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森と林業と田舎の本

2022/01/27

毎日新聞奈良県版に書評!

毎日新聞の奈良県版に『虚構の森』出版に関するインタビューが掲載された(感謝)。写真の髪が乱れているのはご愛嬌(^^;)。

実は取材は昨年末にあった。まだオミクロン株の蔓延が進んでいなかったので、多少のんびりした雰囲気の中だった。掲載されるまでは難産だったが(^^;)、またもやコロナ禍に振り回されようとしている。せっかくだから、オミクロン株の蔓延に合わせて本書を売れてくれないか。

同じ紙面に、「書籍売上高15年ぶり増」というベタ記事があった。出版界は、巣籠もり需要に対応したようである。本が売れたのだ。巣籠もりに一冊、「虚構の森」とか(笑)。

実は、今年に入って奈良県では書店の閉店が相次いでいる。せっかく奈良県版に掲載されたのに、いよいよ拙著を手にとっていただく機会は少なくなってしまうなあ。

記事には「学生の間に森林に関する誤解が多いことに驚いた」とあるが、実際はシメシメと思っていたのであった(笑)。私が驚くより学生に驚いてほしい。それが学問の第一歩だから。ついでに、講師がこの本を授業用にオススメしてくれないかなぁと思っている(⌒ー⌒)。

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ここで毎日新聞について少々。

まず私は、奈良県版に「大和森林物語」を何年も連載しているのである(^_^) 。そのための取材で歩き回った奈良県内の森もいくつか登場している。ここで取り上げたことは、その後Yahoo!ニュースやブログでも触れることが多く、そのネタ元取材として貴重なのだ。地方版だから、ネットでも記事はあまり目にしづらいだろうから、気がつかないだろうけど。ここで拡散してほしい(-人-)。

そして重要なのは、毎日新聞は、奈良県内でもっとも講読数の多い新聞であること。しかも地方版が3ページもある。事実上、県紙扱いだ。なぜ毎日新聞が奈良県で強いのかは謎だが、一つヒントになる点がある。毎日新聞のルーツの一つは、土倉庄三郎が創刊に関わった「日本立憲政党新聞」であることだ。

自由民権運動に肩入れした庄三郎は、板垣退助や中島信行らと深い親交があった。板垣の愛国社の幹部となり、経理担当だった。そして自由党の別動隊となる大坂に立憲政党が組織されたが、ここでも庄三郎は深く関わり、その機関紙たる日本立憲政党新聞の資本の大部分を負担したのである。

この新聞は、政府批判を繰り返し、発行禁止処分を幾度も受けた。その度対抗して紙名を変えたり、別の新聞との合併などして、命脈を保ち続ける。そして、それが現在の毎日新聞となるのだ。だから発行番号の1番は、日本立憲政党新聞の号数だ。

……とまあ、拙著からは脱線したが、大袈裟に言えば、毎日新聞は庄三郎の遺産なのかもしれない。

2022/01/26

『虚構の森』、鷲谷いづみ氏による書評

先に四国新聞に『虚構の森』の書評が載った(が、読めない)と知らせたが、これは共同通信の配信記事だったらしい。執筆は生態学者の鷲谷いづみ。

そこで調べてもらったところ、四国新聞以外に、福島民報、神戸新聞、北日本新聞、デーリー東北(青森県)……等に掲載されたらしい。ほかにもあるかもしれない。掲載期日は昨年の内(12月18日)だったり、元旦だったりと幅がある。

四国新聞の分はTwitter読者より提供してもらえたし、ほかは版元が取り寄せた。それを紹介したいが……全部出すと著作権は?と突っこまれるので、一部ボカシを入れたものと、読みにくく縮小したものを用意してみた。努力すれば読める(笑)。

なお各紙を読み比べて初めて気づいたのだが、新聞によって若干の長さ調整をしたらしく、必ずしも全部同じ内容ではない。今のところ、福島民報以外は同じ。つまり元の原稿どおりなのだろう。

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Photo_20220126102702神戸新聞

内容は、さすが保全生態学の泰斗・鷲谷いづみ・東大名誉教授ならではだ。きっちり本書の意図するところを押さえてくれていることに感謝感激だが、単に本の内容を紹介するだけでなく、科学の有り様から生態学の現状まで触れている。その中で、本文中に「本書は」「本書の」「本書でも」……と6回も本書に言及してくれていることに感動(^_^) 。

森林を持ち上げたりけなしたりと、評価を乱高下させている本なのだが、それだけにセンス・オブ・ワンダーな感覚で読んでほしい。新聞は、どうしても1日経ったら読めなくなりがちだから、ネットで広げたい。

