無料ブログはココログ

本の紹介

森林学・モノローグ

2018/08/19

泥炭復興庁と再造林監視庁

私のところに時折APP(正確にはエーピーピー・ジャパン)からメールレターが届く。

 
こんな感じ。
 
Photo
 
APP(アジア・パルプ&ペーパー)を知っているだろうか。
インドネシアを拠点とする総合製紙メーカーだ。シナルマスグループという油脂と製紙の財閥で、年間約2000万トンの紙・板紙の生産能力を誇る。広大な植林地を各地に保有し、原木から紙・紙製品までを一貫して生産する能力を持つ。
それらは世界120カ国以上の国々に供給しているという。日本でも、ホームセンターなどにあるコピー用紙は、APP関連の会社製であることが多いだろう。
 
ただ評判がそんなによいわけではない。たとえば検索してみるとよい。東南アジアの原生林を破壊する元凶として告発されていることが多い。実際、違法伐採が行われている森林が、APPに絡んでいることは多いようだ。森林火災を引き起して、その煙害(ヘイズ)が東南アジア一帯に広がって問題となったりもする。
 
 
ただ、熱心にニュースレターを送ってくる内容によると、森林認証も取得しているし、いろいろ森林保護の活動もしているようだ。
上記のニュースレターにも、東南アジアの熱帯雨林が泥炭地に立地していることが多く、そこを不用意に開発すると火災が発生することも記している。インドネシア政府は、泥炭復興庁を設置して、200万ヘクタールもの森林の回復を目標に掲げているという。
 
そのうえでAPPは2013年に「森林保護方針」を策定し、自然林の伐採をゼロにするだけでなく、自社の植林地でも泥炭地の森の創業を停止することを宣言している。(それが7000ヘクタールにも及ぶ。)そして泥炭地に5000以上の溜池を設置して、地下水位を上げるようにしたそうだ。
 
私には、それらがどこまで真っ当に機能して森林の保護に役立っているのか、それとも表向きの活動とは別に裏で違法な開発をしているのかは確認しようがない。私自身がインドネシアの現地を訪ねたわけでもない。
 
 
ただ、いつまでも昔の評判ばかりを持ち出すのはどうかとも思う。今、やっていることにも眼を向けるべきだろう。そもそも組織には、常によい面と悪い面があるうえ、時代とともに変化するものだ。
 
むしろ「日本国内に違法伐採はない」なんて臆面もなく口にする林業関係者、林政関係者こそ、怪しい。盲目的に「日本は素晴らしい」と思い込んでいるのか。
そもそも合法とする法律の内容がデタラメすぎる問題だってある。100ヘクタールを皆伐しても合法なんてお笑い種だ。
とくに再造林がどれほど守られているのか怪しい。そもそも造林後の自治体の検査はちゃんとは行われているか。ほとんどが「検査したことにしておく」だろう。市町村の担当者が、奥地の広い伐採跡地を歩いて調べることなどほとんどない。
 
森林経営管理法が始動して皆伐が増えたら、その後の再造林が大きな課題となる。ならば、
日本では、再造林監視庁を設置した方がいいんじゃないの?
 
 
 
 
 
 

2018/08/18

家畜と野生動物の間

娘が帰って行った。

 ゛
娘の帰省期間イコール私の夏休みだから(^^;)、私の休みもオシマイ。
 
そこでこんな写真を。
 
Dsc_1219
 
娘ではないヾ(- -;)。娘が連れ帰ったウサギだ。ネザーランドという品種である。名前はモフ。
これを携帯ケージ(バック)に詰めて4時間かけて連れてきて、また帰るのに4時間なんだから大変。
 
Dsc_1225  
 
ウサギはイヌ、ネコよりも飼いやすいが、それでも生き物は大変だ。餌をやって糞の始末をして運動させて……。
 
その割には懐かない(>_<)。私見だが、ウサギはシカと似ている。とくに奈良のシカと。
触っても大人しいし、餌は喜んで食べるが、人に愛想を振りまかない。抱っこは嫌がる。その点がネコなどと大いに違う。ツンデレである。
 
