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森と林業と動物の本

2025/09/24

居酒屋で見つけた割り箸

たまに大阪に出て、「身体のメンテナンス」を行う。これを定期的にしないと、身体がきしみだすのである。

その後、少し街で昼呑みすることを覚えた。これは「心のメンテナンス」である(^o^)。

身体がほぐれた後に少々の酒を入れて、ぼおっとする時間は至福だ。こうした過ごし方によって頭の中を整理できる。

さて、今回はカウンターに座って目の前で作業する女性のホール係を眺めていた。洗い物を引き受けつつオーダーを捌いているのだが、その合間に割り箸を箸袋に詰める作業を行っていた。問題は、その割り箸だ。

吉野杉箸の天削だったのである。高級割り箸の一つだ。

より正確にいうと、ちょっと赤身と白身などが入った紅白と呼ぶ箸。まあ、吉野杉箸の中では二級品扱いされるが、なんの、輸入される白樺やアスペンの元禄割り箸に比べれば相当に高級である。

しかし、私の前にあるのは、プラスチック箸(> <;)。

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この写真は、呑み食いが終わってお愛想する時に撮影したのだが、黒いプラ箸であった。

席に着けば、自動的に出されるのは、プラ箸なのである。

別に不満はない。こうした安価で回転の早い居酒屋で割り箸が出されることに期待していなかった。仮に割り箸を出してもらっても、それが輸入元禄箸では、そんなにうれしくないこともある。天削にも竹製が出回っているが、これも輸入物。
最近は割り箸を持ち歩くことも減り、また使うのも、それなりに高級なのにプラ箸が出された時に限る。おとなしく時流に流されているのである……が。

目の前に天削の、国産割り箸が並べられている。今、せっせと箸袋に詰めている天削箸は、いつ使うの?

それで、その女性と目が合った時に尋ねてみた。「その割り箸、何を注文したらもらえるの?」
何か割り箸でないと食べにくい料理とか、値の張るものを注文した時に、ようやく提供される特典的な箸なのか?

すると、要望があればいつでも割り箸を出しますよ、とのこと。なんと! そうだったのか。

もうプラ箸を使っているのに、改めて割り箸をもらうのは申し訳ないから、今回は諦めた。
ただ「割り箸、いいなあ。杉割り箸いいなあ」を連発したのである。「次は割り箸頼むからね」と念押しをして。割り箸ファンがいることを覚えさせる魂胆。割り箸を出せばお客が喜ぶんだなあ、と思ってくれたら、割り箸の価値が高まるはずだ。

皆さんも、もし割り箸も頼めると気づいたら「割り箸を!」と声を上げよう。

ちなみに、この店の経営元は、奈良の造り酒屋だ。それで奈良産の天削箸を安く仕入れられるのかもしれない。しかし、プラ箸のコスト、洗浄するコストと比べたら、やはり高くつくのだろう。この手の店で、こんな割り箸を使えるのは滅多にない。

 

2025/08/12

「びっくり箸」って何? 

このところ割り箸関係の記事ばかりアップしているので、こんなのはどう?

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近くのイオンモールで出張販売していた箸屋。

びっくり箸とは、こんにゃくでも簡単につかめちゃう!というのが売り物の塗り箸らしい。実際にやってみると、力を込めなくてもスッとつかめるのであった。箸先の簡単な加工のおかげのようだが、塗り箸の世界も新たな挑戦をしているようである。

これは移動販売だけで扱っているらしい。誰が、どこで作っているのかわかりにくい。なんという箸メーカーなのか。そこで検索すると愛知県のアローズという会社が引っかかった。箸会社ではなく、民芸木工品などの企画販売をしているようだ。製造は、どこかに委託だろうか。

割り箸界には、こうした新たな商品づくりに販売ルートづくりが遅れているように思う。

むしろ、塗り箸と一緒に売っていくことも考えるべきでみないか。かつては塗り箸は割り箸のライバルというか、割り箸森林破壊説を巡って論争をした中ではあるが、今やプラスチック箸こそが、どちらの業界にとっても真のライバルだろう。また輸入割り箸、輸入塗り箸も増えている。国産塗り箸メーカーにも、海外生産(輸入)しているところがあるし、塗り箸の芯がプラスチックだったりもする。

