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森と林業と田舎の本

2023/06/08

今『絶望の林業』書評が!

ちょっとネットサーフィンしていて、不意に引っかかった記事。「絶望の……」とあったので、反射的にクリックしたのだが……。

「絶望の林業」 持続性を考え、衰退する林業に希望を 

いやあ、びっくりした。なんと拙著『絶望の林業』の書評なのだ。えっと、4年前の本になりますか。 アップは、今年6月6日だ。

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内容を説明しつつ、「途中で読むのを辞めてしまいたくなるくらい絶望する。」とある。その上で読むのは「最後まで読み進める力となるのは「林業に期待する人が増えているのならば、勘違いで盛り上がるのではなく、現実と背景を知ったうえで応援することが望ましい。一度絶望しないと、その向こうにある光も見えないだろう」という前書きにある著者の言葉だ。」とのことです。

サイト名は「NEWS SALT(ニュース ソルト)」。はて、何か専門分野のあるニュースサイトだろうかと思ったが、そうでもない。テーマは広いし、話題は海外まで広がっている。サイトの説明には以下のようにある。

私たちNEWS SALTは、
やってくる未来をただ待つのではなく自ら主体的に創っていきたいと考え、
このニュースサイトを運営しています。
世の中にあふれる情報の中から以下のような切り口のニュースを取り上げ、
理想的な未来を考えていきます。
サステナブル オルタナティブ ローカル タレント

SALT=塩は、腐敗を防ぐものであることから、
転じて社会・人心の純化の象徴にも用いられます。
NEWS SALTは、明るい未来を描けるようなニュースサイトを目指します。

とのこと。母体の運営会社とか住所などがまったく載っていないので、イマイチわからんのだが、記者一覧には学生もいるなど若手のようだ。

ともあれ、拙著を取り上げてくれたことに感謝。サステナブルの一覧に入っているが、内容は全然持続的でない林業(^^;)。

でも、あの~、その~、誠におこがましいようですが……できることなら新刊の『山林王』も紹介してください(^_^) 。

 

2023/06/06

Wedge「日本の森林「孤独死」寸前」Kindle版

先月発行のWedge6月号「瀕死の林業」。なかなか(業界内では)話題騒然、評判が高いらしい。

雑誌版発行後は、徐々にon line版で各記事がアップされているので読まれた人も増えたのではないか。

私としてもうれしいが、実はその前段になったのが、Wedge2010年9月号の『日本の森林「孤独死」寸前』だ。12年以上前の雑誌記事。

当時は民主党政権で、林業改革「森林・林業再生プラン」の立ち上げなど、わりと喧しい動きがあった時期にレポートされた林業記事である。

私は、当時この記事を読んでブログにも記し、「買いですよ」と推した。

WEDGEの森林記事

私はこの号には関わっていないが、その後、立て続けに横行する宮崎の盗伐問題や、皆伐に出る補助金の問題をレポートした。それらをまとめて1冊にした特別版が、なんとKindle版のWedge on lineとして発売れている。

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日本の森林「孤独死」寸前【特別版】 WedgeONLINE PREMIUM Kindle版

今読んでも面白い。背景は違うように見えて、今でも十分に通じる面がある。もちろん、事情や理解が変わった面があっても、それはそれで面白い。とくに宮崎の盗伐事情は、何も変わっていない。盗伐列島とか盗伐大国にっぽんというフレーズが浮かぶほど。だから「瀕死の林業」でも 冒頭に持ち出したのだ。

林業には素人でも、しっかり各所を取材し真っ当に考察すれば、こうした記事は書けるんだ、と思った次第。(逆に言えば、林業界には詳しいはずのライターは何をしているんだ、とつっこまれることは覚悟しなければならない。)

実は、今回の「瀕死の林業」でも同じで、編集部の取材先は多岐に亙る。紙面化していないものも多いのだ。今回は私は企画段階から参加したが、その時にその内容を少し聞かせてもらっている。う~ん、記事化しなかったのがもったいないと思うものもあるし、わりと話題になったから取材したのに使い物にならないかった、というネタもある。それらも合わせて記事になっている。

……それにしても、この13年近くの歳月、何をしていたんだ、というツッコミは誰に向けるべきか。

 