家畜、つまり動物の飼育の条件には、人間への利益のほか、餌の調達容易さ、大人しさなどの飼いやすさ、加えて繁殖の容易さも欠かせないが、それに愛想は入っていないようだ。
 
世界五代家畜は、ウシ、ブタ、ウマ、ヤギ、ヒツジだろうか。それにラクダやスイギュウ、リャマ、アルパカとかトナカイなどシカ類、もしかしたらゾウも入るかもしれない。イヌ、ネコも家畜の条件を満たす。ウサギは……ギリギリかな。餌に困らず繁殖もしやすく、飼いやすい。ただ、あんまり有用性はない。肉と毛皮ぐらいか。
 
が、いくら可愛くてもパンダやコアラは家畜にはならないのである。アリクイなんてのも無理。餌が特殊すぎるし、飼育も繁殖も難しい。シマウマも性格が荒くて扱えない。
 
野生動物と家畜の境界線を考えると、なかなか面白い。
 
Dsc_1232   _20180818_183153
これは東南アジアの一こま……ではなく、生駒山のノラヒツジ。
 
 

2018/08/11

チョコミン党になる

NHKのEテレ「Rの法則」が、TOKIOの山口達也事件で打ち切りになってしまったが、その後番組の一つに「沼にハマってきいてみた 」というのがある。

 
「沼にハマる」とは、ようは足が抜けなくなるほど好きになる、つまりマニアになるという意味のようだ。これまで取り上げたのは、声優にハマったとか、ピクサー(の動画)にハマったとか、そんな話題を取り上げている。なかにはウシにハマッた(酪農)若者なんてのも登場する。
 
さて、その一つにチョコミントにハマるという回があった。なんと、チョコミントが今、一部の人々の間でブームになっているらしい。実際、チョコミント商品がいっぱい出ているらしい。
そして、チョコミントにハマった人をチョコミン党というらしい。
 
私にはよく理解できなかった。私は、基本的にチョコレートが苦手だ。まず自分からは食べない。一方でミントは好きである。いろいろ試した中で、無印良品で売っている「スーパーミント」がもっとも好み。今やデスクの必需品になっている。ちょっと口が寂しい、というかストレスを感じる度に口に放り込むとストレス解消になるのだ。あ、今も一粒。
 
しかし、チョコミントなんて中途半端な。この二つを合わせると、チョコの甘さも、ミントのスッキリ感も、どっちつかずになってしまうではないか。。。そんなモンにはまるなんて。
 
 
と思っていたが、どうも番組を見てからチョコミントが気になって、目についたら買うようになってしまった。
 
Dsc_1199   Dsc_1199_2
 
食べてみると、不思議だね。少なくても嫌いなチョコレートの味は消えている。一方でミント味も弱くなってしまうのだが、なんか両者が合わさることで絶妙な味覚が舌の上に広がるのだ。
 
うむ。このまでは私もチョコミン党になってしまう。。。
 
 
ちなみに私がもう一つ気に入っているお菓子に、「レーズンかりんとう」がある。私はかりんとうは甘すぎて苦手である。レーズンは嫌いではないが単体で食べることはない。
だが、両者を合わせると……。
 
_20180808_215022
 
レーズンの絶妙な甘酸っぱさが、かりんとうに抜群に合う。
 
 
まったく違うものを合わせると、また別のものが生まれる実例みたいだ。
そういや世界的な抹茶ブームも、日本の抹茶がそのまま人気になったのではなくて、あくまで抹茶ミルクとして流行ったものだ。その後バリエーションは広がったが、抹茶だけをオイシイと思う人は少なく、ケーキやチョコに混ぜたりしているよな。あるいは砂糖たっぷりのグリーンティーとか。
 
ビジネス界でも異業種交流などは盛んだが、まったく別世界の二つを合わせることで生み出す新たな味は、まだまだ可能性がある、流行るんではないかなあ。
これは、食べ物だけの話ではないよ。

