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森と林業と田舎の本

2019/12/07

生駒駅前書店の奇跡(笑)

我が家の最寄りの書店と言えば、近鉄生駒駅前の近鉄百貨店内に入っている啓林堂書店(生駒店)。
(※もう一つの駅前書店は撤退した。)

まあ、そんな大きな書店ではないし、理科学系、もしくは産業系書籍は力入れてないし……で、『絶望の林業』は置かれていない。森林や生物系もほとんどなく、歴代の私の本で置いてあるのは『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』くらいか。これ、奈良本の分類ね。

だが。しかし。あったのである。『絶望の林業』が。それも2冊も!

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ノンフィクションの棚の下の方に2冊並んでいるではないか!

これって、なかなか凄いことなのだよ。奇跡だよ(笑)。だって、発売直後(8月)はなかったのだから。通常、どんな本でも発売直後は書店に配本される。それを棚に並べるかどうかは各店主の判断だが、その時は置かなかったわけ。が、4か月後の12月に入って2冊も棚に入るとは。(私が確認したのが12月。でも11月下旬にはなかったと記憶。)

見ると4刷でした。ぜひ生駒市民で、林業に興味のある方、絶望に興味のある方は手にとってください。そのままキャッシャーに並んでください。そしてお店は5刷を置いてください。


なお静岡新聞が届いた。これは、記者が天竜林業について取材する中で、森林経営管理法とか森林環境譲与税とかを取り上げて、林業の補助金はどうなってるの?という取材申し込みがあったもの。私は「『絶望の林業』に触れてくれたらしゃべる」という条件で話した(⌒ー⌒)。静岡県民で、林業に興味のある方、絶望に興味のある方は手にとってください。そのままキャッシャーに向かってください。そしてお店は……(以下、同)

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なお伐採への補助金は7割というより、植林から伐採までをトータルに見た場合だけどね。(主伐は除くことになってるが、実は出ているところもある。)
ともあれ、業界はもう少し危機意識を持った方が良いよ。譲与税なんかに喜んでいる場合じゃない。

2019/12/02

ジュンク堂奈良店の『絶望の林業』

ちょっと奈良に出かける。用件を済ませると、つい同じビル内にあるジュンク堂書店に寄った。近頃、身辺整理で本を減らそうとしているが、そうするとその分また本を買ってしまいそうで恐ろしい(><;) 自制しなければセミ終活にならない。

とはいえ、入ったらまず「森林」の棚をチェック。やはり『絶望の林業』を置いているか確認してしまう。

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見よ。これまでは上の棚だけだったのだ。1冊背表紙が見えるだけ。……だが、今日は!
なんと下の棚に平積みされているではないか。4冊あった。つまり合わせて5冊。
とうとう奈良の書店で平積みを見つけた(嬉し泣き)。発売後、4か月後ですよ。

ちなみに3刷だった。発行は5刷まで行っているが、3刷も4刷もまだ在庫があるようです(^^;)。

気をよくして、本日は2冊の新刊を購入しましたv(^0^)。

 

2019/11/18

日刊ゲンダイの『絶望の林業』書評

日刊ゲンダイに『絶望の林業』の書評が載ったようだ。(11月16日)

私の手元にはないが、ネットでも公開されたので読むことができた。最後は、このように締めくくられている。

「著者が繰り返し指摘するのは、森林という生態系を経済的効率でコントロールすることは不可能だということだ。もし、希望を託すとすれば、木材、動植物に限らず、水や空気といった森林空間が生み出す全体的な生産物を持続的に維持していくことだという。ここで問われているのは林業を超えて、日本社会が抱える構造的問題である。」

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夏前まで日刊ゲンダイに連載を持っていたうえに、出版時には社長宛に送ったので載らないかなあ、と思っていたのだが、11月になって載るとは(笑)。おそらく立て込んでいたのだろう。