日本の森林「孤独死」寸前【特別版】

戦後、数多くの国民が、苗木を背負い、奥山まで徒歩で分け入って、未来の世代のために一生懸命植えた木々がいま、放置されている。本来伐採に適した50歳という樹齢を迎えた多くのスギは、都市住民にとって、花粉症を引き起こす厄介な存在でしかない。所有者は高齢化し、山に愛着のない世代に相続が進んでいる。自分の土地の境界すらわからなくなっている。手入れされずに荒れていく森林は、国民から関心を持たれないまま、外国人に大規模に売られ始めている、というニュースまである。
これぞまさに森林の「孤独死」ではないか。森林は、木材を生み出してくれるだけではない。洪水を緩和し、水を適度に川に流し、二酸化炭素を吸う。人間の生存にとって欠かせない存在だ。人工林の放置をあと数年続ければ、回復不能なレベルに達してしまう。そうすれば、いつかきっと、手痛いしっぺ返しを食らうだろう。今、手を打たねばならない。

月刊誌『Wedge』2010年9月号(8月20日発売)の特集「日本の林業『孤独死』寸前」に、同誌18年2月号(1月20日発売)の「本末転倒の林業政策 山を丸裸にする補助金の危うさ」(ジャーナリスト・田中淳夫氏)と19年7月号(6月20日発売)の「横行する『盗伐』、崩れる山林 林業の優等生・宮崎県の『闇』(同氏)の記事を加えた特別版です。

 

2023/06/01

土倉庄三郎の研究?「大和の国のリーダーたち」

『大和の国のリーダーたち』(京阪奈情報教育出版)という本が出たと知らされた。

奈良県立大学ユーラシア研究センター編、とあるが、ようするに奈良県立大学で行われた講義を元にした本のよう。近代奈良に現れた産業界のリーダー格の人たち8人を取り上げているのだが、その中に土倉庄三郎も加わっている。

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その章は、「土倉庄三郎-不動の人」として編集責任者の中島啓介氏の執筆。

さすが学者らしく、私も知らなかった庄三郎の登場する文献を引っ張りだしてきて紹介している。そして吉野林業やインフラ整備、教育支援、自由民権運動などを取り上げて解説。ただ、林業のとらえ方も私とは違うところもある。それに庄三郎の行動をすべて家業である林業、そして吉野林業とつなげて分析しているのは違和感がある。道路や水路整備はともかく、自由民権運動を吉野林業の発展のために取り組んだ、とされてしまうとなあ。

私自身、以前は庄三郎の行動は、結果として土倉家が儲かるようにつながったのではないか、と感じていたこともあるのだが、『山林王』の執筆を通して、かなり見方を変えた。今で身、むしろ反対ではないかとさえ思う。そう言えば、本書の文献には私の前著『樹喜王 土倉庄三郎』が入っている。(『山林王』とは出版時期がかぶっているから、当然ながら参考にはできないはずだ。)

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まあ、それはよいのだ。ちょっと驚いたのは、これを「土倉庄三郎研究」の助走とするという文言があること。つまり、学問として研究対象とするらしい。これまで、私以外誰も土倉庄三郎の思想や行動履歴に手を付けていなかっただけに、ついに現れたか!という思いなのだ。

これまで部分的、たとえば板垣退助との関わりとか、『吉野林業全書』の成立とか、部分的に土倉庄三郎を研究する人はいたが、人物論として全人格的に論じる研究はなかった。だから喜ばしい。

私としては、もう先鞭をつけたので、後は研究者sがそれぞれの切り口で土倉庄三郎を研究してくれたらよい。私は、もう一線から外れるつもりだ。もともと私は、吉野林業を解読して描く道標として土倉庄三郎に目をつけたのだが、やがてミイラ取りがミイラになったように庄三郎という人物に魅せられてしまったのである。それにブルーオーシャンというか、誰も手を付けていない、未知の人物だから興味を持った面もある。今後大きな新事実などが出てきたらフォローはするだろうが、老兵は去る、つもり(^^;)。

私の興味は次に向かっている。人物としての面白さ、ドラマチックな生涯は、庄三郎以上と思っている。土倉龍次郎である。

 