そこを乗り越えて、国産割り箸・塗り箸同士が提携するような、斬新な動きをしないと、将来は切り拓けないよ。

2025/08/06

「箸の日」に知った割り箸統計の誤算

8月4日は箸の日である。単に語呂合わせなんだが……割り箸発祥の地と言える奈良県吉野郡下市町には杉箸神社があって、そこで箸祭りが開かれる。割り箸への感謝をする日である。

そこに私は列席させていただいた。なんと玉串まで奉納し、お焚き上げ(製品にならなかった割り箸の供養)まで行った。

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これは感謝感激なのだが、その後現在の割り箸事情を聞いていて、大変な問題を知る。

今の割り箸の需要は、年間140億膳ぐらいとされている。これはコロナ禍で減ったときのものだが、それから回復したとしても150億、160億膳ぐらいじゃないか……と思われた。もちろん大半が輸入品である。しかも、竹箸が増えているという。

大雑把に木の割り箸の輸入は94億膳。それに竹割り箸が44億膳ぐらい。そこに国産割り箸がせいぜい1億膳。全部足したら140億膳に届くかな……というわけだ。

これだけでもショッキングなことだが、さらに重大なことがわかった。実は、隠れた輸入箸があったのだ。

それは竹の一本箸。既に割ってある1本の竹の箸を2本合わせて袋詰めした箸だ。これが増えている。なんと、56億膳ぐらい。Photo_20250806195401 2_20250806195401

なぜ、これが統計に現れなかったか。実は、一本箸は割り箸に分類されずに「スティック」扱いになる。すると関税が安くなるのだ。

そのため割り箸カテゴリーに大きな差異が出てしまっている。

全部足したら200億膳に達する可能性が高い。さらにプラスチック箸もこの10年で爆発的に普及したから、もしかしたら外食産業の箸は、300億膳ぐらいに達しているかも? というのだ。

関税の差による統計の読み誤り。ちょっと恐ろしいことになる。

まだ資料を精査している最中なので、詳しくは改めて。

 

2025/07/27

吉野杉箸再生プロジェクト、その背景

先日、テレビ局の取材を受けた。番組で割り箸を取り上げたいという。私が割り箸を取り上げたYahoo!ニュースの記事に目を向けたようである。

割り箸が熱い!今世界と国内で起きていること

私は、割り箸のことならと歓迎して受けたのだが……なんか、おかしい。企画の説明を聞けば聞くほど違和感。

番組はまだ放映されていないので詳しく記せないのだが、取り上げるスタンスは「割り箸は間伐材、端材からつくるもので環境に優しい」というのが大きなテーマのよう。世界中で見直されて広がっている。生産量も伸びている。具体例に上げるのは吉野(下市町、吉野町ほか)だ。割り箸生産の7割を担っている!とある。

ちょっと待った! と声を上げる。日本で使われる割り箸の99%は輸入であることを無視している。7割が吉野でつくっていて、それが間伐材や端材を材料にしている、だから環境に優しい!!と言われても。

実は、番組プロダクションの面々はそのことを知っていた。だが、あえて触れないつもりだそうだ。局の意向でもあるという。それを持ち出すと話がややこしくなって、企画が成立しないうんぬん。

それはダメでしょう、と強くいう。ほかに割り箸消費量は年間250億膳とか、江戸時代の鰻屋が割り箸の発祥とか、時代を間違えた認識ばかり。ネット検索で出てきた2000年代の統計や伝承ガセネタをそのまま使っている。

「現在の割り箸は多くが輸入」であると説明するよう強く申し入れた。国産割り箸の現状や数字なども訂正させた。ただ、どんな番組になるかはわからない。「現在、割り箸は多くが輸入ですが、日本でつくっているうちの7割は吉野で……」とナレーションを入れて、国産割り箸の生産方法だけ紹介すれば、嘘ではないが、割り箸の作り方はこうだと勘違いされるだろう。そして、私が強調した国産割り箸の危機や最新動向(高級化路線など)が全然伝わらない。その点は紹介したくないらしい。「盛り上がらない」からだ。

