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本の紹介

森の資源(茶・蜂蜜・山菜など)

2018/10/20

ソヨゴの使い道と公開講演会の要旨集

昨日は、森林総合研究所関西支所の公開講演会に顔を出してきた。

 
テーマは「広葉樹林はお宝になるか?~有効活用の可能性を探る~」であった。
 
なんか会場はごった返している。かなり人は多いようだ。テーマが広葉樹林だと参加者が増える? 里山だからか。侮れん人気だ。
そして、その中にはビーバー武田!さんもいた(^o^)。はるばる三重の奥からこの講演会のために足を運んだのだという。彼にかかれば会場に展示されている広葉樹材なんて珍しくもないだろうに。 
 
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さて内容は豊富で2人の基調講演に3人の研究発表、それにパネルディスカッションにポスター展示もあったのだが、正直、私の知識の想定内というか、驚くほど新奇な事実は出てこなかった。どちらかというと面積や資源量の調査方法に偏っていたし、使い道も薪にシイタケ原木とありきたり……ただ、雑談でソヨゴの話が出たとき、武田さんが反応した。
 
「ソヨゴの木は、笏に使うんですよ」
 
! そうか、来年は今上天皇の退位と、新天皇の即位の儀。そこでは笏が使われるが、そのためにソヨゴの材が必要なのだ!!!
 
Photo 今上天皇の即位の時。ウィキペディアより
 
 
今どき笏を何の木で作るか知っている人は少ないだろう。そしてソヨゴの木材を扱っている人もなかなかいない。武田さんに問い合わせがあったのも無辺なるかな。ビーバー製材所の面目躍如だね。 
 
 
ま、このように広葉樹の使い道は広いのであるよ。こうした隠れた需要の発掘が肝心と思うのだが。
 
ほかにも広葉樹林(広葉樹材ではないよ)の活用については考えるところもあった。それについては、改めて記すこともあるだろう。 
 
ところで私が今回注目したのは、講演要旨集であった(^o^)。
通常よりちょっと厚めだな、と思ったが、各ページを見ると。
 
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わかるだろうか。上部と、下部。拡大すると、こんな感じ。
3   4_2
 
どんぐりの名前当てクイズがあったのでした(笑)。ちなみに、最初のページにあるのはマテバシイで、下の二つはイヌブナとツブラジイである。なかなかドングリは覚えられない。
 
なかなか工夫しているじゃないか。いつもの殺風景の要旨集より読みごたえがあったよ。

2018/08/14

花卉産業の盛衰は育種にあり

葬式で考えたこと。

 
花がいっぱい。私も花輪を出したが、葬式というのは花の需要がもっとも多いのではないか、と思えた。
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こんな花が並んでいると、その種類の豊富さに驚く。菊はもちろんだが、ランにユリにカーネーション、キキョウ、かすみ草、そのほかほおずきなども並ぶ。色もさまざまだ。 
なかには季節外れの花もある。どのように栽培しているのか……。
 
折しもお盆であるから、巷でも墓に加えて仏壇や神棚の供花の需要は膨れ上がる。それに比べて個人の花消費なんて、しれているはずだ。
 
それなのに、日本の花卉農家は、ちょっと宗教的需要をないがしろにしてきた。
 
実は、日本の花卉産業は厳しい状況にある。なぜなら、こうした花の多くが輸入である。国内産は現象の一途だ。いまや花卉産業は輸入花に圧されて青息吐息なのだ。かつては農業で唯一希望の持てる作物だったのだが……。
 
たとえばバラやカーネーション、ラン、神秘ジウム……花だけでなく、サカキやシキミなど葉ものも輸入品が席巻している。
 
花(葉)は鮮度を要求されにくい。数週間前に収穫しても、上手く切り花のまま活かす手法もあるし、軽いから航空輸送もできる。それに収穫してからの日数と火持ち日数は直接つながらない。切り花でも、その後の手入れで長く持たせることもできる。最近では「日持ち保証システム」も行き届き始めた。
 
そんな基礎条件の上に、気候が適地で、人件費や土地代の安い発展途上国で大規模栽培が広がってきた。大量栽培されたら太刀打ちできない。今はアフリカ大陸が大きな花の産地に育っているし、南半球は比較的強い。また農薬や栄養剤などをいくら使っても食べるものではないから、さほど問題にならない。
 
日本が模範としてきたオランダも、いまや国内産地は壊滅していて、育種に絞っている。それで思った。日本も育種にもっと力を入れるべきではないのか。
 
花の需要は、善し悪しはともかく、流行で大きく流される。昨年の人気だった花が今年は売れないなんてこもあり得る。つまり育種で新しい品種や種類の花を提供したら主導権を握れる。栽培は外国でもどこでもいいが、育種を押さえたら主導権を握れるように思えるのである。
 
 
……葬式の現場で、そんな花卉産業の戦略を考えていてはマズいかね。。。
 

2018/08/10

ミルクティー論争 

ミルクティー論争に決着かつきそう……だという。

ミルクティー論争とは何か?
 