 

 

2023/05/07

東洋経済に『山林王』書評

「東洋経済」誌に『山林王』の書評が載った。オンラインでも公開されている。

会員制だけど、こっそり公開(^^;)。もともと無料だもの。

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きっちりまとめてくれていますね。「山村が輝いた時代」が印象的とあるが、これこそ裏テーマでもあったのだ。山村そして林業が、今のように衰退していない、かつては国を支えた地域と産業と地域だったのだということを知らしめたい。これは執筆時からの意図であった。

もちろん吉野という一地域ではあるが、可能性は全国にあったはずだ。そもそも吉野、川上村は、歴史の複雑さや農耕の貧弱さ、地形の急峻さ、そして多雨気象など、林業に必ずしも有利ではなかった。それを全国に通ずるものに仕立てたのは何だったのか。為政者はよく考えてほしいものである。

庄三郎は、『山林王』はヒントになると思う。

 

 

2023/05/04

「木霊ッ子」という雑誌

「木霊ッ子」(こだまっこ)という雑誌を知っているだろうか。

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雑誌といっても広報誌なので、一般の人が書店で買う……ということはないのだろうが。

発行元は、銘木総研株式会社。銘木の研究所?と一瞬思ったが、違った。銘木を扱う材木店……でもなかった。HPによると、「木が持つ史実やいわれを調査研究し、伝統文化・歴史の継承、名木の利活用につながる情報発信やイベントの企画運営、商品企画・開発等を行」う企業らしい。

雑誌は、紙で発行しているが、この銘木総研のHPのページでも読める。

樹木を扱うビジネスは、木材以外にもそれなりにいろいろあって、生きている樹木から木工品をつくる・販売するまで幅広いが、こんな業態があるとは思わなかった。アイデア次第で樹木ビジネスはまだ可能性があると感じる。

 

2023/04/30

『やらせと情熱』の真実

このところ読んで、もっとも面白かった本は、「やらせと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実」(プチ鹿島著)だった。

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知る人ゾ知る番組、水曜スペシャルの「川口浩探検隊」。このタイトルを聞いただけで、知る人は心ときめく(笑)。いや、顔をしかめる人もいるかなあ。私もどちらかというと後者だったのだが、本書を読んで前者に鞍替えした。

知らない人向きに言えば、ようするに各地秘境に川口浩という俳優が探検に出かけて、そこで驚くべき真実に出会うという……。怪獣発見、原人登場、未開民族の部落に邂逅。あるいは謎の洞窟の奥深くへ潜り、温泉につかるとか。古代遺跡にもぐりこむとか。

こんな探検分野はもっとも好きなテーマでありながら、その描き方に「それはないだろ!」とか「そんな馬鹿な!」とか。ありえねえ~とツッコミを入れながら見る番組であった。

私としては、マジメに探検を追及していたお年頃だったので、そんな描き方に顔をしかめていたのだが、それで見るのを止められない。もはやツッコムのが目的で見るのである。(なお本書は、水スペの後番組的な「プレゼンター」も取り上げている。ここでも洞窟だ怪獣だ、徳川埋蔵金だとやっていた。)

その内側をルポした作品だ。何か際物ぽくある(著者だって芸人だしね)が、これ、かなり本格的に取材をしたノンフィクションである。しかも終極には、「やらせとは何か」と「ある時期のテレビ業界、テレビ業界人の姿」を赤裸々に描く。その点からも評価は高い。

本書にはある。「もともとドキュメンタリーとは一言も謳っていない。エンターテイメントだ」。

なるほど。そこまではわかる。が、仰天したのは「モデルはインディ・ジョーンズだった」と企画したプロデューサーの言葉。そうなのだ、インディ・ジョーンズの映画を真似てつくっていたのだ。まさにドラマ、フィクションなのであった。

ここで具体的な番組の裏側については語るまい。あえて私との関わりに触れておく。

この探検隊は、よく洞窟探検をした。私も同時期にケイビング、つまり洞窟潜りをしていたので、重なる対象もあって、本当の洞窟の状況などを知っている場合も多々あった。また出演者、つまり探検隊員の何人かはケイビングつながりの知り合いでもある。だから撮影の時の裏話もたまに聞いており、それが純な(笑)私にとっては腹立たしい。探検を馬鹿にするな、やらせをするな、と怒っていたのである。