実は、私は過去、日刊ゲンダイの大阪版で書評欄を担当していたことがある。当時はなんとか東京版との違いを出そうとしていた頃で、本の紹介も独自に、それも関西の出版社の本を紹介しようじゃないか! と志高く始めたのである。
なかなか大変だった。そもそも関西の出版社の出版した本がどこにあるのかわからない。取次店にお願いに行ったり、いろいろ工夫してようやく届くようになった。すると、大変。毎週1冊紹介するから月に10冊ぐらい来れば……と思っていたら、時に何十冊となり山積みになる。私一人で読むのも大変。どんどん発行日から掲載日までの月日が広がっていくのである。(もちろん全部紹介するわけではないが、選択と読解に時間がかかる。)

しかし書評用に読んだ本は、今でも内容を覚えているものが多い。当時は記憶力があった……いや、真摯に読んだからだろう(^^;)。

その際に感じたのは、関西の出版社はおとなしいところが多いことだった。大阪的にガツガツ来るか、グイグイ売り込んでくるかと思いきや、みんな引っ込み思案(もちろん京都や神戸の出版社も含めて)。書評に出版社の紹介も少し入れる構成だったが、訪れると小規模というより、なんか斜に構えた感じ。今風に言うとこじれてる(^_^) 。その点では、東京の出版社の方がよほどガツガツ、グイグイ来る。

現在の出版不況を考えると、当時の会社はと生き残っているかなあ、としみじみするのである。

あ、『絶望の林業』の書評からはすっかり離れてしまったね(^_^) 。

ちなみに同日に西日本新聞社の書評欄にも載った。こちらは過日、北海道新聞に掲載された書評と同じである。

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2019/11/17

NHK「木を伐る民」は何本大木を伐ったか?

これ、全国放送かどうか知らないが、今朝のNHK「小さな旅」という番組で「木を伐る民~奈良・吉野」があった。
実は奈良県内では昨夜も放送されたし、また再放送があるらしい。
再放送 毎週月曜 午前11時05分 (一部の地域を除く)
再放送 毎週土曜 午前5時15分

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短い素朴な旅番組だが、いきなり伐採シーンが続く。桶をつくるシーンもあるが、チョー大木の柾目の板ばかり。

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どれもこれも、大物揃い。150年生から200年越えの大木ばかりが登場する。最後は240年生のヒノキだった。直径も1メートル近くのものが多い。

こんなのを見ていると、首里城の再建に使う材は、ここに十分あるんじゃね? と思ってしまった(笑)。

 

 

2019/11/16

コンフォルト」171号は国産広葉樹の特集

本日届いたのはインテリア雑誌、隔月刊「CONFORT」171号

特集は、表紙に「インテリアには木を使いたい」とあるが、その中でも注目は「ほんとうは、もっと使える国産広葉樹」である。

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なかなか私好み。というか、私が『絶望の林業』も含めて幾度か唱えてきた「木を使うなら見た目」であり、広葉樹材こそ利益率が高く、本当の「儲かる林業」であることを示す事例が多く掲載されている。(目次は、リンク先へ。)

面白いのは、これまでなら使えないような穴あき材や虫食い、黒芯、そして里山の雑木などの材を、どうどうと「これがよい材」として紹介していることだ。

折しも今日は、某林業家から電話があって、先日伐ったトチの木の大木(長さ8メートル)が立米75万円で売れたよ、という報告をいただいたばかり(笑)。1本500万円超である。

何もこんな銘木ばかりを扱えというわけではないが、明らかに量の林業とは違う世界が広がっている。

 