むなしさを感じたのだが……。

20221220-151128吉野杉箸の花

吉野の下市町「吉野杉箸商工業協働組合」で、このようなプロジェクトが立ち上がっている。

町の風景を守る。 吉野杉箸再生プロジェクト

一見したところクラウドファンディングの申し込み窓口である。ただ、よく目を通してほしい。

すでに工房は、下市町に5軒ほどしか残っていないというのだ。仰天である。私が最初に割り箸取材を始めた20数年前は、たしか60軒くらいあった記憶がある。その後減り続けて、数年前の取材でも10軒程度はあったと思うのだが、また半減! このままでは職人も、その製造の技も消滅してしまいかねないのだ。もはや求められる需要に応えられる生産量が維持できない。

そこでプロジェクトでは、町の空き家を工房に改造して、新たな職人(候補)を呼び込もうというものだ。

本プロジェクトでは、吉野杉箸の伝統を未来につなぐため、以下の3つを目指します。
1.空き家を改修し、若者が集える割り箸工房を再生する

2.地域住民・移住者・職人が共に働ける新しい仕組みを作る
3.国内外に吉野杉箸の魅力を発信する体験型観光拠点とする

クラファンで空き家を住めるようにして割り箸工房に改修しようというわけだが、町の制度もあるし、移住者受け入れ方策の一つと考えてよいだろう。

・空き家改修費(屋根・内装・水回り等)
・割り箸製造機材の整備工房の防寒・断熱・電気配線工事

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空き家を工房として提供すると言っても、それですぐに割り箸職人の希望者が来るとは限らない。ただ(高級割り箸の)需要は伸びているというから、希望はある。もちろん、相当な努力と覚悟は必要だろうが。

安直なテレビ番組も、これを機会に割り箸に興味を向けていただければ可能性は広がるかもしれない。

ただ奈良県の伝統産業だというのに、県の動きは鈍い。奈良墨とか奈良筆、奈良晒……などは重みがあるが、割り箸を軽んじていないか。割り箸は樽丸づくりから派生しており、いわば割り箸も吉野林業の一角である。一時期は、吉野材を建材にするより割り箸の方が高く売れると言われたほどだ。それを失うことの重大性を感じてほしい。

吉野杉箸は、今どき流行っている中国製の竹割り箸とはまったく別物であり、その技術と生産流通システムを失っては取り返しがつかない。

 

2025/06/13

割り箸新潮流

いきなり割り箸の取材を受けた。

某番組で、割り箸を取り上げることになったというのだが、3、4人のスタッフで調べたところ、割り箸について語っているのは私だけらしいのだ(´_`)。そしてみんなして見つけたのが、この記事。

割り箸が熱い!今世界と国内で起きていること

私が割り箸の本を出版していることも知らずに、Yahoo!ニュースがトバ口になるのだ。
しかし、この記事も2年前だしな。この内容を今に当てても問題ある。というのは、このところ国内の割り箸事情に関しては暗いニュースしかない。廃業や部門閉鎖、トップの死去……海外ではそこそこ評価されてきたのだが、肝心の日本では地盤沈下。

それでもしゃべりましたよ。番組づくりに協力することになりました。割り箸評論家の看板は下ろせない(笑)。

それでも、事前に調べてきたこともあり、私もよく知らないことを説明された。

一つは、北海道に比較的大きな割り箸メーカーがあること。北海道の割り箸会社って、全滅していたと思っていたが……。調べると溝端紙工印刷だった。ここなら知っている。和歌山の会社で箸袋の印刷からスタートして、割り箸づくりまでたどり着いたところだ。私のところに会いに来てくれたこともある。ただ年間3000万膳を生産しているというから、まあまあ大手だ。日本では。

もう一つ。高知に竹割り箸のメーカーがあるということ。あれ、日本の竹割り箸メーカーも全滅したと思っていたが。

こちらは竹製品会社の一部門として割り箸製造に乗りだしたよう。竹虎という。

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しかも、この竹箸特有の片方の先が四角くつっついた状態の箸を「双生」という名がついているのだそうだ。これも知らなかったなあ。

そこで私も、割り箸新潮流を紹介する。今の売れ筋は「らんちゅう」であること。割り箸が使い捨てでなくなりつつあること。海外では脱プラの潮流に載ってプラスチックのフォークやナイフより人気であること……。が、興味を示さない(> <;)。

