 
それが、今やホームセンターで並んでいるというだけで、感動モノだ(笑)。
しかもツーバイフォー、ワンバイフォーのサイズが並んでいる。アメリカンサイズというか、日曜大工御用達というか。
 
価格は、さすがにSPF材など比べると、少し高い。しかし、手が届く範囲だ。質もそんなに悪いようには見えない。
 
これは国産材の価格が落ちたんだな、という意味もある。
 
 
 
またデッキを自作する時が来たら、国産材で挑戦してみてもいいかな、とは思う。でも……強度とかを考えるとSPFかなあ(⌒ー⌒)。だって、写真を見て。グリーンなんでもの(;´д`)。未乾燥材かよ。。。。
 

2017/11/25

黒いティッシュ

こんなティッシュをもらった。

 
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見た通り、黒いティッシュ。
 
最初は、ぎょっとする(笑)。これ、市販しているものではなく、多分ノベルティとして製造されたんじゃないかと思うが、まあ、アイデア商品だ。
材料は100%パルプで、「強くこするとティッシュペーパーの色の紙粉が付く場合があります」と裏書きされているが、色の成分はなんだろう。
 
ただ、これで鼻をかんでも問題ない(~_~;)。機能面では変わらない。
 
とくに黒くしたからと言って、何か特徴が出るわけではない単に面白いだけ。
もしかして、特別の用途を頭に描ける人にとっては、価値があるかもしれない。たとえば白い粉を拭う機会が多い場合は、どれだけ拭えたか可視化しやすいわけだし。あるいは、美しいと感じる人もいるかもしれない……。
 
色を付けるというだけで話題を呼べるなら、この時点で価値があったんだね。

2017/11/12

明治神宮の吉野杉鳥居

「シン・ゴジラ」を異常な緊張感をもって見終わったところだ……(~_~;)。

見どころ、言いたいことはそれこそ山のようにあるが、あえて一点を選ぶなら、最初の迎撃作戦であるタバ作戦だろう。

多摩川河川敷に陸上自衛隊が並び、空には航空自衛隊の武装ヘリ、戦闘攻撃機が舞うなか、ゴジラが武蔵小杉に立つところだ。 

おれ、3日前に武蔵小杉近くのホテルに泊まったんだよね……(^o^)。
ここにホテルを選んだ理由は幾つかあるが、隠れ理由に「シン・ゴジラ」を意識していたことは間違いない(⌒ー⌒)。

おかげで?寝苦しかったよ……。

 

さて、ここで心を清浄化するために紹介したいのが、明治神宮である。これまで幾度か紹介してきたが、明治神宮の鳥居の一つが、吉野杉で作られることになった。

これまで鳥居はヒノキ製で、といってきた神社側がヒノキ大木が手に入らないことから折れて、スギに、それも吉野杉で立てるなったのである。
 
たしか今年には完成したはずだが、私はまだ見ていなかったので、今回の東京行で明治神宮を訪ねた。
 
鳥居と言っても幾つもあるから、どれだか迷ったのだが(一の鳥居と聞いていたが、有名な南参道入り口にはなく、はて、北参道?と思ったが、 どうやら明治神宮では参道から数えるのではなく、本殿前から数えるらしい)、本殿・拝殿前であった。
大鳥居などから比べると、一回り小さいが、無垢・木製の堂々たる鳥居である。
 
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見たら、新しいので一目でわかる。
 
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木肌。筍杢?のような。。。たしかにスギだろう。ただ白い塗料が薄く塗られているかな?
 
ただ気になるのは、足元。
 
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黒い染み……黴が生えてきたのか。。。まだ重症ではないが、ヤバくない?
 