2019/11/14

『絶望の林業』5刷へ

情報は自分から取りにいくものだが、有り難いことに最近は私の元にさまざまな情報がもたらされる。

林野庁の雑誌「RINYA」に、「釜石鵜住居復興スタジアム」が紹介されていますよ、という連絡も来た。

私は、Yahoo!ニュースに釜石スタジアムの木製座席は「第2の釜石の奇跡」だった

を書いたが、肝心のウノスタを見たことがないことを心配して(笑)教えてくれたのかもしれない。たしかに、どんな木造スタジアムか知らないのだが、これで全景がわかった。

そして、こんなサイトを教えてくれた人もいる。

日本最大の図書館検索カーリルである。ここで『絶望の林業』を検索したら、貸出中が多いですよ、という案内。

これ、なかなか面白い。貸出中かどうか以上に、どこの図書館が『絶望の林業』を置いてくれたかわかる。東京は81の図書館だ。ちなみに奈良県では9館。(ちょっとしょぼくねえ?)そのうち生駒市と川上村が含まれる(^o^)。

全国の図書館数は約3300。これらが1冊ずつ購入してくれるだけで、3000冊は売れることになる。林業の本というマニアックさを考えると、結構な影響力があるはず。

また初刷と4刷の背表紙を見てほしい。

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微妙に違うのがわかるだろうか。左が初刷、右が4刷である。

帯の文字が4刷の方がわずかに太い。なぜ変えたのかというと、書店で背表紙が棚に差してあっても、背表紙が目立たないという意見が寄せられたからである。だから、帯の色を赤くするか? と思ったのだが、デザイナーがさすがにイヤというので文字を太くしたとか。寄せられた意見が反映されることもあるのだ。

なお16日の西日本新聞に書評が載るという情報もある。まだしばらく広がっていくと信じたい。

というわけで、本日、『絶望の林業』5刷が決定しました! ありがとうございます。

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久しぶりに書影を張っておこう。

2019/11/09

日経新聞に『絶望の林業』書評!

昨日の本欄に、もう「書評は出尽くした」と書いたばかりなんだが、「日経新聞に書評が出ているよ」というお知らせが。

あわてて図書館に走りました(^o^)。そしてコピー。

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これはこれは、わりとデカいスペースではないか。ちなみにネットでも公開されている。

一読、なかなか難解(^o^)。何回も読み直す。(しゃれではない)

しかし、日経読者はその難解さをものともせず読み解き、購入に走ってくださっている。その証拠に、Amazonの順位がいきなり上がった。

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このところ2000番台だったのが、いきなり167位だよ。ノンフィクションで30位とは、最高記録かもしれない☆。

さて内容は、日経だけあって?経済的用語が多い上、評者は岡田秀二岩手大学名誉教授とあって、目のつけどころが違う。

私が前書きで一度だけ使った「バックキャスト」という言葉に注目したようだ。それがタイトルにもなっている。ようは、理想の形を描いて、そこに到達する道筋を遡って考えるという意味だ。現在の状況から改革を積み上げて行くのではない。

もともとは、現状を知れば知るほど絶望するしかなく、現在の林業に何を積み上げても無駄、という私の諦観から来るのだが。そして道筋は一つではなく、各地の林業事情に合わせて自分で考えなさい、という意味も込めた。現在の林業関係者が、あまりにも自分で考えずに、他者が少し上手く行った事例を探したり、海外の指揮者の意見に飛びついて真似るだけ(そうして失敗するだけ)であることを皮肉っている。真似るのではなく、新たなアイデアを創出すること。それがイノベーションだ。

これからは、「ウォームハートの森林ジャーナリスト」を名乗ろう\(^o^)/。

 

2019/11/08

『絶望の林業』平積み店

今日は大阪に出る用事があった。

用事は早々に済んだので、それからやること。……久しぶりの書店周り。そこでの目的は、『絶望の林業』を平積み店を探せ! だ。

実は、『絶望の林業』が出版されてから、私は書店で見つけることはできても1冊、せいぜい2冊までで、それは棚に背表紙を見せているだけだった。表紙が見えるように置くことを書店用語で「平積み」という。棚に表紙を見せて立てる場合もあれば、棚前の台に積み上げることもある。

これを私は見ていないのだ。東京ではあるというのだが……。

最初はマイナーなテーマの本だし……(泣)と諦めていたのだが、増刷を重ねているんだから、そろそろ平積みされてもいいんじゃね? と思っているのに、私の行く範囲の店では見当たらない。

