無料ブログはココログ

本の紹介

森の資源(茶・蜂蜜・山菜など)

2019/03/30

野良チャノキ

先日訪れた十津川村だが、そこで泊まったゲストハウスがあるのは、限界集落のような桃源郷のような集落であった。狭くて暗い道をグイグイと登っていくと、急に視界が広くなって台地状の尾根筋に人家が点在しているのである。住んでいるのは20世帯くらいだという。

その集落及びゲストハウスについては改めて紹介したいものであったが、集落内を散歩すると、いろいろ興味深いものが見つかる。

 

2_1

 

まず目に留まったのは、この木の根元。これ……茶だよね。チャノキが生えている。なお母樹というか太い木はサクラである。サクラの根もとからチャノキが若葉を広げていた。

もともと集落では茶栽培もやっているようであるが、ほとんど山茶状態。

1

こんな放置された山の一角にも生えていた。昔は栽培していたものの今は放置されたのだろうが、しっかり育っている。
これを山茶と呼ぶよりは、野良茶ではないか。野良チャノキ。

 

なお、こんなものも見かけた。

3

 

石垣に、階段になるよう飛び出した石が組み込んである。同じものは各地で見てはいるが、一種の石垣文化だね。鉄パイプは手すりかしらん(笑)。高齢化進んでいるし。

 

2019/03/29

咲いていたレンゲ草は……

畑の周りを歩いていると、こんなレンゲ草を見かけた。 

20190317_144000_1

わかるだろうか。畑の縁にわずかにレンゲが花を咲かせているのだ。これ、3月中旬ね。

一応説明しておくと、れんげ草は9月10月に種まきをする。レンゲは豆科で根粒バクテリアによる窒素固定能力があるから、地中の窒素肥料分を増す効果があり、肥料がわりにするのだ。それが秋~冬の間にじわりと地中に芽吹いて、春に一気に花を咲かせる。そして4月ごろにレンゲ畑と呼ばれるほど咲き誇る。こうなると、今度は養蜂家がミツバチを飛ばして蜜を集めるわけだ。つまり土を肥やすのと花蜜の両方に価値があるわけ。

ここで問題となるのは、レンゲの種子は、たいてい養蜂家が無料で提供していること。農家にとっては肥料は化学肥料でもよいから、あまりレンゲに頼らなくなってきたのだろう。だから花蜜のために農家にレンゲの種子を渡して育ててもらって蜜を採るわけだ。

 

それなのに、写真の農地は、まだレンゲが十分に咲く前に耕してしまっているよ(泣)。農地の肥料効果は昨秋からそこそこあるかもしれないけれど、花が咲かないうちに耕作されてしまったら養蜂家にとっては意味ないやん。わずかに縁だけに花が咲いてもなあ。

とまあ、この現場を見て、そんなことを考えたのである。

 

 

2019/03/17

檄レア!蜂蜜を入手

このところ、国産ハチミツが激減しているらしい。

 
おかげで仕入れも困難さを増しているというが……そんな中、超、超、檄レアなハチミツを入手した。 
 
20190317_164306
 
わかるだろうか、何のハチミツか。一応、採蜜されたのは北海道中頓別。
 
写真を拡大すれば読み取れるが、なんと「熊笹&あざみ」のハチミツなのだ。
 
養蜂家としては、アザミの蜜を採取するのが通常なのだが、すると何か違う蜜が採れたのだそうだ。
そんなのわかるんですか? と質問したら、一口食べたらわかるという。最初はアザミの匂いがするものの、すぐに別の蜜の味。それがクマザサとわかるの?
 
わかるんだそうである。何でも子供の頃、クマザサを食べていたから(笑)。
 
ともあれ、クマザサの蜜とはどんなものか想像つくかね? いや、その前に蜜が採れるということはクマザサの花が咲かないといけないのだが……。
 
クマザサは、いくつかの種類の大型の笹の総称だが、竹の仲間に近い。竹や笹は、いつ開花する?
 
