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本の紹介

木製品・木造建築

2017/10/13

TYINインタビュー

私の訪問のもっとも重要なミッションを少しだけ紹介しよう。

 
それはTYINのインタビューである。
 
TYIN(ティーン)とは、二人の建築家のユニットである。ノルウェーのヤシャーハンスタッドとアンドレア・ゲールセンという若者二人が展開した建築世界と言った方がよいかもしれない。
 
彼らについては、「ビハインド ザ ラインズ」という本も出版されている。
 
Photo  Dsc_0697 サインをもらう。
 
建築界に身を置く人、詳しい人なら知っているかもしれない。日本でも個展を開いたことがある。なにしろ学生時代から活動している。ただし、一風変わっているのは、よくあるような公共建築とか都市のアート的な建築を手がけたりは(ほとんどしていない。依頼があると、受けるべきか迷うというのである。。。
 
代わって手がけるのは、自らスポンサーを募って、タイやミャンマー国境ののスラム街や、スマトラ島の森の中……などに現地の人々とともに建てる建築だ。
 
Tyin_3  Tyin_5
インドネシアやタイで手がけた作品の模型
 
素材はできるかぎり、近いところから調達するという。それに自然に近い素材にもこだわる。
 
会って話すと、世界的に有名な建築家らしくなくて腰が低い(^o^)。実際、事務所も、町外れの海に近い廃墟のような倉庫の一室だったりする。
彼らのスタンスは、「面白いストーリーのある建築をしたい」だ。だから年間1、2棟しか引き受けないそうだ。大学の教鞭も取るので食って行けるから、とのことである。
 
Tyin4 ヤッシャー氏と記念撮影。
 
言葉はあんまりわからなかったけど、楽しかった(^o^)。

2017/10/09

ノルウェーの寿司屋

ノルウェーでは、寿司屋も行った。

 
別に日本食に飢えたわけではなくて、案内人が誘ったのだ。好きだから、と。娘がいつも「スーシ、スーシ!」とせがむんだそうである。
 
訪れた店はトロンハイムの一角だが、入り口は看板こそあるものの、全然寿司屋ぽくなく、カフェに近い。スタイリッシュな席である。
 
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寿司はバイキング方式で、自分で皿を持って取る。ほとんどが巻物だった。内容的には海鮮ものやアボガドなどが巻かれている。ただしノリは貴重なのかあまり使わない。にぎり寿司は、サーモンだけである。サーモンはホントに多い。
 
味は……わりとイケた。米がやはりイマイチで炊き方も硬めであったが、全体の味としては悪くない。ちゃんと醤油もある。
 
そして……スープもあった。一つはなぜかトムヤム。タイ料理の辛いスープだが、もう一つ沿いスープ、つまり味噌汁もあった。私はやはり味噌汁を味見する。
 
こちらは、本物の味噌汁としても遜色ない。ちゃんと出汁の旨味がして味噌も使っているようだ。インスタントよりウマイ。具の豆腐はともかく、ワカメは少し硬かったが。
 
 
……こんな海外の日本食事情を紹介しても今更と思う人もいるだろう。
やはり、この寿司屋の内装を紹介しよう。
 
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見よ、このログハウス風の壁を。 
そして窓も……。
 
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極寒の冬に備えて二重ガラスなんだが、その間に木の枝が挟まれている。この感覚が美しい。北欧デザインという言葉があるように、インテリアや生活雑貨など産業デザインの世界では確固たるブランドとはなっている。その片鱗を感じさせる。
 
それは一部の優秀なデザイナーによるのではなく、市井の人々に祖付いた才能なのか。デザイン立国というコンセプトの強さを感じる。

2017/10/08

ノルウェーで感じた“敗北感”

ごきげんよう!