また本書にも登場するニューギニアの孤島の湖にいるとされる怪獣ミゴーは、私も探検に行っていた。ただ現地ではミゴーとはトカゲのことで、怪獣はルイである。これは拙著『不思議の国のメラネシア』にも記している。

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そしてソロモン諸島のシンボ島の火山洞窟に行った後に、水スペのスタッフから電話がかかってきた。これを番組にできないかというわけである。私は派手な演出は仕方ないが、嘘はやめてくれ、本当にあった通りに洞窟を描いてくれ、と注文を付けたら流れてしまったようだワハハ。

ともあれ、懐かしい気持ちに浸れる本であった。連休前に読み終えているが、また手にとるか。

 

2023/04/29

連休中の本は『かわいい隠れ家』

世間はゴールデンウィーク初日らしい。私は連休明けの原稿締切りに追いまくられているのだが……しかも、その合間に昨年執筆した原稿の請求書を書いているという……指摘されるまで支払いされていなかったことに気付かない私は、きっと大物だろう( ̄^ ̄)。

ところが、請求書をPdfで送ろうとしたら、スキャナー(を兼ねたプリンター)の調子が悪い。全然スキャンしてくれない。数か月前に修理に出して、ようやく帰って来たのに、またいろいろ不具合が出る。メーカー的には買い換えろ、ということらしいのだが。

それでもようやくスキャンできた。そこで、調子を確認するためにいろいろスキャンしてみる。せっかくだから、これ。

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かわいい隠れ家』という本。世界の隠れ家的建物を紹介しているのだが、なんと丸太の山と思ったら小屋だったのだ。これがホントのログハウスで、隠れ家になるわ! なお内部は青が基調のスタイリッュなリビング仕様。仕事場にもなる。この写真にやられて購入してしまった。

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ほかにも材木を積み上げたようなハウスや板を張り合わせて隙間だらけの小屋、森の中に浮かぶ繭……など素敵な隠れ家ばかり。

いいよなあ。これを眺めつつ、連休を過ごすか。。あ、原稿書かなくちゃ。

 

 

2023/04/13

農業書センターの陳列

突然、東京に来ている。ちょっとあわただしくしているのだが、それでも隙間時間に寄り道。それが農業書センター。

神保町で移転した新たな店舗に初めて入った。そこでも探すのは、やはり「山林王」だ。

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おお、一冊だけ。平積み。本を購入した後で、店員に「著者です!」と声をかけた。そして自分の本を示す。

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こうなった(^-^)。

「絶望の林業」売れました、とのことです。『山林王』を売ってほしいのだが。

 

 

2023/04/08

「フィンランドの森林ムーブメント」に、なんと!

ふと目についた「フィンランドの森林ムーブメント 罵倒や脅迫に若き気候活動家はどう対応」という記事を読む。

もはや私はフィンランド・オタクと化していて(笑)、フィンという単語が出たら反応する。そこに「森林」もくっついているのだから、飛びつかないわけはない。

この記事は、フィンランドの森林保護や気候活動家の現状を紹介していて、どうやら罵倒や脅迫を受けることが多いらしいのだ。日本でも環境関係の運動には白い目を向ける人は少なくないが、より北欧では直接的で激烈な様子だ。

で、目を通し始めてびっくり。私の名前が出てきたから (゚o゚;) 。

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ここで引用されているのは、この記事。

フォレストジャーナル「フィンランド林業の光と陰【後編】国内で反対運動? 不振の日本林業は何を学ぶべきか」

フォレストジャーナルの記事だ。これは後編で、前編ではフィンランドのDX林業を取り入れていて、いかにフィンランドの林業は進んでいて成功しているかを紹介した。だが、その成功の裏にあるもの、いや成功したからこそ発生した事態を後編で取り上げた。そこに現実のフィンランドの森林の実情や伐採反対運動の展開を紹介した。