2018/08/08

4DXの森の香り

今日は朝から大騒動。立ち上げたパソコンのキーボードがいきなり無効になってしまったからだ。おそらく、昨日行ったセキュリティーソフトの更新のおかげだと思うが、どのキーを打ったらどの字が出るかわからない有り様。

 
文字が打てないと検索ほかの作業もできないので直し方も見つけにくい。結局、マウスだけで電話のカスタマーサービスにたどり着くも、原因がわからないとかいってたらい回し。アチコチのサポートセンターに電話をかけまくる。その合間に自分でもソフトを削除したり、キーボードのドライバーを入れ直したり、コントロールパネルから各項目をいじったり……。
 
結局、昼過ぎに突如直ったので、こうしてブログも書けているのだが、惚けてしまった。実働3時間の大騒ぎで脳疲労が極致に達してしまう。(何がよかったのか、よくわからない。)
 
 
そこで気分転換。というわけで、近くのイオンモールに車を飛ばして映画を見る(^o^)。
 
見たのは3D吹替「ジュラシックワールド 炎の王国」4DX版だ。
 
4DXは、画面に合わせて座席が動き、水が飛んできたり風が吹く。恐竜活劇にぴったりと思わないか。悪路を四駆で走る振動や、ヘリコプターの揺れも感じられる。なかなかよくできている。
それに留まらなかった。なにしろ雨のシーンには雨が降りかかり、後ろから首筋に恐竜の息が吹きかけられるのだから。
 
……と、ここまでは私も知っているというか経験しているし、想像通りだったのだが、ちょっと驚いたのは、なんと香りまでするのだ。
 
Img_scene02
 
恐竜のいるジャングルに分け入ると、本当にムッとした熱帯の森の臭いがする!
 
また捕らえた檻の中の恐竜に接すると、生臭い野生動物の臭いまでした。
 
実に上手くつくられている。臭いは後を引かないようにわずかなのだが、一瞬に画面の中の光景が自らの周辺の環境になってしまう。
 
今やヴァーチャルリアリティ技術が進歩しているが、おそらく完全な空間を作り出すためには、視覚だけでなく、聴覚、そして触覚や嗅覚が重要になるのだろうな、と思わせる。
 
 
ちなみにネタバレはしないが、この映画、最後の終わり方がちょっと違っている。こうきたか!と思わせたところも楽しかった。
 
ともあれ、すっかり午前中の悪戦苦闘を忘れさせて、気分をすっきりさせるのに有効であったv(^0^)。

2018/08/04

都心の潜在植生の森

昨日訪れた国分寺市には、「日立の森」がある。正確には日立中央研究所の森、だろうか。

 
研究所の建物を外部からは見られないように?するためか広い森に覆われているのだ。その中には野川の水源に当たる湧き水があり池も広がっている。
 
……と説明したいところだが、一般人は立入禁止。私も中央出入り口から覗いただけ。
 
Dsc_1194
 
この存在が有名になったのは、いつだったか「ブラタモリ」で紹介されたからだろう。一般人は年に2回の公開日しか入れない。秋は11月だそうだが、機会があったら覗きたいものだ。
 
 
このところ、都心に残る自然の森に気にかけている(国分寺が都心かどうかはともかく)。
単に緑があるところではなく、なるべく自然植生を残すか復元しているところ。かつての大地を再現しているようなところを探しては訪ねている。
 
大都市圏ならどこでも興味があるのだが、やはり東京になるだろう。大阪なんぞはほとんど都心に緑はない。大阪城公園ぐらいだが、あそこはかなり人の手が入り、潜在植生、原植生に近いと言えるほどの森はない。
 
そうした目で見ると、東京なら誰もが知る「明治神宮の森」がある。参拝客は多いが、人が足を踏み入れてはいけない部分が広い。(ここもそれなりの管理の手は入っているが。)
 