 
1週間のご無沙汰です。今朝ノルウェーから帰って参りました。
 
 
……と言っても、実はツイッターではほぼ毎日何かをアップしていたのだけど(~_~;)。
ブログとかフェイスブックと違って、ツイッターは瞬発的にアップできるのでよろしい。忙しい時は向いているようだ。ブログを論説・小説としたら、短歌か俳句のよう。
 
帰国した今後は、少しペースダウンしようかな、とも思う。
 
とはいえ、せっかくなのでボチボチと紹介。
 
まずノルウェーの印象を思い浮かべようとすると、何かしら“敗北感”を伴うような気がする。日本が遅れすぎてしまったのか。
 
たとえば。
 
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感覚的には街行く車の半分ぐらいがEV、電気自動車だ。各所に充電スタンドがあり、充電費はタダ。乗せてもらったが実に快適。時速も100キロを軽く越える。
 
さらに買い物のほとんどがクレジットカード。現金を使おうとすると、先方が慌てるぐらい。すでにキャッシュレス社会なのだ。ジュース一つだってカード。
 
 
 
そして街の風景が美しい。4
別に観光名所でなくても、魅せる。
 
その中には、こんなビル群もある。
 
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9階建ての木造ビルが5棟並んでいた。学生寮だという。造りはCLTなのだけど、日本で見たCLTビルより絶対に美しい(~_~;)。
 
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海辺には広大な木のテラス。ここから海に入って泳ぐこともできる。(シャワー施設も完備)
 
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これは幼稚園。見た通り木造だ。その中に入らせてもらったのだが、基本はCLT構造。
 
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これは子供らの遊具なんだが……この中に入っているのは木の木っ端なのである。ただし、一部にクッションが混じっているのだが……わかるかな?
ともかく、木育しているわけだ。日本のように木で遊ばせるイベントではなく、日常の遊び道具が木っ端なのである。
 
なんとも複雑な敗北感を味わったのであった。。。。

2017/09/28

竹ファイバーの商品

たまたま百均ダイソーで商品を眺めていたら目に止まったのが、これ。

 
_20170927_191632
 
竹の繊維でつくった容器類だ。竹繊維と言っても、プラスチックと混ぜたものだろう。つまり、木質プラスチック(WPC)の竹版か。
 
触ってみると、プラスチック容器と変わらないのだが、多少見た目がナチュラルというか、テカテカしたプラスチック臭が和らいでいる。竹繊維が入ったら、強度なども増しているのだろうか。それとも他に、何かメリットがあるのた。
木や竹製品ではないのだが、さりとて完全なプラスチック製とは差別化を図るのに、木や竹のファイバーが使われるのかもしれない。
 
おそらく原料の竹は国産ではないだろうが、こんな商品が百均に並ぶとなると、国産は勝ち目ないなあ、と思う。
 
 
ちなみにWPCは世界で年産約100万トンだそうである。デッキとかエクステリアに使われている。本来は木材で作られる部分がWPCに置き換わっているのだ。その分、木材需要は浸食されてしまった、と見るべきだろうか。
 
百均に並ぶ木質商品とはなんなんだろう……とちょっと考えてしまった。
 

2017/09/20

無印の多肉植物

最近、百均ショップで気になるのは、観葉植物のコーナー。とくに多肉植物が多く並ぶようになった。
百均のような、大量販売が必要な業態に植物のような生ものを扱うのも冒険と思ったのだが、わりと売れているようである。観葉植物は、花と比べると長持ちする。とくに多肉植物なら世話もあまりいらない。それでいて種類も豊富。だから可能なのだろう。それにしても、小さいながらも鉢植えが108円で手に入るのか……。
 

そんな折り、無印良品の棚に、こんな商品を見つけた。

 
_20170920_205409  _20170920_205503
 
無印でも多肉植物を扱っている……のだけど一味違うのが、鉢にヒノキブロックを使ったところだろう。これで500円。(もちろん陶器やプラスチックの鉢もある。)
 
ヒノキブロックにドリルで穴を開けただけの代物だ。製作するのに特別な技術や手間はいらないだろう。そこに水苔でも詰めて植え込んだのか。そのまま地面に植えることもできるかもしれない。最後は土に埋めるとそのまま腐朽してくれるはず。
陶器やプラスチックの植木鉢は、処分が大変だ。かさばるし重いし、最近は有料ゴミ扱いになる。その点、ヒノキブロックなら自然物を売り物にできるかもしれない。
 