簡単に言えば、ミルクティーをつくる際、先にカップに注ぐのは紅茶かミルクか、という論争である(^o^)。
イギリスでは長年この順番で国を二分する論争が繰り広げられてきたのだ(・・?) が、最新の世論調査で「ミルクは後から入れる」派が大勢を決したのだ。68歳以上で65%が紅茶が先と応えたが、18~24歳では96%までが紅茶先派だったのだ。勝負あり、というところだろうか。。。
 
もともと論争に火をつけたのは、作家のジョージ・オーウェルだと言われている。1946年にミルクが後の方がミルクの量を調節できると主張したのだが、これを機に論争が始まり、2003年に王立化学協会が「紅茶が後の方が魅惑的な色を楽しめる」と反論し、再燃したのである。それも70年越しに勝負が着くのか……と関係者は感慨深いそうだ。
なお、イギリス国民は58%が毎日紅茶を飲み、1割超が1日5杯以上たしなむそうである。さすが、アフタヌーンティーの国。
 
 
ちなみに私のミルクティーの作り方は、一応勝者側なのだが、もっと複雑だ。長年いろいろ試したのだが、もっとも気に入っているものを紹介しよう。
 
まずミルクパンに少量の湯を沸かして、そこにたっぷりの茶葉を投入。弱火で煮出す。ここがポイントの一つ。邪道ぽいが熱を加え続けて濃い紅茶をつくるのだ。そこに入れるミルクは、本来はミルクも別に温めておけばよいのだがちょっと手間がかかるので、火にかけたままの紅茶に冷たいミルクを入れる。そしてゆっくり温める。ただし、沸騰させてはダメ。その直前で火を止めるのが肝心だ。たまに失敗するのだが……。
そして濾し器でマグカップに注ぐ。手間と味のパフォーマンスがもっともよいミルクティの作り方を体得したのであった。
ちなみに、この方法は偶然ながら紅茶の本場スリランカでも行われているそうである。
 
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ところで、先日「北限の国産紅茶」として紹介した「kitaha」(と、緑茶の石巻桃生茶)を、知人よりわざわざ送っていただいた。この農園を応援していたのだという。感謝。
 
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ストレートティーで味わった。意外なほど、香りがしっかりしている。前回の記事で、東北の日射で紅茶の主要な成分タンニンが十分に生成されるのか心配したが、驚かされる。
ところが味は、これまた予想に反してスッキリ・端正な感じ渋みは薄い。ちょっと不思議な取り合わせであった。もしかしたらアイスティーに向いているかもしれない。そのうち試してみよう。
 
和紅茶はどんな飲み方がよいのか。そもそもどんな味を和紅茶とするのか。   
いっそ、和紅茶論争を繰り広げてみるのもよいのではなかろうか。

2018/07/27

北限の紅茶?

なんと宮城県で紅茶の生産を行っている農園があるそうだ。

 
北限の紅茶「キタハkitaha」と名付けて、昨年より販売を開始しているという。石巻桃生町の鹿島茶園であるが、単にお茶農家としても珍しいのに、なんと紅茶なのだ。
 
チャノキは、もともと温暖な気候の照葉樹林に生えている木。東南アジアから西南日本へと延びる照葉樹林ベルトの産物だ。 
それだけに東北で栽培するのも大変だろう。
 
東日本大震災後に日本茶では売上は伸びないと考えて、静岡で紅茶生産も行う茶農家の指導を受けて紅茶に切り換えたそうだ。どんな品種を使っているのかわからないが、茶葉は肉厚になっているという。また紅茶への加工は、静岡に送って行う。
 