滅多に花は咲かないのだよ。咲くのは数十年に一度。ときに40年とか60年、100年、120年に一度とさまざまな説および伝承がある。その間隔は何年かはともかく、たまたま昨年はクマザサが開花し、その蜜をミツバチが集めたのである。
 
もう次はいつ開花するかわからない。もしかしたら連鎖的に別の地域のクマザサが開花するかもしれないが、そこに養蜂家がいる確率は極めて少ない。とにかく滅多に手に入らないのは間違いないだろう。
 
そんなハチミツが、生駒にあったのだよ(^o^)。
 
さっそく味わう。
……なんだろ? 私はクマザサの蜜の味なんて知らないが、たしかに通常口にしているハチミツとは違う。なんか草の匂いがする。ちょっと枯れた感じ。ハチミツとしてはあっさり系だが、不思議な癖はある。これ、慣れるとハマるかも。
クマザサの葉は健康食品になっているが、蜜にも効能はあるだろうか。
 
 
ちなみにクマザサとはどんなものか。北海道の森の写真にはしっかり写っていた。
 
093
 
国産ハチミツが採れなくなった理由については、今後調べていきたい。ちなみに養蜂家が扱うのはセイヨウミツバチだが、実はニホンミツバチの方がより危機だという。そして、ミツバチの大量死滅は世界中で起きている現象なので、決して日本だけの特異的な事情ではない。今後は海外からの輸入ハチミツもなかなか手に入らなくなるかもしれないよ。。。
 

2019/03/06

宇治茶の認証制度をつくる前に

宇治茶の認証制度が創設される、というニュースを知った。
 
ようやく、宇治茶の中身をちゃんと審査してまがい物と区別することになったのか、と思った。なぜなら、今の宇治茶は極めて怪しい。その点は、以前にブログに記したが、我が家にあった宇治茶のパッケージをよく見ると、このようになっていたからだ。 
 
Photo
 
読めるだろうか。原材料名のところを見てほしい。
緑茶のほか、「アミノ酸等」と「重炭酸アンモニウム」が添加されている。
なるほど、宇治茶の玉露の旨味はアミノ酸のおかげだったのか、重炭酸アンモニウムによって緑色をよくしていたのか。宇治茶って、アミノ酸の味だったのね……と私はことあるごとに京都府民に申し上げている(^^;)。
 
なお、こうした添加物は合法的なもので、だからパッケージにも記載しているわけである。私も遠慮なく紹介できる。しかし、県によっては緑茶への添加物を禁止しているところもある。だから京都府も、ようやく規制に乗り出したのかと思ったのだ。
 
ところが認証制度の中身はこうしたものではなかった。 
 
宇治茶の品質の高さを保証する「プレミアム宇治茶認証制度」というのだそうだが、京都府と公益社団法人京都府茶業会議所が創設したもの。商品の袋などに銀色のシンボルマークを付ける。なお手摘みの茶葉を100%使用した「プレミアム手摘み玉露」は金色のシンボルマークになる。 
 
玉露の認証審査会が開かれたのだが、認証要件 は、
◎京都府内産の一番茶葉のみを使用
◎生産履歴の写しの提出
◎棚掛けによる被覆栽培で生産
◎品質審査会で一 定水準以上の評価の獲得
……の4点である。ちなみに認証期間は1年間。
 
なんだ、アミノ酸の添加の有無は問わないのか。我が家の取り寄せ宇治茶が認証を取れたかどうかは知らないけれど。
 
プレミアムなんて付ける前に、まず全宇治茶の底上げというか、もっと基本を守って品質保証をすべきだと思うけどね。 
 
 
先日、静岡でいただいたお茶は、農家が自家用につくったお茶のおすそ分けだった。それが抜群に美味かった。もちろん添加物の表示はなかったけど。
 
 

2019/02/25

砥石の年輪

昨日は、Yahoo!ニュースに刀剣女子の記事……ではなく、砥石の記事を書いた。

 
せっかくだから、こんな砥石をお見せする。
 
Dsc00941 4
 
最高級の砥石だが、なんと年輪が見えるのです。正確には1筋が1年とは限らないから年輪ではないかもしれないけど。 
 
砥石の元になる細かな泥の粒子が積み重なった痕でしょうか。
 
木は生き物だから一本一本、木目が違っているというが、砥石……というか岩石だって一つ一つが違っている。
 
だから人との相性が問題となる。高価な砥石を使えばよく切れるようになるわけではなく、刃物の性質や形状、そして研ぐ人の力や癖なども影響する。その人にとっての最良の砥石というのがあるのだよ。
 