ほかは、やはり皇居だが、あまりに近づけない(~_~;)。
 
最近見つけたのは、目黒の自然教育園
 
4
 
元は高松藩の藩邸だったそうだが、現在は国立科学博物館付属の自然教育園となっている。園内に遊歩道はあるが、かなり自然の植生となっており、日本の山野の景観が広がっいる。湿原もあれば高木の森もある。駅から数分とは思えない環境だ。周りを幹線道路が走っているため、わずかに騒音が聞こえるのだが、それを除けば深山幽谷の気分(^o^)。
東京は、かつての藩邸をそのまま植物園や庭園として残しているところが結構あるので羨ましい。 
 
※ちなみに隣が東京都庭園美術館で、洋風庭園があるが、周辺は森だ。自然教育園と比べてみると面白い。アールデコ調の建築も面白いし、なぜか茶室もある。
 
4_2
 
 
地方都市でも、人口稠密地に隣接した自然環境というのは意外と少ない。せいぜい城跡とか神社の境内ぐらいである。
ちなみに奈良市は、春日山原始林という特別天然記念物で世界遺産の森がある。
 
 
都心の緑、自然環境が都会の生き物の生態系にどんな影響を与えているか、ちょっと考えてみるのによろしい。単に都会を歩き疲れた身を休めるのにもよいけれど。

2018/07/22

貫通せよ!(どこを?)

実は、胃カメラを飲むことになった。

 
先日、定期的な胃ガン検査でバリウムを飲んだところ、粘膜下のポリープが見つかり、「おそらく良性。心配ないと思うけど、一応、胃カメラで調べとく?」と主治医に言われて、それを断る勇気がなかったのでやることになった。
 
ところが予定日に風邪を引いて、喉も鼻も腫れて詰まったので中止とし、今回は再チャレンジとなった。まだ少し鼻水が出るのだが、胃カメラは鼻の穴を通すことになっている。
 
いよいよ本番に臨むと、「ありゃ、鼻の穴が小さいな。通るかな。痛い?」なんて言われつつも左の鼻の穴からファイバースコープを挿入。そりゃ痛いよとヒイヒイと言いつつ、なんとか貫通した。胃に入ると痛くもなんともないのだが。
 
結果としては、ポリープは良性でした。ま、ほかに気をつけるべき点などが見つかり、当面酒や刺激物は避けるように……というお達しが。。。。
 
 
ところで、この医院は駅前にあるのだが、私は本来なら原付バイクで行く予定だった。我が家から歩くと遠いというか、坂道がきついのだ。
 
ところが、バイクが始動しないのだよ。セルモーターでかからない。2サイクルエンジンなので、バッテリーが上がってもペダルキックでも始動できるはずなのだが、どうにも動かない。
ヤバイ。バイクを使えないとなっても炎天下歩いて行く元気が出ない。そもそも時間も間に合わない。そこで自動車で行った。おかげで駐車料金が高くついたのだが……。
 
検査の帰りに、バイク店に寄った。そして症状を説明して、バイクを取りに来てもらうようお願いした。
そのときに思い出したのは、バイクが始動しないので点検したところ、マフラーの排気口に土が詰まっていたこと。どうやら蜂がマフラーに巣をつくろうとしたらしい。
 
そこで5センチくらいの釘で土を突き崩した。しかし、それでも動かなかった。
 
その話をすると、バイク店の店主は、「それだよ、原因は。入り口の土を除くだけではダメで、針金を突っ込んで中をよく通るよにうしたら、大丈夫」という。
 
帰って、さっそくやってみた。針金をあんまり奥まで突っ込むとマフラーが壊れるんじゃないかと心配したのだが、思いっきり突っ込みガリガリとやる。
 
すると……一発で始動!
 