 
ともあれ、明治神宮は救われたのである。。。。

2017/11/09

テーブルの秘密

テーブルの秘密
木のテーブル。この木が何かわかるだろうか。

エノキである。

エノキで家具を作ること自体が珍しいことと思うが、もう少し秘密がある。この木の素性に。

わかるかなあ。

実は街の木なのだ。再開発で伐られた街路の木。街路樹や、緑地の木を生まれ変わらせたのだった。

2017/11/05

竹を殺す、その前に

 
先日開かれた森林総研関西支所の公開講演会。テーマは「竹の駆除は容易じゃない」であった。。。
 
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ようするに「ひたすら伐り続けても竹は殲滅できず」、「除草剤を使うのが手っとり早い」というのが結論だった(^o^)。
 
ま、内々にそうだろうと思っていたが……私は竹の切株に薬剤注入を予想していたのだが、散布法も効果があるそうだ。ならば竹だけでなくササにも使えるかも。我がタナカ山林も、隣の竹林からの越境に悩まされている上、ササも繁りだしたので、そのうち試行してみよう。
ちなみに私は、除草剤や農薬に忌避感がないので、全然抵抗がない。バンバン撒いてやる! ……たが、決して安い薬ではなさそうだが。。。
 
とにかく、里山を浸食する竹林をなんとかしなければならないのは間違いない。
 
 
そんな決心を固めている時に目に止まったのが、四代目田辺竹雲斎 の記事だった。
 
竹工芸を芸術まで高めた人物である。とはいえ、まだ若い。40代だ。
一度お会いしたことがあるのだが、その時は三代目竹雲斎の父の下で、田辺小竹と名乗っていた。今年になって父親の跡を継いで竹雲斎を襲名したようだ。
 
会ったというのは、水口細工 の取材の一環で、消えた葛細工を再興しようと町の有志が取り組んでいたとき、彼らに協力して編み方を教えていたのだ。私はてっきり、それなりの授業料を払っているのかと思ったら、「菓子折り」だけだという……。その教え方といい、気さくな人柄に好感を抱いた。
でも、あの時はまだ若手の後継者的なイメージだったのだが、もはや押しも押されぬ竹工芸の第一人者であり、アートまで高めた芸術家と言えるだろう。
 
そういえば、彼は葛細工にも取り組み、その作品が伊勢神宮の神宝として納められているのであった。
 
 
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当時、田辺家で見せていただいた作品の一つ。リンクしたサイトも見てもらいたいが、竹がこんな造形になるのか! と目を見張る世界を切り開いている。
 
 
今、各地の里山で猛威を奮っているモウソウチクを中心とした竹林の問題に、農薬でもなんでも使って枯らすのは反対しないが、竹にはこんな世界が広がる可能性もある……ということも知った上で取り組みたい。
 
 
 

2017/11/01

究極の地産地消建築?

これは、紀伊半島の大台ヶ原に建つ初代の大台教会

 
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大台教会は、古川嵩が神習教という宗教の一派として立てた神道系の宗教だが、その神殿である。建てられたのは明治32年(1899年)である。
もともと1500メートル級の山の中であり、近畿の秘境だったが、教祖・古川嵩がここに建てたいと望んだ際に協力したのが、土倉庄三郎
 
大杉谷開発に取り組んで林道を開いていた庄三郎は、そこから支線を大台ヶ原に延ばし、さらに教会を建ててあげた。庄三郎も、さすがに「えらい金がかかった」と嘆くほどの難工事だったそうだ。
 
この教会は、1990年代に建て直されている。だから今は残っていない(写真の神殿後ろに建つ生活棟は使われていないが、一応残る)。
しかし、豪壮なつくりだったようだ。中には「土倉の間」もあったとか。。。
 
ただ、今回私が感じたのは、庄三郎の尽力のことよりも、どのように建てたのか、という点だ。
 
だって、考えてみてほしい。当時、道を開くだけでも大変だったのに(それも徒歩か牛車の道であり、自動車が入れるわけではない。)、材料はどうしたか。
使った木材は、全部大台ヶ原の木だったらしい。たしかに原生林には大木が多く、木材そのものの調達には困らなかっただろう。しかし、製材はどうしたか。一度山から下ろして川上村、いや吉野のほとりの製材所で板や柱にしてからまた担ぎ上げた? それはないだろう。
 
ということは、現地で製材したことになる。動力機械だってないだろう。ノコギリなどの刃物だけか。
 
どうやったのだろうなあ。雨ばかり降る山の上で、せっせと製材して乾燥させて刻んで建てたのか……気が遠くなる。
 
昔は、どこでもできるだけ近くの木を使って建築をした。地産地消である。
 
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初代の建築の面影が残る裏の生活棟。神殿ではないにしろ、結構太くて立派な材を使い、丁寧につくられた様子が読み取れる。

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