日本茶なら日光を遮って茶葉にテアニンを生成させる。土も肥沃にする。
しかし、紅茶は貧栄養土壌できつい日光によってタンニンが多くなければいけない。さもないと紅茶特有の渋みや香りが育たない。ティーベルトと呼ぶ日射の強い地域は、日本では奄美諸島以南。鹿児島でも足りないと言われるのに、宮城でつくるとなると、大変だろう。
 
宮城は言うまでもなく冬の寒さは厳しいだろうが、夏は意外と日射が多いのかもしれない。今年はきっとスリランカも真っ青なほど高温だろうから、美味い紅茶葉が育っているかもしれない(~_~;)。
 
 
呼び方が「和紅茶」なので、世界標準の紅茶の味ではなく、日本的なハーブティ感覚の紅茶なのだろうか。まあ、国産紅茶のほとんどは、そちらの路線だが。
 
「新東北みやげコンテスト」に優勝したそうだから、少しずつ出回るかもしれない。いつか東北・仙台に行ったときに探してみよう。
 

2018/04/22

山菜採りのモラル

少し野山歩きをした。主に生駒山中の大阪府立公園。

 
わりは平坦で遊歩道もしっかり入っているのでセッセと歩くにはいい。ジョギングしてもよかったのだが、歩きたい気分だった。
 
そこで見かけたのは、山菜採りノハイカーである。幾人も袋を手に道端の草を摘んでいる。主にイタドリが多いかな。山菜採りのシーズンというわけだ。
 
こうしたシーンを目撃すると、山菜を摘むことの是非を考えてしまう。
なんだか春の野山で山菜を採るのは当たり前というかブームにもなっているし、それこそネットには山菜の採り方までいっぱいアップされている。しかし、本来栃の所有者の許可を得ずに採取するのは窃盗である。
 
実際、山菜の宝庫とされる農山村に出没する山菜泥棒は問題になっている。根こそぎ採るとか、地面を荒らす、ときには農作物まで盗む輩までいるからである。山の持ち主からすればトンデモ野郎となる。
 
法律的には、許可のない山菜採りは犯罪だが、現実として国有地・公有地、いや私有地でも節度ある採取は黙認されているし、仮に告発しても説諭で終わってしまう。商売用に採取するのではなければ、送検されることはないだろう。
だから問題は、「節度ある」採取量の判断が問題なのだ。
 
 
そこで気になるのは、ヨーロッパの森林自由権だ。中欧・北欧などには森林には誰でも入れる権利があって、そこで山菜やキノコなどを採取することも認められている。
かつて日本向きのキノコをヨーロッパで採取して輸出する構想を考えた人がいたが、誰でも採れるのならビジネスにならないことがわかって断念したそうだ。
 
では、なぜヨーロッパでは日本的な「根こそぎ」採取とならないのか。
やっぱり「伝統」とか、モラルの問題なのかなあ。あるいは相互監視のシステムがあるとか。ようするに日本は劣っていると(;´д`)。
 
 
ところで、今年もタナカ山林にタケノコを探しに行っているのだが……昨年に続いて今年もダメ。ほとんど全滅状態だ。
 
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早くから、根こそぎ採っていくヤツがいるのだよ(-_-メ)。
 
それが……イノシシなんだな(泣)。太刀打ちできない。。。日本のイノシシにモラルはないのか?

2018/03/22

シイタケの胞子

昨日、我が家で採れたシイタケ。寒のもどりがきたものの、やはり気温が上がってきて雨まで降れば、急に子実体が膨らむ。

 
しかし雨で濡れているし、土もついているし。
 
で、とりあえず乾燥させることにした。それから使うときに土を落とすことにしよう。
そこで段ボールの上に並べて風通しのよいところに置いた。
 
そして今日。裏返してさらに乾燥を……と思ったところ。
 
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なんと。これほどまでに胞子が出るとは。かなりの量だぞ。この胞子を吸い込んだら花粉症みたいな症状が出たりして。
 
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今年は、シイタケのホダ木づくりをする予定がない。いや、単にホダ木用の伐採をさぼっただけなんだが。みんなナラ枯れてしまったしねえ。
まだ何年かはシイタケが採れるかな。
 
 

2018/03/21

傘塔婆とスギ

今日は何だかヘン。

 
メールは全然来ないし、電話かけても誰も出ないし。そのくせ外に出ると車は混んでいるし。
 
今日は休日だったんだ(°o °;)、と気付いたのはずいぶん後になってからだった。。。(;´д`)。え、春分の日??
 