これが原因か!(°o °;)
 
なんでも、よくある現象らしい。ま、田舎ならでは、だけど(~_~;)。 
 
調べてみると、たしかにネットでも紹介されている。ドロバチとかジガバチという蜂の一種らしい。しかし、マフラーの中にいるはずの幼虫はどうなったのかな。。。
 
018
 
原付バイクの排気口。ここに泥が……。それを貫通させたのだよ。
 

2018/07/13

すごいぞ、グーグルマップ

西日本豪雨災害、なかなか余波が収まらない。実は、今日も生駒に「避難勧告」が出た。

 
と言っても、生駒全般には何もなくかんかん照りの日々が続くのだが、局地的に危険な状態な場所があるようだ。また、すでに崩れた土地も幾カ所かある。
 
それで、グーグルマップでどの辺りか確認しようと見始めた。もちろん災害部分はまだ反映されていないが、地形から見当がつくかも、と思ったわけだ。
 
それなりに地図を読んでいたのだが、そのうち脱線して我が家の周辺も拡大して見ていく。すると、意外なものを次々と発見した。
 
なんと、我が町にホテルがある!
 
我が家のあるのは典型的な新興住宅地なのだか、地図にホテルの記載があるのだ。外国人向きのよう。ははん、流行りの民泊をやっている家なのか。ホテル名で検索すると、和風庭園があり、風呂もベッドルームも超豪華。朝食も御前で出る。価格も最高級。
たしかその辺りは豪邸が並んでいたはず。後にその家の前を通ってみたが、ホテル名はまったく記されていなかった。宿泊客には送り迎えがあるのだろうか。
 
 
さらに「タヌキ小屋」の記載もあった。これも調べると、どうやら落語家が住んでいて、自分の家を事務所にもしているらしいのだが、その名らしい。
 
ほかにもインテリア洋品店とか、隠れカフェとか、キャンプ場とか、よくわからないところが一杯出てきた。
 
これ、どうやって確認しているのだろうか。Googleが実際に歩いて作成しているとは思えず、自己申告で地図に掲載しているのか。
 
航空写真に切り換えて、じっくり見ていくと、山の中にもさまざまなものがある。知らなかった溜池や草原ぽい台地、不思議な建築物。ここまで道はないはずなんだけどなあ。。。。
 
生駒山は隅々まで歩いた、と思っていても、まだまだ知らないところがある。地図から発見したところを訪ねて道なき道を進むのもいいかもね。
 
 
いっそ、森林にいろいろ書き込むのはどうだろう。森に勝手に名前をつけて、グーグルマップに追加していけば、何の変哲もない山が、賑やかになるぞ(笑)。
 
できるだけ目を引く名前をつける。「1000年の森」「巨人の森」「帰らずの森」「神隠しの森」「妖精の森」「大蛇の森」「ホタルが飛ぶ谷」「恐怖の底無し沼」「河童の棲む池」「コビトの集落」……そそる名前をつけたら、騙されて訪れる人がいるかもしれない\(^o^)/。
 
まさに森は怪しいワンダーランドだ(笑)。
 

2018/07/06

避難指示とオウムと風邪ダウン

昨日から、やっちまった感があった。

 
どうも風邪を引いたらしいのだ。鼻水が出る。クシャミが出る。
 
そこで早く寝た。というのも、翌朝(つまり今朝)は胃カメラを飲む予定があって……これは単なる胃ガン検診なのだが。。。鼻水出ていたら、胃カメラが鼻の穴から入らない。喉も痛かったら、通しにくいだろう。咳き込んだりクシャミをしたら……。・°°・(>_<)・°°・。。
 
が、2階の寝床に入ってから、幾度も起こされた。大雨警報はすでに出ていたので、枕元にスマホを置いておいたのだ。するとエリアメールの警報が何度も鳴り響く。あれ、かなりの音量である。その度に、確認しなければならない。
最初は隣町のものだったのだが、避難準備から避難勧告、そして避難指示へと変わっていく。そして、とうとうわが町まで。。。
 