なお、本日の毎日新聞奈良県版にも著者インタビューの形で紹介された。こちらは、改めて紹介したい。

2022/01/22

『虚構の森』書評・日刊ゲンダイに四国新聞。そして

久しぶりに『虚構の森』の書評が出ていないのか検索してみた。

するとありましたよ。

まず日刊ゲンダイ。デジタル版で読める。が、張り付けてしまおう。

Digital

そして四国新聞。でも、有料で読めないのだよ(泣)。鷲谷いづみさんが書いてくれているとなると、読みたいなあ。。これ、昨年12月26日版ではないか。香川県の新聞だが、もしかして共同通信か時事通信の発信かも。だとしたら、ほかの地方紙にも掲載されている可能性がある。

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そして、書評ではないが、オルタナにも『虚構の森』に触れている記事。

植林すれば気候変動問題は解決するのか

もし、ほかにもあったら教えてほしい。

2022/01/17

『虚構の森』は今……

27年目の今日。あの時、倒れた高速道路を間近に見たことをしみじみ思い出す。そしてトンガの海底火山噴火に思いを馳せる。各地の火山が活発になっていたのは、太平洋の奥深くでブルームが動き出したからか。

地球科学はプレートテクニクスから、プルームテクニクスに移りつつある。表面が動くのではなく、コアからマントルが噴き上がるのだ。これも当初は異論だったのだがなあ。

さて、最近の『虚構の森』の動きをAmazonでチェックする。

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環境問題本の中で、一時期は2位まで上がったが、3位、4位当たりをうろついておりまする。やはり週刊東洋経済効果か。

これはわりと順調と言えて、版元の在庫もかなり減っている模様。そろそろ次の書評などが出ることを期待している。


2022/01/06

ネットとAmazonの『虚構の森』

年末、十数番まで下がっていた『虚構の森』の順位。(環境書)

それが年初に4位まで返り咲き\(^o^)/。

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……が、今日は、また下落(> <;)。

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一進一退ですのお。

ちなみに来週の週刊東洋経済に著者インタビューが載ります。毎日新聞奈良県版にも近く記事が載ります。

そして、「本が好き!」というネット記事も。

森林学の通説にエヴィデンスからみて疑問をなげかける。

コツコツ行きます。。

2021/12/26

在りし日の林業『新山姥物語』

先月、栃木に行って世話になった帝國造林株式会社。実は山を案内してもらうだけでなく、1冊の本をいただいていた。

新山姥物語~林業経営ありのまま』。現社長・植竹雅弘氏の母親、植竹佳恵さん(故人)の本である。自費出版だろう。

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これが面白い。東京生まれの完全な町っ子だった佳恵さんは、学生ながら見合い結婚で植竹家に嫁ぐ。お相手は8歳年上の秀雄氏だ。もっとも義父は国会議員を務めていて家族は東京住まいだった。そして卒業後に栃木那須塩原黒羽町に移る。それが何年だったか正確には書いていないが、昭和30年代のよう。1957~8年ではないか。それから3人の子育てを続けるが、手が離れると、何かがしたい、でも会社の事務はごめんだ、それなら山仕事をする……となっていく。夫も大賛成。ここがすごい。そして山に通い始めるのは、おそらくアラフォーになってからだろう。昭和40年~50年代である。

それからのことが、この本に書いてあるのだが、日本の林業にとってはもっともよい時代だったのではないか。最初は、ひたすら番頭と山廻り。所有山林を見て歩き、標識を設置し、やがて間伐などの選木を覚え……と淡々と書いてあるのだが、それが軽妙な語り口で読ませる。山里の暮らしや従業員のこと、仕事をやらせる立場ながら、自ら枝打ちを手がけ、また立木取引に丸太の出荷にも立ち会う。夫は口出ししない。

そして平成元年に社長に就任するのである。夫は元気なのに、なぜ譲ったのか書いていないが、妻の実力を認めたのだろう。
その後、大雪害にあったり山火事に見舞われたり……と苦労もするが、山仕事の楽しさ・山林経営の醍醐味を感じさせる。

記憶に残る特殊な事情としては、戦後のどさくさに、沢沿いの土地に勝手に入植した家族が何軒もある話。農地も拓き、じわじわ山林も浸食していくのだが、農地解放と同じで、国も認めていたという。ようするに食えない国民を開拓に送り込む状態だ。民間の山なのだけど。結局、世代が代わって山の中に人は住まなくなり、放棄されていくのだが、それを買い戻すのも仕事だったという。