ま、私の生活は全然変化ないのだけど。土日と平日の区別もしていないのに休日、祭日なんて。おかげで仕事よくしたよ。まあ、月末までの分がかなり溜まっているからなあ。
 
そして、ショッピングセンターは混んでいるだろうから、気晴らしに山に行く。
 
こんなものを見つけた。
 
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昔からあるのは知っていたが、通りすぎるだけでなく、じっくり見ると、これは「弘法の水」と言われる水が湧くところ。が、私が注目したのは、その屋根だ。屋根を突き抜けてスギが伸びているではないか。
 
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中はこんな具合。しっかりスギも祀られているよ。あえて木を伐らずに屋根を設置したのは粋なのか。
 
 
そしてその右にあるのは、傘塔婆。
 
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石柱のように見えるが、地蔵が彫られている。これ、鎌倉中期の作品だそうだ。傘を被っている塔婆、卒塔婆である。祖先供養の塔である。起源は、インドの仏舎利塔、つまりストゥーパである。
今は、木の板で作るものが多い。モミの木を使うが、たまにスギの卒塔婆もある。
 
 
ほかにも、これまで気付かなかったところにあった祠などを見つけてお参り。意外と森の中のアチコチに祠やお堂があるんだよ。生駒山は。
 
あ、そういや、今日は彼岸の中日だったんだ! と、これも後から気付いたのであった。
 
コッチも発見した祠。安高大神という咳の神様を祀っていた。
 
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2018/02/18

抹茶の海外市場

ふと目についた紙パック入りの「グリーンティ」を購入した。

 
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抹茶入りとか。。。もっとも原材料を見ると、「果糖ブドウ糖液糖、デキストリン」の次に抹茶が来ている。さらに黒糖蜜に食塩入り。安定剤に甘味料、香料なども入っている。
 
そこで今回は、緑茶ジャーナリストとしてのエントリー。
 
 
最近は日本茶の輸出が増えているそうだ。昨年の茶の輸出額は144億円。ほんの少し前まで統計に出ないほどだったことを思えば、なかなかの伸びである。ただ国産材の輸出と違うのは、輸出先が中国や韓国といったアジアではなく、ヨーロッパが中心であること。
考えてみれば当たり前で中国でも緑茶の生産している、というか、日本よりはるかに大きい。韓国も同様だろう。ただ東南アジアなどは緑茶は珍しいよう。
 
そして需要が大きいのが、普通の緑茶より抹茶のようだ。
ただし、抹茶を抹茶として飲むのではなく、料理素材。いわゆる抹茶ケーキや抹茶ラテ、抹茶アイス……などに使う。当然、砂糖など甘味料もドバドバ使って味を調節する。
 
まあ、私が買ったものも、その一種だ。抹茶そのものを飲む機会は日本人でも少ない。昔から宇治金時みたいな抹茶味のお菓子はあった。
 
だが、気になるのは、すでにヨーロッパ市場には日本産以外の抹茶が出品されていることである。どこの国からか、茶の葉をすりつぶした品がつくられているらしい。ただ日本人的には、これは末社か?と思うようなかなり低レベルの品質だという。
 
問題は、抹茶の定義は日本にもなく、文句をつけることができないこと。そもそも日本にも低品質抹茶が出回っている。だから業界で定義がつくれないそうだ。下手に定義付けると、日本の低品質抹茶も排除しなくてはいけなくなる。(私の買った飲み物も、そんな類の抹茶を使っているのではないか……。)
それに規格に合っているか検査が必要になるが、それを面倒臭がる業者も多いのだろう。 
 
加えて、欧米では有機栽培でないと農産物認証が取れない。農薬も制限が多い。ところが日本の茶農家で無農薬有機農法を実行している農家ははごくわずかだ。これをクリアしないと輸出は頭打ちになるだろう。
 
 
なんか、日本には森林認証を取得した木材が少なくて、違法木材対策に後ろ向きなのは、日本国内でも違法木材が出回っていて、認証のような客観的な指標を嫌がる山主が多いから……という話と同じレベルだ(;´д`)。
 
しかも料理素材としての抹茶なら、日本人の思う「本物の抹茶」の品質を求める意味がない。むしろ料理に向いているのは海外産抹茶かもしれない。そのうち、規格や抹茶製造ルールをほかの国につくられて、日本産抹茶ではほとんど適合できずに駆逐される……そんな未来図が目に浮かぶ。
 