そこで今日は満を持して(^o^)、紀伊国屋書店梅田店に行く。ここは全国でもっとも売上の大きな書店とされる。ここでなければ……。

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ありました! それも書店子の手書きポップ付き。「再入荷」とあるのは、多分2度3度と品切れて発注をかけてくれた証拠。もしかしたら客注文かもしれない。ぜひ、書店でなければ店員に声をかけよう。その声が再入荷を実現する。(と言ってる私は、店員に声をかけられずにウジウジしつつ一人にんまりしていたのだが。)

次に難波のジュンク堂書店に行く。

ありました。ほっ。

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こちらは、部数が多いぞ。この書店は、規模はデカいが、あるのは駅前(四つ橋線難波駅)だけど繁華街というより穴場のようなビルの3階。1、2階はホームセンターなのだ。みんな押しかけてほしい。

ともあれ、書評は出尽くしたようだから、今後は口コミが頼りです。

2019/11/04

奈良図書情報館の『鹿と日本人』

奈良県立図書情報館へ行った。資料探しである。

調べたかった本はすぐ見つかり、コピーをとった。その一冊は、「ふるさとコーナー」という奈良に関係した書籍を集めた一角なのだが、私の探していた本のすく近くに、『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』を発見。それも2冊。

おお、この本が奈良の本、つまり主に「奈良の鹿」について書かれた本であることを確認して書架に入れたのか、と喜ぶ。

実は『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』、書店に行くと、いつも「生き物」「動物」ときに「農林業」の棚に分類されている。これは版元が、あえてタイトルに「奈良」の文字を入れなかったためだろう。その分類も間違いではないのだが、少なくても奈良県内の書店では一般のニホンジカではなくナラシカ、つまり奈良の鹿に重きを置いて執筆されているのだから奈良の本コーナーにもおいてほしいのだ。

さすが図書館では、ちゃんと内容を確かめたのか。とそれで嬉しくなっている(^o^)。

さて、館内には企画展示コーナーもあって、ちょうど「本のヌード展」が行われていた。ようするに本のカバーを外し、本当の表紙と見比べようという企画なのだ。

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そこを眺めていたら……。

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ン? この右手にある本は……。

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鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』ではないか\(^o^)/。

しかも添えられた司書の言葉がいい。奈良の人ならではの、ナラシカへの思いを感じてくれ。

 

 

2019/10/23

4刷! 『絶望の林業』快進撃?怪進撃か?

『絶望の林業』の4刷が決定しました。ありがとうこざいます<(_ _)>。

3刷した分がいよいよ底を尽いてきた。で、強気の4刷。いやあ、社長の独断いや英断\(^o^)/。何か「見えた」らしい。私的には、こうした本は2年3年かけて捌ければよいかと思っていたので、おろおろしている。

ちょうど北海道新聞に書評が出た。これは独自の執筆だろう。ルポライターの山村基毅氏が執筆。

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ちなみに少し驚いたのは、20年前に「修羅を見せてくれた林業従事者」という箇所。20年前とは1999年だ。この時期まで修羅が残っていたのか? たしか私の記憶では岡山県で最後まで修羅(ようするに丸太で組んだ滑り台。伐りだした丸太を滑らせて山の下へと運ぶ)を使っている林業会社があったと思うのだが、私自身は見ていない。この時期まであったのなら見たかった。。。それとも、修羅下ろしはしていず、形だけの修羅が山に残っていたのか? 気になるところである。

04 吉野の修羅だし現場

なお、共同通信配信の記事も、下野新聞、愛媛新聞、秋田魁新報、四国新聞、岐阜新聞 そして21日の中国新聞と掲載が続いている。林業県は基本的に地方紙の強い地域であるから反響を期待したい。
でも、基本的にこの手の本は口コミだろう。SNSも含めて、身近な人の紹介が頼り。

もし売れ行きがピタリと止まったら……知らんゾ、しばらくして返品の山になっても(^^;)。

 

 

 

 

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