木の年輪。砥石の年輪。そして人の年輪をよ~く見つめよう。

2018/12/21

セルロースナノファイバーの憂鬱

セルロースナノファイバー(CNF)。

 
木の繊維を極限まで分離していけば現れるナノ単位のファイバー。鉄の5倍の強度を誇り、透明にも薄いフィルムにもできるという。自動車のボディをつくる計画があったり、食べ物に混ぜてもよい。一時は未来の木質資源として持て囃されたのだが……。
 
Photo_2
 
私は、これが実用化が進んでも林業には何の影響も与えない、と繰り返し触れてきた。なぜならセルロースは植物質なら何でも採れるわけで、わざわざ林業と関わって山から木を伐採して来ることはないからだ。よくて端材や製紙チップ、いやいや農業廃棄物でも十分。
 
それでも、少しは勉強しているのだよ。それなりに。新情報をキャッチするのが仕事だから。
 
そして……だんだん憂鬱になってきた(^^;)。
 
だって、わざわざ木を小さく分離していくのだぜ。これまではチップからせいぜいパルプまでだったが、さらに小さく小さく。もはや木じゃないところまで分離して、それからどうするのかと言えば、また合わせてくっつけ大きな単位にしていく (゚o゚;) 。
ろdiv> 
考えてみれば、ナノ単位で「鉄より強い」と言っても使い道がないわけで、通常のものの大きさまでナノファイバーを束ねていかねば使えない。
そして束ねるために使われるのが、合成樹脂。つまりプラスチックだ。
 
最近のニュースで、廃プラスチック由来の再生プラスチックペレットと、セルロースナノファイバーを複合化して、強度などを上げた再生材を製造することに成功したというものがあったが、使われたのが使用済みパレットから作られたポリプロピレンと、おむつから作られたポリエチレン。これまで中国に送って処理してもらっていた廃プラスチックを利用する計画なのであった。
 
なんだ、プラスチック~石油由来のものと植物由来のものをくっつけた新素材か、セルロースナノファイバーって。全部植物由来なら、また自然界で分解できるが、これではリサイクルできない。近い将来、廃セルロースナノファイバー問題が発生するのではないか。
 
そのうえ親水性のあるセルロースと疎水性の高い合成樹脂を混ぜて合体するというのは、口で言うほど簡単ではない。きっと、どこかに無理が出る。たとえば曲げ強度が鉄より硬いと自慢しても、衝撃で簡単に割れるかもしれない。
 
大きな植物体(樹木)を小さく小さく刻んで、それからまた大きく大きく束ねて行くというのもエネルギーの無駄遣いぽいし、なあ。
 
結局、用途は限られてしまうのではないか。特種な用途だけでは量が出ないし価格も高くなる。それでいて、期待ほど環境にも優しくないとなったら。。。
 
セルロースナノファイバーにあまり未来を感じなくなくなった。

2018/10/25

「森林資源の現況」を見て雑感

林野庁が、「森林資源の現況(平成29年3月31日現在)」について  発表してる。

 
 
それを見ての雑感をメモ。
 
Photo
これ、森林面積の推移だが、ほとんど変わらないことになっている。
ちょっと引っかかるのは、「その他」の部分。ここには伐採地や崩壊地、など無立木地に竹林が入っているはずなのだが……これも横ばいなのね。ちょっと不思議だ。これほど伐採、それも皆伐が増えているのに。竹林だって拡大の一途である。
 
それに総森林面積はほぼ変わらないなか、天然林が減って人工林が増えているって。まだ天然林を伐って人工林を造成していることになる。ちょっと信じられない。
 
伐採跡地は、すぐに植林すれば「森林(人工林)」としてカウントされるから、統計上の無立木地にはならないのかもしれない。 
 
3
毎度見飽きた齢級構成のグラフ。人工林は、高い山の部分を切り崩そうとしているわけだが……。天然林の齢級構成なんてヘン。そんな単一林ではなく樹齢もさまざまに混ざっているはずなのに。どんな定義で決めたのだろうか。二次林(雑木林)を対象にしているのか。
そのうち天然林も「齢級の平準化」を言い出して、ばっさり高齢級の木を伐りだすかもしれない。
それにしても、圧倒的に多いのが20齢級、つまり100年以上なのだ。
 