結局、日本が火をつけて抹茶を世界に広めて、その市場はどこかの国に持って行かれるようになるかもなあ。
 
 
 
 

2018/02/16

和歌山産ジンの味

某酒店で見つけたクラフト・ジン。

 
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なんと和歌山のジンであった。「槙~KOZUE~」と名付けられている。
 
製造は、中野BC株式会社冨士白蒸留所とある。調べると、そんなに古い会社ではないが、和歌山県海南市藤白にあって日本酒のほか焼酎、梅酒、それに健康食品などの製造をしているようだ。
 
沿革を見ると、意外や日本酒発祥ではなく、スタートは醤油。そこから甲類焼酎へと広げ、梅酒など果実酒に向かい、日本酒へ……。そして今度はクラフトジンである。
 
肝心のジンは、2017年11月に発売。なんだ、最近であった。特徴としては、ボタニカルに和歌山県ならではの?槙、コウヤマキを使っているらしい。もちろんジンだからジュニパーも使うが、マキの方が多いよ。さらにミカン皮やレモン皮、山椒などを加えている。
 
コウヤマキか。お墓の供花を思い出すかな(笑)。
 
 
以前、ヒノキの香りを使っているジン「季の美」(京都蒸留所) を紹介したが、今度はコウヤマキ。こうなると、各地方で日本の樹種シリーズを作ってほしいね(^o^)。
 
で、味だが、ストレートで飲んでみた。なんと表現すべきかな。わりとさっぱり。癖は弱い。少し奄美を感じる。どの香りがコウヤマキなのか判然としなかったが、飲みやすい。ただし度数は……47度であった(°o °;)。

2018/02/01

シン・ゴジラなみのバイオセミナー

誘われて「バイオマス利用研究の大海を未来に向けて進む舟」というフォーラムに行ってきた。

 
木質バイオマスのセルロースやリグニンの利用研究の最前線を勉強するにはいいかな、と思って参加したのだが……。参加者はみんな研究者ばかりで、私が部外者であることは、会場に入ってすぐに感じ取った(^^;)。
 
001 ほほ黒服。男も女も。
 
ヘトヘト。フラフラ。
 
それがどれぐらいかというと、映画「シン・ゴジラ」の会議シーンぐらいに(笑)。
 
とにかく難しい化学用語が頻発する上に、限られた時間内にみんな盛り沢山の内容を語ろうとするので早口になって進む進む。
 
セルロースとはD-グルコピラノースがβ-1,4グリコシド結合したホモ多糖類のことであり、木材利用の未来を切り拓くイオン液体を用いたバイオリファイナリー技術・非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発・地域のリグニンが先導するバイオマス利用システムの技術革新(SIPリグニン)・先端的低炭素化技術開発(ALCA)特別重点技術領域「ホワイトバイオテクノロジーによる次世代化品創出」炭素繊維プレカーサーであるポリアクリロニトリルウレタンを代替するリグニンペースの炭素繊維の開発・1-エチル-3-メチルイミダゾリウムクロリド……
 
ま、こんな言葉が早口で飛び交うのさ( °◇ °) ガーン。。。
004  003 
 
レジュメもこんな感じ。
 
008  007
 
「シン・ゴジラ」でも、尾頭ヒロミと間邦夫と安田龍彦の会話の意味はよくわからなかったが、それに匹敵する(笑)。 牧博士の暗号化資料と変わらん。
 
それでも私なりに理解したのは、これからは「イオン液体」が重要な役割を果たすこと。これを使えば木材も溶かすことができること。セルロースもリグニンも分離して抽出できること。
 
針葉樹と広葉樹はまったく別の生き物であること。多様で難解なリグニンも、スギに絞り込むことで展開が開けること。。。。
 
 
それでも、参加してよかった。とにかく研究最前線に触れることで頭の片隅にキーワードを仕込めた。そして、中身はわからなくても枠組を読み解くチャンスを得た。
 
 
問題は、セルロースもリグニンも、材料となると端材で十分で、これを町の工場で生成しては山元になんの還元もなくなることだろう。端材ゆえに価値がつかない。やはり山の現場で造材しつつ、タンコロをその場の山小屋に設置した装置に放り込んでリグニンを分離生成するぐらいの仕組みがないといけない。それを反ヤシオリ作戦とでも名付けたい。
 
とまあ、そう思ったのだが、多分なんのことかわかるまい(⌒ー⌒)。
 

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