手間隙かけた高い木製植木鉢ではなく、500円くらいなら気軽に買われるだろう。(百均並には売れないだろうが……。)
 
単純に百均と比較すると、ヒノキブロックには400円近い価値があることになる。端材で作れるから、そこそこ利益が出るはずだ。
 
 
今求められているのは、こういう木製品じゃないのか。ちょっとオシャレで感性に訴えるもので、しかし高くない。量もそこそこ捌ける。
昔、カジュアルウッド という概念を提唱したことがあるが、こういう商品ではないかな。
 
 
 

2017/08/28

木製エクステリアはやっぱり?

近隣の森の遊歩道を散歩した。

 
すると杭がバタバタと倒れている現場に遭遇。
 
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誰か引き抜いたアホがいるのだろうか。。。
 
たしかに力を加えた痕跡もあるのだが、倒れた杭の根元を見ると。
 
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やっぱり腐っている。どうやら防腐剤を注入した木杭ではなく、塗料だけだったのだろう。
いたずらでなくても遠からず倒れていたかもしれん。
 
そして遊歩道の一角の木製歩道橋は。。。
 
3
 
とうせんぼしていた。
 
見たところ、さほと傷んでいない。歩いても(入ったのかよ!)問題ない。床板には薬剤を注入した跡があったから、そう簡単に腐りはしないはずだが。。
もしかしたらつなぎ目が金具だったので、そこが腐植しているのかもしれない。
 
ただ,こんな状態だと、市の担当者でなくても、「やっぱり木製は長持ちしないな」と思うだろう。改築費用を考えたら樹脂製の杭とか、鉄骨歩道橋にしようと思うかもしれない。またメンテナンスを考えてもその方が楽だろう。
 
実際は木製でも使い方次第だろうとか思うのだが、それには知識も必要となり、一般人に求めるのは無理がある。
こんなところで木製品はイメージ悪くなるんだなあ、と妙な感傷に耽ったのだった。。。

2017/08/27

ツキ板ノート

ふらりと寄ったリサイクル店、というよりバッタもん店。食料品から生活雑貨、家電に洋服に家具に……とありとあらゆるものが積んである。

 
それらを見て回るのは、ヒマツブシには面白い。たまに掘り出し物を見つけるのだが……。
 
今回目に止まったのは、これだ。(これは中古ではなく、もちろん新品。)
 
1
 
ツキ板が表紙のノートである。表紙はスギ、クロス(背表紙部分)はウォールナットだ。これが入れ代わった表紙がウォールナットのものもあったが、木目がわかりやすいのはスギだろう。
そして中紙は、竹。わざわざ国内産竹100%(ホワイト)と書かれているが、ならば中越パルプ工業の竹紙しかないね。
こんな凝ったノートがよりによってリサイクル店に山積みなのだ。価格は385円だったかな。安くはないが、多分元値はもっと高いのだろう。
……ということは、売れ残りを放出した? まさにバッタもん。
 
製造元は、カミオジャパンとある。文房具やファンシー商品をつくっている会社だが、こんなノートもつくっていたんだね。ただ、ホームページを見たところ、ラインアップにこのノートはない。もう製造を中止したのだろうか。 
 
こうしたこだわりの品は、案の定というか、売れないのね(~_~;)。
 
ちなみに、私はもう一つのツキ板ノートを持っている。
 
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こちらの方が木目がよく出て節もデザインになっているが、逆に節が抜け落ちている。またリング式は使い勝手はよくない。
 
どちらも表紙が硬質なのでノートを手に持ったままメモが取れるという点では取材ノート向きだ。現在はモンスキンのノートを使っているが、次はこれを取材ノートにするかな。

2017/08/20

由義宮の運河発掘

このところ、私的に興味深いニュースが続く。対馬にカワウソ発見とか……が、おそらくローカルニュース扱いされているこちらはいかが。

 
 