と、ともあれ、ほとんど消えかけていたように見えた割り箸生産も、挑戦する人が現れるのだね。そして新たな動きも出てくる。息をつなげば、いつか花咲くこともある。

さて、どんな番組になりますやら。

 

2025/04/19

割り箸アート

吉野の下市町と言えば、割り箸の産地なのだが、そこにKITOという施設ができている。

元小学校を利用した複合施設で、レストランやアパレル、木工、農作物……などの販売をしつつ、ブルワリーあり、シェアオフィスがあり……と何がなんやらわからない(笑)構成だ。しかも、これは行政ではなく民間企業が設立しているという。。。

とまあ、このKOTOの面白さは改めて紹介したいが、そこで見かけたオブジェ。

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何?と思わせるが、よく見たら割り箸でつくられている。

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天井には、波うつオブジェ……て、これも割り箸製だ!

なんと割り箸を利用したアートであった。
さらに元体育館も不思議な空間~図書室ぽくもあるのだが……こんな遊戯場が設けられていた。

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これは迷路だ。子供の視線で見ると、なかなか楽しい異空間。が、これをつくっているのは……

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こんな木屑。これもよく見ると、割り箸製造時に出る削り滓だろう。まるで牧草を固めたみたいな状態で、これはこれで木毛セメント板などに利用されると聞いたが、なるほどこういう使い方もあったか!

とまあ、割り箸のこんな二次利用もあったのだね。割り箸アートとして広がれば割り箸需要も広がる……というのは無理か(^^;)。

 

2025/04/05

もう一つの割り箸

割り箸評論家である私は、割り箸コレクターでもある。いや、割り箸でなくても木の箸を集めている。

とくに各地に出かけて道の駅などで地元の割り箸が売られているのを見つけると、つい買ってしまう。

先日訪れた黒滝村の道の駅でも、割り箸を見つけてしまった。黒滝村は吉野の一部だが、実は割り箸と縁が深い。そこにある割り箸は……いやいやいやいや、同じ吉野の割り箸は、もう段ボール箱からあふれるほど買い込んでいるではないか。これ以上増やしてはいけない。

もう、いいのだ。買わないのだ。どうせ同じ箸だろうし。。。。

でも見つけてしまった。

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見つけたのは、右側の天削げ。左のらんちゅうは、比較のため。こちらで24センチだったか。とすると右の箸は28、いや30センチ級。見た通り、でかい。これは菜箸か。いやいやいやいや割り箸だ。いちいち割って菜箸にするのも妙だから、やはり食べるときに割る箸なのだろう。

買っちゃった。

でも、こんなでかい割り箸をいかに使うか。食べるには箸の先でつまんだものを口に運ぶのは、結構大変になる。

コレクションだ。いっそ、50センチ、1メートル級の割り箸をつくれば、土産物に喜ばれるのではないか。新婚カップルが、お互いの口に運ぶ箸……とか能書きをつけたら、喜ぶ人もいる、はず。

単に長さを変えるだけで、特別な箸に化ける。でも、材料を集めるのが大変かもしれない。

2024/07/16

ローズウッドの箸

海のある奈良県(熊野市)の道の駅で見かけた土産物。

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ローズウッドの箸。なんと。ローズウッド(紫檀)は今や輸入禁止になっているが、それで箸をつくっているのか。

どうやら熊野の工芸作家がつくっているらしい。在庫を抱えているのだろう。ローズウッドは、木工芸品や家具、楽器、フローリングなどに用いるが、ワシントン条約で流通が禁止されている。箸としても最高級品扱いかもしれないが、先日ギターメーカー三木楽器がこっそり輸入して捕まったばかり。

中国では、象牙の箸もあった。韓国では金属の箸が主流だ。日本の塗り箸の場合は、ニューギニアの鉄木などが使われる。硬い素材では、先端を細くできるからつかみやすいというのだろうか。
しかし、硬いことは箸として価値があるのかね。使い心地で言えば、柔らかくてわずかにしなる方が食べる際に食材への当たり方がよいと思う。その点なら、プラスチックの方がマシのような気がする。まあ、スギの割り箸が最高だけどね。