もちろんネタ元は『フィンランド 虚像の森』である。本書は、フィンランドで出版された『私たちの後の森』の翻訳だが、原著はベストセラーになり文学賞も受賞している。当然、北欧では広く知られているだろう。なんでも出版後にスウェーデンでも同種の本が出たという。つまりスウェーデン林業も同じような森林破壊が進んでいるのだ。
いずれにしても、そうした事態が進行していることは地元でもあまり知られていなかったらしい。ましてや北欧林業を「成功のロールモデル!」と信じ込んで奉っている日本の林業関係者のほとんどは知らなかったはず。その意味で本書は北欧のイメージを撃つ書となった。

同時に、この問題に取り組む地元の活動家もいることは本書にも登場するからわかる。このYahoo!ニュース記事は、そうした活動家の身に起きていることを紹介している。なかなか厳しいバッシングがあるようだ。その点は日本より激しいかもしれない。思えば日本の場合、森林保護を訴えたとしてそれ自体を反対する人はそんなに多くはないだろう。「そりゃそうだけど」程度であり、単に市民運動を毛嫌いする人や自分の生活には関係ない、と無関心なレベルではないか。
しかしフィンランドでは、森林保護は林業の否定に結びつきがちで、自らの生活を否定されたように感じるのかもしれない。それは日本より林業が身近だからだろうか。

こんなフレーズもある。

「活動家はメンタルヘルスを崩す人もおり、問題視されています。燃え尽き症候群になる人もいます」
「森林は感情的になってしまうトピックですしね。」

森林は感情的になるトピックか。言い得て妙だ。そう、論理的ではなく感情的に反応するのだ。私も、最近は燃え尽き症候群かな(笑)。別にバッシングは受けていない(気付いていない?)けど、森林状況は悪化の一途で好転の気配が見えない。暖簾に腕押し的な気分になり、発信すればするだけ体力気力を消耗する……みたいな状況。

ちなみに、対処法もたくさん並んでいるが、刺さるのはこれ。

森林の中で時間を過ごす

その通り!(笑)
ちなみに、この記事の筆者は、鐙麻樹さん。肩書は、北欧ジャーナリスト・写真家・ノルウェー国際報道協会役員となっている。
そういや何年か前にノルウェーに行った際、向こうで現地の建築家にインタビューしてくれと言われ、ノルウェー語はわからんし、英語だってトラベル英語レベルだから、インタビューは無理、誰か通訳を雇おう、でもノルウェーに知り合いはいないよ……という時に、鐙さんの記事をよく読んでいたのでこの人に依頼できない? と考えていたことを思い出した。結局、別の理由でインタビューの件は解決したのだが、逆にちょっと残念でもあった(^_^) 。オスロに行きながらムンク美術館に行けなかったことと並んで心残り。
やっぱりフィンランドに行きたいなあ。ノルウェーもスウェーデンもデンマークもアイスランドも。北欧マニアか(^-^)/ 

2023/04/05

書店の棚とカテゴリー

大坂のジュンク堂書店難波店を覗いてきた。

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ありました。4冊。感謝(^人^)。何冊入荷したのかわからないが、多少は売れているようだ。

ただ、これは「森林学・林業」の棚なんだね。ここには私の本がいつも並んでいるから有り難いのだが……。『山林王』は、内容的には森林学というよりノンフィンクションや伝記コーナーだと思うのだけど。調べたところ難波店の在庫は4冊だから、全部この棚にあるなあ。こっそり動かすわけには行かないし。

ぜひ探すときは、こちらのコーナーにも。店員への声かけもしようかと思ったが、周りに誰もいない。

そういや、Amazonの場合は『山林王』を自伝・伝記カテゴリーに分類している。それはそれでよいのだが、自伝・伝記カテゴリーにはアイドルの写真集とか芸能人、著名人のエッセイ、さらには体験的ハウツー本(ダイエットとか)まで含まれるので、順位が上位に来ないのだよ……。こちらもノンフィクションのカテゴリーにも入れてもらえんのだろうか。

ちなみに楽天の場合は、「人文・思想・社会」とか「歴史」「伝記」と3つのカテゴリーに入れている。紀伊国屋webでは、ノンフィクションその他。

難しいなあ。棚やカテゴリーの分類は難しい。

 

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