奈良時代、女帝・称徳天皇の寵愛を受けて出世したとされる道鏡ゆかりの離宮「由義宮」は、幻の離宮だった。続日本紀に記載があるのに、どこにあるのかはっきりしていなかったから。
どうやら、それらしき場所(東弓削遺跡)が発掘されたのだ。
 
道鏡と言えば、帝位を狙った極悪人扱いされたり、天皇との悲恋として扱われたりと毀誉褒貶が激しいが、ここで歴史物語を語るつもりはない。
 
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この遺跡からは約20メートル四方の基壇を持つ建物跡が見つかっている。そこには高さ60メートル級の七重の塔があったのではないかと思われるのだ。となると、大量の木材が必要だったろう。
さらに、幅16メートル、深さ1メートルくらいの大溝も発見された。おそらく人工河川があったと見られるのだ。当時近くにあった川(玉串川)に繋がっていると考えれば、総延長600~700メートルの運河ということになる。
 
それは造営資材の運搬のため……主に木材を運ぶためと想像できる。
 
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巨大建築物を建てるための大量の木材をどこから運ぶのか。奈良からならば大和川経由か。もしかして近江の国か丹波の国から淀川を下り、支流を遡った可能性もあるが……。
 
改めて、重量物、とりわけ木材の運搬は水運が頼りだったと思い知る。巨大な丸太を陸路運ぶよりは、運河を長くても掘る方が楽だったのだろう。
 

2017/07/24

名古屋城って。。。

先日、名古屋城を見学した。

 
尾張名古屋は城で持つ……だそうで、しかも木造復元化計画も進行しているとのことで偵察の心持ちであった。
 
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これが全景。正直、ずんずりむっくりというか下半身デブ(笑)。美しい城というよりは、質実剛健? これはコンクリート製だが、戦前の木造城を外見だけは真似て復元したそう。
 
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これは、石垣こそ昔のままなんだろうが、天井は?何、これ。鉄板かあ?
……いやあ。その。困った(笑)。
 
さらに何が驚くって、天守閣の入口の立て看板でしょ。
 
 
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耐震性能が劣化している? 震度6強程度の自身で崩壊する?
それなのに観光客を入れていいのか。
警備員やスタッ目の指示に従え? どんな指示が可能なのか。地震は警報出てから何秒後に起きるのかわかっているのか。30分も1時間もあるわけない。早ければ数秒後、長くても30秒とないだろう。逃げようがないだろう。
 
しかも木造化が耐震に繋がるとは、勇気ある発言だ。そりゃ,CLTで建てるんならいいけどね。なお、展示もびっくりというか、苦笑いというか。。。
 
名古屋城が、こんなにツッコミドコロ満載とは思わなかった。
 
まあ、私は、可愛い女性と一緒に見学したから満足したけどね\(^o^)/。
 

2017/07/15

ラジアータパインは環境によい?

近隣のホームセンターで見かけた看板。

 
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ラジアータパイン集成材のパネル等を販売しているのだが、そこにある言葉に目が向いた。
 
地球環境にも、人にも優しい集成材です。」とある。
 
なぜ地球環境に優しいのか。その下にある文字が、
植林木のパイン材が原料です
 
植林した木だから環境に優しいのか! たいていの木材は今や植林木だと思うのだが。国産のスギやヒノキはもちろん、SPF材も、かなり植林されたものを使っているはず。ポプラ材なんてのもあったな。
パイン材という書き方もなんとなく笑える。松材とは書かないのね。。。
 
 
 
さらに「F☆☆☆☆対応の接着剤を使用しています」とあるが、これは接着剤の性質のことで、身体に無害と言いたいのだろう。
 
これまでラジアタ、いやラジアータパインと言えば、材質があまりよくなく梱包材などに使う木のイメージだったが、今や環境によいと言われ始めたのか。ある意味広告の戦略だが、これで材のイメージがよくなるなら、結構なんだが。。。

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