ありゃ、わが町に避難指示? しかし、午前3時ごろだよ? どこへ避難しろというのか。
 
それに雨は降っているが、こちらは高台なので川があふれる心配もない。避難施設になっている公民館などの方がよっぽど低地である。
土砂崩れも、ちょっとありえない。というのは、もっとも近い山裾(自宅から30メートルくらい)の山は低くて、高さは5メートルくらいか。その向こうは谷になっている。つまり崩れても土石量はしれていて、我が家まで届かない。
もっとも危険なのは深層崩壊だが、これだけは手の打ちようがない。まあ、岩盤は硬いと信じよう。
 
というわけで、寝不足で朝を迎えたら、完璧に風邪でした。鼻水も喉も詰まっている。身体もだるい。
これでは胃カメラ通らんわ。。。それに雨が強いから医院に行くのも厳しい。車で行けば、注射料金が馬鹿高いし。
 
というわけで、キャンセル。
 
ほとんど1日ゴロゴロしておりました。仕事もほぼ手つかず。家を出たのはドラッグストラに薬を買いに行った時だけ。
 
こんな大雨のときに風邪でダウンし、そこにオウム真理教の7人が死刑執行のニュース……。私、そのうちの一人の早川紀代秀氏とは面識あったんだよなあ。。。と過去の思い出が脳裏を駆ける。彼は緑地計画の専門家だったのだ……。が、朦朧としてあまり考えられない。その話は別の所へ書いたので、,気になる人はリンク先へ。
 
 
また、これから寝床に入ります。久々に読書タイムをたっぷり取れそう。

2018/07/03

シカの不思議な食性

シカの食性について調べたことがある。

 
シカは草食性であるのは間違いないが、具体的には何を食べるのか。一般には草や樹木の葉だろうが、ときに枝や樹皮まで齧ることがある。
奈良公園のシカの場合は、芝が主食らしい。もちろん草木も食べるのだが、圧倒的に芝が多いのだ。鹿せんべいの材料は小麦粉と米ぬかだが、穀類も食べていることになる。ただし生米は食べると危険だとか。腹の中で膨らんで死ぬこともあるらしい。
 
ただ、外国ではシカが生きた小鳥をくわえて飲み込んだとか、動物の死骸の骨を齧っていたという記録もあって、完全な草食性なのか疑いたくなる。これはちゃんと画像・動画がネット上にあるから、検索して探してみたほしい。
 
その点をYahoo!ニュースで記事にしたこともある。
 
 
さて、もったいをつけるようだが、私が先日見かけたのは、こんなシカ。
 
009
 
若草山である。今は一面草が繁りだしていて、シカにとっては周囲が全部食べ物状態。人が近づいても、全然気にすることなくムシャムシャ食べ続けている。
 
ただ、そこで気付いたのだ。このシカの食べている草の中に、シダが混じっているぞ。
 
シダは植物ではあるが、通常シカは食べないとされている。不味いのだろう。その点、アセビやナギ、ナンキンハゼ……といった、奈良公園でもシカが食べない植物の一つである。
 
だが、明らかに食べていた。ほかに食べる草がないのなら仕方ないとも言えるが、この季節、さまざまな草が伸び盛りなのに? シダばかり食べるわけではないが、たまに口の中に入っているのを目にしたのである。
 
シカの食性は融通無碍……。
 
そして、もっとすごいものを目撃してしまった。
 
028
 
これ、若草山山頂のカップル。セーラー服姿なんだから高校生……と思いかけたが、どうも違う。外国人のよう。つまり、この二人(正確には彼女だけ)は、コスプレとしてセーラー服を着ているのだ!
 