ちなみにスギ1立米から高級割り箸をつくると、立米単価が25万~30万円ぐらいになる。超高付加価値商品だ。

 

 

2024/02/05

RF1の惣菜に国産割り箸

おお、波が来たのか。大波か小波か。

と思わせたのが、RF1(アール・エフ・ワン)の割り箸が国産に、それも吉野割り箸に切り替わったニュース。

間伐材・端材使用の国産割り箸に切り替え、森林保全や産業活性化に貢献

株式会社ロック・フィールド(代表取締役社長:古塚孝志、本社:神戸市)は、店頭で取り扱う割り箸について、一部店舗を除く全店で、2024年2月1日より国産の間伐材や端材を使用した割り箸へ切り替えるとともに、有料化【11円(税込み)/1膳】を開始いたします。当社の環境方針に基づく活動の一環として、カーボンニュートラルを見据えた国産割り箸の利活用と新たな環境配慮活動を実施し、持続可能な社会づくりへの貢献を進めてまいります。

*売上金の一部は日本の森林(環境)保全や4R推進など環境配慮活動に使用します。

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ロック・フィールドという会社は、「RF1」の店名で百貨店などの惣菜売り場を出している。ちょっと高級感のある惣菜で、お値段も若干お高めだが、評判はよい。

実はこの会社、大昔になるが、取材したことがある。取材したのは誰だったか、わりと幹部社員だったと思うが、当時も誇り高かった。自慢というのではないが、絶対の品質を誇っていた。

ところで、このニュースを追っていると、当社は2022年6月より「RF1(アール・エフ・ワン)」ブランドの一部店舗で国産割り箸の使用を開始しました。

とある。あれ? 2年前から国産にしてたの? 使用する店舗を拡大したということか。それと、やはり有料にしたことが大きいのだろう。

1膳で11円……やはり高いな(^^;)。吉野ヒノキや、北海道のトドマツの割り箸らしい。高級惣菜には、高級割り箸で、か。もっとも吉野杉ではない。スギの割り箸は、量産が無理なのかもしれない。

輸入品から国産品に切り替えることで、国内資源を有効活用するとともに、年間を通じた安定的な使用によって国産割り箸産業の活性化にも貢献します。また、海外からの輸送時に発生するCO2が削減できるほか、箸袋も紙製に切り替えることで、割り箸単体におけるプラスチック使用量もゼロにします。

割り箸にすること、紙製にすることを、環境に優しいと謳う時代が来たことは感慨深い。また割り箸の林業振興を謳っている。これも、かつてない視点だろう。
かつて、割り箸止めてプラスチック箸にしたら環境に優しいと言われて頭に血が上っていたのだ。

割り箸時代の到来である。(と、信じたい。)

2024/01/23

ファミマのフォークと割り箸

この記事、気になる。

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コンビニのファミリーマートが゛プラスチック製のフォークやスプーンを有料にするという記事なのだが、注目すべきは割り箸が無料である点だ。

どうも記事の内容も、プラのカトラリーが有料になることを強調しているし、それが値上げと捉えているが、そこじゃないだろう。プラ製品は有料にして需要を抑える、一方で割り箸のような木製品は無料であることの意味を考えてほしい。

ファミマの本部の意図がどうなのかはわからないが、世界の趨勢はプラ製品をできるだけ使わないでおこうということなのだ。そのうちプラ製の箸だって有料化するか減少させる方向に進むだろう。

これまで割り箸は木製品であるがゆえに「森林資源を棄損する」と排斥されてきたのに、ついに逆転したことに気付いてほしい。実は、ヨーロッパでは、すでにプラのスプーンやフォークは有料で、割り箸は無料になっている。日本がようやく追いついたと知るべきだ。この話は、すでにYahoo!ニュースに記している。

割り箸が熱い!今世界と国内で起きていること

割り箸は、持続可能な天然素材でつくられている。だから無料で提供する、という発想を持つべきだ。記者も、もう少し勉強しなさい(笑)。

ただし、おそらくだが、ファミマの割り箸は中国製だろう。そこを国産にするのなら、割り箸も有料でもいいと思うよ。

 

 

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