2
 
これが一番、わからない。育成単層林はともかく、育成複層林が区分されていることに驚く。これも、どんな定義をしたのだろうか。一昔前の複層林施業の名残? 本来なら恒続林のような森も入れるべきだが。
 
それにしても、面積が単層林の約1割、105万ヘクタールもあるのか。ただ蓄積は、1億8300万立方メートル。
ところで単層林は1021万ヘクタールに対して32億9100万立方。つまり面積に比した蓄積は、複層林は単層林の6割ぐらいしかない。生長悪すぎ。
 
 
……とまあ、こんな感想を持ったのである。

2018/10/20

ソヨゴの使い道と公開講演会の要旨集

昨日は、森林総合研究所関西支所の公開講演会に顔を出してきた。

 
テーマは「広葉樹林はお宝になるか?~有効活用の可能性を探る~」であった。
 
なんか会場はごった返している。かなり人は多いようだ。テーマが広葉樹林だと参加者が増える? 里山だからか。侮れん人気だ。
そして、その中にはビーバー武田!さんもいた(^o^)。はるばる三重の奥からこの講演会のために足を運んだのだという。彼にかかれば会場に展示されている広葉樹材なんて珍しくもないだろうに。 
 
1
 
 
さて内容は豊富で2人の基調講演に3人の研究発表、それにパネルディスカッションにポスター展示もあったのだが、正直、私の知識の想定内というか、驚くほど新奇な事実は出てこなかった。どちらかというと面積や資源量の調査方法に偏っていたし、使い道も薪にシイタケ原木とありきたり……ただ、雑談でソヨゴの話が出たとき、武田さんが反応した。
 
「ソヨゴの木は、笏に使うんですよ」
 
! そうか、来年は今上天皇の退位と、新天皇の即位の儀。そこでは笏が使われるが、そのためにソヨゴの材が必要なのだ!!!
 
Photo 今上天皇の即位の時。ウィキペディアより
 
 
今どき笏を何の木で作るか知っている人は少ないだろう。そしてソヨゴの木材を扱っている人もなかなかいない。武田さんに問い合わせがあったのも無辺なるかな。ビーバー製材所の面目躍如だね。 
 
 
ま、このように広葉樹の使い道は広いのであるよ。こうした隠れた需要の発掘が肝心と思うのだが。
 
ほかにも広葉樹林(広葉樹材ではないよ)の活用については考えるところもあった。それについては、改めて記すこともあるだろう。 
 
ところで私が今回注目したのは、講演要旨集であった(^o^)。
通常よりちょっと厚めだな、と思ったが、各ページを見ると。
 
2
 
わかるだろうか。上部と、下部。拡大すると、こんな感じ。
3   4_2
 
どんぐりの名前当てクイズがあったのでした(笑)。ちなみに、最初のページにあるのはマテバシイで、下の二つはイヌブナとツブラジイである。なかなかドングリは覚えられない。
 
なかなか工夫しているじゃないか。いつもの殺風景の要旨集より読みごたえがあったよ。

2018/08/14

花卉産業の盛衰は育種にあり

葬式で考えたこと。

 
花がいっぱい。私も花輪を出したが、葬式というのは花の需要がもっとも多いのではないか、と思えた。
Photo
 
こんな花が並んでいると、その種類の豊富さに驚く。菊はもちろんだが、ランにユリにカーネーション、キキョウ、かすみ草、そのほかほおずきなども並ぶ。色もさまざまだ。 
なかには季節外れの花もある。どのように栽培しているのか……。
 
折しもお盆であるから、巷でも墓に加えて仏壇や神棚の供花の需要は膨れ上がる。それに比べて個人の花消費なんて、しれているはずだ。
 
それなのに、日本の花卉農家は、ちょっと宗教的需要をないがしろにしてきた。
 
実は、日本の花卉産業は厳しい状況にある。なぜなら、こうした花の多くが輸入である。国内産は現象の一途だ。いまや花卉産業は輸入花に圧されて青息吐息なのだ。かつては農業で唯一希望の持てる作物だったのだが……。
 