いや、それがスゴイんじゃなくて、私が驚いたのは、彼らの荷物であるバックをシカが堂々と物色していることであった。。。なかにお菓子でも入っているのだろうか。あるいはバックそのものを狙っているのだろうか。
しかし、カップルが呆然として手を出せないのが見ていて笑えた(⌒ー⌒)。
 
 
※シカについては、『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵 』をよろしく(^o^)。
サイドバーに本書を掲載しました。
 

2018/07/02

小笠原諸島・幻の空港地を歩く

小笠原諸島が返還50周年を迎えるという。一昨日、昨日と記念式典が開かれたとか。

 
そこで小池都知事が飛行場計画を発表している。
 
今のところ約1週間に1本のフェリーしか通っていないのだから、なんとしても空路がほしいのはわかる。だが、飛行機を飛ばそうとしたら飛行場が必要なのが難関だ。
 
 
私が小笠原諸島を知ったのが50年前! まさに返還されたことが、当時の少年サンデーに掲載されて、毎号島の様子がグラビアを飾ったのだ。それは探検に憧れる私の心をいたく刺激したのであった(^o^)。
 
そして、大学時代についに実現。その話の一部は、『森は怪しいワンダーランド』にも記したが、骨に埋まる洞窟を発見したり、オガサワラノスリにアカガシラカラスバトを観察したり、何よりも幻となっていた翼長1メートルのオガサワラオオコウモリを探そうとしたり。
母島の東台の幻のクレーター探索も行った。そのために道なき森を踏破するという危険な挑戦もした。あれは、今でも役立っているな。
 
 
当時から空路を作れないか、という話はあった。
 
そして候補に上がったのが、父島の隣の兄島である。こちらは全島が国有地で、しかも平坦な台地だからだ。しかし、無人島に着陸してどうする。橋を架けるとか、馬鹿な計画であった。
 
そして日本で唯一と言ってもよい貴重な乾性硬葉低木林という植生が広がっているため、自然破壊が危ぶまれた。そこで、私も足を運んだ。小笠原で植生の研究をされていた安田氏に頼んで兄島にも上陸したのである。
 
2 空港建設予定地。
 
Photo かなり岩肌の多い乾性台地。
 
Photo_2 いきなりの裸地。
 
なぜ、ここだけ裸地化しているのか。それは、戦中に兄島にこもった日本軍が、自給しようと畑を作ったからである。そこで何が収穫できたのかは知らないが、おそらく水不足に悩んだだろう。そして、耕すことでわずかな土壌を剥き出しにしたら、数十年後(当時で戦後40年ぐらいか)経っても未だに草も生えない裸地のまま。
 
植生をいじると、なかなか回復しないことを思い知らされる。
 
Photo_3
 
これは、岩に刻まれた矢印。わかりにくいが……。おそらく兵隊が方向などを示したものだろう。ま、私にはインカの遺跡みたいで面白かったのだが。
 
 
兄島空港案は、結局流れた。今回浮上しているのは、父島の須崎案である。
この場所は、もともと砂州が陸地化したところのように思われるが、戦前戦中に飛行場があった場所だ。滑走路は1100メートル程度のものだけどね。今回は、ここに1200メートル、できれば1500メートル級の滑走路をつくろうというもの。多少の埋め立てで済むのではないか、と思われている。貴重な平地ではあるが。
しかし、父島の地形は遠浅ではないから、埋め立ても簡単ではない。だいたい土砂もなかなか調達できない。また船の航路があるから、ここに飛行場ができても、多分管制が難しいだろう。それに小型機しか離着陸できなけれは、せいぜい20人乗りか。それで採算が合うだろうか。1500メートルあれば、50人乗りもありえるが。
 
飛行艇案も根強くある。海に着水すればいいじゃない、事実、現在は海上自衛隊の飛行艇が緊急時に飛んでいるんだから……というわけだ。
 
しかし、これがなかなか難しい。そもそも旅客用の飛行艇は存在しないから、新たに開発しなければならない。自衛隊機を改造するのは無理だろう。まったく設計思想がチガウから、操作性や安全性、乗り心地で合格しないし、民間に操縦士もいないだろう。おそらく観光客が載ったらヘド吐くよ……。
それに乗れても客が10人程度では採算が合わない。
 
話が脱線したが、小笠原の森は独特で、とくに兄島は日本離れした景色でよかったなあ。
 
 

より以前の記事一覧

2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

森と林業と田舎