平成に入ると、林業もなかなか厳しい時代に入る(バブル景気もはじけた)が、それを乗り越えていく様子は何かと楽しそう。執筆時は林業にかかわって35年とある。70歳ぐらいだろう。

木を育てる仕事は「子育てにも通じ、案外、女性に向いている」とか「時はゆったりと廻っている」から「気を揉まずにじっくり構えていられる」とある。そしてこのごろは「大変ですねえ」と憐れみの眼差しでみられるようになったとか。

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あとがきが、また読ませる。森を放棄したらどうなるか。一方で「補助がなければ成り立たない事業など、とても業とは言えない」とある。

古きよき時代の林業とも言える。が、今に続く林業の一時代、一地方の記録として読んでもたくましい。

 

さて、今年はこれぐらいにしておきましょうか。

2021/12/25

書店巡り~『虚構の森』を探せ!

大阪に出た。そこで書店をいくつか回る。もちろん『虚構の森』を見つけるためだ。

まずは、紀伊國屋書店梅田店。あった、あった。

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環境書コーナーの棚。うむ。ちょっと本が曲がっているぞ。帯もずれている。

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ちゃんと並べ直す(^o^)。

 

次は、ジュンク堂書店難波店

こちらも、まず環境棚を探す。あった、あった。

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ん? いやあ、見やすいように(^o^)。そして……。

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なんと、森林学の棚にもある。2か所にあるのはいいなあ。どうせなら新刊コーナーとか、ノンフィクション棚にも……ヾ(- -;)。

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『絶望の林業』もあった。こちらは植物・林業棚といったところか。

ともあれ感謝。ほかにも図書館で入れてくれたところが比較的多いよう。買わずに読みたがる人が多いのはちと困るのだが、全国の図書館の数を考えると、馬鹿にならない部数が捌ける。3000以上あるし、分館も持っている自治体が多いから、もれなく搬入してくださると4000部数以上になるぞ(^o^)。

年越しにどうぞ。

 

2021/12/18

奈良ジュンク堂書店で発見

ようやく見つけました、書店での『虚構の森』。 ジュンク堂奈良店です。

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絶望の林業』と並んでいるのはお愛想v(^0^)。どちらも3冊平積み。隣の『「至極」のラーメンを科学する』も興味を引くが……。

意外と苦戦したなあ。地元および奈良駅前の啓林堂書店にはなかったし。科学書、ノンフィクション、ええいと園芸書の棚まで見たがない。入荷しているのは間違いないのだが、売れた後に補充がないということか。

一応、Amazonの環境本順位では4位とか5位をうろついているのだけど。(よく見ると、上位に「Hanako」のような雑誌が入っている……。)わりと分類の棚がはっきりしない。

地道に行きます。来週は、『虚構の森』をネタにしたオンラインセミナーが2本。どちらも会員制なので、ここでは紹介しないけどね。

 

2021/12/13

産経に『虚構の森』書評

産経新聞に『虚構の森』書評が掲載された。(これはネットだけ?新聞本紙にも? 後で確認する。)

書評 『虚構の森』田中淳夫著
本格的な書評一番乗り!である。感謝。

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産経向きの本だという自覚はあった(^o^)が「自分で考えることの大切さ」まで書いてくれたのが有り難い。自分で考えるのは面倒だから答えを教えてくれ、それも自分に都合のよい答えを、という世間の風潮に異議を申し立てるのが目的だったから。まあ、この異議に対して異論があるか、異説が正しいかどうかは、また自分で考えてほしい。

 

2021/12/11

『虚構の森』のランキング

Amazonので『虚構の森』の売れ筋ランキングを見てみる。

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10日に環境問題のカテゴリーで2位をつけた。が、

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翌日には6位に落ちた(笑)。多分、環境問題の書籍というのはそんなに出版点数が多くないから、1日に多少多くの人が買ってくれたら順位が上がるのだよ。誰か、Amazonで5冊くらいまとめ買いしてくれ。一瞬だけ1位になるかもしれん(他力本願)。

まあ、出版直前に20位当たりをうろちょろしていたから、これぐらいをヨシとしよう。

ちなみに本日は、谷山浩子のコンサートが開かれた。東京だから直前に配信を申し込んだのだが、リアルタイムでは見られなかった。これからアーカイブにチャレンジするかなあ。

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もし『虚構の森』の順位を上げることに貢献してくださった奇特な方がいらっしゃれば、谷山浩子のアルバムを差し上げます。「浩子の宅録」先着1名様。どうして確認するかが至難だが……。

 

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