たとえばバラやカーネーション、ラン、神秘ジウム……花だけでなく、サカキやシキミなど葉ものも輸入品が席巻している。
 
花(葉)は鮮度を要求されにくい。数週間前に収穫しても、上手く切り花のまま活かす手法もあるし、軽いから航空輸送もできる。それに収穫してからの日数と火持ち日数は直接つながらない。切り花でも、その後の手入れで長く持たせることもできる。最近では「日持ち保証システム」も行き届き始めた。
 
そんな基礎条件の上に、気候が適地で、人件費や土地代の安い発展途上国で大規模栽培が広がってきた。大量栽培されたら太刀打ちできない。今はアフリカ大陸が大きな花の産地に育っているし、南半球は比較的強い。また農薬や栄養剤などをいくら使っても食べるものではないから、さほど問題にならない。
 
日本が模範としてきたオランダも、いまや国内産地は壊滅していて、育種に絞っている。それで思った。日本も育種にもっと力を入れるべきではないのか。
 
花の需要は、善し悪しはともかく、流行で大きく流される。昨年の人気だった花が今年は売れないなんてこもあり得る。つまり育種で新しい品種や種類の花を提供したら主導権を握れる。栽培は外国でもどこでもいいが、育種を押さえたら主導権を握れるように思えるのである。
 
 
……葬式の現場で、そんな花卉産業の戦略を考えていてはマズいかね。。。
 

2018/08/10

ミルクティー論争 

ミルクティー論争に決着かつきそう……だという。

ミルクティー論争とは何か?
 
簡単に言えば、ミルクティーをつくる際、先にカップに注ぐのは紅茶かミルクか、という論争である(^o^)。
イギリスでは長年この順番で国を二分する論争が繰り広げられてきたのだ(・・?) が、最新の世論調査で「ミルクは後から入れる」派が大勢を決したのだ。68歳以上で65%が紅茶が先と応えたが、18~24歳では96%までが紅茶先派だったのだ。勝負あり、というところだろうか。。。
 
もともと論争に火をつけたのは、作家のジョージ・オーウェルだと言われている。1946年にミルクが後の方がミルクの量を調節できると主張したのだが、これを機に論争が始まり、2003年に王立化学協会が「紅茶が後の方が魅惑的な色を楽しめる」と反論し、再燃したのである。それも70年越しに勝負が着くのか……と関係者は感慨深いそうだ。
なお、イギリス国民は58%が毎日紅茶を飲み、1割超が1日5杯以上たしなむそうである。さすが、アフタヌーンティーの国。
 
 
ちなみに私のミルクティーの作り方は、一応勝者側なのだが、もっと複雑だ。長年いろいろ試したのだが、もっとも気に入っているものを紹介しよう。
 
まずミルクパンに少量の湯を沸かして、そこにたっぷりの茶葉を投入。弱火で煮出す。ここがポイントの一つ。邪道ぽいが熱を加え続けて濃い紅茶をつくるのだ。そこに入れるミルクは、本来はミルクも別に温めておけばよいのだがちょっと手間がかかるので、火にかけたままの紅茶に冷たいミルクを入れる。そしてゆっくり温める。ただし、沸騰させてはダメ。その直前で火を止めるのが肝心だ。たまに失敗するのだが……。
そして濾し器でマグカップに注ぐ。手間と味のパフォーマンスがもっともよいミルクティの作り方を体得したのであった。
ちなみに、この方法は偶然ながら紅茶の本場スリランカでも行われているそうである。
 
Dsc_1203
 
 
ところで、先日「北限の国産紅茶」として紹介した「kitaha」(と、緑茶の石巻桃生茶)を、知人よりわざわざ送っていただいた。この農園を応援していたのだという。感謝。
 
Dsc_1205
 
ストレートティーで味わった。意外なほど、香りがしっかりしている。前回の記事で、東北の日射で紅茶の主要な成分タンニンが十分に生成されるのか心配したが、驚かされる。
ところが味は、これまた予想に反してスッキリ・端正な感じ渋みは薄い。ちょっと不思議な取り合わせであった。もしかしたらアイスティーに向いているかもしれない。そのうち試してみよう。
 
和紅茶はどんな飲み方がよいのか。そもそもどんな味を和紅茶とするのか。   
いっそ、和紅茶論争を繰り広げてみるのもよいのではなかろうか。

より以前の記事一覧

April 2019
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

森と林業と田舎